ごくごく個人的な「本」日記
読書と研究の進み具合をつれづれなるままに記していこうと思います。
ウチの郵便受けの口は小さいものですから大きめの郵便物は入りません。
本が届く日は、郵便配達人の押す呼び鈴で荒々しく目を覚まされるのが日常です。
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of Excellence
2025.
9. 19 金
時差ボケにより朝3時に目が覚めました。朝9時にはフル・スロットル、午後には一日が終わるのかも知れません。
第2回の「いまさら聞けない英語論文の書き方」セミナーを、2週間後の10月3日(金)の14時から開催しようと思います。誰でも無料で参加できます。第1回に参加していなくても大丈夫。今回は、「効果的なイントロを書く」ことを考えたいと思います。
2025.
9. 18 木
比較的にスムーズなフライトで、定刻どおり16時半に羽田に到着しました。リムジンバスやモノレールではなく、京急に乗って東銀座から徒歩10分、そして銀座一丁目からカワゴエをめざしました。満員電車を避けつつ、羽田空港と池袋をもっとスムーズに結ぶ方法を見つけたいと思います。裏ワザはないですかね?
久保田さんに手伝ってもらって、月イチ研究会の発表者を募っています。打診だけなら、つぎの夏休みまで埋まりそうです。皆さんに受けてもらったら、なかなか素晴らしいラインナップになるかと思います。
2025.
9. 17 水
今日は9時半発のフライトでデトロイトに行き、そこから13時半発のフライトで羽田に向かいます。>デトロイトの空港は食事に好都合なところは少ないのですが、アトランタ経由よりも楽な気がします。意外なことに、空港スタッフにアラビア語話者が多い気がします。
2025.
9. 16 火
メーリング・リストの登録者は、ほぼ140名となりました。グーグル側では制限をかけてないのですが、受けとり側のセキュリティの問題で、上手く登録できない方々がいるようです。声をかけていただければ手動で登録しますが、それを伝えるためには、一斉メールをしないといけません。目安は150なので、このまま漸増を待つのでも良いかなと思います。
オンライン開催の研究会の一回目は、11月10日(月)21時から、京都大学の安平弦司さんにご発表いただく感じになりそうです。もう少し発表者をリクルートしたいと思います。
2025.
9. 15 月
今週は水曜朝のフライトで日本に帰るので、カバンの準備をはじめました。たいした荷物はないのですが。
メーリング・リストは、現在のところ125名となりました。ご連絡いただいた方には、大学のメアドだとセキュリティが高すぎて、メールを受けとれないという話も。使えないメアドを仕事相手に伝えるのも、なんだか本末転倒な気がしますが、そこは現代的な迷路といって良いかもです。
オンライン研究会の方は、まず編集委員の安平さんと若手の伊藤さんに声をかけてみました。ほかの方々のアイデアも常時募集中です。そうだ、イッセイ君とカズ君も、いまホットな持ち球ありますね。
2025.
9. 14 日
週末のあいだは、仕事関連の連絡メールを見ない方も多いと思われます。それでも現在のところ、全寄稿予定者の220名のうち、110名が新設したメーリング・リストに登録いただきました。そもそも、こういうものに入りたくないという方もいらっしゃるでしょうから、150名くらい集まるなら出発点として良いのかなと思っています。
2025.
9. 13 土
西洋近世文化事典の寄稿予定者に、一斉メールでご挨拶を流したのですが、「ご丁寧に、ありがとうございます」というお返事が幾つもきました。皆さん、感謝です。
午前中に、西洋近世文化事典のメールング・リストの招待状を寄稿予定者に出しました。僕自身が手動で10名ずつ入れていったので、重複や漏れがあると思います。ご容赦ください。また招待状がスパム・フィルターにかかっていないか、ご確認ください。参加は必須ではなく任意です。運営を手伝ってくださるモデレーターを募集します。
週明けには、おおよその登録が済むのではないかと想像しています。そのあと試運転として幾つか告知を流してみます。上手くいくようなら、つぎには月イチ開催の研究会について、アイデアを募ろうかと思っています。いまのところ、第3月曜の夜21時くらいが良いのかなと思っています。
2025.
9. 12 金
おかげさまで、だいぶ薬が効いてきているようで、痛みや違和感のない状態で目が覚めました。それでもまだ完全ではなく、のらりくらいと凌いでいます。> 夕方にやたらとシャックリが出るようになったのですが、これは副作用で一時的なものだと思われます。
西洋近世文化事典のためにメーリング・リストを開設し、その告知をふくめて編集委員20名と寄稿予定者220名に挨拶のメールを出しました。これからメーリング・リストへの招待状を出していきます。事典のことだけではなく、ルネサンス・バロックの文化についての文献や新刊、講演会、研究会、公募などの情報を共有するプラットフォームになれば良いと思います。
この作業が終わったら、初期近代の文化をめぐる分野横断的な研究会を立ち上げたいと思います。月イチくらいのペースで、オンラインの開催を目指します。大御所よりは若手の登竜門という感じで、幅ひろい分野の方々に向けて知名度をあげたい方に、素敵な機会を提供できると思います。
2025.
9. 11 木
13時の予約で注射を打ってきました。まず手術台に乗って注射する場所を特定し、最初に麻酔薬を打ちます。その数分後に本物の脊髄注射を打つのですが、痛みではなく異様な圧を感じて思わず叫び声をあげてしまいました。施術は全部で15分もかからなかったと思います。
麻酔薬が切れるまでは、なんの痛みも感じないのですが、実際に薬剤が作用するには2日から7日かかるようです。今日はもう気分がプラプラで何もする気はありません。
2025.
9. 10 水
鈍器づくりに関連して、メーリング・リストと月イチくらいのペースで開催する研究会を立ち上げたいと思っています。
2025.
9. 9 火
木曜日の注射まで48時間を切ったので、鎮痛剤を飲んではいけないことになっています。
2025.
9. 8 月
ESM誌のゼンネルト特集が出版されたかどうか、ここのところ毎日のようにチェックしています。9月何日になる予定だと伝えてもらってないのですよ。
2025.
9. 7 日
今日はスローな動きでいきます。
ここまで鈍器づくりと言及してきましたが、今年2月から『西洋近世(ルネサンス・バロック)文化事典』の計画がはじまり、5月に丸善出版の最高会議で正式に了承されました。並行して、3月から編集委員の組織をはじめ、陣容が固まったのは5月です。編集委員から全部で約300項目が出そろったのは6月。つづいて、8月上旬ですべての項目の寄稿予定者が決まりました。本の構成としては、全体で約300項目が以下の17章に振り分けられて、寄稿者は約220人を数えます。初期近代の研究者が一堂につどう知の饗宴となるでしょう。皆さん、どうぞお楽しみに!
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2025.
9. 6 土
ラリーの講演会のためのポスターができあがりました。美しい。秀逸です。こちらからPDF版をダウンロードできます。
『西洋中世文化事典』をめぐる丸善と書泉グランデの共同企画に協力しているのですが、選書にたいして前口上が欲しいということでしたので、ローマの大橋さんのことを中心に以下のように書きました:
偉大なる翻訳家・ローマの大橋さんは、中世・近世ヨーロッパにおける錬金術の原典テクスト、西洋占星術の起源についての古典的な研究書、そして何にも増して、中世イスラム世界でもっとも有名な魔術書の原典テクストなど、数々の「奇書」を溢れる狂気とともに訳出して、日本の読者に紹介してこられました。それに加えて、僕が世におくり出してきた錬金術や占星術をテーマにした研究書や最新の同人エッセイ集を選んでみました。これらの貴重な翻訳と研究書によって、皆さんも錬金術や占星術をめぐる歴史研究の現在地を確認することができるでしょう。
2025.
9. 5 金
昨日の件で、早速のところ論文の構想を練っています。僕の担当は自然哲学ですが、医学や魔術の章は設けないようですから、そちら方面に触手を伸ばすのは問題ないでしょう。フィチーノの世界精気の考えが、イタリアの外側で活躍したフェルネルなどを経由してイタリアにもどり、とくにパパレッラで爆裂し、テレジオとカンパネッラに流れこんでいくというストーリーが良いかも知れません。おお!なんだか良いですね、もう半分ほど書けたようなものです。
2025.
9. 4 木
『ケンブリッジ版プラントン主義の歴史』に寄稿を依頼されたのですが、論集作成のために、5月14・15日にローマで国際会議が開催されるようです。論集の章立てと布陣も伝えられました。プラトン主義にしては珍しく、自然学、宇宙論、占星術の章があります。僕の担当は、自然哲学と新科学となっていますが、どのように差別化すべきか悩みます。
去年度の国際セミナー「クインテッセンス」でも発表してくれた柴田カズ君の新作論文が英語で出版されたようです。題して、「長生きのための医薬?17世紀初頭のイングランドにおける養生と蒸留酒」 Kazuhiro
Shibata, “Medicine for a Long Life? Hygiene and Distilled Liquors in Early
Seventeenth-Century England,” Annals of
Science 82 (2025) で、カズ君の新境地を開拓する素晴らしい研究です。なお電子版の頁打ちは、紙版が出るまでの仮のもの。>CGAS研究所の新着情報にも告知を出しました。
2025.
9. 3 水
マイモニデスの医学書(5巻組の第1巻)を注文しました。10日くらいで到着するようです。
鈍器づくりの方は、予定寄稿者220名のうち、8割がたから承諾書が集まっている感じです。
2025.
9. 2 火
今日も各方面に連絡をしています。あとはスローな動きでいきます。
研究室用に大橋さんの邦訳書を8冊、5万円分ほど注文しました。通勤路の途中ということで、八坂書房の担当者さんが届けてくれるようです。著者割引という語に引かかったのだと思いますが、財務係からは印税の還流がないことを証明する一筆が必要だと。なんとも生々しい表現ですね。
2025.
9. 1 月
アメリカは祝日なのですが、朝から多くのメールがあり、対応に追われました。School
of Excellence に参加予定の院生たちが発表のたたき台を提出してくれました。さらに良くするためには、なにができるのかを考えたいと思います。
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