蒸留術とイスラム錬金術、そして『アロマトピア』
ディープ・ゼミも、よろしく (初心者可)。
アロマテラピーに欠かせない芳香蒸留水とエッセンシャル・オイルの製造は、中世イスラム世界における錬金術の発達と密接に結びついています。雑誌『アロマトピア』に依頼されて特集「イスラム文化の香りとハーブ」に「蒸留技術とイスラム錬金術」という一般向け記事を書くことになりました。僕が書くのですから、もちろん、細かいテクニックや器具の説明ではありません。錬金術師達は、なぜかくも蒸留術にこだわったのか?何を捜し求めていたのか?そういった蒸留術と錬金術の関係の歴史です。編集部のお願いにより、雑誌の発売一ヶ月後くらいまで、原稿はBH内では発表できません。そこで、とりあえず、「ごくごく個人的な「本」日記」における『アロマトピア』関係の記述を集めてみました。僕は、この企画の大成功とその後の単行本化を心より応援しております。 |
第48号特集 イスラム文化の香りとハーブ |
2001年9月27日発行 |
●アラブ医学の発生から今日まで
三木 亘●アヴィセンナとイスラーム医学 志田信男●イスラム伝統医学とアーユルヴェーダ ―両者の歴史的な深いつながりとシステムの類似性― 上馬場和夫●蒸留技術とイスラム錬金術 平井 ヒロ●アラビア占星術と医学 山本啓二●イスラム科学史ミニノート 中世イスラーム世界における科学者のアイデンティティーとは 三村太郎●アラビアンナイトの香り 西尾哲夫●イスラム文献に見る薫香 カイ・ボルマン/西尾哲夫 監訳●アラビアのハーブ ―生活に生きる植物― ジャミーラ・高橋●アラブのお菓子と喫茶文化 ティッブ・ル・ナバウィ 預言者の医学 イスラームの薬学と生薬商 〜オスマントルコ帝国を中心に 伊藤真恵●中近東・ハーブの旅 中近東の東門、 パキスタンについて 渡辺高志/ザブタ・カーン・シンワリ●イランの暮らしとハーブ 加瀬道雄●トルコ・ハーブの見聞録 山下千絵 【特集のための用語・資料集】 |
大好評です。まだまだ買えます!
2001年6月25日
今朝は、『アロマトピア』というアロマテラピーに関する専門紙から、『イスラム文化における香りとハーブ』という歴史的なテーマを扱った特集号の中に「蒸留技術とイスラム錬金術」という6000字程度の一般読者向けの記事を書いてくれないかという依頼がありました。アロマテラピーということで、かなり Pseud-系が入っているのかな?とも思えますが、同時に送られてきた企画書自体(特集号の内容)と依頼原稿のテーマ群は、真面目に立てられていて面白そうです。イスラム医学を中心としていろいろな記事があります。15000部も出るのですね。やるべきかどうか、ちょっと迷ってます。一般読者に対する啓蒙作業も自分の使命と考えて受けるべきでしょうか?この記事を読んで、BHにアクセスしてくれたり、錬金術の歴史に関心を持ってくれる人が増えたり、あわよくば、歴史研究の光に打たれる人が出てくれば本望ですが、そこまで望むのは欲張りでしょうか?それよりも、何も知らない素人さんや発展史観を持つ歴史家にへんなことを書かれてこれ以上錬金術に対する誤解が広がるのを防ぐためにもやるべきでしょうか?どういう寄稿予定者が居るのかと締め切り日を聞いてみました。寄稿者は結構大物に頼んでいるみたいです。締め切りは、8月1日だそうです。道頓堀一のアロマテラプートを父に持つ知人に、どんな雑誌か知っているか、尋いてみましょう。
イスラム伝統医学の世界
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(日本イスラム医学会 三木亘) |
中近東の国とハーブ
・イランより 〜イランの生活の中のハーブ (クロスロード 加瀬道雄)
・トルコより 〜トルコの生活の中のハーブ (ヴィーゼ 山下千絵)
・パキスタンより 〜パキスタンの薬草調査 (北里大学薬学部 付属薬草園 渡辺高志)
アロマテラピーが Pseudo-系と結びつく点ですが、これはホメオパシー関係とも同種の現象だと思います。特に中世・ルネサンスの本草学とパラケルスス主義の結びつきからヒントを得て、シュタイナー神智学を通過したエソテリスム趣味のヒッピー・ムーヴェメントとホメオパシーは結びつきやすいのですが、アロマテラピーにもその気があると思います。一度、道頓堀でその手の教科書を見せてもらったのですが、そこには星辰の影響からイン&ヤン(陰陽)やツボ療法まで、何でもありの世界でした。
はてさて、『アロマトピア』の原稿、やるべきかどうかとても迷ってます。雑誌自体は真面目なもののようですし、「蒸留術とイスラム錬金術」というテーマ自体は非常に面白いです。以前、地質学史懇話会の会報に書いた「地下世界」ような一般読者向けの軽い内容で良いのですから、それほど大変ではないでしょう。それにもまして、別の機会に書くであろう超真面目な学術論文の脚注に、「この点については、拙稿「蒸留術とイスラム錬金術」 『アロマトピア』、48号、(2001年)、?-?頁を参照せよ」などと入っていたら可笑しいですね。そういう茶目っ気があっても良いかな?とは思っています。本当は、『IS』とか、『夜想』とかに書けたらもっと良いのですけれど。
2001年6月25日
昨日の雑誌『アロマトピア』の件ですが、さらに「イスラム医学小史」と「イスラム医学における健康観と生命観」という感じの一般読者向け記事を執筆できる人を探しているそうです。 原稿料は、400字で1800円だそうです。誰か心当たり居ませんか?
2001年7月5日
一般読者向けの記事「蒸留技術とイスラム錬金術」(6300字)を書いてしまいました。雑誌『アロマトピア』側の要望で発売の1ヶ月後までBH上では発表できません。専門商業誌ですが、企画の面白さと与えられたテーマに引かれてしまいました。ま、一般のBHファンで、ふだん容易に学術雑誌等にアクセスできない環境に居る人達のための簡単なイントロダクションだと思って下さい。これを書くにあたって、雑誌の見本を貰ってパラパラ見て思ったのですが、ホメオパシーとかアロマテラピーって今非常に流行っているんですね。それで、パラケルススに対する関心が喚起されるのは嬉しいのですが、いかんせん、その手の Pseudo-系の本に書いてあることはいい加減なので、そういう誤信も減らしていかなければならないでしょう。だいたい、ホメオパシーとかアロマテラピーに関する歴史で、パラケルススが引っ張り出されてくるのは、なぜだろうと考えます。特に彼が何か大きな業績を残した訳でなく、中世のドイツ本草学の伝統の文脈でみれば、別に特殊なケースではないのですけれど。「何となくいかがわしい」という実在人物とはかけ離れたマグスとしての後代に作られたイメージの所為でしょう。原稿は、準BHメイトのアンモナイト後藤氏にプルーフ・リーディングをしてもらいました。若い女性達が主な読者層だと勝手に思っていますが、そういう目で読んでもらえば良い訳です。
2001年7月7日
週末ですから軽い話題を。例の『アロマトピア』の話が来てから、周りの様子がちょっと変です。妙に色めき立っている人達が居るみたいです。良く分かりませんが、向こうはアロマ熱に冒されて居る人が多いみたいで、そういう筋から少しプッシュがあります。記事「蒸留技術とイスラーム錬金術」は、ほんの軽い入門編ですから、妙な思弁 Spekulation
を展開してもらっても困ります。この際、編集部に怒られない程度に構成を説明しておきましょう:
「蒸留技術とイスラーム錬金術」
1. 初めに
2. 蒸留術
3. イスラム錬金術
3-1. 初期イスラム錬金術:
アレクサンドリアの知の遺産
3-2. ジャービル・イブン・ハイヤーン
3-3. アル・ラージーとそれ以降
4. イスラーム錬金術のヨーロッパへの移入
と、こんな感じで、各項の記述に蒸留術や植物性物質から得られるエッセンシャル・オイルや芳香蒸留水のことなどが絡めて説明してあります。もちろん細かいテクニックや器具の説明ではありません。錬金術師達は、なぜかくも蒸留にこだわったのか?何を捜し求めていたのか?そういった蒸留術と錬金術の関係の歴史です。一般向けに、これまで調べられてきたことを平易にまとめた訳ですが、特に4節などには昔の教科書的な文献では得られないパースペエクティヴが世界の最新研究動向を下に展開されていて、僕らしさが出ていると勝手に思っています。そういう意味では、見て損のないものだと。普通の読者向けの軽い読み物ですが、将来自分の Opera omnia を作る時には、せっかく書いたのですから、ちゃんと入れるつもりです。
2001年7月10日
三村君が『アロマトピア』用の記事をイスラム学者の目からチェックしてくれることになりました。また、特集号の現時点での暫定的な内容が分かりましたので、お知らせします。山本啓二先生の加入でますます加熱しております。三村君も張り切ってますね。こりゃ、スゴイですよ、ホント。僕としては、後でこの特集をヴァージョン・アップして一冊の単行本として出して欲しいですね!
特集 「イスラム文化の香りとハーブ」 (9月25日発行予定)
イスラム伝統医学の世界
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(日本イスラム医学会 三木亘) |
中近東の国とハーブ
・イランより 〜イランの生活の中のハーブ (クロスロード 加瀬道雄)
・トルコより 〜トルコの生活の中のハーブ (ヴィーゼ 山下千絵)
・パキスタンより 〜パキスタンの薬草調査 (北里大学薬学部 付属薬草園 渡辺高志)
2001年7月12日
『アロマトピア』の原稿「蒸留技術とイスラム錬金術」の方は、「こういう原稿をいただけると、この仕事やっていて良かったと感じる」と編集の方に読後の感想を頂きました。お世辞でしょうが、そう言われると、僕としても嬉しい限りです。編集部からOKが出たので、ごく簡単なあらすじを。「1. 初めに」では、イントロとして、蒸留術が錬金術と密接に結びついていたことやイスラム世界がヘレニズム世界から受け継いだ知的遺産の中に錬金術があったことを説明。「2. 蒸留術」では、イスラム世界での蒸留術の発達のだいたいのあらましが。「3. イスラム錬金術」では、三部構成でその発展の過程が示されます。「3-1. 初期イスラム錬金術: アレクサンドリアの知の遺産」では、錬金術の基本的な目的と知的源泉が説明され、ヘレニズム期エジプトで形成された錬金術のイスラム世界への導入過程が示されます。特に『エメラルド板』のことなどがあります。「3-2. ジャービル・イブン・ハイヤーン」では、イスラム錬金術で最も有名な人物に帰された文書の由来と実像、そこで起こった伝統の変容、特に不老長寿の薬「エリクシル」探求という要素の蒸留術発展に与えたインパクトが説明されます。「3-3. アル・ラージーとそれ以降」では、アル・ラージーから12世紀のイスラム圏スペインでの状況までが足早に。「4. イスラム錬金術のヨーロッパへの移入」で、偽アヴィセンナの『錬金術の魂の書』が西欧の知識人に与えた影響を、特にアルベルトゥス・マグヌスとロジャー・ベーコンの錬金術に対する射程の違いを見た上で、中世ラテン錬金術が、金属プロセスに集中するゲベルを始めとするアルベルトゥス派と、有機物の蒸留をメインに不老長寿のエリクシル探求からルペシッサのヨハネスや偽ライモンドゥス・ルルスの第五精髄探求へと進むロジャー派の伝統をダイジェストします。この後者の流れの中にパラケルススも登場する訳です。
2001年7月22日
知人から、友人宅へ行ったら『アロマトピア』がズラリと並んでいて、おお!と思ったと言う情報を頂ききました。やっぱり売れているのですね。道頓堀一のアロマテラプートさんの言によれば、玉石混淆の業界にあって、1・2の高品質を誇る真面目な雑誌だそうです。「イスラム文化の香りとハーブ」特集の載った9月25日発売号の企画が成功することを祈ります。
2001年7月23日
『アロマトピア』の特集「イスラム文化の香りとハ−ブ」ですが、編集の方から連絡があり、執筆陣が強力すぎて普段の特集枠の紙幅から大きくはみ出しそう!という幸福なる問題を抱えているみたいです。思わず、「普段の連載ものを幾つか休んで、出版界の歴史に残るものを!」を激を入れてしまいました。僕の記事については、イスラム文化特有の神学系の言葉(シーア派など)に注をつけてくれということと『エメラルド板』の内容をもう少し説明してくれと言われました。紙幅の関係から軽く触れるだけにしたかったのですが。『エメラルド板』は邦訳があるのでそれに振っても良いのですが、ここは奮発して、現存する最古のヴァージョン(9世紀前半)のものの訳を載せることにしました。邦訳であるのは、後世のものなので、かなり崩れてしまっているからです。ま、プレミア試訳です。
2001年8月15日
雑誌『アロマトピア』の編集の方から連絡があり、僕の原稿のページ組が終わったみたいです。既にその校正刷りを送って頂いたそうですのでそのうち届くでしょう。しかし、いよいよ近づいてますね。商業紙に書き物を載せるのはこれが始めてです。京産大の山本啓二さんや東大の三村太郎君の記事も気合いが入った良いもののようです。お年寄りの寄稿予定者の原稿が遅れているそうですが、出来上がりが非常に楽しみです。この特集「イスラム文化の香りとハーブ」が入った号は、全国一般書店にて9月25日発売予定です。
2001年8月17日
雑誌『アロマトピア』の原稿「蒸留技術とイスラム錬金術」の校正用のプルーフです。さすが商業紙、カッコ良く仕上がってます。取り敢えず、編集の方のご好意で同封してあったティーパックの玄米茶を頂きつつ(感謝!)、ざっと目を通しました。問題はないようですが、メールにて2〜3個所変更を伝えなければなりません。別に間違いではありませんが、こうした方が良いだろうという点です。もう一度良く読んでからにしたいと思います。いや、こうして読んでみると、始めは「書いて頂ければ嬉しいですが、ダメなら無理に入れる項目ではありません」と編集の方はおっしゃってましたが、『アロマトピア』という雑誌の今号の性格上、キーとなる記事の一つだと思います。何だかこの記事の抜き刷りも欲しくなりました。可能でしょうか?今回の件で色めき立っている日榮さんのサイトを良く訪問されているというアロマ愛好系の若い女性読者の皆さん達にも喜んで頂ける内容となったのではないでしょうか?
2001. 08. 23 木
『アロマトピア』の例の記事の再校がファックスできましたが、途中でガガガーと奇妙な音がしているので電話の方へ戻ってみると、紙が切れているようです。参った、と思い、原稿の方を見るとギリギリ・セーフで最後の頁の原稿の部分はちゃんと印字されていました。切れたのは、最後の編集の方の手書きメッセージの部分です。ま、作業には支障は来さないということで、校正された箇所を確認しました。問題ないようです。原稿自体はこれで終わりですが、『アロマトピア』は寄稿者の顔写真をプロフィール欄に入れないと行けないみたいです。良い写真はないか探しています。なければ無しでも良いということなので、そうしようかとも思いますが、あった方が読者にはサンパチックかな?とも思います。錬金術研究に対する真面目なアプローチの一端を見てもらう良い機会ですから、一般読者さんに親しみを持ってもらうということでは良いのかもしれません。
2001. 09. 10 月
ところで、『アロマトピア』の方は、特集号の原稿が揃ったそうですので、これで一安心です。発売日は9月27日(木)となるそうです。全国の大手の書店ならすぐ見つかるでしょう。見つからない場合は、最寄りの書店経由で注文して下さい。この特集号は一押しです。アロマやハーブ関係者だけでなく、アラビア・イスラム文化一般に興味ある人や、イスラム錬金術、医学、占星術、科学一般等に関心のある人にもお勧めです。
2001. 09. 21 金
ついに、雑誌『アロマトピア』第48号の特集号「イスラム文化の香りとハーブ:中近東を中心に」の最終的な内容が分かりました。9月27日(木)発売です。表紙の画像も受け取ったのですが、なぜか開けませんので、お見せできません。
アラブ医学の発生から今日まで 三木 亘
アヴィセンナとイスラーム医学 志田信男
イスラム伝統医学とアーユルヴェーダ ―両者の歴史的な深いつながりとシステムの類似性― 上馬場和夫
蒸留技術とイスラム錬金術 平井 浩
アラビア占星術と医学 山本啓二
イスラム科学史ミニノート
中世イスラーム世界における科学者のアイデンティティーとは 三村 太郎
アラビアンナイトの香り 西尾哲夫
イスラム文献に見る薫香 カイ・ボルマン/西尾哲夫 監訳
アラビアのハーブ
―生活に生きる植物― ジャミーラ・高橋
アラブのお菓子と喫茶文化 岩崎千恵子
ティッブ・ル・ナバウィ
預言者の医学
イスラームの薬学と生薬商
〜オスマントルコ帝国を中心に 伊藤真恵
中近東・ハーブの旅
中近東の東門、 パキスタンについて 渡辺高志/ザブタ・カーン・シンワリ
イランの暮らしとハーブ 加瀬道雄
トルコ・ハーブの見聞録 山下 千絵
編集取材日記:JETRO
コーカサス三ヵ国展より
アゼルバイジャン
【用語・資料メモ】
2001. 09. 26 水
明日発売の『アロマトピア』(48号)の特集「イスラム文化の香りとハーブ」の宣伝が、ついに出版元のサイトに出ました。こちらです。今回の表紙は渋めのカラシ色ということで、どうぞヨロシク。読んだ人は感想聞かせてください。僕も特集号全体の記事はまだ見ていません。表紙の絵は、恒例のルネサンスの期の本草誌(どうやら実は、マッティオリの『ディオスコリデス注解』(1550)らしい?)の挿絵からのピックアップです。良く知らなかったのですが、『アロマトピア』の正式名称は、Aromatopia: The Interdisciplinary
Journal of Aroma and Natural Medicine ということで、ちょっと学術っぽいところも在ります。僕の初めての商業文にチャレンジ作も載ってます。
2001. 09. 27 木
『アロマトピア』48号は無事に出た模様です。特集はどれも面白いと思いますが、BH関係では、山本啓二先生の「アラビア占星術と医学」、東大の三村太郎君の「イスラーム世界の科学者のアイデンティティ」、そして僕の「蒸留術とイスラム錬金術」がお勧めです。皆さんも大手書店に急ぎましょう。もちろんネット上でも買えます。これとは別に、いつかルネサンス期のアロマ(薬草・本草学・植物園・博物学・蒸留術など)関係の特集を組めないか編集の方と交渉中です。
2001. 09. 28 金
『アロマトピア』の件ですが、歴史物をやるためには商業誌としての結果(売れ高・広告数)がでないとダメということで、BHの関係者は、今回の「イスラム文化の香りとハーブ」特集号をなるべく買うようにしてください。今後の展開のためにもよろしくお願いします。お友達や知り合いに知らせて販促を願います。
2001. 10. 01 月
『アロマトピア』48号がついに到着しました。ちょっと悲しいことに郵便配達人がむりやり郵便受に押し込んだためか少し真ん中に折りがついてしまいました。ま、でも中身は万全です。しかし、特集号の厚みが凄い(B5版で75頁)ですね。前に見本でもらっていた号の特集頁はこれだけのヴォリュームはなかったと思いますから、今特集号が難産であったこと理解いたします。編集部の尽力にエールを送ります。イスラム文化一般に関心のある人のために、今後いろいろな商業雑誌でイスラム文化の特集がある時は、基本文献としてカウントして欲しいです。何度も繰り返しますが、皆さん是非購入ください。損はさせません。
2001. 10. 02 火
『アロマトピア』の方は、吉本さんから科学史MLで紹介して頂きました。感謝。自分でしようと思っていたのですが、その後すっかり忘れていました。それから、日榮さんのサイト Talking About でもかなり派手にやってもらっています。これまた、感謝。早く『ミクロコスモス』を出せ!とゲキを入れられております。それにしても、日榮さんは、E.Honma さんの中では既にBH関係者とカウントされているようです。確かにBHメイトと個人的な知り合い以外では良くメールを交わす人のグループに入ってますね。また、桑木野君や望月さん等のBHメイトの名前が出てくるサイトは、おそらくBHを抜かしたらダントツに氏のところだと思います。
2001. 10. 03 水
ところで、イスラム文化一般に関するMLとかないのでしょうか?誰か教えてください。日榮さんに教えてもらったイスラム文化関係のサイトは以下のようなものです。氏のコメントごと掲載させてもらいます。『アロマトピア』の編集部さま、一応参考まで、よろしくお願いいたします。でも、ちょっと固めのサイトばかりでしょうか?僕はまだ見てないので分かりません。google で検索をかけて上位に上がったものを攻めると良いかもしれません。ちょっと見ると、「イスラーム」と入れるとアラビア語のできるプロっぽいサイトが、「イスラム」と入れるとアラビア語は読めないけれどサイトを作っているという感じのものに分かれますね。
・http://www.l.u-tokyo.ac.jp/IAS/Japanese/index-j.html
イスラーム地域研究(これが一番詳しい)
・http://iraq-ins.kokushikan.ac.jp/gakkai.htm
日本西アジア考古学会
・http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/mediterr/index.html#xyz
地中海学会
・http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/casia/
北海道中央アジア研究会
・http://www3.aa.tufs.ac.jp/~masato/
飯塚正人教授のサイト
・http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/w-asia/index.html
西南アジア史学研究室
・http://camp.ff.tku.ac.jp/SYLLABI/4ac-area-studies.html#00
東京経済大学コミュニケーション学部
・http://www.sfc.keio.ac.jp/~assalam/
法学になりますが、慶應義塾大学の奥田敦さんのサイト