ごくごく個人的な「本」日記
2018年9月
2018. 9. 30 日
さらにスローにいきます。
2018. 9. 29 土
この週末は、ヴェネツィアのための発表原稿をつくるために缶詰になる直前という位置づけです。スローな動きでいきます。
2018. 9. 28 金
10月下旬にヴェネツィアで、国際会議『ガレノスと初期近代人たち』が開催されます。今日は、その美しいポスターと最終プログラムがきました。こちらの掲示しておきます。
2018. 9. 27 木
あとから読書会について考えたのですが、月イチのペースでいくとして、全7回は多いのかも知れません。単純計算でも、半年以上かかることになります。もし1回に2章分を進めることにすれば、3〜4回で抑えることもできます。あるいは、開催のペースを月2回にすると3カ月半で収められます。こちらの方が良いのですかね?
2018. 9. 26 水
結局のところ、41人に投票してもらい、6対4の結果で『錬金術の秘密』の方が多かったので、こちらを優先することにしました。読書会の頁を立ちあげ、告知を出しました。こちらです。全7回で、1回に1章ずつ読んできます。月イチで月初めの火曜日、日本時間で21時から1時間くらいを予定していますが、参加者と相談することになるでしょう。
準備していたメルマガの原稿を推敲してドロップしました。今回は、僕の第2著作からシェキウスの形成力についての論考を邦訳しました。生命の起源とキリスト教はどう関係するのでしょうか?あるプロテスタント医学者の解答です。配信は、10月2日の予定です。
2018. 9. 25 火
久しぶりにオンラインの読書会を開催しようと思っています。対象となる本は、『情報爆発』と『錬金術の秘密』のどちらが良いでしょうか?こちらのツイートでアンケートを実施中です。皆さんも、お気軽に投票してください。いまのところ、かなり良い勝負となっています。
2018. 9. 24 月
11月1日から4日まで、米国科学史学会のためにシアトルにいきます。今日は、航空券と宿舎を手配しました。グリーン・カードの申請中だったので、残念ながら去年のトロントはいけませんでした。今回は発表せず、様子見となります。
2018. 9. 23 日
一昨日に注文したフィチーノによる『プロティノス注解』の見開き羅英対訳の第5分冊が、もう届きました。『エネアデス』の第3巻後半と第4巻の注解にあたり、構成は以下のようになっています。さらに150頁ほどの分析がついていますが、本注解についてはまともな研究がほとんどなかったので、非常に有益なものとなっています。これで30ドルは、とてもお買い得でしょう。
第3巻
第5書 愛について
第6書 非物体的な事物
第7書 永遠と時間
第8書 自然、観想、一者
第9書 8つの考察
第4巻
第1書 霊魂について
第2書 霊魂について
第3書 霊魂についての難問
第4書 霊魂についての難問
第5書 視覚について
第6書 感覚と記憶
第7書 霊魂の不滅性
第8書 霊魂の身体への降下
第9書 すべての霊魂はひとつなのか?
これで既出の第4分冊とあわせて、予定されている全6巻のうちの2冊が出たことになります。これだけでも大きな事件なのですが、僕としてはさらに『エネアデス』の第2巻をあつかう予定の第2分冊と第3分冊を、早いところ出して欲しいと思っています。
2018. 9. 22 土
まだ流動的なことなので、あんまり詳しく書けないのですが、大手の出版社から新書サイズの本を書かないかと誘われました。12月にまた一時帰国するときに詳しいことを話しあうと思います。目安は全体で12万字、原稿用紙で300枚ということですから、A4なら100枚くらいの分量になるのかなと考えています。
2018. 9. 21 金
いちど朝1時に目が覚めたのですが、あまりにも早すぎるのでベッドに戻り、つぎに目が覚めたときは朝4時半でした。これ以上は無理だと思い、そこからは起きていることにしました。ただし時差ボケのあいだは、たいした作業はできません。
FBとツイッターでは告知していましたが、こちらに記事を書くのを忘れていました。工作舎のブックガイド計画からのウェブ連載、その第18弾は『錬金術の秘密』の紹介です。どうぞ、お楽しみください。
どうも第16弾と第17弾の告知も忘れていたようです。本当に、すみません。第16弾は、アマデオ君による菊地原『パラケルススと魔術的ルネサンス』の紹介です。これは素晴らしい!そして第17弾は、その菊地原君によるマンデヴィル『東方旅行記』の紹介です。
2018. 9. 20 木
ぐっすり眠ることができ、朝6時に目を覚ましました。9時半発の電車に乗り、12時前に家に到着しました。カバンの片づけなどをして、忙しく動きまわり、16時過ぎに眠くて目を開けていられなくなりました。昼寝をした後に夕食をたべ、20時には眠りにつきました。
2018. 9. 19 水
ロスまでの最初のフライトはほとんど眠ることができず、映画を4本ほど観ているうちに到着しました。入国審査では、入手したばかりのグリーン・カードのおかげでスムーズでした。乗継までの4時間の待ち時間も、すぐに過ぎた感じです。ニューヨークまでのフライトは、最初の4時間を寝てすごし、最後の2時間だけ起きていました。到着後は空港トレインの終点であるジャマイカ駅の近くにとった宿舎に滑りこんで、シャワーだけ浴びてすぐに眠りにつきました。現地時間で23時だったと思います。
2018. 9. 18 火
今回の一時帰国では、今日が実質上の最終日となりました。細かな雑事で時間が過ぎていきました。明日は10時の電車で池袋に行き、そこから11時のバスで羽田空港へ。15時のロス行のフライトに乗ります。
2018. 9. 17 月
1か月におよぶ今回の一時帰国も、ついに終わりに近づいてきました。デルタ航空から座席のアップデートの連絡がありましたが、残念ながらビジネス・クラスではありません。
2018. 9. 16 日
今日はプライヴェートでスローな動きです。
『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントのハイライトを編集した動画を公開しました。こちらです、お楽しみください!またイヴェントの模様を写した写真をあつめたアルバムも作成しました。こちらです。
医学史家の鈴木晃仁さんのブログで、『錬金術の秘密』が紹介されました。ふかく感謝です!こちらになります。
2018. 9. 15 土
今日は、昨日のつづきのあとに都内に出ます。あいにくの雨で、足場がわるいですね。
先週のトーク・イヴェントにいらしていた中央公論の編集の方から、『情報爆発』の献本をうけました。ふかく感謝いたします。
2018. 9. 14 金
朝からエマージェンシーがあり、今日は一日ドタバタでした。
2018. 9. 13 木
10時に宿舎をチェックアウトして、『ジオコスモスの変容』の山田さんと合流して、南房総をドライヴです。>16時の館山発の高速バスで東京にもどり、カワゴエには19時に着きました。
2018. 9. 12 水
家を8時半に出て、まずは10時半の東京発の高速バスで館山にむかいます。現地でランチをしてから、14時半に宿舎のマイクロバスがピックアップにきてくれる予定です。
2018. 9. 11 火
明日から、ちょっと南房総にいってきます。
2018. 9. 10 月
まだまだ土曜日におこなわれた『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントの余韻に浸っています。アマゾンは週末のあいだに、一時的な在庫切れになってしまいました。いつ補充されるか分かりません。
ここまでで、どなたに献本したのか書いておきましょう。まだゆっくりと作業は進行しています。下線は到着が確認できた方です。
隠岐さん、アキヒトさん、吉本さん、橋本さん、古川さん、住本さん、田中純さん、松岡正剛さん
鏡さん、吉川さん、逸見さん、金沢さん、科学史インスティテュート、Honz、ムー、堀場製作所
菊地原君、中尾さん、須田さん、ラリー
2018. 9. 9 日
山本貴光さんを特別ゲストに迎えた、昨日のトーク・イヴェントは大成功でした。なんと!聴衆も58名の大入りで、時間が足りないくらいに楽しい内容になったと思います。簡単に編集した動画を見直して、感慨にひたっております。許可があれば、期間限定でメルマガ会員に特別にお披露目しようかなと思っています。ゴーサインが出るように、気を送ってください!> ゴーサインがきましたので、メルマガの号外をだしました。
2018. 9. 8 土
さあ、今日は15時から下北沢の本屋 B&B で、ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんをゲストに迎えて、『錬金術の秘密』出版記念のトーク・イヴェントを開催します。こちらで予約できますし、当日券もありますので、皆さん、よろしく!
2018. 9. 7 金
今日は羽田空港にクレアを迎えにいってきます。終日、たいしたことはできません。
2018. 9. 6 木
台風と地震の甚大な被害で騒がしくなっています。こうなると、土曜日のトーク・イヴェントの話をするのも、なんとなく難しくなります。
2018. 9. 5 水
保険のために入院手術した病院がだしてくれた書類を翻訳しないといけないのですが、気乗りしなかったので、偽パラケルスス論文のために気がついた点を、数段落ほど書きくわえました。今回ははじめて図版も入れる予定ですので、分量的にはこれで十分かもしれません。あとは、細かい点をファクト・チェックしないといけません。いわゆる書物史の観点からの論文は、これがはじめてなので、テクストを分析することを中心とする普段のスタイルよりも、チェックすべき事がらが多いですね。
2018. 9. 4 火
スマート・ニュース社のブック・クラブ主催で、年末に本についてのイヴェントが開けないか、S さんとアイデアを練っています。ブックフェアを併設することを提案しました。
2018. 9. 3 月
『けいそうビブリオフィル』の「あとがき たちよみ」で、『錬金術の秘密』のあとがきとして寄稿した「高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探求:解題にかえて」が公開となりました。版の組み方がわかる PDF が、こちらから無料でダウンロードできます。
『錬金術の秘密』の出版を記念して、ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんとトーク・イヴェントをします。今週の土曜日の15時から、下北沢の本屋 B&B さんです。残席にかぎりがありますので、予約はお急ぎください!
2018. 9. 2 日
先日の工作舎での作業で宿題となった部分を、順番に片付けていきました。さらにブックガイドの専用頁下方のプロフィール欄に、これまでの工作舎関係のさまざまな記事をあつめるリンク集をつけてもらいました。パラケルススの『奇蹟の医の糧』書評にはじまり、10年近くにわたり多様な話題でBHと工作舎さんは絡んでいますね。
キルヒャー『普遍音樂』ついに刊行!「初期近代精神史研究」フェア
この勢いで偽パラケルスス論文も仕上げたいのですが、ちょっと落ち着いて作業できる環境ではありません。
2018. 9. 1 土
一昨日のラジオ対談は、最初の生ヴァージョンがのべ57人、編集したヴァージョンをアップしてからのべ42名の方々が視聴したことになっています。まあ、なかなかの出だしでしょう。すでに生視聴中に、3名の方が「いいね」をおしてくれました。これは新傾向です。
これまでにBHチャンネルがお送りしたラジオ対談も、合計で8本になりました。それらをまとめてプレイ・リストをつくってみました。題して「BHラジオ対談集」、全部で8時間を超える知的なエンターテイメントとなっています。初期のころは、アダム君の活躍が目立ちます。本当なら年一回くらいのペースで放談をやりたいのですが、彼は忙しい人となってしまいました。
BHチャンネルでは、ラジオ対談のお相手を募集しています。自薦他薦を問いませんので、面白いアイデアのある方は、遠慮なくご提案ください。速やかに実現するかも知れません。つぎは古楽の方となにかできたら、楽しいかなと思っています。