ごくごく個人的な「本」日記
2017年02月
2017. 2. 28 火
明日は午前中にヴィザのための大使館での面接があるので、今日は準備した書類などを念のため再チェックします。> いまはユーチューブに面接の準備のための動画あることに、ビックリしました。
2017. 2. 27 月
昨日した準備したメルマガの原稿を推敲しなおして、ドロップしました。配信は、3月2日となります。昨日は難しいと思ったのですが、文章がこなれた分だけ、だいぶ理解しやすくなったと思います。
『ジオコスモスの変容』 へのリアクションはどれも歓迎なのですが、なかでも個人的に嬉しいのが、「基礎知識がなくてもスラスラと小説のように読める」という文章・論述についての感想です。ほんとうに一年間これだけのために、どれほど時間と労力を費やしたか。読者の方々が、その点で褒めてくれることは大きな喜びです。
2017. 2. 26 日
やっとのことで、つぎのメルマガの準備をはじめられました。今回は、出たばかりの
『ラウトレッジ版16世紀哲学必携』
に寄稿した「物体とその諸力」の前半になります。歴史的な文脈を整理するイントロは比較的に平易ですが、形成力をあつかう第2部は僕の第2著作をぐっと凝縮したもので難しいかなと思えます。後半の生命原理をあつかう第3部と種子の理論をおさらいする第4部は、分量的な制約から次回にまわすことになりますが、うってかわって親しみやすいかもしれません。今日一日の作業で下訳はできたので、明日にゆっくりと推敲します。
2017. 2. 25 土
つぎのメルマガを準備しないといけません。今回はどんな話題にしましょうか?ここのところ連続して近況報告ものだったので、そろそろ僕の作品の邦訳にもどりましょうか?それとも、3月8日の『ジオコスモスの変容』出版記念イヴェントにむけての作戦会議にしましょうか?
一昨日・昨日のツイッターにつづいて、今日はフェイスブックで 『ジオコスモスの変容』 についての写真入り投稿が幾つもあり、タイムラインに咲いた花々も満開の観があります。後者の仕組みから一般の人々には見せられないのですが、研究者&読書人の仲間同士で知らせが拡がっていくことでしょう。ツイッターとフェイスブックそれぞれに長所がありますね。
池袋ジュンク堂のルネサンス関係の棚では、BH
叢書がそろい踏みしていました。『知のミクロコスモス』 を一緒に並べていただけるのは、とても嬉しいです。書店員さんたちにも、BH
のコスモスが認知されてきたということでしょうか?本当はここに 『ボッティチェリ 《プリマヴェラ》 の謎』 も加えていただきたいところですが、それは欲張りでしょうかね?
2017. 2. 24 金
今日は15時から池袋で、ある出版社から相談された企画についての打ちあわせに立ち会いました。二宮さんの残された案件なので使命だと思ってつきあいます。そのあとは出版社の方々と赤坂のビストロへ。なかなか楽しい夜会でした。ワクワクすることがはじまる予感もします。
水曜に発送されたという献本が届いたせいもあり、ツイッター上で 『ジオコスモスの変容』 を写真入りでツイートしてくれる方々が何人も現れました。ほんとうに嬉しいかぎりです。
2017. 2. 23 木
『ジオコスモスの変容』の献本は水曜日に発送され、都内23区にはもう届いているようです。それ以外の地域では、明日以降になるでしょう。受けとった方は、写真入りツイートをお願いいたします。
お昼にアダム君と加藤君と四川料理でランチしつつ、いろいろな話をしました。今日は注文時に僕がはしゃぎすぎて、激辛指定したために、とんでもないことになってしまいました。海より深く反省しています。また彼ら二人にも、例の東京を感じさせる3冊について相談しましたが、その場では良いヴァイブは得られませんでした。
家に帰ってから、ランチの余波からベッドでウンウンとうなっているときに、ついにインスピレーションを得ました。プライヴェート版ブログの方に、その顛末を記しておきます。
2017. 2. 22 水
昨日から東京を感じさせる3冊についてずっと思いをめぐらしていますが、良いインスピレーションが湧いてきません。
『ジオコスモスの変容』の献本リストは月曜の始業に間にあうように提出してもらいましたが、実際に発送が始まるのはいつかは分かりません。待ちきれない幾人かから、タイミングについて質問されました。
2017. 2. 21 火
『ジオコスモスの変容』の出版記念のトーク・イヴェントのために、東京にかんする3冊を選んでくれという依頼がありました。西洋文化史についての本の出版という文脈からは無理筋とも思える流れに、なにも思い浮かばず、しばし思考停止の状態になってしまいました。
2017. 2. 20 月
初期近代における哲学とレトリックについての本を出すことになったと、先日ここでお伝えしましたが、今日はカワゴエに来ていただいて最初の打ちあわせをしました。想定する読者層とか章立てといった本の構想、そして今後の具体的な作業の手順について話しあいました。良い本にしましょう!
2017. 2. 19 日
『ジオコスモスの変容』の動きを追跡していますが、いまのところクニ君が写真入りでツイートしてくれました。
2002年ごろから BH ファンとなり、関連する邦語の出版物はすべて収集しているという方と、ひょんなことから連絡をとりあいました。熱心なファンの方々の声援というのは、本当にありがたいと思います。ちょっと興奮してなかなか寝つけませんでした。
2017. 2. 18 土
最後に何人か推薦するリストを反映した
『ジオコスモスの変容』 の献本リストもできあがったようです。うまく月曜の始業までに出版社に届けば、その日のうちに発送ということになるかもしれませんね。お楽しみに!
2017. 2. 17 金
『けいそうビブリオフィル』
における人気コーナー 「BH叢書のコスモス」 に、『ジオコスモスの変容』 の著者・山田俊弘さんによる読者へのメッセージが掲載されました。本書を手にとるのを待てない方、ぜひお読みください!>
国立科学博物館の有賀さんの感想ツイートをみるかぎり、好感度が高いと思われます。
なお、関連ツイートをあつめている出版カウント・ダウンの方も充実してきていますので、お楽しみください。
2017. 2. 16 木
昨日の反動か、今日はスローにいきました。というところで、僕も寄稿した 『ラウトレッジ版必携・16世紀哲学』 The
Routledge Companion of Sixteenth Century Philosophy (London: Rautledge,
2017) が届きました。ルネサンス後期の哲学についての教科書となるべく構想された660頁の大冊です。
準備が間にあわないので、勝手なことですが、なんとか延びてくれないかなと願っていた国際論集 『占星術・反占星術』 への寄稿の締め切りが、2か月ほど延びるという連絡がきました。これは、スゴイ!
2017. 2. 15 水
昨日から今日にかけて断続的に作業して、アメリカ滞在のためのヴィザの申請書をオンラインで送信して、185ドルの手数料を払い込み、あとは面接の日程を決めるところまで到達しました。最初どうしたら良いか分らなくて足踏みしたところも、いったん休んで再トライすると氷解するところが一度ならずありました。面接は早くて今週の金曜日だそうですが、来週の火曜日にしようかと思っています。これら一連の作業は、がんばってやれば数時間でできてしまうものかも知れませんが、ここは慎重に進めています。
2017. 2. 14 火
先日どこかでの記事で読んだのですが、蔵書は500冊を超えるころから管理するのが難しくなるようです。以前に知人たちと話した感じでは、テーマごとやサイズ別に配架している人が多数ですが、なかには著者名のアルファベット順で配架している人も少数いました。後者はたしかに探している一冊を見つけやすいのでしょうが、著者の名前を忘れた場合は見つけられません。
ついに僕のところにも、『ジオコスモスの変容』が入った荷が届きました。これは毎回そうなのですが、不思議なもので、あれほど夢中になっていたものも、いったん出来あがってしまうと、世のなかに旅立っていく子供を見まもる親のような心境になります。でも、感慨にひたっている暇はありません。アマゾンの表示が入るのはこれからですし、3月8日の出版記念パーティも待っています。
2017. 2. 13 月
ついに、いよいよ今日ですね。『ジオコスモスの変容』の見本が出来あがるのは。待ちきれません!ちなみに、これまでの関連ツイートは、こちらにまとめています。カウント・ダウンに立ち会っているかのような臨場感を味わってください。> 予想よりも早く、10時には編集部より見本の写真が送られてきました。その雄姿を、皆さんにもいち早くお届けします!
2017. 2. 12 日
狙っていたわけではないのですが、これまで BH 叢書の大方の本は300頁となっていました。それで値段は5千円台です。準備には、だいたいどれも約3年かかっています。単純な計算で話は進まないのですが、200頁なら値段は3000円前後に抑えられ、準備期間も運が良ければ2年に縮められるかも知れません。どちらにしても、新聞やその他の雑誌で書評されたりするのは、3000円くらいまでの本が多いらしいので、その価格帯のものの方が幅ひろく読まれる気がします。
2017. 2. 11 土
朝11時に30分ほど電話で打ちあせをし、BH 叢書のために哲学とレトリックについての本をつくることとなりました。この計画は、日本におけるインテレクチュアル・ヒストリー研究の幅をひろげることに大きく貢献するでしょう!> 今月20日にお会いして、もう少し具体的な方針や作業について話しあう予定となりました。
午後は、12月からずっと宿題となっていたエリザベトの博論におけるゼンネルトの章の後半を読みなおして、コメントをファイルに打ち込みました。これでベークマンについての最後の章をのぞいて、全部をみたことになります。博論は3月に提出するといっていましたが、間にあうでしょうかね?
2017. 2. 10 金
ふと思いついたアイデアがあって、明日11時に相談してみることにしました。どう転ぶかわかりませんが、楽しみにしています。
以前から課題となっていたのですが、やっとのことで『ジオコスモスの変容』の告知を科学史MLに流すことができました。ポストするのは今回がはじめてだったのですが、うまくいったようです。
2017. 2. 9 木
ドイツのヴォルフェンビュッテルにある研究図書館 HAB から、ポスドク志願者の研究計画を審査してくれと依頼されました。世話になった研究所ですし、志願者は僕の知りあいでもあり、締め切りは4月末ということですから、忙しいのですが引きうけようと思います。ポストの審査は他人の人生を左右してしまうことにもなるので、責任は大きいですよね。
この3月末にシカゴで開催されるルネサンス学会では、「ドイツにおける錬金術と化学革命」というパネルを企画しています。これは
CHF がバックアップしてくれることになっていて、発表者の参加費をもってくれます。今日は、その払い戻しのために領収書を送ってくれという連絡がありました。発表者の一人であるアマデオ君の場合、アメリカの小切手をもらっても大きな手数料をとられてしまうので、別の手立てがないか探ってもらいます。
2017. 2. 8 水
銀行口座の残高証明を発行してもらうために、久々に朝から自由が丘の近くの取引支店にいきました。郵送で週明けには届くとのことです。そのまま池袋にとってかえして、アマデオ君と昼食をとりながら打ちあわせをしました。
1月後半にチェコのプラハから発送された英語版の超豪華な国際論集 『錬金術とルドルフ2世』 Alchemy
and Rudolf II が、どうやらアメリカに2冊ほど届いたようです。これはカラー図版を多数収録した600頁を超える決定版的な書物で、今後はルドルフ2世を語るときに避けて通れない文献となるでしょう。
2017. 2. 7 火
冬将軍の到来で、ものすごいカゼが吹いています。これは外に出るのがツラいですね。
昨日の国際会議の件で、発表の要旨も提出してくれといわれました。別の会議のためのものからゼンネルトを説明した部分をリサイクルしつつ作成しました。一方はオカルト質について、他方は植物的霊魂についてのものですが、ゼンネルトについては同じものです。どちらも主催者がプログラムをつくるために参考にするだけですから、これで良いでしょう。
2017. 2. 6 月
ヴィザ申請のための日本の銀行口座の残高証明を出してもらおうとしたのですが、近所の支店でやると1週間かかるといわれたので、水曜日に都内に出たときにトライします。今日はこれで肩透かしをくらいました。
6月末にベルリンで開催される国際会議 『プロテスタントのアリストテレス』 Protestant Aristotle のための発表タイトルを聞かれました。どうしましょう?ゼンネルトのオカルト質についての議論を分析することにしているのですが、タイトルはまだ考えていませんでした。「ゼンネルト、オカルト質とルネサンス自然哲学」 “Daniel Sennert, Occult Qualities
and Renaissance Natural Philosophy” あたりですかね?
2017. 2. 5 日
アメリカのヴィザ申請のためのプロセスを再チェックしました。前回と同様に、最初の部分はオンラインでおこないます。いろいろな説明がネット上にあるのですが、実際に応募画面に進んでみないと分からないところもあります。とりあえず今日は、I-901という名前の予備段階的な申請をおこないました。180ドルかかります。つぎの段階は明日以降にやります。
2017. 2. 4 土
週明けからアメリカ滞在のためのヴィザ申請の手続きをはじめたいと思います。まずは、プロセスを確認しなければなりません。2008年にベルギーでおこなったときよりも、ちょっと複雑になっている印象があります。
2017. 2. 3 金
帰ってきてからの10日間はなにもしないで、スローな動きで休養することに専念しました。この週末から、ぼちぼち動きはじめようと思っています。
2017. 2. 2 木
なんだかすごい土ぼこりを巻きあげる風が吹いているので、外出するのは大変です。
2017. 2. 1 水
『ジオコスモスの変容』の献本リストを制作するのをアシストするために、僕がランダムに思いついた名前をリストアップしたものを山田さんに提案しました。