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同人誌『エリクシル』
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2023年9月、東京・池袋の自由学園明日館で開催されたイヴェント「錬金術と植物の力」から生まれた同人誌『エリクシル』(Elixir)。「賢者の石」や「霊薬」という意味。さまざまなジャンルの専門家による、研究や体験に裏打ちされたエッセイ集です。錬金術、占星術、魔術、魔女、タロット、フラワーエッセンス、マニエリスム、耽美、澁澤龍彦などをテーマにしています。また次号への寄稿と広告も募集中です。編集のヒロ・ヒライ(hhirai2@gmail.com)まで、お気軽にご相談ください。
第2号(2025年)
発行日:2025年10月末日
版型:縦組みA5、総198ページ(表紙・フルカラー、本文・モノクロ)
魔術師の仮面をはぐ――パラケルススと偽パラケルスス (ヒロ・ヒライ)
エリクシル (パオラ・カルージ)
ヘルメスの知に学ぶ植物の力――古代ギリシア世界の「徴」の理論 (東 昭史)
クロストーク (ヒロ・ヒライ×田代英樹×東昭史)
手のひらに乗る宇宙 (長岡知子)
三つの詩篇 (富永大士)
ヘルメス文書の占星医療――ハーブ療法と鉱石療法 (松本泰恵)
サフランと星を巡る――黄色は太陽の色 (登石麻恭子)
流産の占星術 (リマーナすず)
錬金術セミナーで考えたこと (ほしのや寿)
現代イタリアに残るパラケルススの影響 (高橋未央)
古代紫考 (りべか)
イブン・スィーナーの医学が息づく町――ハイデラバードでビリヤニを (澤 祐章)
閉ざされた小宇宙――アンブラス城のヴンダーカマー (馬場浩平)
WunderBar――或る世界表象の片隅に、在ル巣。 (小田悠太)
星への畏れ (後藤宗一郎)
創刊号(2024年)
発行日:2024年9月末日
版型:縦組みA5、総168ページ(表紙・フルカラー、本文・モノクロ)
錬金術――自然の事物に秘められた天界の贈り物 (ヒロ・ヒライ)
古代宇宙論における魂の上昇とフラワーエッセンス (東 昭史)
ヘルメス文書「ポイマンドレース」の宇宙論 (田代英樹)
インタビュー (ヒロ・ヒライ×田代英樹×東 昭史)
「錬金術と植物の力」講演会から同人誌『エリクシル』へ (長岡知子)
土星の重力に引き寄せられて (富永大士)
古代キノコ考 (キュノスーラ)
鉱物回想 (七草繭子)
緑獅子序説――寓意錬金術の曖昧な自然本性を求めて (大橋喜之)
スピリチュアリズムが示す新しい「神観」と「世界観」 (アマンジョーシ)
東京タロット美術館 (佐藤元泰)
日記の記述から
2025. 10. 20 月
それでも神保町に同人誌『エリクシル』第2号を納入してきました。今日から発売ということです。
2025. 10. 17 金
神保町の書泉グランデさんに同人誌『エリクシル』第2号の見本を収めてきました。
2025. 10. 16 木
同人誌『エリクシル』第2号が刷りあがって、午前中に配送がありました。
2025. 10. 5 日
同人誌『エリクシル』を印刷所にオンラインで入稿しました。アップロードしたファイルに問題がないか、週明けに印刷所から連絡があると思います。納品は10月22日より前になりそうです。おそらく16頁ごとに値段が変わる仕組みで、194頁は196頁の枠に入っています。176頁の創刊号よりも少しだけ単価が高くなります。これより増やさなくて良かったです。
2025. 8.
31 日
もう来ないと思っていたのですが、同人誌『エリクシル』への最後の寄稿が届きました。これは短いので、すぐに組めます。あとは、寄稿者によるゲラ校正と自己紹介文が必要です。
2025. 8.
30 土
同人誌『エリクシル』の最終作業として、各章の頁打ちと裏表紙の調整をしました。
週2回のペースでリハビリを続けているのですが、だましだましという感じです。11日にブロック注射を打つまで、なんとか乗り切らないといけません。この夏は、同人誌『エリクシル』の編集と申請書、そしてこの一件で過ぎています。
2025. 8.
28 木
同人誌『エリクシル』の方は、目次と寄稿者紹介、そして扉を版組しました。あとは表紙と各寄稿の頁打ちです。
2025. 8.
27 水
そろそろ残りの時間がかぎられてきているところで、同人誌『エリクシル』に長尺の手強い寄稿が届いてしまいました。悩ましいところです。いまの段階でいったん締めて、こちらの原稿は第3号に回すべきではないかと思っています。
2025. 8.
26 火
ほしのやさんから、遅れていた同人誌『エリクシル』のための原稿が送られてきたので、簡単に編集して版組しました。一見すると改行を多用するブログ系なのですが、ちゃんとした文章になっているので助かりました。ブログとツイッターのせいで短文改行が幅をきかせていますが、雑誌の記事などはどうするのでしょうね?
2025. 8.
18 月
朝から馬場さんの版組に図版をレイアウトする作業を再開し、それなりのものに到達できたと思います。全体をつなげたら、160頁となりました。目次と寄稿者紹介をくわえると、さらに6頁ほど増えます。もし本当にあと原稿3本がきたら、前回の176頁よりも多くなるかも知れません。>
前回は奥書になにも書かなかったのですが、今回は簡単な編集後記をつけようかなと思っています。
2025. 8.
17 日
昨日いただいた図版のなかには、4点ほど処理が難しいものがあり、試行錯誤していたのですが、クレアが
Tiff ファイルに変換したところ、スムーズに入ってくれました。素晴らしい機転でした!
2025. 8.
16 土
馬場さんから図版が届いたので、挿入を開始しました。図版が多いものは、レイアウトがなかなか難しいです。
2025. 8.
15 金
だいたいの寄稿者には校正ゲラを届けられたと思います。あとは未央さんのチェックと馬場さんの図版が残っています。全部のファイルをつなげると、およそ125頁となります。あと4本ほど8月末までに到着する予定です。全部で150頁くらいになるでしょうか?前回が創刊号で特別だったので、それよりスリムですが、十分なヴォリュームでしょう。
2025. 8.
14 木
だいたい編集の終ったものから、イン・デザインに流しこみはじめました。できたものから、各寄稿者にチェックしていただいています。1年ぶりにイン・デザインで版組をしたので、最初は頭のなかが真っ白となり焦りましたが、少しいじっているうちに感覚を取りもどり、そのあとはスムーズに進みました。
2025. 8.
13 水
昨日のつづきで、同人誌『エリクシル』の作業をしています。後回しにした重めのものを編集しています。
2025. 8.
12 火
同人誌『エリクシル』(第2号)の編集をはじまめました。手強そうなものを後回しにして、気分を高めるためにサクサクと進めそうな原稿から片づけています。それほど各人の原稿に深入りするつもりはありませんが、基本的に出版経験のない素人さんが多いので、段落替えやカッコがやたらと多いものを、それなりに読み物として整理しないといけません。
第1号の準備
2024. 9. 16 月
今回のアメリカ滞在も残すところ2日となりました。まだ今週末のイヴェントで話す準備ができないので、気持ちばかり焦ってはいるのですが、なかなか重い腰が持ちあげられません。とりあえず、22日のイヴェント当日にどうやって、同人誌『エリクシル』を40冊ほど運びこむかを思案しています。
2024. 9. 13 金
ついに同人誌『エリクシル』が刷りあがって、印刷所から送られてきたようです。僕自身は手に取れないので、もどかしいかぎりです。各所に連絡しています。
2024. 9. 11 水
同人誌『エリクシル』の購入申し込みを開始しています。初刷り100部のうち、半分は9月22日のイヴェントと寄稿者分でなくなると思います。店頭においてくださる書店分をのぞくと、残部はそれほどでもないということで、早い者勝ちになりそうです。BHファンの皆さんを優先したい考えていますので、hhirai2@gmail.com までメールにてご連絡ください(宛先と希望部数を明記ください)。
2024. 9. 9 月
同人誌『エリクシル』のための広告をイン・デザインでつくりました。最初は目次なしだったのですが、寄稿者および論題がわかる目次を入れることにしました。
2024. 9. 6 金
イン・デザインからPDFを書きだす方法はわかるのですが、そのPDFを画像ファイルに変換すると、画質が大幅に落ちてしまう問題があり、それを解決しないといけません。> 書きだすパネルで画質を調整できることが分かりました。これでバッチリです。
2024. 9. 5 木
表紙を修正したヴァージョンを再入稿したのですが、今度は問題なかったようで、ついに印刷に入りました。今日は簡単な広告をつくりました。のちほどFB版のBHに貼りたいと思います。
2024. 9. 4 水
いろいろ心配していたのですが、朝起きて印刷所からのメールを恐る恐る開けてみると、2点だけ表紙に問題があるようです。ひとつは、原画を提供した画家のタイシさんのスキャンのときに生まれた右端下の微かな線でした。こんな微妙なものを見つけるとは、なんて鋭い眼力なのだ!と驚嘆しました。もうひとつは、背幅を1ミリほど増やしたために背表紙の文字が左に寄ってしまっている点です。こちらもすぐに対処できます。問題はこれだけということで安心しました。
今回の同人誌『エリクシル』では、去年の第1回イヴェントの講演と補遺を大幅に増補したものを前半に収録しています。つづいて、ゲスト寄稿陣が大暴れする後半という展開になっています。皆さんの好きな一本が、どこかに必ず見つかるはずです。
2024. 9. 3 火
ついに同人誌『エリクシル』を入稿しました。あとは運を天にまかせます。思えば、水星逆行のなかでの長い作業のトンネルで、なかなか大変なものがありました。とはいっても、辟易感はなく、もっとスキルアップしてどんどん版組したい気持ちです。
2024. 9. 1 日
そろそろ意をけっして、同人誌『エリクシル』を入稿しないとですね。
2024. 8. 28 水
ついに同人誌『エリクシル』の作業では、頁番号のつけ方が分りました。これで全体をつなげることができます。もちろんブック機能というのも試してみたいと思っています。
2024. 8. 27 火
つづいて同人誌『エリクシル』のための表紙の画像が届きました。ロゴは原画とはべつに文字組するので、いろいろ難しい点もあります。冊子のための表紙のつくり方が詳しく説明してある場所があり、これは助かりました。
文フリへの出店は抽選となるようです。過去に出店した方々が優先されるのでしょうから、新参者は不利ですね。
2024. 8. 26 月
確認が遅れていた同人誌『エリクシル』のための最後の寄稿が到着したので、すばやく版組を開始しました。これまた図版や脚注が多いだけでなく、ギリシア語も入っている面倒なものです。しかし、さすがにこの数週間の訓練で慣れてきたのか、午前中で版組することができました。
12月1日(日)に東京で開催される次回の文フリに申し込みました。確定してから料金を払うようです。
2024. 8. 23 金
昨日からの作業をつづけています。
2024. 8. 22 木
幾人かの寄稿者から校正指示がもどってきているので、今日は旅行の片づけをしつつ、断続的に版組を微調整しています。
2024. 8. 16 金
版組ができたところから、寄稿者の方々にゲラのPDFをお渡しして、校正をはじめてもらいました。1週間くらいでお願いします。
2024. 8. 15 木
同人誌『エリクシル』で、もっとも版組が難しかったローマの大橋さんの寄稿も、なんとかカタチとなりました。とくに大変だったのが脚注と図版です。これで残っているのは、べつの意味で編集が難しかった田代さんの寄稿だけとなりました。
2024. 8. 14 水
今日は図版の挿入で格闘しています。田代さんの永井豪とダンテについてのエッセイには図版が入ります。これも数時間の試行錯誤のすえに、やり方が見えてきました。近くにコーチがいれば、すぐに分かるようのだとは思いますが。
2024. 8. 13 火
試行錯誤のすえに、タタキ台となる原稿を版組することができました。やった!まだ頁番号のつけ方や図版の挿入の仕方が分りませんが、レイアウトを同人誌の面々に見てもらって、読みやすいかどうか意見を聞こうと思います。
2024. 8. 12 月
アドビのクリエイティヴ・クラウドが設けている7日間の無料トライアルをはじめました。イン・デザインを見よう見まねで、いじりはじめています。
2024. 8. 8 木
イン・デザインの教科書を読みつづけています。
2024. 8. 7 水
同人誌『エリクシル』の寄稿者一覧は、あと3人分でできあがります。版組ソフトのイン・デザインの教科書を読みはじめました。
2024. 8. 6 火
時差ボケもだいぶ抜けてきました。つぎの作業にむけて、最初の一歩がなかなか踏みだせないでいます。それでも各所に連絡をとって、秋の国際会議のプログラムのタタキ台、そして同人誌『エリクシル』の寄稿者一覧をつくっています。
2024. 7. 11 木
13時のミーティングのあと帰宅し、21時から同人誌『エリクシル』のために寄稿者の方と、オンラインで相談をしました。太字や網掛けなどの各種の強調をはずしてプレーンなテクストにすること、それからギリシア文字の使用をしぼることを諒承していただきました。一般向けの読み物ですからね。
2024. 7. 10 水
同人誌『エリクシル』への田代さんの原稿について、自分の尾をかじるヘビである「ウロボロス」の出所となったパリとヴェネツィアのギリシア語写本、どこかにスキャンがないか探し、ジャービルの渡辺さんのお助けで場所をつきとめ、ぶじに確認することができました。
2024. 6. 12 水
同人誌『エリクシル』の原稿について、疑問な箇所について各執筆者と相談をはじめました。
2024. 6. 11 火
同人誌『エリクシル』の原稿調整を本格的にはじめました。フォーマットを統一して、縦組みなので漢数字の使い方に慣れていない方々を中心にチェックしています。同人誌なので文章については、難しい注文はつけないつもりです。なかなか面白い原稿が集まっていて嬉しいです。
2024. 6. 10 月
朝10時からオフィスに出て、同人誌『エリクシル』の原稿を整理する作業をはじめました。縦組みなので、漢数字や注の書式に注意が必要です。
2024. 4. 8 月
夕方には、ついにヴンダーバーを訪問して、シャルトルーズのエリクシル(緑)と緑のアブサンを飲みました。どちらも素晴らしかったです。21時に一名がジョインして、同人誌『エリクシル』の計画について語りあいました。
2024. 2. 28 水
ながらくの課題だったのに、なかなか時間が見つけられなくて遅くなりましたが、昨日は朝8時から同人誌『エリクシル』について、1時間ほどオンラインでミーティングをおこないました。版型はA5の縦組みでいくことにしました。4月末を原稿の締めきりとし、幅ひろく広告も募集することにしました。ビジネスや講座をお持ちの方々、ぜひ広告の掲載をお考えください。
2023. 9. 6 水
同人誌『エリクシル』の準備委員会で断続的にチャットをしています。次回のイヴェントは来年の9月21日(土)、22日(日)、28日(土)のいずれかで、同人誌発刊の記念イヴェントとなりそうです。ということで、同人誌は来年8月末にはお披露目する感じを狙いたいと思います。
2023. 9. 3 日
昨日のイヴェントのメンバーを中心として同人誌『エリクシル』をつくることにしました。これから年末にかけて、錬金術、占星術、魔術、魔女、タロット、アロマ、フラワーエッセンスなどの幅ひろい分野の寄稿を募集します。

2023. 9. 2 土
11時前に出発して、池袋の自由学園明日館に向かいました。フラワーエッセンス研究家の東昭史さんと聖書学者の田代英樹さんとのコラボで、「錬金術と植物の力」というイヴェントを13時から開催しました。
良い機会なので、ルメス文書の専門家の田代さんに聞いてみました。ヘルメス文書のそれぞれのテクストは相矛盾することも多く、いわゆるヘルメス主義は存在しないのではないか?と。ヘルメスという名前が出てくることだけで括られているものが、ヘルメス文書だという回答をいただきました。