Physica subterranea 

『地下世界の自然学』

 


 
 
   

     

  アタナシウス・キルヒャーの『地下世界』 Mundus Subterraneus Amsterdam, 1655 に代表される地球内部の地下世界にたいする詩的ともいえる科学的思想は、17世紀に大きく花開きます。しかし、このアンダーグラウンドな世界の自然を探求する学問である「地下世界の自然学」 Physica subterranea の伝統は、まだまだしっかりと研究されているわけではありません。
   
  
   
このコーナーでは、この分野を研究する足がかりをつくることを第一の目標においています。また幅ひろく「地下世界」一般に関心をもっている人々の交流をはかりたいとも考えています。地学の先生やキルヒャー好き、宮沢賢治の地学文学やホフマンらのドイツ・ロマン派の鉱山文学に関心をもつ方、アタゴオル好き、鉱物収集家、アンダーグランド・マニア、火山や地震に関心のある人など、どなたでも歓迎です。まず、こちらへどうぞ。

 

【後記】 ついに2017年春に出版された山田俊弘さんの著作 ジオコスモスの変容:デカルトからライプニッツまでの地球論 (勁草書房)は、このコーナーでの活動の集大成となっております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
   
 

  
Physica subterranea
の伝統と、その研究課題や登場人物、そして基本文献
   
 
その1
初期地学文献表(その1)
   
その2
ライプニッツの『プロトガイア』研究
  
その3
地下世界:ライプニッツ以前の地学史研究の課題
 
その4
地下世界好きの交流ラウンジ
 
その5
地下世界にまつわる独り言
   
その6
宮沢賢治と地学思想史
  
その7
地質学史懇話会HP
 

その8

最初の地学書:アグリコラの『地下の事物の起源と原因について』

 

その9

山田俊弘 『ジオコスモスの変容:デカルトからライプニッツまでの地球論』 (勁草書房BH叢書、2017年)



 

 


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