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ごくごく個人的な「本」日記

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202306

 

2023. 6. 30

さあ、13時間の遅れがある時差のせいで、僕としては今夜20時からオンライン講義を開始します。日本時間では、土曜日の午前9に当たります。その前にスタッフさんと簡単な打ちあわせがあります。今日一日、内容を練りこみたいと思います。

 

 

2023. 6. 29

今回のフォンス・フローリス古楽院でのオンライン講義は、BHにつどう研究者、そしてコアなファンの皆さんにこそ受講していただきたいと思っております。特段の準備は要りませんので、いまからでも遅くありません。申し込みはこちらです。よろしくお願いします!

 

 

2023. 6. 28

今日は、オンライン講義のパワポづくりに集中できました。とりあえず完成したのですが、まだなにか足りない気がします。

 

 

2023. 6. 27

5時半に起きて、8時からの生配信にそなえました。今回は変則的な曜日と時間帯なのですが、学芸員の藤村さんにも参加していただき、なかなか盛りあがりました。学魔的なマニエリスム空間「ヴンダー・バー」の小田さんとの楽しいトークでした。こちらからお楽しみください。

 

9月の一時帰国時に、ヴンダー・バーで「錬金術☆ナイト:薬草酒とエリクシル」を開催する方向です。幾つかのエリクシルを試飲できる会にする予定です。キャパの関係上、限定10となります。

 

午後からは、オンライン講義の第1回のパワポをつくりはじめました。

 

 

2023. 6. 26

5時に起きて、明日の生配信のための接続テストをしました。学魔・高山宏的なマニエリスム空間である「ヴンダー・バー」の小田さんと楽しいトークを展開できそうで楽しみです。お見逃しなく!

 

今日は一気にメルマガを仕上げてしまおうと思います。> ストラスブールで開催されたパラケルススについての国際会議で発表した原稿を邦訳して、ドロップしました。72の配信です。

 

 

2023. 6. 25

そろそろ次号のメルマガも準備しないといけません。オンライン講座の準備と重なるので、今週は忙しくなります。

 

 

2023. 6. 24

フォンス・フローリス古楽院で、71日(土)、15日(土)、21日(土)の3回(いづれも午前9時から2時間)のオンライン講座を担当します。中世・ルネサンス・バロックの自然観をあつかうマクロコスモス編、人間観をみるミクロコスモス編、奇跡驚異についてのミラビリア編というかたちで、決定版の内容にしたいと思います。あとから何度でも視聴できるアーカイヴ動画もあります。BHファンの皆さん、ぜひともご参加ください。こちらから申し込みできます。

 

 

2023. 6. 23

昨日の午後にスキャンを注文した「エデッサのバルダイサンとヘルメス文書:アラムの哲学者と彼の時代の哲学Han Drijvers, “Bardaisan of Edessa and the Hermetica: The Aramaic Philosopher and the Philosophy of His Time,” in East of Antioch (London: Variorum, 1984), article XI を読んでみました。面白いのですが、推量にたよるところが多くて、大味な印象を受けました。『ヘルメス文書』との共通点というよりも、紀元後2世紀の中期プラトン主義で語れる部分がほとんどだと思います。

 

 しかし副産物として、1962年に「エデッサとハラーン」という講演をした考古学者がいたことを発見しました。

 

 

2023. 6. 22

トルコとシリアの国境近くにあるエデッサ出身のテオフィロスという人物が、ギリシア占星術の伝統をバクダードの宮廷にもたらし、同僚のアブー・マアシャルなどに伝えたとされます。ずっと彼の出身地に興味をもっていたのですが、昨日はエデッサにおけるキリスト教からはじまって、哲学占星術をふくむギリシア学の状況についての研究を幾つか読むことができました。ひとつ気になる論文のスキャンを申し込みました。到着して眼をとおしたら、ここに読書ノートをまとめたいと思います。

 

 

2023. 6. 21

729日(土)22から第3回目となる魔術研の公開オンライン講座の仕込みをしています。あっと驚く特別ゲストをお迎えして、お送りできるのではないかとワクワクしています。

 

 

2023. 6. 20

仕組みが変わったことで、理解できずに4年間ほど放置していた出品カタログを再整備しています。英仏独伊のレア書籍が200ほどあるので、なかなか大変です。

 

 

2023. 6. 19

祝日なのでスローな動きでいきます。

 

 

2023. 6. 18

井上君の素晴らしい寄稿について、オンラインで話しました。書式のことなど、1カ月後の完成を目指します。

 

 

2023. 6. 17

今日は日本時間で22から、在ロンドンの音楽史家・松本直美さんの新著『ミュージック・ヒストリオグラフィー』について、たっぷりとお聞きする生配信をおこないます。こちらです。

 

 

2023. 6. 16

遅まきながら、魔術研の今年最初の会合がありました。今年9のイヴェントについての作業、そしてRSAに申請するパネル案について話しあいました。そのほかにも、公開オンライン講座の良いアイデアが!

 

 

2023. 6. 15

昨日と今日で、工作舎で出す予定の本に井上君が寄稿してくれた素晴らしい原稿をチェックしました。今週末の夜に1時間ほどいただいて、細かいことを相談したいと思います。

 

 

2023. 6. 14

ドイツ遠征の書類を国際会議の主催者に提出しました。ついでにポルトガル遠征についての書類も提出しました。

 

7月に予定されているフォンス・フローリス古楽院でのオンライン講座ですが、現在のところ申込者は15だそうです。もうすこし力を入れて告知いたします。

 

 

2023. 6. 13

今日は旅のあとの書類づくりと家事をしました。

 

アラビア・イスラム学者の中西さんとの2年前の対談をもとにして、キンドル版の第2弾『ヘルメス主義の正体』が完成しました。最大72時間で審査が終了すれば、お披露目となります。> めでたく出版されたようです。よろしくお願いします!

 

 

2023. 6. 12

1週間の遠征の後片づけをしています。方々に連絡をとったり、書類をスキャンしたりと。

 

 

2023. 6. 11

10時半のフライトでフランクフルトからニューヨークまで飛び、そこから電車で家路につきました。今日は大陸間移動で終わりです。

 

 

2023. 6. 10

今日は、ビルとチャドと一緒にレンタカーでフランクフルトに向かいました。9時に出発して、途中にあるオープンパークという野外にある民俗博物館を見学して、そこでお昼を食べ、そのあとはフランクフルト市内のゲーテの家や市庁舎を冷やかして、マルクト広場ビールを飲みながらおしゃべりしました。

 

空港ホテルまで送ってもらって、ふたりに別れを告げました。空港ホテルは周りになにもありませんが、歩いてターミナルまでいける距離にあるもので、2019年冬に使ったことがあるハンプトンです。

 

本当は、今日の午後に緊急生配信をする予定でしたが、ユーチューブのアカウントに入れないという事態がおきてしまったので、配信は中止することにしました。セキュリティが高くなりすぎて、国外での個人認証が上手くいかないのです。

 

 

2023. 6. 9

二日目は、ゼンネルトの著作の各国語による翻訳翻案、ゼンネルトの学生たち、そしてゼンネルトも大きく関わっている初期近代における「討論 disputatio/ dissertatio についての発表など多彩なもので、とても面白かったです。個人的には、25年以上もゼンネルトのテクストに関わっていることになりますが、たくさん知らないことを学びました。

 

 

2023. 6. 8

9時から国際会議の一日目がはじまりました。僕は午前中のセッションの3番目に発表をしました。なかなか良い反応をもらいました。しかしそれまでの疲労がどっと出たのか、発表後にバッファリンを飲みました。それが効いたのか、ディナーの時間もなんとか乗りきれました。

 

 

2023. 6. 7

午前中のセッションに参加し、会場で昼食を食べたあとに、チャド(グノエ)の運転でビル(ニューマン)と便乗して、フランスのストラスブールから一路ドイツのゴータをめざしました。フランクフルト付近では渋滞がかなりあり、現地の宿舎に到着したのは22近くになっていました。ながい一日でした。旧東ドイツに入ったとたんに、高速道路が非常に良くなるのには驚きました。やはりドイツ統一後、東側のインフラ整備にかなりの資金が集中的に投入されたようです。

 

予定の5時間半を大幅に超過して、約8時間かかってゴータの宿舎に到着しました。クタクタです。

 

 

2023. 6. 6

2日目は、午前中に3本の発表があり、3本目が僕の発表でした。妊婦想像力の胎児への影響という16世紀後半に盛んに議論された問題を足がかりに、『事物の本性についてDe natura rerum から『虫についてDe vermibus を結びつける発表をおこないました。まだまだ粗削りですが、これまで誰もまともに扱ったことがない偽パラケルスス文書をとり扱うための良い契機となりました。

 

午後にも3本の発表があり、なかなか充実したパラケルススをめぐる一日となりました。

 

 

2023. 6. 5

8時半にパリの北駅近くの宿舎をチェックアウトして、はじめてとなるパリ東駅に向かいました。徒歩で10分かかりません。北駅よりも小さくみえますが、良い印象をもちました。TGV2時間ほど乗って、正午にストラスブール駅に到着し、待ちあわせしていたディディエとジャン・マルク、アマデオ君と合流して現地の宿舎に向かいました。

 

15時からしかチェックインできないということなので、荷物を預けて、皆で昼食をとってから大学までトラムに乗りました。なかなか快適な新型のトラムです。午後のセッションからスタートですが、15時から3本の発表がありました。

 

 

2023. 6. 4

コロナ禍をはさんで、ほぼ5年ぶりのパリのクリストフ宅を訪問し、つもる話に花を咲かせました。クリストフも元気そうです。

 

 

2023. 6. 3

旅行カバンの準備もほぼ完了し、飛行機のチェックインも済ませました。15時半の電車で空港に向かいます。

 

 

2023. 6. 2

明日の午後にフランスとドイツのダブル遠征に出発するので、今日は旅行カバンの準備をします。まずは現地の気候を確認したいと思います。

 

 

2023. 6. 1

昨日はじめた作業も、だいたい終えることができました。比較的に素朴な言葉づかいですが、口述筆記のせいなのか、文章が現代とは大きく異なるパラケルススのテクストは、意味を理解するのが難しいのですが、それでも重要なところを見極められたと思います。16世紀後半のラテン語訳と比べてみると、うまく訳しているものだと思うと同時に、ドイツ語の原文なしでは分からないという面もあります。

 

 

 

 

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