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ごくごく個人的な「本」日記

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2024. 3. 31

今日は11時にコージ君と代々木公園近くで待合わせして、午後はそのほかの方々を交えて楽しい一時を過ごしました。

 

 

2024. 3. 30

今日はJCOMがきて、インターネット用のモデムをアップデートする作業が午前中に予定されています。空港で宅配にした荷物も、午後に届くはずです。そのふたつの合間に次号のメルマガ原稿を仕上げてしまおうと思います。すでに下訳は終わっているので、読みなおして推敲します。

 

 

2024. 3. 29

14時間のフライトは長丁場なのですが、スムーズでした。羽田でカバンを宅配にして、残りをもってモノレール・山手線・私鉄線を乗りついで、17にはカワゴエに帰ってきました。夕食後の20には眠さのあまりに崩れ落ちました。

 

 

2024. 3. 28

10時半のフライトなので8に宿舎をでて、空港に向かいました。アトランタは国際便も国内線ターミナルで受けつけてくれました。複雑なケースにも慣れているようで、チェックインの係員もしっかりしていました。荷物は自動的に振替便に向かうようです。安心しました。

 

 

2024. 3. 27

3時半前に起きて身支度をすると、予約よりも早く空港シャトルが到着しました。急いで荷物を運びこんで乗車。4時には空港に到着しましたが、チェックインは激混みです。朝6時に定刻どおり搭乗できたのですが、信号機能の不全により離陸が遅れ、2時間半も地上に釘づけとなりました。とほほ。

 

アトランタに到着すると、すでに羽田行きは出発していました。明日のフライトに振替えとなり、宿舎を用意してもらいました。すでに預けてある荷物は、そのままです。ということで、ほとんど手ぶらなので宿舎にいても快適ではないですね。とほほ。

 

 

2024. 3. 26

ゆるく最後のチェックをしています。明日は3時半に向かえの空港シャトルがきます。

 

 

2024. 3. 25

充実したシカゴ遠征から帰ってきたばかりですが、水曜日のフライトで一時帰国するので、忘れ物がないかスローな動きで旅行カバンづくりをはじめています。例外的に大きなものをふたつ用意していますが、衣服中心で本は持ちかえりません。

 

 

2024. 3. 24

5時に起きて、7時の電車で空港に向かい、10のフライトでニューヨークに向かいました。そこから電車で家に帰り、預けてあったアロー君を迎えにいってきました。20には夕食を食べて、疲れのせいか、そのまま眠りにつきました。

 

 

2024. 3. 23

木金と体力を温存しておりましたが、今日こそは本番です。まずは11時からのケフ子さんが参加するパネルを拝聴しました。これだけフィチーノの名前が出るなら、発表タイトルも「フィチーノ、イアンブリコス、神働術」くらいにシンプルなものにした方が、インパクトもあっただろうと思いました。8月の応募では、提案する機会を逃していました。

 

午後の最初は、魔術研の提案するパネル「イスラムとヨーロッパにおける星辰魔術」です。25名が定員の小部屋ながら、大入りとなりました。あいにく音響が良くないのに、空調がうるさくて、声が通りにくかったと思います。そういう不利な点もありましたが、非常に刺激的なパネルとなり、嬉しかったです。少し時間が余ったので、僕もオーガナイザーとして一言だけ挨拶しても良かったなと、あとから思いました。その場では興奮していて、細かいことは吹っ飛んでしまいました。

 

魔術研が提案する2つめのパネル「ヨーロッパとイスラムにおける錬金術医学」は、一回り大きな部屋で音響も良いものでした。あいにくスイスのナタリアが欠席となり、アマデオ君とジョール(・クライン)だけの発表でしたが、それなりに聴衆も集まり、質疑も活発なものとなりました。アマデオ君は3週間前に大きな発見をし、急にテーマを変更したようです。探偵小説ばりのスリリングな話の展開でいきたいところ、ネタバレからはじまるカタチに。悪くはないですが、ネタの面白さが聴衆に伝わったかは微妙です。ぜひとも英語論文として完成させて、リヴェンジして欲しいと思います。

 

 

2024. 3. 22

朝から雪と風でブリザードとなっています。遠くに外出するのも大変なので、昨日と同様にアマデオ君と中西さんのお相手をしました。

 

夕飯は『ハーフシェル』というオイスター・バーにカニを食べにいきました。今回が3度目ですが、毎度の満足感があります。

 

 

2024. 3. 21

時差ボケなのか5時に目が覚めましたが、そのままスローな動きで朝を向かえることにしました。お昼くらいまでお喋りして、ランチとして近場のキューバン・カフェにサンドイッチを買いにいきました。なかなか美味しかったです。午後にはRSAの会場に向かい、大会バッジを入手しました。以前は大会ごとに特製トートバッグもあったのですが、いまはそれもありません。

 

合宿よろしく、朝から晩まで発表論文執筆などについて実践的にアドヴァイスしています。夕食はメキシコ料理店を予約してあり、サラケフ子さんも合流して楽しい一時をすごしました。

 

 

2024. 3. 20

今日からシカゴ遠征です。昨日は新しい家具の搬入とアロー君を預けに行くことで終わりましたので、午前11の空港行の電車までに旅行カバンを準備します。

 

予定どおり空港に到着し、フライトを待ちました。2時間ほどでスムーズにシカゴに到着し、宿舎近くの駅までブルーラインと呼ばれる電車で移動しました。20にはチェックインもスムーズに済みましたが、入国審査で3時間ほど待たされたアマデオ君と中西さんの到着は22ごろになったと思います。シカゴ名物の厚焼きピザを配達してもらったので、彼らも味見することができました。

 

 

2024. 3. 19

明日から日曜までルネサンス学会のためにシカゴ遠征です。今日は午前中に業者がくるので、9時前に準備をしないといけません。> けっこう大変でしたが、間に合いました。

 

 

2024. 3. 18

チェックした原稿について、朝9時から話しあい。1時間半をすぎたあたりで、発熱のため先方のマシンがフリーズして終了。高スペックのものだと思っていたので、ちょっと驚きました。まあ、開始前からすでに挙動が変だったみたいですが。

 

先行研究の分析とは別文脈(つまり必要ないところ)で、あの人はこう言っている、この人はこう言っていると研究者名をあげつらう修辞のための仕草は、「花咲じじい」と呼ばれると伝えるのを忘れていました。ダメという意味ではなく、本当に必要か考えましょうということ。注に名前が入るなら、本文にまで入れるのは蛇足ではないでしょうか。

 

 

2024. 3. 17

今日も時間をみつけては、くり返し昨日の原稿を読み直しています。

 

 

2024. 3. 16

一昨日から若手の原稿を読んでいます。第1章を読み直し、まだ気になるところをチェックしました。つづいて2に入ったのですが、ちょっとなことが連続しました。

 

 

2024. 3. 15

微調整の一環として、ワンの『科学革命における隠れた性質をあつかうXiaona Wang, Handling Occult Qualities in the Scientific Revolution (Brill, 2023) を冒頭の数章を読んでみました。丹念にテクストを読んで証拠をつみ重ねるというよりも、著者の主張が先行してしまっている感じです。

 

おもなアーギュメントとしては、「明白な性質」と「隠れた性質」の境界が徐々になくなって、不可視だったものが可視化されていくという話だと思います。くり返し言及される「スコラ的な隠れた性質」が何を意味しているのかは、具体的なテクストとともに示されません。フェルネルゼンネルトについての僕の研究も言及されますが、本当に読んでいるかは怪しいです。

 

著者は日本でも邦訳書がある科学史家ジョン・ヘンリーの弟子だと思いますが、ジョンならではの「英語のテクストだけ読む」点と、「旧来のオカルト観や科学革命観に縛られている」という点で、もったいないと思います。

 

 

2024. 3. 14

そろそろ旅行カバンの準備をはじめたいと思います。最低限に絞るつもりなのですが、気を許すとすぐに荷物が大きくなりそうで怖いですね。

 

以前からずっと気になっている『アリストテレス主義と魔術』という論集を編んだドナトから、つぎの論集への寄稿を依頼されました。中世から初期近代までの「驚異mirabilia をめぐるもので、第1弾の発展型と考えても良いのかも知れません。寄稿陣出版社がまだ固まっていないので、どうなるか見極めは難しいのですが、出版物がしっかりと拡散される電子版のプラットフォームをもっている出版社が良いと個人的には思っています。

 

 

2024. 3. 13

来週は水曜日から日曜日にかけてシカゴに行き、そこで開催されるルネサンス学会に参加します。今回は発表をしないので、遠征としては気楽な方です。そのあと27から日本に向かうので、あと2週間は忙しく過ぎていくと思います。

 

隠れた性質」論文の要旨をプルーフ・リーディングしてもらいました。あとは編者の要望にしたがって加筆した4か所ほどをチェックしてもらったら、最終版として提出したいと思います。

 

Renaissance natural philosophers and physicians engaged in intense debates on occult qualities at the threshold of the Scientific Revolution. Daniel Sennert of Wittenberg played a significant role in these debates through his assiduous research. His efforts were crystalized in two works of his mature period: an inquiry into occult qualities as the second book of his Physical Memoirs (1636); and the massive volume On Occult Diseases (1635). Indeed the Renaissance debates on occult qualities were closely related to those of occult diseases, as both issues were intertwined and fervently advanced by Jean Fernel of Paris. Sennert’s lifelong quest for occult qualities and occult diseases was a critical response to Fernel’s ideas.

「科学革命前夜に、ルネサンス期の自然哲学者や医学者たちは隠れた性質についての激しい論争を展開していた。熱心な研究によって、ヴィッテンベルク大学のダニエル・ゼンネルトは、これらの論争で重要な役割をはたす。彼の努力は、『自然問題集』(1636年)第2書としての隠れた性質についての考察、そして非常に浩瀚な『隠れた病気について』(1635年)という晩年の2つの作品に結実している。なるほどルネサンス期の隠れた性質についての論争は、隠れた病気についての論争と密接に結びついていた。パリの医学者ジャン・フェルネルによって、両問題が交錯したかちで推奨されたからだ。隠れた性質と隠れた病気についてのゼンネルトの生涯にわたる探求は、フェルネルの議論にたいする批判的な応答だったのだ。」

 

 

2024. 3. 12

土曜日に見つけた論文によると、ピュタゴラス天空にのぼったり、天空から降りてきたりするという考えは、古代のギリシア・ローマや教父のテクストでは、2カ所くらいしか言及がないようです。どちらも紀元後2世紀ごろのキリスト教徒によるもので、新奇なアイデアではなく、世に流布している言説へのリアクションという文脈です。個別の典拠への言及もないようです。

 

 

2024. 3. 11

編者のコメントを勘案して、「隠れた性質」論文を微調整しました。案外すぐにできました。あとで読み直して、チェックしてもらいます。

 

 

2024. 3. 10

今日はスローな動きでいきます。

 

 

2024. 3. 9

それほどワクチンの影響が大きくないので、起きて作業ができています。昨日に引きつづき、若手の原稿チェックをしています。丸二日かけて、ほぼできあがりました。経験に裏打ちされたプロの技を注入しているのですから、相応に評価されるべきです。

 

 

2024. 3. 8

午前中に帯状疱疹のワクチンの2回目を摂取しました。ワクチンによっては1で済むようですが、2回式の方が効果は長続きするようです。前回は2日間ほど寝込みましたが、今回はどうでしょうね?> 夕方には頭痛とカラダの節々が痛くなってきたので、バファリンを飲んで早めに寝まることにしました。

 

若手研究者の英語論文をチェックしています。もう仕上げの段階です。神経質に細かく表記したいわりには、妙に大味なところもあり、なんだかアンバランスだと思います。まだビギナーだから仕方ありませんが、第三者の目線で自分の原稿をみられるようになることが重要でしょう。足し算ばかりではなく、引き算を知ることも大事です。

 

もう何度も論述は鍛えたので、無駄のないストレートな論述で小気味よく議論が展開しています。ソリッドになったと思いますが、眼を離したすきにワキの甘さが出てきます。そういうところを漏らさないようにしないといけません。

 

 

2024. 3. 7

おそるおそる昨日もどってきたファイルを開けてみたら、メールとほぼ同じことが記されているだけでした。要旨キーワード、イントロの末尾を補強、もう一言を結論に、という感じの微調整で済みそうです。1週間もかからないでしょう。ふう。

 

とりあえず、要旨を考えてみました。少し寝かせてから見直します。

 

 

2024. 3. 6

今年1月末に提出した新作論考「ゼンネルトと隠れた性質・隠れた病気についてのルネサンス論争」が、ゼンネルト特集号の編者アーニャから帰ってきました。お世辞でしょうが、素晴らしいと褒められました。僕としては、フェルネルに大きな紙幅を割いている点に文句がつくかと心配していたのですが、どうやら大幅な修正は必要ないと思われます。明日にでも細かい部分を確認します。

 

 

2024. 3. 5

まあ、だいたい2次文献についても、ある程度は見通しがついてきました。ただし Rinascimento 誌の電子版にアクセスできないので、すぐには確認できないものもあります。

 

フラカストロによる不思議な species の概念の源泉は、ロジャー・ベイコンをはじめとする中世スコラ学にある species 増殖ではなく、フィチーノの『ソピスト注解』だと分りました。偉大なるマイケルの研究書(1989年)をしっかりと読まなかった証拠です。たしかにフラカストロの校訂版をつくったコンチェッタも、その点に言及していました。ただただ反省します。

 

 

2024. 3. 4

ひと通りオケーマについて読めたので、つぎはフィチーノにおけるオケーマをあつかった文献を消化します。今日はまず、最近に邦訳もされたコリアスの論文を読みます。> さすがにフィチーノの『エンネデアス注解』の分析などは深いところに届いているのですが、ガレノスについてなどウソだろ?と眼を疑うような部分もあり、なんとも複雑な心境です。

 

 

2024. 3. 3

つづいて今日は、さらにスローな動きでいきます。

 

 

2024. 3. 2

今日はスローな動きでいきます。

 

 

2024. 3. 1

スキャンという作業は目標消化しても、つぎからつぎへと新しい課題があらわれますね。困ったものです。

 

 

 

 

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