ごくごく個人的な「本」日記
2020年7月
2020. 7. 31 金
コロンビア大学図書館の人力スキャンに注文していた論文「ヘルメスからジャービルと『ウシの書』へ」
David Pingree, “From Hermes to Jabir and the Book of
the Cow,” in Magic and the Classical
Tradition (London: Warburg Institute, 2006), 19-28 が到着しましたので、早速のところ読んでみました。短い論文ですが、とても役だちました。『ウシの書』とともに、ジャービルの『バランスの書』が大事だとわかります。このジャービルの書物は、2015年に新しいアラビア語版が出版されているようですが、古くはポール・クラウスのジャービル著作集の第1巻に収録されているようです。近年の研究はあるのでしょうかね?
2020. 7. 30 木
『ピカトリクス』についての講演会(というよりは、その打ち上げ会)での議論によって弾みがついたので、おもに今年1月におけるBHの日記から『ウシの書』についての記述をあつめて専用頁を開設したいと思っています。少々、お待ちください。
2020. 7. 29 水
昨日の『ピカトリクス』についてのオンライン講演会の興奮もまだ冷めやらないのですが、今日はスプリンガー書店の『初期近代哲学の百科事典』に寄稿したゼンネルトについての記事のゲラが送られてきたので、すかさずチェックして、4か所ほど校正指示を埋めこんで送りかえしました。ところで皆さんは、普段からPDFの校正機能をお使いですか?僕は、ブリル書店から第2著作を出すときに指定されたので、使い方を覚えました。
2020. 7. 28 火
今日は朝5時に起きて、占星術研究家の鏡リュウジさんが主催した稀代の魔術書『ピカトリクス』についてのオンライン講演会にゲストとして参加しました。そのあとに関係者によるオンラインでの打ち上げをふくめ、およそ5時間におよぶ濃密な時間をヴァーチャルに過ごしました。そのなかから、今後に展開されるであろう面白いアイデアがいくつか生まれています。乞う、ご期待!
2020. 7. 27 月
コロナのせいで、コロンビア大学の図書館は閉まっているのですが、人力でスキャンしてくれるサーヴィスは生きています。分量は、1回につき論文1本や本の1章分ということになっています。これまで依頼したなかで一番長いものは、40頁というものがありました。それよりも長いものを依頼するのは、さすがに気が引けるのですが、どうしても必要なので、60頁にわたるものを依頼してしまいました。味をしめるとタガが外れてしまって、ずっと悩んでいた55頁の長いものをもう1本だけ依頼してしまいました。係りの方、ごめんなさい。
2020. 7. 26 日
あれれ?皆さんは、ワードの挙動がなんだか変ではないですか?昨日今日でなにもシステムに変更は加えてないのですが、どうしたのでしょうね?もうすこし、じっくりと観察してみます。> いたずらしていそうな新しめのアプリをいくつか切りおとしていったら、通常どおりの動きになりました。最近のアプリは勝手に更新をくりかえし、ときにマシンに悪影響をあたえるので困ったものです。
2020. 7. 25 土
今日はなにもせず、スローな動きでいきます。
2020. 7. 24 金
占星術研究家の鏡リュウジさんのお誘いで、稀代の魔術書『ピカトリクス』についてのライアナ・サイーフさんによるオンライン講演会に、ちょっとだけゲスト出演する方向で調整中です。もう申し込みは締め切られてしまっていますが、来週火曜日の日本時間で19時からです。アメリカ東海岸は朝6時にあたるので、がんばって早起きします!
2020. 7. 23 木
今日は朝9時から1時間ほどオンラインで、若手に研究のアドヴァイスをしました。ずっと先のことは分かりませんが、とりあえずこれから研究する対象となるテクストが決まりました。前からアイデアがあがっていたわけではなく、いろいろ話しているうちに出てきたものです。結果的には、本人が希望していたことと重なりあう、なかなか説得力あるマテリアルが見つかったと思います。
2020. 7. 22 水
ヨーロッパに本を注文したのですが、アメリカへの発送は国際郵便が使えず、現在のところとり扱っているのはDHLだけのようです。16ユーロの本ですが、送料だけで80ユーロくらいかかるといわれ、あえなくキャンセルしました。
2020. 7. 21 火
予定よりずいぶん遅れて、序章から第2章までを見直しして、訳者の福西さんに送りかえしました。最終チェックをしていただきたいと思います。見直ししながら、まだこの段階でも凡ミスがみつかるもので、なかなか大変だなと気をひきしめております。> 8月になれば時間がとれるということですので、お忙しいところ、よろしくお願いいたします!
2020. 7. 20 月
1928年から1968年までのモミリアーノの作品一覧を入手したので、ひとつひとつチェックして、入手できるものを探しました、この時点では彼のキャリアの3分の2という感じですが、500点近くの出版物があり、本当に超人としかいいようがありません。第2次大戦の前後はさすがに少ないのですが、僕がもっとも活発だった年よりも出版物があります。いったい全体、どういうことなのでしょうね?> こうして4カ月にわたりいろいろ調べていると、日本でもっともモミリアーノの仕事を知っている十指に入ることができるかなと思います。
2020. 7. 19 日
この週末はすごい熱波がやってきたので、どうも夏バテ気味でなにもできなくなりました。スローな動きでいきます。
2020. 7. 18 土
コロナ禍で国際郵便が途絶しているせいで、あいにく欧州から本を入手することはできません。それでも、モミリアーノの著書をさらに3冊ほど入手できました。これを脚注に反映させていきます。
2020. 7. 17 金
こころならずも、今日もつづけてスローでいきます。
2020. 7. 16 木
ちょっと今日はスローにいきます。
2020. 7. 15 水
つづいて第2章をチェックしました。
2020. 7. 14 火
昨日は第1章を斜め読みでチェックをし直しました。
2020. 7. 13 月
旧盆までに片づけなければいけない案件がありがちな時節柄でしょうか、モミリアーノ計画の原稿は、もすうこし僕の方でキープすることにしました。僕としては、あと書きの骨子を考えないといけないので、そちらを優先しようと思います。
2020. 7. 12 日
ひとつ急ぎで見て欲しいと依頼がありましたので、書類をチェックしています。
2020. 7. 11 土
スローな動きになり、なんにもしていません。BH周辺の若い人から嬉しい知らせがありました。良かったですね!
2020. 7. 10 金
久々にスローな動きになりました。偽パラケルスス特集号は、そのまま論集としても出版される予定ですが、なんと資料編が大幅に100頁ほど増強されることになりそうです。これはプロダクトとして、その魅力がかなりパワーアップしますね。
2020. 7. 9 木
今日は、最後にわからなかったことをチェックしています。
2020. 7. 8 水
今日は第6章の書誌データを指さし確認して、全体の確認も終わりました。ふう。まだ2〜3個所ほど、日本の文献をチェックしないといけないのですが、これで息がつけると思います。3月末から本格的にはじめた監修の作業でしたが、3カ月強かかりましたね。これから担当の方に読んでいただこうと思いますが、並行して文献表とあとがきをつくります。
2020. 7. 7 火
ちょっと週末から昨日にかけて、いろいろ大変だったのですが、気持ちを落ちつかせるためにも淡々と作業におこなうことにしました。ということで、第5章の書誌データの指さし確認をできました。
2020. 7. 6 月
今日も今日とて訳注の書誌データのチェックをつづけ、第4章を終えました。これで残っているのは、あと2章ですので、このままのペースなら明後日くらいまでには終わるでしょう。
2020. 7. 5 日
つづけて第3章の訳注の書誌データのチェックをおこないました。ここでも、ポオポロと凡ミスがでてくるので、「おー、こわい」と思っています。叩きおとせてよかったです。
2020. 7. 4 土
独立記念日の祝日ですが、今日も作業を継続しています。今日は第2章の訳注について書誌データを指で追いながらチェックしました。いやいや、この作業で実際に凡ミスがつぎからつぎへと見つかるわけですよ。本当にバカにできません。値千金だと思います。
2020. 7. 3 金
今日は残っていた結論を読みなおしました。これで第3ステージの作業も終わりました。この作業をしていて気がついたのですが、どうも訳注の書誌データの打ちこみにケアレスミスが多いようですので、これからゆっくりと指で追うことによるチェックをしないといけないようです。ということで、結論と序論、そして第1章を作業しました。やっぱり、かなり凡ミスありますね。これは危ないところでした。
2020. 7. 2 木
つづいて第6章の後半を終えましたが、結論の3頁だけが残りました。それは明日に作業します。
2020. 7. 1 水
今日は第6章の前半を読みなおしました。あと1日で全部できるでしょうか?