ごくごく個人的な「本」日記
2025年04月
2025. 4. 30 水
ラビリンス計画のためのアマデオ君の原稿をチェックしてますが、ちょっと詰め過ぎかなと思います。明日も続けます。
2025. 4. 29 火
いい加減に気持ちを入れかえて、「実体全体」について一段落を書かないといけないのですが、まずは幾つか基本文献を読み直さないといけません。> 最近の論文をふたつほど読んでから、段落をひとつ加筆してみました。全体としての議論のバランスを見るために、くり返して読んでみないといけないでしょう。
2025. 4. 28 月
つぎのメルマガを準備してドロップしました。前回に引きつづき、パリの国際会議で発表した原稿「フェルネルにおける内的感覚と共通感覚」の試訳(後半)になります。配信は、5月2日です。
2025. 4. 27 日
まだまだ時差ボケが解消されていないので、今日もスローな動きでいきます。
2025. 4. 26 土
隠れた性質論文でフィーチャされる「実体全体」 substantia
tota の概念を説明する段落を加えて欲しいという要請がきました。これは本当に難問で、ここまで避けていたわけですが、どうしようもありません。観念して、1週間くらい考えたいと思います。
2025. 4. 25 金
マンハッタンの対岸のニュージャージー州にある大型スーパーで、夕食用にお刺身をいろいろ買いこみました。家に着いてからは、荷をといて片づけをして過ごしました。ゆるくいきます。20時には眠りにつきました。
2025. 4. 24 木
まずは12時に家を出て、羽田に14時過ぎに着きました。ゴールデン・ウィーク直前ということもあり、さすがに混んでいます。今回は、いつものデルタではなく、久しぶりに日本航空を使います。15時半からラウンジに入り、執行部ミーティングにオンラインで参加。そのあと18時半のフライトに備えました。
良く眠れたのでスムーズなフライトでした。13時間あまりでニューヨークに到着。そのまま気に入っているペルー料理に食事に向かい、宿舎に着いたのは21時でした。
2025. 4. 23 水
今日はスローな動きでいきます。
2025. 4. 22 火
鈍器づくりについて、とても惜しい知らせがありました。いま某社の最終ラウンドにあるわけですが、すこし減量して、できあがりの前倒しという微調整のうえで再提出という指示があったようです。ゴールデンウィークの直後に決定は持ちこされました。しかし気にしていた構成や組織については、問題なかったようで安心しました。
2025. 4. 21 月
今日は10時からオンラインでミーティングがあります。
2025. 4. 20 日
書泉グランデさんに同人誌『エリクシル』を納入しつつ、アムステルダムから来て日本めぐりをしているオキくんと合流して、銀座のダ・アダにいきました。お手頃な価格で楽しめる場所です。
2025. 4. 19 土
今日は一日、スローな動きもできなかったという感じです。
2025. 4. 18 金
昨日のミーティングから関係者の所感が集まってきています。お世辞でしょうが、コミュニケーション能力の高さに感銘を受けたと労務の方にいわれたので、単純に嬉しかったです。
つづいて14時から、「いまさら聞けない英語論執筆の実践的な基礎知識」というセミナーの第1回を開催しました。参加者の各人がそれぞれ異なる希望を持っているので、どのくらいの分量やスピードにすれば良いか分からなかったのですが、ちょうど良い感じだったようで、楽しく学べる機会になったかと思います。第2回を開いて欲しいという要望が多かったので、知りたいことについてのリクエストを集約して内容を決めたいと思います。
2025. 4. 17 木
10時過ぎにオフィスにでて、11時から難しいミーティングがありました。昨夜遅くて今朝が早かったこともあり、とてもブルータルな一日でした。
2025. 4. 16 水
10時にオンラインで事務局の臨時ミーティングをしました。そのあと午後からゆっくりとオフィスに出て、19時から小岩のヴンダーバーで鈍器づくりについて話しあいました。楽しいひと時でした。
2025. 4. 15 火
今日は時差ボケからの復調のためにスローな動きでいきます。
2025. 4. 14 月
フライトは13時間のうち8時間ほど眠れました。往路はアラスカからグリーンランドの上空を飛ぶのですが、帰路はカスピ海からカザフスタンやモンゴル、そして中国の上空を抜けていきます。不思議な感覚です。定刻どおり18時半に到着し、カワゴエに着いたのは21時半でした。軽く食事をして、そのまま眠りにつきました。
2025. 4. 13 日
宿舎の部屋でダラダラと16時半まで過ごし、空港のデスクで荷物をあずけ、ラウンジに向かいました。フライトは22時発なので、21時までゆるく過ごしました。
2025. 4. 12 土
朝8時半に宿舎をチェックアウトして、トラムで空港に向かいました。ラウンジでくつろいでから、11時のフライトでパリに向かいました。パリでは空港内に宿舎を取ってあり、最初は迷いましたが、モノレールに乗ってターミナル3に向かい、そこから徒歩1分のところに宿舎がありました。フロントで聞いたら、40ユーロの割増で17時まで滞在できるようです。それなら22時のフライトでも十分な気がします。半日ほど重い荷物をもってパリ市内を徘徊するのは嫌だなと思っていたのでラッキーです。
夕食は宿舎のレストランで、20ユーロのビュフェにしました。いろいろ味見できてお得でした。いろいろ実り多い今回のパリ・フィレンツェ遠征でしたが、日本を出発してから丸1週間になるので、かなり疲労も溜まってきています。あとは明日の17時まで、宿舎の部屋でダラダラと過ごしたいと思います。
2025. 4. 11 金
10時の特急電車でローマを目指しました。乗車時間は90分ですが、あまりにスムーズなので、ひと眠りすると到着寸前となっていました。テルミニ駅の近くでローマの大橋さんと待合わせして、まずはポルタ・マジカを見学し、大橋さんのご自宅へ。季節のものをツマミにして乾杯。そして日本時間で21時にあたる、14時から生配信を開始しました。上首尾だったと思います。そのあとは、大橋さんのお手製パスタをいただいて、テルミニ駅に戻りました。
往路と同様に帰路も、ひと眠りしたら到着間際となっていました。不思議なものです。駅で軽食を入手して宿舎に帰りました。あっという間のローマ訪問でしたが、大成功だったと思います。大橋さんもお元気そうでした。
2025. 4. 10 木
朝9時に宿舎をチェックアウトして、激混みの地下鉄に乗り、シャトレからB線で空港へ向かいしました。10時に着いて荷物をあずけ、12時の搭乗をまちます。しかしターミナル2Fは、ふだん使っている2Eと違って、狭すぎる気がします。
フライトはスムーズで14時半にはフィレンツェに着き、トラムに乗って中心街へ。中央駅の近くにとってあった宿舎にチェックインしたあと、すぐさまサンタマリア・ノヴェッラ薬局を目指しました。お店の奥の支払いカウンターのある部屋の一角にエリクシルが一堂に会しています。日本からの観光客は気がつかない人が多いでしょう。
幸運にも、幻の薔薇のエリクシルを大瓶でふたつ入手することができました。これでフィレンツェでの任務は終了したようなものです。そのあとはコロナ前に見つけたお手頃な価格で美味しいものが食べられる隠れ家的なトラットリアに向かいました。僕の拙いイタリア語でも、皆さん喜んでくれるところがイタリアの嬉しいところです。
2025. 4. 9 水
今日はパリ国際会議の2日目で、僕の発表も午後に組まれています。最初はクレッグ(Craig Martin)の発表で、ダ・モンテの医学と哲学の考えを『自然学小論集』に絡めて分析するものでした。
二人目はギド(ジグリオーニ)のもとで博論をおえたレオナルド(Leonardo Gratiotti)によるアルジェンテリオの『睡眠と覚醒について』についての分析でした。良く書けている原稿だと思います。
ランチのあとは僕の発表からでした。完璧にしないで、すこし甘い方が質疑ももりあがる気がします。最後はエリザベトの発表で2日間のプログラムも終了しました。
2025. 4. 8 火
パリ国際会議『中世・ルネサンスのラテン語著作における「自然学小論集」と医学』
“Parva naturalia and Medicine in
Medieval and Renaissance Latin Works” の第1日目です。主催者も発表者も中世の方が多数派なのですが、今日の中世編ではどんな議論が展開されるのか、明日のルネサンス編のために、じっくり観察したいと思います。
最初はルーヴァンのポスドクのティルケ(Tilke Nelis)の発表で、『寿命について』の12世紀の旧訳テクストにたいするマージナリアにみる医学的な要素の分析でした。アリストテレスがオスに注目していたために、精液への言及が多いものでした。つづいてポーランドの研究者マレクとモニカ(Marek Gensler &
Monika Mansfeld)による発表は、13世紀のアスパールのジョフリーによる感覚論にみる味覚論の医学的なソースについての分析でした。
つづいて数年前に『自然学小論集』についての論集をつくったヴェロニク(Veronique Decaix)の13・14世紀の哲学者ルドルフ・ブリトについての発表でしたが、仏語訛りが強い英語でスムーズに頭に入ってきませんでした。マイケル(Michael Dunne)の発表は、13・14世紀の哲学者による『寿命について』への注解をサーヴェイするものでした。議論のなかでは、「根源的な湿気」(humidum radicale)の概念がカギを握るわけですが、寿命を延長する考えは観察されないようです。最後の発表は、ロベルト(Roberto Zambiasi)による発表で、『感覚について』への中世後期の注解における「問題集」に注目する分析でした。
2025. 4. 7 月
夜中にいったん目を覚ましましたが、さいわいにも二度寝できました。朝5時ごろに起床し、ゆっくりと支度して、7時過ぎに朝食をとるためにロビーへ。
ディディエ(カーン)と12時にランチの約束をしていますが、その前に
Les Belles Lettres 書店にいって、ブルーノ著作集の第1巻を入手。本当は第5巻が欲しかったのですが、在庫切れということです。いそいでパンテオンに向かい、ディディエと合流してランチ。前回に会ったときから2年間の出来事をやりとり。
食事のあとに Vrin 書店を冷やかして、オデオン駅に向かう途中で道を間違え、いつのまにか
Champion 書店に出くわしたので、『イタリアにおけるアヴィセンナと医学』 Joël
Chandelier, Avicenne et la medicine en
Italie (1200-1350) を入手。そのまま地下鉄に乗ってヴァンセンヌに向かい、Milles Pages 書店で仏語版『天幕のジャードゥーガル』を入手できました。ちょうど第3巻がでたところでした。書棚担当の方に作者のトマトスープさんに魔術研のイヴェントに登壇していただいた話をしたら、いたく感激されました。
2025. 4. 6 日
搭乗の零時は普段ならすでに寝ている時間ですので、14時間のフライトの最初の8時間を眠ることができました。グリーンランド上空を通過しているところで目が覚め、パリに着いたのは定刻どおり朝7時半でした。
電車で市内に入り、メトロ14番線が使えないので、RERのC線で国立図書館駅まで行き、宿舎はそこから徒歩5分でした。普段のチェックインは16時からですが、25ユーロを払えば11時から部屋に入れるとあって、その選択肢をとりました。
午後の終わりにサンドイッチを入手して、それを食べたら、眠くなってバタム。
2025. 4. 5 土
21時前に羽田空港に着いてチェックインし、JALのラウンジでくつろいでから、23時半の搭乗となりました。
2025. 4. 4 金
14時にオフィスに着いて、ミーティングがあり、そのあと15時からオープンデイでした。およそ30名の方々が参集し、ほぼ最後まで残られたので、かなり手狭なところに集中した感じです。各人とお話しする時間がほとんど取れず、申し訳ありませんでした。
2025. 4. 3 木
11時にオフィスに着いて、大野さんに
School of Excellence の構想を説明して、ロジについてアイデアをいただきました。お昼を4人で食べたあと、鈍器づくりの打ちあわせがあり、つづいて八坂書房の八尾さんが、ローマの大橋さんの手による新刊『アグリッパ 儀礼魔術』をもってきてくれました。
2025. 4. 2 水
11時にオフィスに着いて、パリ・イタリア間の旅費を研究費でカバーしてもらうことにしました。ちょっとトリッキーなところを、まだ新任の大野さんに助けていただきました。知識と経験が豊富な方で、粘りづよく財務と交渉していただきました。素晴らしい!
2025. 4. 1 火
今日は初日で大事なのですが、いきなり電車が止まりました。それでも10時に間にあい、新センターの事務を担当する大野さんを囲んで説明会、つづいてお昼ごはん。息子さんが通っている大学が僕の母校だと知りました。コージ君の秘書さんの息子さんも、これから同じ大学に入学ということで、なんとも奇遇ですねと。