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ごくごく個人的な「本」日記

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20186

 

2018. 6. 30

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 29

  ファイルを90度回転させて、注を中心とした欧文のチェックをおこないました。しかし、今回のプロジェクトは基本的に僕一人でやってますので、注意不足がたたったのか、書式の不統一が続々とみつかります。困ったものです。

 

 

2018. 6. 28

  今日は、7あとがき文献表をチェックしました。これでいったん全体を終えたわけですが、本体や注の欧文については、90ほど回転させてチェックしなおさないといけません。

 

 

2018. 6. 27

  昨日の作業のつづきとして、今日は4から6までいきました。しかし外付けのモニターをつけていても、スクリーンでゲラをチェックするのは、なかなかツラいものがあります。前回の山田さんの本までは、プリントできたのですよね。

 

 

2018. 6. 26

  一日かけて3までゲラをチェックしました。全体の3分の1といったところです。この調子でいくと、全体を踏破するのに3・4日かかるでしょう。

 

 

2018. 6. 25

  11日に入稿したのに、もう『錬金術の秘密』の第1ゲラが届いてしまいました。なんというスピード!これは急ぎですから、優先しないといけません。今週のために立てていた予定が完全に狂ってしまいました。各位、すみません!

 

 

2018. 6. 24

  次号のメルマガをドロップしました。今回は、邦訳版の『錬金術の秘密』の本づくりと出版までの最終的な流れについて解説します。配信は72日の予定です。この邦訳は、ある意味で2000年からのBHの活動の集大成ともなるでしょう。

 

 

2018. 6. 23

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 22

  『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントの対談の特別ゲストも決まり、場所の選定に入りました。おそらくは、下北沢の方面になりそうです。9月の2をマークしておいてくださいね。

 

 

2018. 6. 21

  2016年の夏にオックスフォード大学で、錬金術についてのワークショップが開催されました。そこで発表した原稿の邦訳版をキンドルにしました。題して、『神、天地創造、そして普遍医薬:17世紀初頭のパラケルスス主義者たち』です。よろしく、どうぞ!

 

 

2018. 6. 20

  ニューヨークJFK-ロスLAX)の航空券も入手しました。あとは、それぞれの空港近くの宿舎を手配するだけです。 一時帰国中に、『錬金術の秘密』の出版記念のイヴェベントを予定しています。日時や場所は未定ですが、おそらく9月の第2週になるでしょう。

 

 

2018. 6. 19

  ブックガイドの寄稿をチェックしています。ウェブ連載の残り5回分のオーダーもきめました。こちらも大詰めです。

 

  『錬金術の秘密』のオビ文も、ついに表と背が決まりました。いつもどおり、裏は目次をつかいます。装丁のためのデザイナーさんも、作業を開始したようです。すでに、いろいろアイデアを出していただいているようです。今回も、岡澤里奈さんにお願いしています。僕自身をふくめ、彼女の装丁ファンも多いでしょう。

 

 

2018. 6. 18

  カズ君の原稿につきあって、疑問が残ったところを調べました。ベイコンは『新アトランティス』において、技術によって果実を greater かつ sweeter することができると話します。現代の英語で greater とは、「より素晴らしい」という感じですが、当時のラテン語訳を調べると、その部分には majores があてられているので、大きさの話だと判明します。引用として “greater” とするか larger にしないと、ちょっと誤解を招くでしょう。

 

 

2018. 6. 17

  一時帰国のための航空券を買いました。ロスと羽田のあいだだけです。ロスとフィリーのあいだは、別に探します。

 

            ロス 820 1100-羽田 821 14:30

            羽田 919 1515-ロス 919 09:15

 

 

2018. 6. 16

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 15

  ブックガイドのウェブ連載は、最初から20で終了の予定なのですが、残りの5回分の選考をしました。

 

  午後から、科学史インスティテュート(旧ケミカル・ヘリテイジ財団)でアレン・ディーバスを偲ぶ会が開催され、ラリーの他に台湾からケヴィン(チャン)がきてトークショーをおこないました。ディーバス蔵書の1000が寄付されたことを記念しておこなわれたものです。レセプションのときに立ち話で、ディーバスの息子さんに、日本にいるときにお父さんの本を読んで科学史家になろうと思ったのですと伝えたら、感動されたのかホロリと涙目になってました。

 

 

2018. 6. 14

  そういえば、土曜日にラリーの家にいったときに、小著をもらいました。『泥から生まれた生物:自然発生の驚異と複雑さDaryn Lehoux, Creatures Born from Mud and Slime: The Wonder and Complexity of Spontaneous Generation (Baltimore: Johns Hopkins University Press, 2017)  というものです。開けてみてビックリ、僕の作品がたくさん引かれていました。この著者はけっこう有名人で、一度だけセネカについての国際会議で出会ったことがありますが、どうも古代をやっているので、これまでにまとまった話をする機会はありませんでした。

 

  今朝はルー君の英語の添削と、午後から夕方にかけてブックガイドの原稿を13ほどチェックしました。残りは7本なので、明日には終わるかも知れません。

 

 

2018. 6. 13

加藤ルー君の『思想』論文「科学事典の誕生と編纂:ジョン・ハリス『レクシコン・テクニクム』(一七〇四年)と王立協会をめぐって」が、無料でダウンロードできます。辞典百科全書、そして王立協会などに関心のある皆さん、要チェックです!

 

 

2018. 6. 12

  昨日、出版社に『錬金術の秘密』の原稿一式をおくった入稿の件で、編集部のツイートと僕のツイートの双方がかなり大きな反響をもらっているので驚いています。時差の関係で昨夜に投稿して、起きたときにもの凄い数になっているので、なにかの発言が炎上でもしたのかと疑ってしまいました。こういうのは、流行語でバズっているというのでしょうかね?

 

  これから8月末の出版までの動きを感じていただくために、関連ツイートをまとめる「プリンチーペ著『錬金術の秘密』出版カウントダウン」を開設しました。しかし、この反響の大きさをかんがみて、ぜひとも印刷数を大きく増やして、価格をグイーと下げるように営業部の方々には大英断していただきたいですね。

 

 

2018. 6. 11

  ついに、『錬金術の秘密』のファイル一式と図版一式を送りだしました。8月末の出版を目指します!

 

  ラリーの父方の祖父はイタリアからの移民で、彼は自分の名字がイタリア読みされることに誇りをもっています。「チ」にアクセントがおかれるので、長音となります。プリンチーペです。この点をしっかりと尊重するように念をおされています。『科学革命』の訳者の方々には、このことを出版前に伝えたのですが。

 

 

2018. 6. 10

  今日は移動日です。スローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 9

  昨日の学術会議のつづきです。午後には、バルチモアのラリーのところにお邪魔して、図版の最終確認などをしたいと思います。> 短い時間でしたが、生産的に時間を使えたと思います。

 

 

2018. 6. 8

  今日はちょっと作業の手を止めて、バルチモアのロヨラ大学での学術会議『コスモスと創造』を聞きに来ています。カトリック系の大学で教員をしている科学者たちが、信仰について議論するという変わり種のイヴェントです。ちなみに、去年の講演者は『錬金術の秘密』のラリー・プリンチーペでした。こちらから動画がみられます。

 

 

2018. 6. 7

  最終的な見直しの作業をおこなっています。表記の統一性と細部のデータの確認などです。

 

  『錬金術の秘密』の副題については、「古代ギリシア・エジプトから現代までの歴史」を提案していたのですが、編集部は「実験の再現と歴史学が解明する『高貴なる技』」を提案しています。後者の方向になるでしょう。

 

  ちょっと落ち着いて考えました。ラリーが『錬金術の秘密』でおこなうのは、錬金術師たちの「操作 operation や「工程 process を再現する実験です。だから、それを再現実験とするのは正しいと思うのですが、錬金術師たちがおこなっているものを「実験」と呼んで良いのか疑問があります。「実験」という言葉がもつ現代的な意味とは、かなり違うと思えるのです。ラリー自身も、彼らの作業を「実験」と呼ぶことは非常に稀です。だから再現実験は良いのですが、「実験の再現」は微妙だと思うのです。

 

 

2018. 6. 6

  昨日の作業のつづきをしています。

 

 

2018. 6. 5

  邦訳版の『錬金術の秘密』は、勁草書房の担当さんに見ていただいたものを、昨日からチェックしています。これが終われば、版組に入れます。1日で3ほど進んだので、このペースだとあと2かかりますね。

 

 

2018. 6. 4

  ヨーロッパ共同体における学術研究の総元締めである欧州学術会議European Research Council)から、ある研究計画の審査を依頼されました。受けるなら、825までに審査をしないと行けません。どうしようか、少し考えます。公開されている要旨はエピステーメーを連呼するもので、ちょっとゲンナリしますね。

 

  どうやら、東君の著作がフランスで出版されたようです。シン・ヒガシ『16世紀に数学を考えるShin Higashi, Penser les mathématiques au XVIe siècle (Paris: Garnier, 2018) という題名で、2006の博論をもとにしていると思われます。おめでとう!個人的には、12のあいだに博論からどのくらい研きこまれたのか興味があります。

 

 

2018. 6. 3

  今日も天気が悪いので、スローな動きになるでしょう。

 

 

2018. 6. 2

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 1

  つぎのBH叢書の一冊となるプリンチーペ『錬金術の秘密』のための特別頁を開設しました。こちらです。解題のタイトルは、「高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探究のために」でいこうと思います。

 

  全体をとおして、探求探究のあいだで表記に揺れがあることがわかりました。探究で統一しようと思います。

 

 

 

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