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ごくごく個人的な「本」日記

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201610

 

2016. 10. 31

  フライトはスムーズだったのですが、パリの空港で荷物がなかなか出てきません。乗りたかった19時半のブリュッセル行の新幹線を逃し、つぎの21時発に乗るとリェージュにつくのは深夜2になることから、途中のブリュッセルで投宿することにしました。ホテルについたのは23時、これは冬時間で8時間時差がある日本では午前7時にあたります。とても眠かったです。

 

 

2016. 10. 30

  明日は欧州に帰るフライトがあります。普段の深夜便ではなく、1345です。余裕をもって11すぎに羽田に着くとして、9時ごろにはカワゴエをでることになります。逆算すると7には起きることになります。

 

  次号のメルマガをドロップしました。前回につづいてジェルマーナ(エルンスト)の入魂作「原子、摂理、星の徴:カンパネッラとガッサンディの往復書簡から」の試訳の後半です。デカルトの論敵だったフランスの哲学者ガッサンディは、粒子の偶然な集合離散で自然界の変化を説明する古代ギリシアの原子論を復興しようと試みます。原子論は、17世紀の科学革命の主柱となっていく考えです。祖国を追われてフランスに亡命することになるイタリアの哲学者カンパネッラは、そうした原子論が神の与えた摂理やその伝達者となる星々の徴を無視することに異を唱えます。当初の書簡によるやりとりから、実際に出会い交流をもつ二人のあいだに芽生えた友情をめぐる感動巨編です。近代科学と占星術の関係を理解するうえでも重要な一本です。112の配信となります。

 

 

2016. 10. 29

  今回の短い一時帰国の仕上げとして、やり残していたことを片づけています。スキャンされる本を搬出するために荷をつくるといった作業です。近所のスーパーでちょうどいいサイズの段ボール箱をみつけるのは難しかったりします。今回はお茶の2リットルのボトル6本が入る箱がジャストです。都合3個必要ですが、2個ほど見つけられました。

 

  月曜日の出発までに次号のメルマガをドロップしないといけません。今回は、前回のジェルマーナの論考「原子、摂理、星の徴:カンパネッラとガッサンディの往復書簡から」の試訳の後半をお送ります。

 

 

2016. 10. 28

  ジオコスモス計画の最後の詰めとして、残っていた疑問点をクリアするために22から1時間ほど通信でメーティングをおこないました。最近はフェイスブックのメッセンジャー機能が安定しているので、これを使っています。ついに週明けには、図版をふくめた全ファイルを提出します!

 

 

2016. 10. 27

  駒場で何人かと待ちあわせして一緒にランチをとり、その足で依頼してあったスキャンをうけとりました。費用は5000をすこし欠けるくらいでしたが、中古市場にもない超レアな大型本ですから、仕方ないでしょう。これはF計画で大活躍してくれると思います。

 

  19時半から出版関係の夜会があるので、それまでのあいだ池袋に移動して、ジオコスモス計画の最終原稿の点検をおこないました。あとは、これから帰ってくるプロローグだけチェックできれば完成です。今週中あるいは週明けには晴れて、図版45!をふくめた全ファイルを提出できるでしょう。この計画は去年10から本格的な編集をはじめ、今年の春から秋にかけて集中的に作業していましたが、ついにクライマックスを迎えました。

 

 

2016. 10. 26

  昼間はアメリカに送りだす荷物の手配をおこないました。今回は本ではないので、試みにクロネコの国際宅急便というのを使ってみます。10キロまで8600で、およそ6で届くようです。現地では UPS の扱いになるので、玄関に投げおかれることになりそうです。

 

  スキャンの方はカワゴエにある本はほぼすべて終わったので、最後に残っている百科事典18巻を、3回にわけて出すことにしました。頁数の都合で、6冊づつ12冊とカウントされます。いま申し込んで、年末の作業となるようです。荷の梱包と宅急便の伝票を準備しています。

 

  夕方に池袋で、クニ君の本を見せてもらう小夜会を開催します。

 

 

2016. 10. 25

  オックスフォード大学出版会から出される予定の論集 『世界霊魂』 についての計画書がきました。自分の担当部分をチェックし、くわえて略歴(ショート・バイオ)を提出しないといけません。ほぼ同時に並行して、ケンブリッジ大学出版から出される予定の論集 『プロティノスの遺産』 の契約書のためのアドレスを聞かれました。しかしふと思えば、この手の話題でルネサンスのことを書くときには、そうそうたるルネサンス学の大家ではなく、僕のところに依頼がまわってくるようになったのですね。両方とも、締め切りまでまだ1年ほどあるので、じっくりととり組みたいと思います。

 

 

2016. 10. 24

 大型本の『ボダン著作集』は自分でコピーしてからスキャンすると上手くいきそうにないので、駒場でスキャンしてもらうことにしました。A3270枚ほどになる予定です。中一日で出来あがるようですので、木曜日に受けとるついでに幾人かとランチを食べることにしました。

 

  夜には羽田空港までクレアを見送りに往復してきました。僕の方は、あと1週間ほど滞在して残りの作業をします。

 

 

2016. 10. 23

  旧友のマミちゃんと会うはずでしたが、キャンセルとなりました。残念。

 

 

2016. 10. 22

  友人の手を借りて入手した『ジャン・ボダンの哲学著作集 Œuvres philosophiques de Jean Bodin (Paris: PUF, 1951) は、3つの著作のラテン語原文とフランス語訳が収められている素晴らしいものです。大判で470ほどあります。中古市場には出てない超レアなアイテムです。「フランス人哲学者体系Corpus général des philosophes français という野心的なシリーズのためにつくられた一冊ですが、このシリーズは残念ながら長続きしなかったようです。あまりに野心的すぎます。本来なら国家的なレヴェルのプロジェクトでしょう。

 

  もともとの僕の目的は、ボダンの歴史理論書『歴史の平易な理解のための方法』 (パリ、1566年)の仏語訳があるようなので、それが部分訳か全訳かを確かめ、できれば普遍史計画のために入手することでした。部分訳でもありがたいのですが、おそらくは全訳なのでなおさら助かります。

 

 

2016. 10. 21

  今日は午後から田邊さんと合流し、つぎの03計画について話しあいます。そのあとは、BHファンのための感謝の夕べとして新宿で寿司会を開催します。新著を出版したばかりの中西さんが参加できないのは、とても残念です。

 

 

2016. 10. 20

  連日の動きで疲れてきていますが、最後の好天かもしれないのでダイバシティに行きます。

 

 

2016. 10. 19

  東京に戻って、つぎの03計画についてミーティングです。

 

 

2016. 10. 18

  今日は船で離島に行ってきます。プライヴェート版ブログをご覧ください。

 

 

2016. 10. 17

  もう15年来の知りあいですが、まだ一度もあったことがない長年のBHファン森山君と合流します。那覇のディープなところを案内してもらう予定です。

 

 

2016. 10. 16

  今日は山田さんと合流して、カワゴエ祭りに。くわしくはプライヴェート版ブログを、どうぞ。

 

 

2016. 10. 15

  土日はカワゴエ祭りですので、プライヴェート版ブログをごらんください。

 

 

2016. 10. 14

  カワゴエには15時過ぎに到着しました。忘れていた荷物を搬送しました。

 

  ずっと引っ越しの作業で遅れていたので、ワシントンの研究所と連絡をとらないといけません。

 

 

2016. 10. 13

  あいかわらず時差ボケで、昨夜も20ごろには眠くなり、今日も3に目が覚めました。今日は22時半にクレアが羽田に到着するので迎えに行きます。> 30分遅れで着陸し、入国審査を終えて出てくるまでに時間がかかりましたが、モノレールの終電には間にあいました。浜松町近くにとってあった宿に向かいます。

 

  ついに、ジオコスモス計画が正式に勁草書房の編集会議をとおりました。これは朗報です。来年2の刊行をめざして、がんばります!

 

 

2016. 10. 12

  時差ボケのせいで昨夜は20には眠くなり、今朝は3に目が覚めました。明日の夜遅くにクレアが羽田に到着しますが、それまでに片づけておこうと考えている荷物の整理とスキャンをおこなっています。

 

  ステーフェンから連絡があり、予定している国際論集 『プロティヌスの遺産Plotinus’s Legacy は、あのケンブリッジ大学出版から出されることで正式に決まったようです。これは嬉しいニュースですね!

 

  2012年秋のベルリン国際会議から生まれる論集は、『人間と動物の知覚 Human and Animal Cognition という題名でカヴァーにつかう図像を募集するところまできたようです。もともとの会議の題名には知覚だけではなく知性も入っていて、僕の寄稿は後者をあつかっています。この題名の最終案とはミスマッチのところもあるかなと感じますが、僕の第2著作をそちら方面に関心ある人にも知らせるために良しとしましょう。

 

 

2016. 10. 11

  11に立教大学で待ちあわせして、ジオコスモス計画のための山籠もりを敢行しました。フロントから6まで進み、残り2章分となったところで16時前に終了し、そのあとに小澤君も合流して近くの喫茶店でお茶を飲みました。

 

 

2016. 10. 10

  帰国当日はほとんど時間がないのですが、それでも夜間飛行の利点のせいか、普段よりも軽度の時差ボケ5時半に目が覚めました。今日は体調管理につとめるつもりですが、午後には明日のための準備をし、夕方からは根占先生と会うために所沢に行ってきました。

 

 

2016. 10. 9

  空港内で火災騒ぎがあり、飛行機の出発があやぶまれましたが、結局のところ定刻から1時間ほどの遅れで離陸しました。機内は混んでいたのですが、なんとか無理やりに眠りにつき、気がついたら日本上空でした。そのまま1時間遅れで着陸し、入国審査と済ませて荷物をうけとったところで20でした。今回は荷物が多いので、ひとつは宅配便で別送することにしました。カワゴエに着いたのは22を過ぎていました。食事を済ませて、そのまま眠りにつきました。

 

 

2016. 10. 8

  さあ、ついに一時帰国に向けて出発します。到着は、日曜日の18時半ごろです。

 

 

2016. 10. 7

  明日はついに一時帰国のためのフライトです。21に空港に着けばいいのですが、今回は荷物が多いので小回りが利きません。そのために本数の少ない空港直行の新幹線を使わないといけないので、早めに家を出ないといけません。14にリェージュ発の電車に乗り、ブリュッセルで16時半の新幹線に乗りかえます。空港着は18ごろの予定です。ちなみに、つぎの新幹線ですとギリギリでなにかあったときには間に合いません。

 

  今日は忘れ物がないように、最後の荷物チェックをしたいと思います。

 

 

2016. 10. 6

  昨日の動きをうけて、午前中にジオコスモス計画について1時間ほど話しあいをおこない、これからの作業について確認しました。こちらも、もう最終段階に入っています。

 

  サンディエゴ論集のためにアンドレアスの原稿の最終版がきました。あとはカズ君のものと、ディディエのものが来れば、つぎの段階に入れます。こちらもかなり時間が経過しているので、今年度中にある程度のところまでもっていかないといけません。

 

 

2016. 10. 5

  出版社からジオコスモス計画についての連絡がありました。今月の編集会議に向けて準備しています。

 

  『ラウトレッジ版16世紀哲学必携』への寄稿の校正をすませて、指示リストを送りだしました。今回はぐっと少なくなって2点のみです。あと謎の記号25カ所についても、PDFマーカーをつけて送りかえしました。おそらく編集マークが、そのまま版組されてしまったものだと思われます。> すぐに返事がきて、版組で残ってしまった謎の編集マークは、ちゃんと削除してくれるそうです。安心しました。でも念のため、修正が終わったら PDF をみせてくれと頼んでおきました。みせてくれるでしょうか?

 

 

2016. 10. 4

  なんだか体調は少しだけ戻ってきました。この快方への流れをキープしたいと思います。

 

今日は旅の準備と『ラウトレッジ版16世紀哲学必携』への寄稿論文の校正刷りのチェックをします。> ひととおり見なおしてみました。ほかでは見たことがない記号が使われているので、わからないところもあるのですが、それ以外では23カ所だけ微調整すれば問題ないでしょう。しかし、この記号の意味はなんでしょうね?

 

 

2016. 10. 3

  引越しの件で気疲れしたのか、ちょっと体調がすぐれないので、今日はなにもしないでスローな動きでいきます。それまで驚くくらい良かった天気も、通常の曇天+霧雨がもどってきました。

 

 

2016. 10. 2

  ノブさんの名前をナンシーさんのための記念論集に入れようと考えているのだけれど、どう思うかいとギデオンから聞かれたので、それは素晴らしいアイデアだと思うよと即答しました。

 

 

2016. 10. 1

  編者ギデオンからナンシーさんのための記念論集についての状況報告がきました。編集作業も最終段階に入り、これからスプリンガー書店での版組に向かうのでしょう。勝手な予想ですが、スムーズにいけば校正は年明け、出版は来年の夏前になるのではないでしょうか?これまた時間がかかりましたね。

 

しかしここにきて、数年前に提出してあった原稿が所収される国際論集が幾つも動きだしました。不思議なものです。

 

 

 

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