ごくごく個人的な「本」日記
2013年12月
2013. 12. 31 火
巣鴨、浅草、アメ横とまわって、帰ってきました。
2013. 12. 30 月
どうも、最近はツイッターの動向が全体的に鈍っているように感じます。年末の帰省のタイミングとなり、ネットそのもののトラフィックが鈍っているからかも知れませんが、『パラケルススと魔術的ルネサンス』についてもうすこし反応が欲しいところです。正月に本を読んでブログで紹介してくれる人たちが出てくることを期待しましょう。
次号のメルマガのための原稿「ルネサンスの自然哲学、医学、キミアにおける生命の原理」の推敲を終了して、ドロップしました。1月2日の発信の予定です。
ラウトレッジ論集用の原稿も、見直しが終わりました。あとは書式を揃えないといけません。ま、でも、これで山場はこしたので、静かに新年を迎えられます。> 今回は書誌データをシカゴ形式ではなく、オックスフォード形式というものに合わせないといけません。これは初めての経験なのでちょっと戸惑っています。
2013. 12. 29 日
大変ありがたいことに、エミーさんから BHの活動にたいして寄付をいただきました。それを使って、『パラケルススと魔術的ルネサンス』を6冊ほど、菊地原君と僕の連名で献本できるようにしたいと思っています。科学史関係のめぼしい人には菊地原君がすでに送ったようなので、どなたにするか調整中です。
ここらで本当にメルマガの準備をしないといけません。> 結局のところ、11月にボストンで発表した原稿を邦語にすることにし、なんとか夕方にはひと通りできました。明日もう一度とおして読んで推敲してからドロップします。
ラウトレッジ論集用の原稿はクレアにプルーフ・リーディングしてもらいました。明日は見直ししつつ、書式を整えて提出したいと思います。
おそらく、僕が一番よくつかうレフェランス本は、1988年に出されたシュミット監修による『ケンブリッジ版ルネサンス哲学史』です。この本には出版から25年がたった現在でも色褪せないなにかがあります。それに引きかえ、パーク&ダストンの『ケンブリッジ版科学史・初期近代』(2006年)はほとんど使いませんし、誰かに使われているところを見たこともありません。収録された各テーマの構成などはよく練られているとは思うのですが、なぜなのだか分かりません。愛用している人がいたら、どんな感じなのか聞いてみたいと思っています。
2013. 12. 28 土
僕も寄稿した論集『ブリル版ルネサンス占星術必携』のアマゾンでの予約受付がはじまっています。どうやら、1月15日の発売予定となっていますね。占星術を本当に愛するあなたへ捧げます!
この年末年始のあいだに、メガ・シンポ論集『知のミクロコスモス』のためのオビ文を考えないといけません。今日はとりあえず、その前に年末で消滅してしまうらしい科学史MLに告知をながしました。このMLにもいろいろお世話になりました。ながらく管理人をつとめた杉山さん、ご苦労さまでした。
ゲント時代の同僚マヌのポスドク研究計画書を、入念にチェックするだけで一日が終わりました。『ルネサンスの科学、医学、そして哲学におけるダイモン:16世紀のエピステモロジーにおける精霊の役割』というもので、黒魔術と哲学・科学の関係を、カルダーノをはじめとする16世紀の著者たちにみるというものです。どうも、彼はエピステモロジーと認識科学を混同している気配があります。
2013. 12. 27 金
しかしですね、みなさん、邦語の書物をあつめた初心者の部屋にある新着棚をふり返ってみて欲しいのです。われながらほれぼれするのですが、2013年は待望のBH叢書の発刊もあったせいか、BHファミリーの出版物であふれかえっていますよ。これほど豊作なのも珍しいのかもしれません。
最近ルネサンス界隈の出版物がいろいろあって嬉しいという声を各方面からいただいております。ありがたいことです。今後とも、BH叢書の充実ならびに、BHファミリーの出版物の応援をつづけますので、よろしくお付き合いください。
これから数日間は、いったん棚上げしてあったラウトレッジ論集への寄稿論文の仕上げに集中します。僕としてはこれまで20年の研究成果をぐっと凝縮した入魂の一本です。おそらく今後は、この論文が僕の作品のなかでもっとも言及されるものとなるでしょう。> なんとかできあがったので、クレアにプルーフ・リーディングしてもらいます。
2013. 12. 26 木
年が明けてからお年玉として発表しようかとも思いましたが、めでたいことはもったいぶる必要はありません。今日は朝から中央公論新社に出かけて、メガ・シンポ論集の担当者の方々と会ってきました。日本におけるインテレクチュアル・ヒストリー研究の発展を文字どおり陰から支えてきた伝説的な編集者・二宮隆洋さんに捧げるオマージュとして準備してきた一冊ですが、来たる3月10日の出版を目指してスパートをかけることになりました。その前後で、都内の某大型書店においてビックな出版記念イヴェントをするべく、僕も緊急帰国を要請されました。寄稿者の皆さん、協力お願いします。一緒にがんばりましょう!>
この機会に、メガ・シンポ論集の内容をまとめた専用頁を開設しました。
ヨハネス・ケプラーの『新天文学』(1609年)の邦訳が出されたようです。先行している『宇宙の神秘』と『宇宙の調和』とならんで、これでケプラーの三部作が完成というかたちになります。偉業です!
2013. 12. 25 水
そろそろ月末が近づいてきたので、メルマガの準備もしないといけません。今月はどういう内容にするか、まだ決まっていません。
2013. 12. 24 火
午後に予約の入っていた歯医者をこなして、紀伊国屋に向かいました。例のごとく、歯医者では右下の親不知を爆弾として抱えていることを、さんざん脅かされました。
26日にメガ・シンポ論集のことで、出版社の担当者の方とお会いする予定です。
2013. 12. 23 月
12時前に学習院女子に着き、学生食堂のロビーで読み原稿の最終確認をしました。13時すこし前に根占先生の研究室に向かい、そこから一緒に会場に向かいました。残念ながら会場のある7号館はインターネットの無線接続は出来ないようで、持参したヴィデオでの撮影にきりかえました。すこし僕の発表が長かったようですが、全体的にはプログラムどおりに進行しました。岡北君やアマデオ君の発表をはじめて見たり、桑木野君とカズ君の成長ぶりも確認できました。なかなか実りの多い研究会であったと思います。研究会の模様を写したヴィデオは帰欧後に編集処理が終わり次第、ネットにアップしますので、お楽しみに。
反省点として、やっぱり僕の発表は9000字では多かったようです。1分で300字ではなく、200字ではないでしょうか?どうも、メガ・シンポのときの原稿がみつからず、しっかりと字数の確認ができていませんでした。
今回の研究会のもう一つの収穫は、わずか20歳にして「キミアの再考」を掲げる若い学生さんと出会ったことです。たんなる偶然かもしれませんが、20年にわたる海外研究生活で僕が探求してきたものとリンクしているようで、なんともいえない感慨を覚えています。ま、皆さんと一緒にじっくりと成長をみつめていきましょう。
2013. 12. 22 日
明日の年末研究会での発表の準備をしています。まだまだ時差ボケがあるので睡眠が不安定で、なかなか苦戦しています。> カズ君によれば、1分300字だと、30分で9000字です。夕方までには、なんとか9000字まで落とせました。
2013. 12. 21 土
今日がトークショーの本番です。行きつけのお寿司屋で腹ごしらえしてから、紀伊国屋に向かいました。関戸さんと長谷川さんと合流して9階の控室に入りました。どうも菊地原君の飛行機がひどい雷雨のせいで遅れているようです。最悪の場合、われわれ二人ではじめて時間を稼がないといけません。待っているあいだに『パラケルススと魔術的ルネサンス』の実物をいただきました。カバー・デザインも素晴らしい本です。
なんとか開始前に菊地原君が到着し、ほどなくしてトークショー開始の時間となりました。1時間半はあっという間に過ぎてしまいました。ヴィデオを撮りましたので、年明けに欧州に帰ってからアップします。登壇している本人には、なかなか手応えが分からないのですが、打ち上げのときに聞いたところ、なかなか良いできであったということです。45人の聴衆で21冊の売り上げがありました。
2013. 12. 20 金
昼過ぎに、仕事の関係で一日遅れでクレアが合流しました。今日は静かに明日のトークショーを待ちます。
2013. 12. 19 木
出発も1時間遅れましたが、到着も1時間遅れて10時半に成田に到着しました。今回はリムジンバスではなく、成田エクスプレスを選んでみました。しかし、2時間半にたいして2時間と乗車時間や値段に違いがなく、京成スカイライナーにしてみれば良かったかなと思いました。池袋駅から歩いて立教大学に向かい、予約してあるゲストハウスの鍵をもらう予定です。
2013. 12. 18 水
7時に起きて、8時20分の新幹線でパリの空港をめざしました。13時40分発のフライトは、1時間遅れで出発しました。フライトでは僕の席のモニターの調子が悪く、別の席をあてがわれました。提携しているデルタ航空のマイレージがシルバーになったことは以前ここに書きましたが、今回分かったことはファースト・クラスの人々と一緒に最初に飛行機に乗りこむことができるようです。
時間をみつけてはラウトレッジ論集のための原稿の推敲をつづけています。だいぶ完成に近づいてきました。
2013. 12. 17 火
今日はナイメーヘンからリェージュへ、そしてカバンの荷造りをしてブリュッセルへと向かう移動日です。電車のなかでラウトレッジ論集への寄稿論文の推敲をつづけました。あまりに集中していて、途中で乗り換えをミスしてしまいました。
2013. 12. 16 月
今日の午後は同僚ドイナの博士論文審査会ですので、特別にナイメーヘンに向かいます。先日の予行演習をうまくこなしたので、問題はないでしょう。その前に、オクラホマ大学にいるリエンク(フェルミ)が、昼時にやってきます。占星術についての国際会議を開こうとしている彼と、いろいろ計画について話しあうためです。この件がなかったら、審査会がはじまる14時半に着けばよかったのですが、12時前につくために6時半に起きました。今日はちょっとフラフラです。
2013. 12. 15 日
缶詰状態のときは、その他のことがおろそかになりがちですが、ご容赦ください。> だいたいすべての注をいれ、全体的にだいぶできてきました。10000語と、分量的もいいようです。あとは推敲を重ねつつ、論述を流れるようにするだけですね。ふう。
うれしいことに、ついに『パラケルススと魔術的ルネサンス』が届いたという連絡を、誰よりもはやく菊地原君からうけました。記念写真を添付してくれたので、フェイスブック版 BH のほうにアップしておきます。紀伊国屋の新宿本店では、この週末からパラケルススについてのミニ・ブックフェアがはじまっており、そこではこの本も一足先に入手することができます。皆さん、駆けつけてください!
2013. 12. 14 土
ゆっくり起きて、午後からラウトレッジ必携への寄稿論文の作業にもどりました。今日は第2部の注をつける作業をおこなっています。一時帰国まですこしでも先に進めたいと考えています。あとちょっとで、3部構成のうちの第2部もできあがるでしょう。
年末研究会で発表してくれるアマデオ君が、僕のリクエストにこたえてアカデミアのアカウントをつくってくれました。コチラです。早速のところリンクを張りました。これで、視覚化がさらに進みました。この項目も、ちかぢか正式サイトにアップされます。
2013. 12. 13 金
今日は僕のルネサンス・セミナーの最終日で、学生たちのパワーポイントによる発表会です。
午後は原子論のセミナーで、クニ君の博論から混合についての章をたたき台にしたものが行われました。いま現在、こういう議論ができる空間は世界中でもここだけしかないと思います。
セミナーのあとはリェージュに向かって電車に乗りました。
2013. 12. 12 木
昨日から今日の朝にかけては忙しかったです。同僚ドイナの博士号審査会の模擬をおこないました。昨晩会ったときの極度に緊張していた状態とは別人のようにしっかりしていました。『森の森』を題材として、フランシス・ベイコンの自然誌と魔術について探った研究です。
いま、午後になりましたが、なかなか気持ちを入れかえて、原稿執筆の作業にもどるのは大変です。でも、やらねばならないでしょう。>
ということで、なんとか無理矢理に作業にはいり、夕方まで第3部の推敲と注の作業をしました。だいぶ進みました。
夜にクニ君がナイメーヘンに到着したので、夕飯をつくって食べつつ、ワイン・グラスを片手に夜半までいろいろな話をしました。メガ・シンポ論集の話で盛りあがりました。ヨシ君と毎日のように一喜一憂していると聞きました。でも、僕にいわせれば、あまりにも中身が素晴らしいので恐れるに足らずという気がします。
お知らせです。年末研究会の場所が変わりました。7号館4階の741号室です。よろしく!
2013. 12. 11 水
10日の時点で昨日ここに書いた進度ですので、日本への移動があったとしても、年末までにはなんとか原稿を仕上げることができるでしょう。すこし先が見えてきました。やはり月に一本が限度ですね。それを越すと心理的には良くないですね。
おお!朗報です。桑木野君の新著
『叡智の建築家:記憶のロクスとしての16-17世紀の庭園、劇場、都市』(中央公論美術出版社、2013年)が今月末の刊行となり、そのお披露目を23日の年末研究会でしてくれることになりました。世の桑木野ファンは、集合です!
2013. 12. 10 火
今月23日(月)の午後に学習院女子大学で行われる
JARS 主催の年末研究会のための告知頁をつくりました。知的興奮に満ちた楽しい会にしますので、どうぞよろしく!> 『ルネサンスの知のコスモス:都市、人間、自然』という仮タイトルにしてみました。
午後は昨日のラウトレッジ論集への寄稿にもどって、夜まで集中して作業しました。だいたいのトピックをカバーして、注をつけていない状態で7000語まできました。分量的には、こんなものでしょうか?つぎはセクションごとに注をつけながら推敲していきたいと思います。
なんとか先が見えたところで、またつぎの締め切りが降って湧いてきました。なんと今度は1月末で、去年のベルリンでの会議からの論集です。しかし、9月から続くこの締め切り地獄はなんなのでしょうか?息つく暇がありません。このままいくとニューヨークでの発表の準備に時間がとれないという、まずい事態を招きかねません。それだけは、避けなければ!
2013. 12. 9 月
今週で、ルネサンス哲学についてのセミナーは最終回をむかえます。今回は学生たちのパワーポイント発表会なので、僕自身は講義ではなく発表へのコメントに徹するつもりなので、特別な準備をしなくてすみます。
今月末まで締め切りをのばしてもらった『ラウトレッジ版16世紀哲学必携』への寄稿論文の執筆に本格的にとりくみたいと思います。いまは、どういうテーマをあつかいつつ、議論を展開するかの構想を練っています。与えられたお題は、基本的にキミアや医学とのからみでとらえた身体・物体の力というものです。種子や形成力、そして精気やコズミック・ヒートについて、これまでの僕の研究からえられた知見を集大成するものを目指したいと思っています。
とりあえず、以下のような構成で話をつくってみようと思います。あまり僕らしくないタイトルですが、これは編者のリクエストにそったものです。あくまで教科書ということで、内容的にはいろいろな話題が入ってます。しかし、分量の制限がありますので、それぞれの項目では細かい議論はできないでしょう。セクション2がおもに僕の第2著作から、セクション3がボストンでの発表、そしてセクション4が第1著作からエッセンスを抜きだしたものとなります。> やり方としては、深いことは考えずに、まずは分量をクリアすることからはじめましょう。
Body and Internal
Powers: Natural Philosophy, Medicine and Alchemy
身体と内的な諸力:自然哲学、医学、錬金術
1. Natural Philosophy,
Medicine and Alchemy
自然哲学、医学、錬金術
2.
Formative and Plastic Power
形成力
3.
Spirits, Cosmic Heat and the Principle of Life
精気、コズミック・ヒート、生命の原理
4.
Seeds and the Seminal Principle
種子と種子的原理
2013. 12. 8 日
数日前、最近どうもツイッターの動き(リアクション)が鈍くなっているのではないか?という話をクニ君としました。彼も同感なようで、僕の気のせいではないようです。
アダム君は、2か月にわたる強化合宿としておこなっていた山ごもりを終えて、明日にでも日本に帰ります。はたして、当初の予定どおり前代未聞の魔球をひっさげて下山することになったのでしょうか?お楽しみに!> 僕からのメッセージは、夢をしっかりと持ちながら、外界からの圧力に流されず&自分には厳しく、目標にむかって進んでくださいということです。
2013. 12. 7 土
今週末は、デュッセルドルフとケルンのクリスマス・マーケットを見るためにドイツに向かいます。写真などは、あとでプライヴェート版ブログにアップします。
しかし、この年末は21日の紀伊国屋本店でのパラケルスス・トークショーといい、23日に緊急招集された研究会といい、インテレクチュアル・ヒストリーの醍醐味をあますことなく伝える、めくるめく知の饗宴になるのではないでしょうか?BH ファンにはたまらないイヴェントが連続しますよ!
2013. 12. 6 金
年末の研究会のほうは、12月23日(月)の午後1時〜5時という方向で調整しています。発表者と論題は、いまのところ以下のようになる感じです。なかなかワクワクする内容ですね。皆さん協力的で、短い時間でここまでまとめることができました。場所などが確定しだい、またお知らせします。
岡北一孝
「アルベルティとローマ : ニコラウス5世の理想都市」
ヒロ・ヒライ
「ルネサンスの星辰医学 : 占星術から普遍医薬の探求へ」
村瀬天出夫
「初期近代パラケルスス主義へのアプローチ : 出版と受容」
柴田和宏
「諸学を統一する : フランシス・ベイコンの自然哲学と政治学」
2013. 12. 5 木
春先に原稿の編集をすませ、6月に感動の序文をしあげたメガ・シンポ論集にも、ついに動きがありました。出版社の話では、第1ゲラが来年1月には出るようですので、3月末には刊行という線もあるかと思います。エミーさんのときが3か月、菊地原君のものが4か月ですから、そのへんが妥当なのかもしれません。校正担当の方は、とても面白い!といっています。乞う、ご期待!
今月21日のトークショーは、題して「賢者の石・ホムンクルスからアロマテラピーまで:パラケルススの魔術的世界」となっています。だんだんと準備で盛りあがってきました。予約の状況も良いようです。40席がすぐに満杯になってしまう恐れもありますので、急いでください!
本来なら、本が刊行されてから出すそうですが、無理いって先に勁草書房の公式サイトに『パラケルススと魔術的ルネサンス』の正式頁をつくってもらいました。コチラです。
2013. 12. 4 水
金曜のルネサンス哲学のセミナーのために今日はナイメーヘンに移動します。ほぼ自動的に、6時に目が覚めました。移動の列車のなかでは木曜日に合評するアダム君の博論の第4章を読みました。今週は、セミナーでクザーヌスのテクストを読んで、つぎの週は今学期の最終回として学生のパワーポイントによる発表会です。
きついのは今週まで、そのあとは待ってもらっている『ラウトレッジ版16世紀哲学コンパニオン』への寄稿論文を、一気に書きあげるつもりです。基本的には、医学とキミアがルネサンス後期の哲学でどのように機能したかを記述するもので、僕の第1著作と第2著作を土台とします。
21日のトークショーのあと、科研費プロジェクトの関連で研究会を開催しようとしています。半日で4本くらいの発表を想定して、幾人かに打診しています。あと一人ほど決まれば良いかという感じです。みなが揃ったところで、内容を発表します。同時に、日程の調整を続けます。
学生さんから研究会に参加したいという連絡をいただきました。どなたでも歓迎ですよ!
2013. 12. 3 火
今度は、カナダのトロント大学出版会から、とある本の手稿を審査してくれないかという依頼がきました。12万語ということですから、論文でいうと12本分くらいでしょうか?それを、なんと10週間で吟味して欲しいと。この種の審査はしたことないので、それなりに興味はありますが、ちょっとスケジュール的に無理ですね、どう考えても。つぎの3月まではニューヨークの準備に専念しなければなりません。
工作舎のインタヴュを文字起こしした今月のメルマガでも書きましたが、自分の体が2〜3個ほど欲しいところです。
昨日・今日はアメリカ遠征後の疲れを癒すために、なにもしないことを決めました。また明日からセミナーに向けて走りださないといけないのですが、忙しいと知的充電ができません。しかし、BH 本館はいいですね。ここには知があります。そこここにある本を手にとっているだけで、いろいろなアイデアが、つぎからつぎへと湧いてきます。
2013. 12. 2 月
各方面でたいへん好評いただいている『UP』誌上でのリレー連載「跳躍するインテレクチュアル・ヒストリー」ですが、その最終回を載せた12月号が刷りあがったようです。今回は僕の寄稿した「インテレクチュアル・ヒストリーとはなんですか?」をお送ります。これにて、この主題にかんするすべての疑問に答えるつもりです。今月9日くらいから各地の大学生協などで配布される予定です。確実に入手したい人は、送料・税込で1000円ポッキリの年間購読をおすすめします。申し込については、こちらへ。
やっとのことで、一時帰国のための航空券を買いました。自分のメモ用に、ここに旅程を書いておきます。
2013.
12. 18(水)
ブリュッセル南駅 07:10 ―
パリ空港 8:30
パリ 13:40 ― 成田 翌9:30
2014.
1. 7(火)
成田 11:00 ―
パリ 15:45
パリ 19:10 ―
ブリュッセル南駅 20:45
来年の6月6日に英国でおこなわれるルネサンス期の占星術についての国際会議に招待されました。とても行きたいのですが、春先はすでにいろいろ詰まっているので難しいでしょう。あとで今秋のように火の車になるのは避けたいのです。
2013. 12. 1 日
今日は一時帰国のための航空券を買いたいと思います。
ついに、『パラケルススと魔術的ルネサンス』の刊行記念トークショー&サイン会、題して「賢者の石・ホムンクルスからアロマテラピーまで」の正式な告知が紀伊国屋書店のサイトに出ました。コチラです。イヴェントは新宿本店で12月21日(土)の午後3時から行われます。先着40名までなので、お早めに店頭で申し出るか3階の人文書フロアに電話して予約してください。参加は無料です。席に限りがありますので、お早めに!
また、紀伊国屋本店3階の人文書フロアではパラケルススについてのミニ・ブックフェアを14日ごろから開催し、『パラケルススと魔術的ルネサンス』の先行販売を行います。全国での発売は21日以降となるので、いち早く入手するためには、このブックフェア台に駆けつけてください!クリスマスのプレゼントは、是非とも『パラケルススと魔術的ルネサンス』を!