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ごくごく個人的な「本」日記

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202305

 

2023. 5. 31

最後に、パラケルススの正真作である『想像力についてDe virtute imaginativa という小著の分析をはじめました。時間内に終わるとは思いませんし、これ以上は発表原稿も改変する予定はありませんが、そのあとの準備にテクストの打ち込みと、粗訳をしておこうと考えています。

 

 

2023. 5. 30

 次号のメルマガの原稿をドロップしました。今回は、6月上旬にドイツのゴータで開催されるゼンネルト国際会議で発表する原稿「ゼンネルトと隠れた性質・隠れた病気についてのルネサンス論争」の邦訳版です。お楽しみに!

 

 

2023. 5. 29

発表原稿を書きあげたあとに、さらに新しい発見をすることは良くあるのですが、今回は原稿をかなり改稿することにしました。持ち時間30分なので、新しいことを挿入するなら、なにかを削除しないといけません。

 

 

2023. 5. 28

非常に人気を博した偽パラケルススによる小著に気づき、週末のあいだずっと調べていました。

 

 

2023. 5. 27

6時に起きて、9時からの生配信にそなえました。ルー君とアズーロさんに登場していただいて、『近代出版研究』という新しい雑誌について、ゆるく語りあいました。動画はこちらです。

 

この週末のあいだに、つぎのメルマガの原稿を準備します。今回は、来月のドイツで開催される国際会議で発表する新作「ゼンネルトと隠れた性質と隠れた病気についてのルネサンス論争」を邦訳しようと思っています。

 

 

2023. 5. 26

今日はスローな動きでいきます。

 

 

2023. 5. 25

8時半からルー君と彼の原稿について話しあいました。すこし長くなる傾向があるので、無駄を刈りこむことを念頭においてもらいます。

 

つづいて92日(土)に開催されるイヴェントの打ちあわせがありました。前回の話では伊豆方面で個人的に盛りあがったのですが、逗子にも良い場所があると聞きました。

 

 

2023. 5. 24

今日は11時半から定期健診があります。それまで何も食べられません。午前中は、ヘルメス主義についての中西さんとの対談をキンドル化するための原稿をチェックしました。いくつかの疑問点を解消できれば、すぐにリリースできると思います。

 

午後は、ルー君の著作ための原稿をチェックしました。こちらは、今後の指針をしめす細かい作業です。

 

 

2023. 5. 23

以前にも触れたテーマですが、また調べる機会があったので、以下に自分用のメモとして書いておきます。

 

もともと医学を勉強していたバーゼルの Henricus Petri (ドイツ語での記述 Heinrich Petri)は、19歳のときに父 Adam Petri の家業を継いで出版業者となります。セバスチャン・ミュンスターの著作など数多くの素晴らしい出版物により、1556に皇帝カール5世から叙勲されます。それ以降は苗字を改変し、Henricus de Henric-Petri と名乗るようになります。そのためドイツ新伝記辞典(DNB)では Heinrich von Henricpetri というエントリーで記載されています。1569には息子の Sebastian Sixtus に家業をゆずり、出版業者名は Officina HenricPetri となります。この息子たちも、フィチーノの全集など重要な出版物を生みだしていきます。

 

僕が2021年春に審査をしたフィチーノ世界霊魂論についての論文が、ついに出版されたようです。出版社はブリルですが、発行間隔が長めの2分冊の雑誌ですので、かなり時間がかかりましたね。

 

 

2023. 5. 22

2本の発表原稿をプルーフ・リーディングに回しました。今日は、ちょっと一息つけます。なにか忘れたことはないか、確認しています。遠征で通過するパリフランクフルトの宿舎を予約しました。

 

 

2023. 5. 21

今日はスローな動きでいきます。

 

 

2023. 5. 20

もうひとつの論文「正真か偽作か:パラケルススの『事物の本性について』の新研究Urs Leo Gantenbein, “Real or Fake?: New Light on the Paracelsian De natura rerum,” Ambix 67 (2000), 4-29 を再読しました。この論文はテクスト全体の読み直しをしているものなので同じような流れとなるわけですが、僕の発表での視点とは異なるので大丈夫かなと思います。

 

 

2023. 5. 19

6時に起きて、9時からの後藤護さんとの生配信にそなえました。あいかわらずの後藤節を堪能できました。動画はこちらです。

 

昨日ここに書いたとおり、午後にはビルの論文「悪い化学:パラケルススと偽パラケルススにおけるバジリスクと女性William Newman, “Bad Chemistry: Basilisks and Women in Paracelsus and pseudo-Paracelsus,” Ambix 67 (2000), 30-46 を読み直しました。やはり僕の発表に大きく重複する議論はないようです。

 

 

2023. 5. 18

昨日の作業のつづきとして、パラケルスス論推敲を進めつつ加筆しました。いま3200です。あとは週末にビルウルスの新しい論文を読んで、彼らの議論との重複がないことを確認したいと思います。つぎは寝かせてあったゼンネルト論の推敲にもどりたいと思います。

 

 

2023. 5. 17

パラケルススのテクストを追いながら、ドイツ語から英語への訳語を確かめつつ、必要な引用などをチェックしています。だいぶ完成に近づきました。こちらはリラックスした雰囲気の国際会議なので、ガチガチに議論を固めこむ必要はないので、このくらいのオープンな感じで良いでしょう。

 

 

2023. 5. 16

全体の議論を埋めてみて、だいぶ超過している4000となったところで、枝葉末節を削って推敲をしています。1日の作業で分量的にはちょうど良い3000となりました。まだまだラフな議論で大事なこともいえていないので、削りつつ加えるという作業を繰りかえしながら議論を練っていきたいと思います。今週中には、だいたいのカタチになるでしょう。

 

 

2023. 5. 15

イントロ1から発表原稿を書きはじめました。今日の作業で1000に到達したので、30分の発表原稿の3分の1といったところでしょうか。

 

 

2023. 5. 14

ストラスブールで開催されるパラケルススについての国際会議のために、偽パラケルススの『事物の本性について』を読みはじめました。すでに何度も読んだことのあるテクストなのですが、今回のテーマである自然超自然という観点から見直しています。>8に入ったところで、どうやら発表のための切り口を見つけられた気がします。

 

 

2023. 5. 13

今日はスローな動きでいきます。

 

 

2023. 5. 12

つぎの作業にスムーズに移行できずにいるので、プトレマイオスの占星術書である『テトラビブロス』で気になる部分を読んでいます。これは1年後の京都での国際会議の準備でもあります。

 

 

2023. 5. 11

推敲しながら枝葉末節を削っていたら、ほぼ3200となりました。45の持ち時間ですから、発表に30と質疑に15としても、これくらいで良いのではないでしょうか。ここで寝かせて、あとで推敲をつづけます。ふう。つぎはストラスブールでのパラケルスス会議のための原稿を準備しないといけません。

 

 

2023. 5. 10

作業を継続していますが、だいぶカタチになってきました。

 

 

2023. 5. 9

ドイツの国際会議で発表する原稿「ゼンネルトと隠れた性質論争」の作業をつづけています。

 

 

2023. 5. 8

電車で2時間ほどのところに雑用ででかけます。ということで、今日はゼンネルトについての作業はできません。

 

ドイツ遠征での発表ですが、話の流れは固まってきたので以下に書いておきます。発表のタイトルは「ゼンネルトと隠れた性質・隠れた病気についてのルネサンス論争“Daniel Sennert and Renaissance Debates on Occult Qualities and Occult Diseases” というもので、以下のような構成になります。

 

1. イントロ ーー 隠れた性質、言葉の定義とルネサンス期の状況

2. フェルネル ーー 理論の流れと注目点・問題点

3. フェルネル以後 ―― どんな人物がどんな著作を書いたのか

4. ゼンネルト ーー 著作群のなかで取扱い、おもな論旨

 

口頭発表では、「隠れた」(occultus)という言葉で、聴衆がそれぞれ勝手なことを想像してしまいがちなので、冒頭でしっかり定義しないといけないでしょう。ちなみに邦語では、中西さんとの対談ラジオなどで何度もいっているとおり、なんの説明もなく「オカルト」とカタカナで表記するのは、混乱のもとですから避けるべきだと思います。

 

 

2023. 5. 7

今日はスローな動きでいきます。といっても、ずっと頭のなかはゼンネルトのことで一杯なのですが。

 

 

2023. 5. 6

ゼンネルトの医学的な著作群における隠れた性質についての議論をマッピングし、フェルネルとのあいだに介在する著者と著作を幾つかチェックして、最後に昨日まとめたフェルネルの分析から必要なところを流しこみました。まだフェルネルの分量が多いので、枝葉末節を切りおとして圧縮しないといけません。あとはゼンネルトの議論の要点をくわえれば良いかなと思います。残りの時間的に無理なので、それ以上の踏みこんだ議論は諦めたいと思います。

 

 

2023. 5. 5

今日の作業で、なんとかフェルネルのテクストを読み終えました。なかなか面白い議論で、やっぱり僕はフェルネルが大好きだなと確認しました。つづいて、明日はゼンネルトにテクストの分析に移りたいと思います。

 

 

2023. 5. 4

昨日に引きつづき、隠れた性質についてのフェルネルの議論を追いながら考えをまとめています。二日の作業で300頁のうちの200頁くらいまできました。なんとか明日には終えることができるかも知れません。

 

 

2023. 5. 3

ドイツの国際会議での発表のために、ゼンネルトの議論の前提を提起したフェルネルの考えを分析することから開始しています。

 

 

2023. 5. 2

6月上旬にストラスブールで開催されるパラケルスス国際会議の仮プログラムがきました。僕の発表「偽パラケルススの『自然の事物について』における自然、反自然、超自然“Nature, Preternature, Supernature in Ps.-Paracelsian De natura rerum は、火曜日の午後の一本目です。

 

 

2023. 5. 1

月も改まったので、そろそろ本気を出してフランスとドイツのダブル遠征に向けて集中したいと思います。

 

 

 

 

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