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ごくごく個人的な「本」日記

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201712

 

2017. 12. 31

  雪深い越後湯沢から帰ってきました。

 

 

2017. 12. 30

  一泊二日で越後湯沢にいってきます。

 

 

2017. 12. 29

  ルー君やクニ君をふくむ幾人かの人と夜会をもちました。明日の朝が早いので、早めに閉会となり申し訳ありませんでした。急きょ、1月はじめに研究会を開催することになりました。

 

 

2017. 12. 28

  今日も動きはありません。

 

 

2017. 12. 27

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2017. 12. 26

  アマデオ君と赤羽で会い、いろいろと話をしました。11月のトロントでの科学史学会や12月のパリでのワークショップでは、僕から誘っておいて僕自身が出席できなかったので、彼の活躍について聞けました。どちらも上手くいったようで良かったです。

 

 

2017. 12. 25

  今日は休肝日です。

 

 

2017. 12. 24

  こちらも恒例となりました BH 赤鬼会を三軒茶屋で開催します。

 

 

2017. 12. 23

  今日は旧友のマミちゃんと会います。

 

 

2017. 12. 22

  18時から恒例となった思い出横丁での BH 寿司会を開催します。

 

 

2017. 12. 21

  今日は移動日です。

 

 

2017. 12. 20

  お急ぎ便で注文した代替えの電源コードがきたので、さっそく試しました。充電できるようになったので、マシン本体の問題ではないことがわかりました。アメリカ式のコードを日本のコンセントにつなぐために、安物の変換ジャックを使用しているのですが、それがダメになったのではないかと思います。注文した電源コードは予備として残しておきます。

 

 

2017. 12. 19

  好評いただいているブックガイド計画からのウェブ連載、その4は桑木野君のお弟子さん、大学院修士2年の関大輔君によるウォーカーの名著『ルネサンスの魔術思想』の紹介です。末恐ろしい若干24才の作品を要チェックです!

 

 

2017. 12. 18

  このマシンの電源コードの調子が悪くなりました。これは困ります。翌日便で替えケーブルを注文しました。

 

 

2017. 12. 17

  ブックガイド計画からのウェブ連載、その第4弾の見本画面がきましたので、チェックしました。ほぼ問題ないようです。

 

 

2017. 12. 16

  今日はスローな動きでいきます。

 

 

2017. 12. 15

  やっとのことで、外国への渡航許可が出ました。これで一時帰国できます。

 

 

2017. 12. 14

  ディディエも理解してくれたようで、方向修正したものを Ambix 誌の新編集長であるブルース(モーラン)に投げかけました。リアクションを待ちましょう。

 

  カズ君の原稿から56について、コメント会をしました。だいたいの疑問点はクリアできたと思います。この後は、年末までを目標に最終的なヴァージョンをつくる方向で進むことになりました。とても良い論文ですので、曖昧な部分をつぶしてカッチリしたものにしていきたいと考えています。

 

  お、今度は45日にパリで開催される予定の国際会議 『近代フランスにおけるルネサンス占星術の受容』 に招待されました。とても嬉しいのですが、その前の週にニューオリオンズでルネサンス学会があり、それまではカンパネッラについて集中しないといけません。ちょっとスケジュール的に難しいものがあります。また、なにをもってルネサンス占星術というのか、個人的には疑問があります。

 

 

2017. 12. 13

  ディディエからの連絡では、パリでのワークショップから Ambix 誌に特集号を組むという流れのようです。ただし、短いものを同じ人が2も寄稿するというかたちを考えているようで、ちょっと欲張りではないかなと思います。最近の Ambix 誌はノートのような短尺ものを掲載していましたっけ?僕としては、普通の長さの論文を各自1本で合計5本とかにするだけで良いと思うのですよね。

 

 

2017. 12. 12

  朝6時に目覚ましをかけていたのですが、5時に自然と目が覚めました。

 

 

2017. 12. 11

  ちょっと移動します。

 

 

2017. 12. 10

  パリでのパラケルススについてのワークショップは、残念ながら参加できませんでした。どうなったか気になっていたので、アマデオ君に聞いてみました。どうやら上手くいったようで、参加者たちも和気あいあいだったようです。安心しました。

 

  そうこうするうちに、当のディディエからメールで長文の報告が来ました。それぞれの発表について詳しく彼の観察がまとめてあります。ざっと翻訳してアマデオ君にも見せました。あとで、メルマガに組みこんでも良いと思います。> そうそう、昨日のダイモンをめぐる研究書については、メルマガの号外をだしました。

 

 

2017. 12. 9

  エミーさんの『天才カルダーノの肖像』でも、それをもとにしたエミーさんとのニューヨークでの共同発表『占星術、夢解釈、守護霊』でも述べられていますが、カルダーノにおいては守護霊(ダイモン)の概念が重要な働きをしています。以来、この概念を研究するために基本的なところを押さえておこうと思っていて、ずっとできていません。そうしているうちに、どうやらここのところダイモン研究も進んでいることがみえてきました。今日はわかったことを、ここにメモしておきます。

 

  「ソクラテスのダイモン」というテーマが、プラトンの哲学には出てきます。プラトン自身は、古代のピュタゴラス主義からアイデアを得ているようです。この問題をあつかった『古ピュタゴラス主義におけるダイモンの概念Marcel Detienne, La notion de daimon dans le pythagorisme ancien (Paris, 1963) という本が、この分野では長いこと基本中の基本でした。

 

最近になって『プラトン派のダイモン論:プラトンから新プラトン主義までのダイモン概念の歴史Andorei Timotin, La demonologie platonicienne : histoire de la notion de daimon de Platon aux derniers neoplatoniciens (Brill, 2011) という大著が出されました。ダイモンの概念は基本的に、古ギリシアの宗教的な発想からプラトンが哲学にとり入れて以降は、基本的にプラトン主義の伝統に組みこまれていたので、この本はメインストリームをあつかうマスト・アイテムです。

 

  さらにカルダーノの場合に大事なのは、プトレマイオスをはじめとするヘレニズム期の占星術との関係です。今日は、プラトン主義におけるダイモンとヘレニズム期の占星術の関係を知るために、どうしても避けては通れない大著が出たことを知りました。『ヘレニズム占星術におけるダイモン:起源と影響Dorian Gieseler Greenbaum, The Daimon in Hellenistic Astrology: Origins and Influence (Brill, 2016) です。600頁近くあり、3万円もする本ですが、現在知られている典拠を網羅した研究で、とってもしっかりした内容のようです。

 

  これを土台にして、アラビア占星術における研究が進むことを期待します。そうすれば、フィチーノカルダーノのダイモン概念へのアプローチもさらに一歩前に進むでしょう。

 

 

2017. 12. 8

  アルゼンチンの有名なフランシス・ベイコン学者シルヴィア・マンゾさんから、メールがありました。僕たちのボイル論文が読みたいとのことなので、メールでは仏語版に言及されていますが、仏語版と英語版の両方をすぐに送りだしました。名著といわれる彼女の『フランシス・ベイコンの物質論、原子論と錬金術のはざまで』は、英訳されることはないのでしょうかね?まだ実際に会ったことはないので、いつか機会が訪れることを願っています。

 

 

2017. 12. 7

  ゲスト・エディターの相棒リンケは、僕の提案を理解してくれました。つぎは寄稿者のダレルがこの提案に納得することです。> 昼ごろに返事がきて、納得してくれたようです。ただし、いまの原稿を作業しつづけるつもりでいるので、彼にもとめられているものを説明する必要はありそうです。とにかく、つぎは編集部に提案を投げて納得させないといけません。タイムリミットまで10日くらいです。

 

 

2017. 12. 6

  ESM 誌での占星術の特集号は、ダレルの寄稿の修正版がくるのをずっと待っていました。本来なら審査員からのコメントを考慮して、まずいところだけ改稿すれば良いのです。しかしパニックをおこしてしまったのか、彼はまったく異なる内容の長大な原稿を未完成のままで送ってきました。さすがに編集部の人も怒ったのでしょう、ゲスト・エディターである僕らの手で2週間以内になんとかしろということになりました。

 

  これまでにも、多くの人のマズイ原稿を編集してきた僕ですが、さすがに90におよぶ原稿を2週間で仕上げるのは無理ですよ。しかも、ESM 誌は毎年出版できる頁数が約600と決まっています。われわれの特集号は今年の最後の分冊ですから、そんなに長い原稿を収録する余裕はないでしょう。

 

  このままならダレルの原稿ぬきで特集号とするしかありませんが、すでに版組が終わっているイントロをふくむ他の寄稿で彼の論文が言及されています。これらを削ると、レイアウトにも影響が出てしまうかもしれません。なかなか悩ましいところです。僕の解決策は、いったんダレルの寄稿をあきらめ、状況を説明する文を末尾に挿入して特集号とし、出来あがってくるダレルの論考はアネックスとして来年のどこかで出版するというものです。どうでしょうね?

 

 

2017. 12. 5

  今日は昨日のつづきとして、カズ君の原稿から最終節となる6をチェックしました。たったの3なのですが、終わったときには精も根もつきた感じになります。来週の月曜までの早いタイミングで、コメント・タイムを設けたいと思います。

 

英語のレヴェルとしては、の単位ではなかなか良いと思います。これまで僕が見てきた人々のなかでは上位にランクするでしょう。文と文のつながりや文の順番、つまり論述の流れとなると、日本西洋の決定的な違いを感じます。同じような表現を変奏しながらラセン階段をあがっていくクルクルとまわる感じを、直線的なものにするためには集中力を必要とします。

 

  この作業をトレーニングだと思って、カズ君もそれを自分の血肉とできれば、英語の論文を自力でどんどん書けるようになると思います。その潜在力をもっている人でしょう。

 

 

2017. 12. 4

  朝8時から1時間ほど、カズ君の原稿の34について話しあいました。そのあとにエリザベスの原稿が戻ってきたので素早く全体をチェックし、数点の微調整した版をネイティヴのプルーフ・リーディングにまわしてもらいます。クリスマス前にあがってくれば、理想的です。

 

午後には、カズ君の原稿の原稿の5をチェックしました。集中力根気がいる作業なので、がんばったと思っても、3時間3くらい進むのが限度ですね。あと残り3ほどで、全体を踏破することになります。

 

 

2017. 12. 3

  来週の火曜日と水曜日に、パリのエコール・ノルマルで偽パラケルススについてのワークショップがあります。それに参加するはずでしたが、まだアメリカ国外に出る許可がおりていないので、仕方なく僕の発表は誰かに代読してもらわないとなりません。僕としては初めてのケースです。とほほ。

 

 

2017. 12. 2

  今月号のメルマガが、無事に配信されたようです。レオニチェノのテクストを介して、人文主義と医学が高度に交錯する不思議な世界にアプローチしています。

 

  世界中から今週アカデミアにアップロードされた論文のうち19で、僕の名前が言及されているようです。ただしこの機能は有料なので、参加していない僕には、それぞれがどういうものなのかは分かりません。ちょっと気になりますが。

 

  ずっとキープしているニフティのアカウントを閉鎖したいと思っています。ただし、あとでとり返しがつかないことにならないようにしないといけません。なにか自分でも忘れているサーヴィスに登録していないか、しっかりと確認しないといけません。

 

 

2017. 12. 1

  20152月に富山大学で開催した国際ワークショップは、小規模ながら参加者がみっちりと議論をできる空間でとても良かったと思います。特別ゲストとしてカナダから参加してくれたリチャード(アーサー)のライプニッツについてのつぎの本では、このときの議論から得られたものが反映されているそうです。出版されたら、書誌データをお知らせします。

 

  このときも思ったのですが、日本の仲間たちによる国内からの発信でも、しっかりと海外の動向を把握したうえで、オリジナルな成果をもって向きあえば、世界の最先端にもインパクトを与えることが可能なのを示す好例となるでしょう。

 

 

 

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