【論文】 林真理「 『動物学雑誌』初期の目的と成果 ―明治時代日本における動物学研究の一断面─」 藤岡毅「ロシアにおけるメンデル遺伝学の受容」 溝口元「生物学上初のウニ発生学書の著者 E.B.ハーヴィ」 坂野徹「コロボックル論争と「日本人」の不在 - 明治日本の人類学における「人種」理解をめぐって - 」 太田邦昌 「「一名」の語の誤用史、特に本草・博物“学”分野に関連して(その2) 」 【研究ノート】 矢島道子「ダーウィンの訃報記事」 【小特集】シンポジウム報告:メンデル遺伝学受容の比較研究 鈴木善次「アメリカ・イギリスにおけるメンデル遺伝学の受容」 森脇靖子「フランスにおけるメンデル遺伝学の受容」 小川眞里子「ドイツにおけるメンデル遺伝学の受容」 松原洋子「日本におけるメンデル遺伝学の受容」 【研究動向】 松永俊男「最近の欧文誌から」 国際シンポジウム「17世紀―18世紀における生命と物質観」(平井浩氏からの情報) ========================================== 購入後希望の方は、その旨を通信欄にご記入のうえ、下記の講座にお振込みください。1冊1500円 (送料無料)です。郵便振替口座:00160-5-65030 加入者名:日本科学史学会生物学史分科会 |
国際シンポジウム「17世紀-18世紀における生命と物質観」 平井氏(リェージュ大学科学・技術史研究所)より、下記のとおり国際シンポジウムのお知らせをいただきました。
国際シンポジウム『17世紀-18世紀における生命と物質観』(materia e vita)が、今年12月14日(木)から16日(土)にかけてイタリア中部にある Cassino 大学(Universita di Cassino. Dip. scienza e societa, via Zamosh, 1 -03043 Cassino, Italia)にて、現在のロバート・ボイルと英国の粒子論伝統についての研究における若手旗手である Antonio Clericuzio 博士の主催によって開かれます。そのシンポジウムでの発表者と発表内容概略の第1報が入りましたので、ここにお知らせします。 プログラム:
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平井氏は、「ルネサンスの物質理論おける「種子」の概念 :マルシリオ・フィッチーノからピエール・ガッサンディまで」(1999年)でベルギーのリェージュ大学において博士号を取得、またこの論文で国際科学史アカデミー(International
Academy of the History of Science)の新人賞にあたる2001年度「若き歴史家賞」を受賞されています。平井氏が開設している“bibliotheca
hermetica”(錬金術とその関連分野の歴史研究のためのサイト http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9866/)では、充実した文献データベースをはじめ、科学史研究者にとって有用かつ刺激的な情報が提供されています。次号ではこのシンポジウムで発表予定の平井氏に、シンポジウムの模様をレポートしていただく予定です。どうぞご期待ください。(編集係)
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