国際科学史アカデミー
International Academy of
the History of Science
2001年度「若手歴史家賞」
Prize for Young
Historians(2001)
受賞
『ルネサンスの物質の理論における種子の概念:
マルシリオ・フィッチーノからピエール・ガッサンディまで』
Le concept de semence dans les théories
de la matière à la Renaissance
de Marsilie Ficin à Pierre Gassendi.
Ph. D. Diss., December, 1999; Universite
de Lille 3(France).
Cum constet libro tuo non jam excusso te inter juniores scientiarum
historicos excellere, tibi domino Hiroshi Hirai Internationalis Scientiarum Historiae
Academia palmam tinorum confert anno Domini MM Perpetuo
secretarius
Praeses ordine XVIII |
これが証明書の写し書きしたものです。
本文は、ラテン語です。
サインは会長の Emanul Poulle 氏と William R. Shea 氏です。
世界の科学史研究者を束ねる機関として国際科学史アカデミーは存在していますが、
大歴史家アレクサンドル・コイレにちなんで、長年にわたって科学史界の発展に
功績のあった人物に贈られるコイレ賞というのが1968年に設立されます。
それと平行して、将来の活躍が期待される若手の歴史家に対して
新人賞のようなものにあたる「若手歴史家賞」が設けられました。
現在までの受賞者は、僕の分かった範囲では、以下のようになります。
1968 Serge Demidov 氏(?)、 著作 Difussion, Extention, and
Limits of the Axiomatic Method in Modern Science に対して 1986 Christoph Meinel 氏(ドイツ) その化学史研究全般において 1989 William Newman 氏(アメリカ) 偽ゲベルの『完成大全』 Summa Perfectionis 研究に対して 1993 Baudouin Van Den Abeele 氏(ベルギー) 中世鷹飼書についての著作 Les traites latins de
fauconnerie に対して 1995 Marco Beretta 氏(イタリア) 著作 The Enlightenment of Matter
に対して 1997 ? 1999 ?(ドイツ) 古代中国の数学研究に対して |
まだ、1997年と1999年についての所が不鮮明です。
1997年の人が古代中国の数学を研究したドイツの人で
1999年は無かったのかもしれません。
受賞に対する反響は?