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ごくごく個人的な「本」日記

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20144

 

2014. 4. 30

  昨日今日と、缶詰状態でトニー計画のための作業として、捏造テクストにかんする第3章を見直ししています。今日は漫画で有名となったチェーザレが出てきたり、『知のミクロコスモス』の水野論文の内容とも連結していて、なかなか興味ぶかい章です。しかし、まるまる2日の作業でも見直しは終わりませんでした。明日もがんばります。

 

 

2014. 4. 29

  科研費プロジェクト『キリシタンの世紀』の流れで、川村信三 『戦国宗教社会=思想史』 (知泉書院、2011年)を読んでいます。まだ途中ですが、なかなか面白いですよ。スケールの大きい視点のとり方は、博士号をアメリカでとっているからかも知れません。しかし、なんでキリシタン関連の書物は、値段がとても高いのでしょうかね?

 

  ガファレル論集の編集に向かわないといけないのですが、どうも集中できないでいます。

 

 

2014. 4. 28

  これから5月は遠征や原稿の締め切りの予定はないので、久しぶりに腰を落ちつけて、ながらく宿題となっていたガファレル論集の作業に専念したいと思っています。それから、BH 叢書の第3弾『テクストの擁護者たち』の準備をすすめることも視野にいれます。

 

  この時期は、今夏の国際シンポと来年のルネサンス学会の準備を並行しておこなわないといけないので、なかなか気忙しいものとなります。後者の方はベルリンで326-28におこなわれ、応募は610が締め切りです。それまでに、審査にとおるような企画をしっかりと練らないといけません。

 

 

2014. 4. 27

  昨日から、キンドル版の作成にハマっています。基本的には、この BH のサイトをつくるために慣れ親しんだのと同じファイル形式で準備すればいいので、僕にとってはラッキーなことです。脚注のついた文章のレイアウトも、過去に試行錯誤したので要点は掴んでいます。

 

 

2014. 4. 26

  記述が一日分先行していますが、ご容赦を。

 

  ちょっと夢想を。科研費プロジェクト『キリシタンの世紀』に参加している平岡君は、いま大妻の渡辺さんと共同で、16世紀末に日本で活躍したイエズス会士ペドロ・ゴメスの主著の気象論の部分を校訂・英訳しています。主著の手稿はローマのヴァチカン図書館にあり、1960年代に出された写本の翻刻は不十分なもののようです。こんどの国際シンポジウムのために招聘するクレッグ(マーティン)は、その博論と第1著作でルネサンスの気象論をテーマにしていたので、研究のマッチング度は最高です。理想的には、将来に平岡君とクレッグの共著で、ルネサンス気象論の日本への到達をあつかう論文をしあげ、世界的なオーディエンスのいる場所で発表できたらなんと素晴らしいことでしょう。やっぱり、夢がなくっちゃね。

 

  札幌で524-25日におこなわれる科学史学会の年会で、25日(日)の午後1440-1700に、『知のミクロコスモス』に寄稿してくれた柴田君、菊地原君、加藤君、そして東君が、「インテレクチュアル・ヒストリーの挑戦」というセッションを開催します。札幌近辺の人は、ぜひ!

 

   一日がんばってメルマガの原稿をつくりました。フィエヌス論文の邦訳です。明日、推敲して完成したいと思います。> できましたので、ドロップしました。52の配信です。今回はかなりハードコアな内容で、BH 精髄を堪能できるでしょう。題して、「フィエヌスにおける想像力、母親の欲望、胎児の徴」です。> 学術出版の未来を開拓するための一環として、ためしにキンドル版をつくってみました。お試しあれ!

 

 

2014. 4. 25

  去年、バーゼルジュネーヴの二箇所で行われた国際会議『異端的医学』の主催者から連絡があって、論集はすべての発表40!のなかから有志のものをまとめるかたちにするという連絡がきました。フランス語圏で出される複数言語の国際論集になるので、個人的な方針から今回はパスすることにしました。ちなみに、ほぼ同時期にマドリッドで行われた国際会議からの論集も、これまた同じ理由でパスします。

 

  今日は、夏の招聘のための書類を作成しています。

 

  ずっと宿題にしておいた科研費プロジェクト『キリシタンの世紀』の正式ウェブサイトのためのイントロですが、ヴァリニャーノゴメスの部分を英語にしました。クレアにプルーフ・リーディングでしてもらってから、平岡君をはじめとするプロジェクトのメンバーに記載事項のチェックをしてもらって、サイトに掲載したいと思います。7月の国際シンポジウムまでには、イントロを完成させます。

 

 

2014. 4. 24

  きたる719-20に学習院女子大学でおこなわれる国際シンポジウム『アリストテレス主義伝統とキリシタンンの世紀』に招聘する候補者へのコンタクトをはじめました。まずは、ふたりにメールを出しています。すぐにリアクションがありました。やはり、すぐに返事をくれる人たちとは仕事がしやすいです。

 

ひとりは、先ごろ『アリストテレスを覆す:初期近代科学における宗教、歴史、そして哲学 Subverting Aristotle: Religion, History and Philosophy in Early Modern Science (Baltimore: Johns Hopkins UP, 2014) という二冊目の本を出したばかりのクレッグ・マーティンです。本書は、ルネサンス・アリストテレス主義にアプローチするための決定版との呼び声も高いものです。イタリア方面に強い。クレッグとは、2000年のドイツでのサマー・スクールで出会って以来のつきあいで、『キリシタンの世紀』のことは前々から説明していましたし、ダレルからも体験談を聞いているはずなので、スムーズに話が進んでいます。

 

もうひとりは、ポルトガルの方で平岡君の研究仲間ミゲルさんです。去年も呼ぼうとしたのですが、残念ながら日程調整がつきませんでした。今回も、まずはスケジュールを確認するために数日ほど待ってくれという返事です。だから、こちらはまだ分かりません。

 

 

2014. 4. 23

  昨日の1000の記事は、書式・形式には問題ないようで、内容のチェックは編集委員がするとのことです。指示されたように、事実を淡々と記述しているだけなので、おそらくは大丈夫でしょう。本来なら去年のうちに片付けないければならない課題でしてたが、夏から冬にかけてケガで入院・リハビリという問題があったのでこなせないでいました。分量を減らしてもらって、やっと処理することができました。

 

  ベルリン論集の原稿も、ほぼできあがりました。良かった良かった。やはり、BH 本館にながく滞在できると、研究上の生産性は大幅に向上するようです。あと残るは、メルマガです。がんばります。

 

さらに、『知のミクロコスモス』の電子版をつくる計画もスタートしました。人文専門書の新刊がメジャーな出版社からキンドルで出るなんて、本邦ではほとんど未踏の領域でしょう。学術出版の未来を開拓するプロジェクトです。うまく実現できるといいですね。応援していてください!

 

 

2014. 4. 22

  ベルギーは、イースターの休暇が明けたようです。今日は、2011年のベルリン会議から生まれる、動物と人間の相違・相似についての論集に寄稿する原稿に脚注をつけました。基本的には、『知のミクロコスモス』に載せた論考の英語版です。明日もう一度、とおして読んで推敲したいと思います。この論集はアメリカのピッツバーグ大学出版会から出されるようです。

 

  あと今月は、メルマガと日本から頼まれている1000の小さな原稿を仕上げれば、なんとかクリアです。> 1000文字のものは、たたき台があったので、あんがい簡単にできました。書式などがまったく分からないので、出版社の方にを見せてもらって、かたちを揃えて提出したいと思います。これは、長らくの懸案でした。ふう。関係者には、ご迷惑をおかけしました。

 

  ええ?!工作舎の方に教えてもらったのですが、なんと紀伊国屋新宿本店(おそらく3階の人文書)で『知のミクロコスモス』を中心としたブックフェアをやっているようなのです。どなかた、確認してただけないでしょうか?ちなみに、ちょっと看板が目立たなく、ブックフェアだとは気がつきにくいそうです。

 

 

2014. 4. 21

  ここ何年かは、とにかく夢中で走り続けていたので、正直なところ発表や執筆にじかに必要なマテリアルを消化するのは別として、腰を落ちつけて喫緊に必要ではない、なにか新しいものを読むという贅沢な時間がありませんでした。昨日は久々にそんな時間がおとずれ、前から読みたいと思っていた『科学と妖術のあいだ:西欧中世における占星術、占い、そして魔術Jean-Patrice Boudet, Entre science et nigromance: astrology, divination et magie dans l’Occident medieval (XIIe-XVe siècle) (Paris: Sorbonne, 2006) を手にとってみました。それまでの世界での研究をしっかり踏まえた大冊で、とても良い書物です。

 

  先日、『知のミクロコスモス』の寄稿者たちと中世版の可能性について話をしたのですが、どうも日本における状況は、制度や政経にかんする歴史学哲学のそれぞれの領域ががっちりと固定されていて(きれいに分断されているといっても良いかも)、そのあいだを行くインテレクチュアル・ヒストリー(知の歴史)にとり組んでいる人は少ないようです。実際に寄稿できる人を10人ほど集めるのは、さらに大変と。海外では、中世といえば『ミクロログス』のシリーズが扱っているような領域ですよ。動物譚(ベスティアリ)、予言、夢、占星術、奇蹟、いろいろ楽しそうな話題はあるのですけれどね。

 

  集中講義は、だいたいこんな感じの時間割でいきたいと思っています。それぞれの内容については、もう少しお待ちください。

 

22 1040-1210 講義1300-1430 (講義)1450-1620 (演習)

23 1040-1210 (講義)1300-1430 (演習)1450-1620 (演習)

24 1040-1210 講義1300-1430 講義1450-1620 (演習)

25 1040-1210 講義1300-1430 演習1450-1620 (演習)

25(金) 1800 一般講演

 

 

2014. 4. 20

  今日は、日本時間の18から専用放送局『マルシリオ・フィチーノ』にて、あの斜塔堂こと桑木野君をゲストにむかえてネット対談「桑木野幸司、『叡智の建築家』を語る!」をおおくりします。お楽しみに!> 初回放送で100、その後の編集版は半日で40の人が視聴したようです。すごい人気ですね!

 

  今夏の東大での集中講義の正式な告知が出たようです。まだ誤植が幾つかありますが、それは直してもらおうと思います。つぎは、履修予定者の準備のためのフォーラムを開きたいと思います。

 

 

2014. 4. 19

  フィエヌス論文の作業がひと段落ついたので、気分が緩んだのか、今日はたいしたことは何もしませんでした。

 

 

2014. 4. 18

  朝から晩まで作業して、フィエヌス論文もだいぶ完成に近づいてきました。僕の第2著作に収録された論文群を書いていたときのように時間をかけられないので、詰めが甘いところは多々ありますが、このくらいが世間的にはちょうど良いのかもしれません。

 

 

2014. 4. 17

  研究所では、今日を最後に2週間と長めの休みをとる人もおおく、それに倣おうと思います。ただ僕の場合は、どこにもいかずに溜まっている原稿をひたすら仕上げたいと思います。今日も、気持ちはほとんどフィエヌス論文に向いていました。

 

 

2014. 4. 16

  ナイメーヘンへ移動します。今週は、金曜日がグッド・フライデーといって半ば祝日なので一泊だけします。はじめて泊まる B&B でしたが、悪くないところです。これからは、ここを定宿としましょう。

 

 

2014. 4. 15

  フィエヌス論文の作業を本格的に開始しました。例によって、執筆中は日記の記述が少なくなりますが、ご容赦を。

 

 

2014. 4. 14

  今日から執筆に入ります。ナンシーさん記念論集へ寄稿するために、フィエヌスについて発表した原稿にをつけていこうと思います。

 

  トニーの『カルダーノのコスモス』邦訳版は、発売当初は宣伝もなく、ほとんど全ての文脈から孤立したかたちで出されたようです。しかし、ここ数年にわたる BH での地道なキャンペーン、そして BH 叢書や『知のミクロコスモス』とならべて書店店頭にならぶことで、それなりに売り上げを伸ばしているのではないか?と思われるのですが、どうでしょうかね?

 

  来年11月にシカゴでおこなわれるアメリカ科学史学会で、菊地原君と彼の本『パラケルススと魔術的ルネサンス』をもとにした共同発表をする予定です。論文を3本ほど完成させるための長いトンネルに入る前に、ココロの準備としてこの発表要旨を書きました。最大で250のところ、215まできましたので、これで良いのではないでしょうか?題して、「パラケルススにおける梅毒、性、そして想像力 Syphilis, Sexuality and Imagination in Paracelsus です。なかなかセクシーでしょ?

 

The outbreak of a hitherto unknown disease largely troubled European society and culture in the late fifteenth and early sixteenth centuries. This sexually transmissible, epidemic sickness, which is now called “syphilis,” was recognized under various names such as Neapolitan disease, French disease and German disease. It forced physicians and natural philosophers to produce a series of speculations and theories on its nature, origin and cure. They carried out lively debates on this new disease. Swiss physician Paracelsus (1493/94–1541) emerged as one of the most important protagonists in these debates. He opted to call this disease “French disease” after his German fellows and devoted several writings to it. Among these texts our paper will mainly explore the treatises entitled On the Guaiac Wood (1529) and On the Origin and Cause of French Disease (1529). In these works Paracelsus developed his ideas on the nature and cause of syphilis. His discussion was conditioned by his view on sexuality and related behaviors of his contemporaries. The primary basis for his theory was his particular interpretation of the power of the imagination and the intervention of celestial causality. He also established a unique theory of “transplantation” (transplantatio), which was to be inherited by his followers, among whom Danish physician Petrus Severinus (1540/42–1602) was most prominent.

 

 

2014. 4. 13

  科研費プロジェクト『キリシタンの世紀』の参加者から受けとった業績リストを統合して、ひとつのリストをつくる作業をしました。書式を統一するのが大変だったのですが、なんとかなったと思います。> なかなか、素晴らしい内容になっているのではないでしょうか?こちらです。

 

  僕がアメリカにいっているあいだに、慶応遣欧使節団4人の少年のひとり、伊東マンショのものと思われる肖像画が1585にヴェネツィアで描かれ、それが発見されたというニュースが流れましたが、今度はイタリアの新聞がとり挙げているようです。

 

 

 

2014. 4. 12

  ニューヨークバルセロナへの遠征で疲れているのに、雑用的な会議のためにオランダまで移動しないといけないという難局を乗りきりました。週末は静養しつつ、旅モードから執筆モードに移行しないといけません。ここで気分を流されないようにしたいと思います。仕事のできる人とできない人の違いは、この気持ちのスイッチの入れ替えひとつにかかっていると思っています。

 

  今回のニューヨーク遠征で見つけた本のなかには、カルダーノの『精妙さについて』の全英訳があります。なるべく早く、入手したいと思います。訳したのは、フェルネルを訳したジョンです。在ロンドン時代の2002に会って話をしたのですが、フェルネルの直後にカルダーノの翻訳の作業に入ったはずなので、それから12もかかったのですね。息のながい作業です。

 

  科研費プロジェクト『キリシタンの世紀』がお送りする今夏の国際シンポジウムは、719日(土)20日(日)に学習院女子大学でおこなわれます。おおきなテーマはキリシタンの世紀におけるアリストテレス主義という感じになるかと思います。発表者の人選とコンタクト、招聘する海外のゲストなどを決定する作業を、そろそろ本格的にはじめることになるでしょう。海外ゲストのひとりは、あのクレッグ・マーティンになるはずです。乞う、ご期待!

 

 

2014. 4. 11

  今月しなければいけないことを、自分用のメモとして挙げておきます。今月・来月と当面のところ国際会議などでの発表の予定はないので、すこし落ちついて3つの論文を仕上げることに専念します。とくに最初のものについては、ニューヨークで発表したカルダーノ論文はまだ準備が間に合わないので、ストックしてあったフィエヌス論文を宛てるつもりです。

 

           ナンシーさんに捧げる論集への寄稿

           ラウトレッジ論集への寄稿の微調整

           ベルリン論集への寄稿

 

 

2014. 4. 10

  14のミーティングのためにナイメーヘンに向かっています。今週中は電車の線路工事のせいで普段のルートが使えません。それでも、10時に家を出て、13時前には着く予定です。> 移動につぐ移動でかなり疲れていたようで、来年度の授業内容について話しあうミーティングの後は、なんだかフラフラでした。

 

  来年度の僕のセミナーは、「古代から近代までの哲学・科学・宗教Philosophy, Science and Religion from Antiquity to Modern Times というもので行くことにしました。科学探究の倫理的な意味をとく名文のセネカによる『自然問題集』序文など、いろいろ読んでいきたいと思います。今年は、ゲストを呼ぶことも OK となりました。とくに17世紀以降の時代は得意ではないので、ゲストに活躍してもらうと思います。今月19日までに、どういう時代やテクストをあつかうのか、もう少し内容をつめないといけません。

 

           セネカ『自然問題集』序文

           アウグスティヌス『神の国』

           ロンバルディアのペトルス『センテンス』

           トマス『異教徒反駁』

           フィチーノ『プラトン神学』

           メランヒトン『占星術の偉大さについて』

           ガリレオ(ゲスト クリストフ)

           スピノザ(ゲスト レーン・スプルイト)

ライプニッツ『テオディセ』

           啓蒙の時代(ゲスト チャールズ)

 

 

2014. 4. 9

  今日は16時のフライトでベルギーに戻ります。18にブリュッセルに着いて、リェージュは20くらいになってしまうかもしれません。おそらくその一本前に乗って30くらい早く帰れたかもしれませんが、結局のところ予想していたものとなりました。

 

 

2014. 4. 8

  疲れましたが、びっしりと中身の詰まった2日間が終わりました。まさに、ワークショップとはこうあるべきですね。> ある意味で、東大での今夏の集中講義は、これが4日間つづくというわけですね。今からしっかり準備したいと思います。

 

 

2014. 4. 7

  さあ、今日からワークショップの始まりです。午前中には、僕の発表もあります。> 今回は発表者の数も多いせいか、前回と同じセミナー室も人でいっぱいです。南欧の習慣から、ワインが入ったので昼食後のセッションは個人的にすこしダレましたが、発表は全体的に前回よりもずっとパワーアップしていて良かったです。ただの天文学から、年代学パンフレット文学など、分野横断的な知の歴史として冒険していて、内容に幅が出てきています。面白いです。

 

 

2014. 4. 6

  これより、水曜日までバルセロナに行ってきます。現地ではネットにつなげないかも知れないので、あしからず。知のミクロコスモス』を持っていくつもりです。> バス、電車、飛行機、バス、徒歩とスムーズな移動でした。宿舎のネット回線も快調です。ただ花粉が多くて、久々にやられています。

 

  アカデミアに、根占先生のアカウントを開設するお手伝いをしました。なかなか立派な内容になってきました。要チェックです!

 

  移動中に、『知のミクロコスモス』から桑木野論文、小澤論文、菊地原論文をあらためて読みました。どれも良く書けています。誤植を幾つか見つけたので、携帯電話をつかって簡易的にメモしました。バルセロナから帰ったら、統合リストに入れたいと思います。

 

  Isis 誌から、クレッグの新著『アリストテレスを覆す:初期近代科学における宗教、歴史、そして哲学 Craig Martin, Subverting Aristotle: Religion, History and Philosophy in Early Modern Science (Baltimore: Johns Hopkins UP, 2014) の書評を依頼されました。3カ月ということで少し悩みます。ただ、今夏の根占先生との共同研究テーマはアリストテレス主義なので、ちょうどいいかもしれません。

 

 

2014. 4. 5

  今日一日の作業で、なんとか発表原稿もそれなりのものになったと思います。これ以上は時間をかけられませんから、この辺りが限度でしょう。仕方なしです。明日は12には空港に着いてないといけないので、10の電車に乗りたいと考えています。

 

 

2014. 4. 4

  今日は突貫工事でバルセロナでのワークショップのための原稿をつくっています。45ということですから、9ほど必要です。> まだまだラフなものですが、10ほどになりました。まだ時差ボケがひどいので、つらい作業でした。明日は推敲しつつ、議論をととのえて要らないものを切りとりたいと思います。

 

 

2014. 4. 3

  かなり眠れたようで、フライトはあっという間でした。ブリュッセルの空港に1時間半で到着するというところで、目が覚めました。それでも、かなり疲れていることに変わりはありません。定刻より30分早く、9時に空港に到着しました。そのあとは電車の接続が良くなく、12にリェージュの BH 本館に着きました。昼夜が逆転しているせいか、非常に眠たいです。

 

  こういう状態のときは、ふかく物事を考えられないので、後片付けとか現地で撮影したヴィデオの編集を先にすることにしました。夜半になんとかすべてを専用放送局『マルシリオ・フィチーノ』にアップすることができました。フェイスブックの方で、順番に紹介していきます。

 

 

2014. 4. 2

  かるく昼食をとってから、ブルックリンのナンシーさん宅をあとにしました。マンハッタンに出て、ひとつ最後の用事を足してから、空港に向かいました。到着したのは17過ぎでしょうか、19時半のフライトまでまだ少し時間があります。> 定刻どおりの出発です。ありがたいことに隣の席は空いているので、ゆったりと使えます。

 

  帰りの機中で、ルネサンス学会の模様を撮影したヴィデオを観てみました。僕とダレルのセッションは、撮影するアングルの設定を誤ったと思っていたのですが、それでもそれなりに撮れています。最後のディスカッションが切れてしまいましたが、ま、良しとしましょう。キリシタンの世紀の方は、ばっちりです。家に帰ってから、簡単な編集をして専用放送局にアップしたいと思います。

 

 

2014. 4. 1

  今朝早くの便で日本勢は、ニューヨークから成田に向けて飛び立ったのでしょう。無事のフライトを祈ります。

 

  僕は、明日の午後にナンシーさん宅から空港に向かい、19のフライトで欧州に戻ります。到着するのは木曜日の朝です。日曜からバルセロナでワークショップがあるので、その準備をしないといけません。これまた45の長尺を用意しないといけないので、大変ではあります。基本的には、僕の本からセヴェリヌスの章を英語でまとめるかたちになると思います。

 

 

 

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