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ごくごく個人的な「本」日記

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201510

 

2015. 10. 31

  おお、忙しさに忙殺されて次号のメルマガの準備を忘れていました。今日中に用意したいと思います。> メルマガの原稿をドロップしました。今回はここのところずっと日記でお騒がせしているボッティチェリ計画こと 『ボッティチェリ 《プリマヴェラ》 の謎:ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット』の出版準備についついて、熱い制作現場からのリポートです!配信は112日となります。

 

  先週末に応募したシナプスの審査に受かったようです。ということで、近々その名もズバリの 『BHサロン』 を開設します。いまはゴーサイン待ちです。この日記やメルマガでは書けないような生情報や、さまざまなイヴェントや本づくりの状況など、現在進行形BHの「いま」をお届けします。アイデア満載の刺激的な空間をめざします。なんでも質問タイムやマン・ツー・マンの研究相談室、そして僕の一時帰国時には楽しいオフ会なども企画します。乞う、ご期待!

 

  おお、愛古さんに去年夏の駒場でおこなった集中講義 『科学革命の史的コンテクスト』 を、知的な刺激体験のベスト・テンに選んでいただきました。これは嬉しいです!

 

 

2015. 10. 30

  最後の最後に残っていたデータを入力して、無事に完了。ご協力、ありがとうございました。昨晩は眠れたものではありませんでした。ふう。

 

  今日は朝からボッティチェリ計画のために追加する年表づくりをしました。翻訳者の方が家にいるようで、時差もなく作業がはかどりました。あとは索引のためのリストを作成します。

 

  リェージュに帰る前に、オコスモス計画についてFBで通話をおこないました。これからの作業としては、僕の編集したものを順々にチェックしてもらい、それと並行して図版を選定します。このペースをキープして、12月半ばまで作業することを確認しました。そのとき顔合わせし、その先のことを決めます。このままいけば、ヨシ君の本よりも先にできがあるでしょう。

 

 

2015. 10. 29

  今日はとても大事なことを見落としていることに気づき、あわてて計画参加の皆さんにコンタクトをとって、一日かけて対処するという火事場を経験しました。早速のところ協力していただいた皆さま、心から感謝いたします。

 

夕方からは宿舎にもどり、昨晩遅くまでジオコスモス計画のためにデカルトガッサンディについての章を編集したものを、3時間かけて見直しました。これくらいで良いでしょう。あと1章の編集が残っていますが、今後の作業の進め方について明日の13時半FB通話する予定です。

 

  21時に一息ついていると、とんでもない神託がくだりました。1時間たっても、まだ驚いています。なんと、プラトン主義研究の世界的な権威から予期もしないメールがきたのです。「これまで実際に会ったことがないのがとても残念なのだが、君の仕事はよく知っている」ではじまります。どうやらプロティノスの『エンネアデス』へのフィチーノによる注解の校訂と全英訳を終えたばかりだそうです。おお、これは大事件です!でも話はそれで終わりではありません。プロティノスの影響についての論集をケンブリッジ大学出版局から出すことにしたので、ぜひ寄稿してくれということです。なんと!しみじみ生きていて良かったと感じる瞬間です。

 

僕は古典学徒ではありませんが、古典学へのあこがれをもっています。素人の僕なりのリスペクトとして書いたのが、リプシウス論文でした。一介のルネサンス学者でも、古典学に近いことができるのだと実感したものでした。そんな自分がケンブリッジの古典学論集に寄稿というのは、信じられない話です。最近は「BH の日記が大人しくなったよね」といわれるのですが、さすがにこういう神託がくだるとヴォルテージもあがります。

 

 

2015. 10. 28

  今日はオランダに移動します。

 

  偽パラケルススについての国際会議の告知を多くの場所に出すよう試みていたのですが、難しかった米国科学史学会のサイトにも出してもらえました。ココです。またルネサンス学会ココ、そして国際インテレクチュアル・ヒストリー学会ココです。

 

 

2015. 10. 27

  朝にB計画について連絡があり、すぐに対応しなければなりませんでしたが、あとがきについてなど残った点は邦訳者の方にがんばってもらいます。

 

  昨日からのジオコスモス計画の作業のつづきをおこない、もういちど最初から最後まで見直しして編集校を送りだしました。これで夏休み以降に5章分ほど編集したことになります。あと残りは2章分です。11月中には片づくとは思いますが、気を緩めずにがんばります。

 

  そうそう、1219日(土)15時から、あのエスノメソドロジーの酒井さんと下北沢でトークショーをやることになりました。これから正式な口上などを準備します。エスノメソドロジー×インテレクチュアル・ヒストリーということで、パッション溢れるトークとなるでしょう。日程だけはお早めにキープをしておいてくださいね。

 

 

2015. 10. 26

  まだまだスローな動きなのですが、午後からはじめたジオコスモス計画のライプニッツの章の見直しを、なんだかんだと夜半までつづけました。

 

 

2015. 10. 25

  昨日はじつは、めずしく午後から頭痛を感じました。ちょっと微熱があるようで、バファリンを飲んだら夕方まで眠ってしまいました。ここ2か月ほど休みなく飛ばしてきましたので、疲れがたまっていたのかもしれません。そのまま今週末は休息にあてることにしました。

 

  ジオコスモス計画のスピノザの章を編集して送りかえしました。あとデカルトステノ、そしてライプニッツが残っています。

 

 

2015. 10. 24

  朝10時と11時から連続して2本ほどミーティングをこなしました。皆さん、それぞれ大変ですが、がんばってくださいね。ところで最近は、フェイスブックの通信機能もかなり向上して使いやすくなっています。

 

  昨夜、初めて知ったウェブ・サーヴィスに応募してみました。どうも審査があるので、その結果を待ちましょう。厳しいのでしょうかね?楽しみです。

 

 

2015. 10. 23

  T計画のメイン・ゲストの招聘に動いています。カナダのトロントから羽田までの直行便の席を確保するために模索中です。

 

  さて9月から突貫工事ですすめていたB計画は、ほぼすべての原稿がそろい、役者もそろいました!ご協力ありがとうございました。

 

 

2015. 10. 22

  今日は、A君の書類をチェックしました。思いついたことを書きこんで、お返ししました。それで足りない部分は、ハングアウトFBの通信機能で。いまはスカイプなんかより、ずいぶん良くなっています。> 欧州時間で、土曜日の11時にということで。そういえば、日曜日から冬時間に移行します。

 

 

2015. 10. 21

  今日はオランダに移動する日です。

 

  編者のギデオンから連絡があり、ナンシーさんに捧げる論集は 『医学史における教授、医師、実践:ナンシー・シライシ記念論集Professors, Physicians and Practices in the History of Medicine: Essays in Honor of Nancy Siraisi というタイトルで、スプリンガー書店から出版になるということです。最近、多くの企画がブリルからスプリンガーに流れているという印象をうけます。いつごろ校正出版となるのかのタイミングはまだ分かりません。このまま行くと来年の春から夏でしょうか?

 

  さっきから理由を考えています。スプリンガーの出版物もブリルのものに負けず、かなり値段が高いのですが、ひとつだけ利点をあげるとすると、スプリンガーと契約している世界中の大学では、出版されたばかりの論集から論文という単位で閲覧やダウンロードできることです。この電子システムは大きいですね。つまり音楽でいえば、アルバム単位ではなく、シングル単位ということでしょうか?

 

 

2015. 10. 20

  まえがきB計画のために書いたのですが、担当の方に見てもらおうと思って送りだしました。リアクションを待ちます。

 

  古楽研究家の斉藤基史さんと 『ルネサンスの音楽と知のコスモス: シビュラの預言と古代神学』 というトーク・イヴェントを年末の1227日(日)の午後に開催する方向で調整しています。昨夜にポストした告知へのリアクションは良い感じです。個人的にはシビュラの画像をとても気に入っています。なおシビュラについては、『テクストの擁護者たち』の6をご覧ください。その関連で調べているうちに、『シビュラの託宣』の邦語訳があることを知りました。『聖書外典偽典』シリーズの第3巻にあたる『旧約偽典 1』(教文館、1975年)です。トーク・イヴェントの前にオンライン読書会を開催するのは日程的に厳しいかもしれませんが、なんとかテクストを入手したいと思っています。

 

  1114日から121日までアメリカ遠征をふくめて移動がつづくので、それまでにいろいろと片づけないといけません。

 

 

2015. 10. 19

  パリのクリストフからB計画のために解説が送られてきたので、それを翻訳しました。それから担当の方に頼まれた、まえがきを書きました。基本的には、エミーさんの本のために書いたものと同じ路線です。> 午後にはメディチ家の知識人サークルについての解説がきたので、それを翻訳しました。これで残すはあと一本です。

 

 

2015. 10. 18

  アメリカ用のふたつの書類の仕上げをしています。その関係でクレッグと何回かやりとりしました。基本的には同じテーマなのですが、ふたつ同時だと目まぐるしいものがあります。

 

  年末に2つほどトークショーをしたいと思っています。その準備も並行して進めています。

 

 

2015. 10. 17

  今日はあちらの書類を少々、こちらの書類を少々という感じで作業していました。基本的には偽パラケルススのプロジェクトを援用しています。3月のボストンでのルネサンス学会と7月のイタリアでの国際会議のために用意したものを再利用できるので作業が円滑です。

 

  つぎのオンライン読書会の内容を考えています。『錬金術の秘密』にするか、『テクストの擁護者たち』にするか。準備のできている順番からいえば、後者の『テクストの擁護者たち』を先にしたいところです。4にわけて3カ月くらいかけて、カギとなる幾つかの章を読んでいくのが良いのではないかと思っています。

 

 

2015. 10. 16

  思い当たることがまったくないのですが、どうも朝から体の調子がおかしく、すぐにカゼ薬をのみました。それで昼間はなんとか乗り切りましたが、なんだか帰りの電車のなかで背中の右肩下あたりが痛いと感じていました。

 

  午前中のセミナーで、ベルリンからきたロドルフォホッブスにおける心臓の運動について発表しました。むかしホッブスを研究していたケーズはかなり喜んで興奮していました。一方のクリストフは、脇が甘いのではないか?とランチのときに僕にいってきました。ただし深い話にはいる前に邪魔がはいって、その話は終わりでした。

 

  帰りの途中で、送った書類のフィードバックが3つほど帰ってきました。ありがとうございます。

 

 

2015. 10. 15

  今日は朝から、ディディエとイタリアでの国際会議 『偽パラケルスス:錬金術と偽書』 に向けての打ち合わせをスカイプ1時間ほどしました。

 

  B計画の方は、本文テクストと図版108を担当の方に送りだしました。あとは小解説と文献表、あとがきです。もしかしたら、僕もまえがき用に小文を書くかもしれません。それは先方の判断次第です。

 

  2週間ほど集中していた大型書類はほぼ仕上がったので、皆さんからフィードバックをもらおうと思っています。そのあいだに僕は、この月末に向けてもう2つほど書類を(1000+250語と1500語)を書かないといけません。

 

 

2015. 10. 14

  今日は電車でオランダに移動します。家からオフィスまで、ドアからドアで3時間くらいです。駅についたところで、いつものリュックとは別の手さげカバンをもってないことに気がつきました。アイヤヤヤ。いったん家に帰るはめに。1時間後のつぎの電車に乗るしかありません。とほほ。

 

  ついにP計画改めB計画は編集会議でゴーサインがでました。めでたい!小著ながら、担当の方もオールカラーは初めてのようで、春の展覧会に間にあわせるというタイム・リミットもあり、これから様々なチャレンジが待っています。

 

  カラー図版多数の豪華な国際論集 『ルドルフ2世と錬金術』 に寄稿した論文 「クロルの化学哲学における神の言葉と普遍医薬“The Word of God and the Universal Medicine in the Chemical Philosophy of Oswald Croll” の編集稿は問題ないようです。編者イヴォの話ではどうも来年1には出版されるような感じです。これは素晴らしい!あちらは多くの人が参加する人海戦術で作業を進めている感じがします。

 

 

2015. 10. 13

  今日は集中して作業したいと考えています。追いこみです。>なんとか今日の作業で、だいたいのカタチはみえてきました。明日はオフィスにいって全体をプリント・アウトしてチェックしたいと思います。

 

  いま思えば、ヨシ君の来訪から1カ月のあいだに2つの大きな書類を作成することに集中して、いろいろ他の仕事がたまってきてしまいました。それでもB計画ジオコスモス計画はなんとか、それぞれに進行しています。とくに前者では、特別ゲストとして原基晶さんと根占先生にも力を貸してもらうことなりました。ふかく感謝です!訳者のTさんは幸運な人です。

 

  5年越しの作業によるトニーの『テクストの擁護者たち』もなんとか済んだので、つぎは遅れているラリーの本にも戻らないといけません。作業のリズムをつくる仕掛けを思いつきました。上手くいくかどうかわかりませんが、とりあえずこれで半年くらいやってみようと思います。

 

 

2015. 10. 12

  今日は、オンライン読書会 『ダニエル書を読む』 の3回目をおこないました。今日で最後の8から12を読みおえました。終末論の芽生えや死者復活の概念、各種の守護天使たち、そして一神教の世界観のはずなのに多神教という、いろいろな要素がみられる興味ぶかいテクストでした。アマデオ君にはいろいろ助けられました。感謝です。

 

  記念碑的な論集 『ルドルフ2世と錬金術Rudolph II and Alchemy は、2010年にチェコ語版が先行出版されていましたが、僕が寄稿したクロルについての英語版のプルーフが来ました。3週間でチェックして返さないといけません。去年の秋に編者のイヴォに会ったとき、難航しつつも進んでいるといっていました。僕は話半分に聞いていたのですが、この段階まで作業が進んでいたのですね!来年には出版されることになるでしょうか?

 

 

2015. 10. 11

  ひたすらに打たれております。今日は、ずっと数字と睨めっこでした。いろいろなファクターが複雑に絡みあっています。

 

 

2015. 10. 10

  欧州にもどってきて、9月初旬に集中的に構想を練りこんだガイド計画は編集会議をとおり、ゴーサインがでたようです。ある程度の内容を話せる段階になりましたら、ここにも書きます。まずは全部で25項目あるコーナーを編成して章立てを考えなければいけません。今週・来週は忙しいので、それ以降に作業をはじめたいと思います。

 

  さあ、これから4日間は邪念をすてて、に打たれる時間です。がんばります。

 

 

2015. 10. 9

  昨日のつづきとして9をみてみました。トニー的でとても面白いテーマだと思うのですが、ここは自分のなかで消化しきったうえで、読者に優しい論述を展開する筆力が要求されるところだと思うのです。読んでいて僕が難しいと感じるのですから、一般読者にはかなり大変だと想像します。いってみれば、菊地原君の本の3にあたるケースだと思います。あの章も、これでもかこれでもかと時間をかけて改訂しました。

 

 

2015. 10. 8

 ジオコスモス計画は全部で10章分のタタキ台が届き、僕の方でも35の作業したところで、FBの通信機能をつかって相談しました。僕としては全体の分量が多いことが気がかりで、いくつか方策を話しあいました。そのあとに、意見を聞きたいという67をみてみました。

 

 

2015. 10. 7

  今日は10日ぶりにオフィスに行くために、電車でオランダに移動します。>移動中に3つの案件に対応することになりました。オフィスについてからは、たまった雑用を片づけました。そして、すこし落ち着いたところで書類づくりに戻りました。今回は時差的なタイミングがよく、分からないところを質問して解決することができました。

 

  どうやら知泉書館には、ルネサンス叢書というのが存在するようです。どこにも説明がないので、どういうものか知りたいと思っています。

 

 

2015. 10. 6

  今日は昼前から23時近くまで2回の食事以外はノンストップで作業しました。われながら素晴らしい集中力で、だいぶ書類もできてきました。

 

  ある本屋さんでは、ヴィーコ1668-1744)の著作がルネサンスの棚に並んでいるようです。たしかに、BH的にはキルヒャーとかライプニッツは遠くないので可能なのかもしれないですね。でも、そうするとニュートンをルネサンスに入れる前衛的な考えも肯定されるのでしょうか?なかなか悩みぶかい問題だと昨年末からずっと思っています。

 

  夜にはB計画の訳者アミさんから、あとがきが送られてきました。その文面にいたく感動しましたね。

 

 

2015. 10. 5

  昨日の自分ブレーン・ストーミングをうけて、本格的に書類をつくりはじめましたが、まだノリがよくありません。この状態をブレイク・スルーしないといけません。自分でいうのもなんですが、3年前の書類をみるとすごい説得力があり、よく書けているのですよね。これよりも良いものにしないといけないというプレッシャーがあります。

 

  この春から練っているT計画はカナダの先方から返事があり、大きく前進しました。なんとか21314の週末の線でいけそうです。ここが確定すれば、ゲストの航空券をとって宿舎の手配へと進めます。できれば、12日(金)にもイヴェントを入れたいと思っています。

 

  11月の日程もだいぶ見えてきたので、いつも使っているオランダの B&B に予約をお願いしました。部屋がとれれば、ひと安心です。> とれました!

 

 

2015. 10. 4

  今日は朝から数時間ほど集中して、自分で自分をブレーン・ストーミング。思いつくことを、つぎつぎに箇条書きでリストアップしました。コンセプトを練るときの第一歩です。もう少し熟成させることも必要ですが、だんだんと姿が見えてきました。

 

 

2015. 10. 3

  ついに、B計画の原稿ができました。読んで誤字脱字などをチェックしてくださる方を募集します。一般読者のための小著ですので、分量的にはそれほどありませんし、内容的にも難しいものではありません。イタリア・ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてフィチーノが好きな人におススメの一書です。>いま忙しいかなと思っていた紺野さんにダメもとで聞いてみたら、快諾いただけました。今回も、パワード・バイ・石版!でいきます。

 

  しかし、当初から訳者の方とはメッセンジャーでやり取りしたかったのですが、ずっとメールを好んでいたので仕方ないなと思って、9月のあいだは作業していました。しかしヨシ君の来訪のあとは次第にメッセンジャーに移行できたので、連絡が格段にスムーズになりました。

 

 

2015. 10. 2

  ぜひ皆さんにお助けいただきたいのですが、『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(名古屋大学出版会、2009年)をお持ちの方はおられますか?そのなかにポリツィアーノの「馬上槍試合のためのスタンツェ」が入っているようですが、これは全訳でしょうか?それとも1の訳でしょうか?この本では何頁から何頁まで占めるでしょうか?急きょ、B計画のために必要となりました。お教えいただければ嬉しいです。> K さんをはじめ、幾人かの人々が助けてくれました。ふかく感謝いたします。

 

  今回のメルマガは無事に配信されたようです。お楽しみください。

 

 

2015. 10. 1

  今日はツイッターのタイムラインで、『世界女神大事典』(原書房、2015年)という新刊書に目がとまりました。とてもゴージャスなお値段なのですが、これは仕事上どうしても欲しいアイテムです。ううむ。

 

  しかし、本の値段のインフレーションは止まる気配がありませんね。こういっている僕も、なかなか良い値段の本を出しているので文句はいえませんが、それでも一般読者との乖離が大きくなる潮流は、ますます加速してしまうなあという心配があります。値段の上昇とともに販売数が減少するという悪循環に陥ります。対策として、新刊と同時に廉価な電子版が出ることが普通になるようにしないといけないでしょう。

 

2015. 10. 31

  おお、忙しさに忙殺されて次号のメルマガの準備を忘れていました。今日中に用意したいと思います。> メルマガの原稿をドロップしました。今回はここのところずっと日記でお騒がせしているボッティチェリ計画こと 『ボッティチェリ 《プリマヴェラ》 の謎:ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット』の出版準備についついて、熱い制作現場からのリポートです!配信は112日となります。

 

  先週末に応募したシナプスの審査に受かったようです。ということで、近々その名もズバリの 『BHサロン』 を開設します。いまはゴーサイン待ちです。この日記やメルマガでは書けないような生情報や、さまざまなイヴェントや本づくりの状況など、現在進行形BHの「いま」をお届けします。アイデア満載の刺激的な空間をめざします。なんでも質問タイムやマン・ツー・マンの研究相談室、そして僕の一時帰国時には楽しいオフ会なども企画します。乞う、ご期待!

 

  おお、愛古さんに去年夏の駒場でおこなった集中講義 『科学革命の史的コンテクスト』 を、知的な刺激体験のベスト・テンに選んでいただきました。これは嬉しいです!

 

 

2015. 10. 30

  最後の最後に残っていたデータを入力して、無事に完了。ご協力、ありがとうございました。昨晩は眠れたものではありませんでした。ふう。

 

  今日は朝からボッティチェリ計画のために追加する年表づくりをしました。翻訳者の方が家にいるようで、時差もなく作業がはかどりました。あとは索引のためのリストを作成します。

 

  リェージュに帰る前に、オコスモス計画についてFBで通話をおこないました。これからの作業としては、僕の編集したものを順々にチェックしてもらい、それと並行して図版を選定します。このペースをキープして、12月半ばまで作業することを確認しました。そのとき顔合わせし、その先のことを決めます。このままいけば、ヨシ君の本よりも先にできがあるでしょう。

 

 

2015. 10. 29

  今日はとても大事なことを見落としていることに気づき、あわてて計画参加の皆さんにコンタクトをとって、一日かけて対処するという火事場を経験しました。早速のところ協力していただいた皆さま、心から感謝いたします。

 

夕方からは宿舎にもどり、昨晩遅くまでジオコスモス計画のためにデカルトガッサンディについての章を編集したものを、3時間かけて見直しました。これくらいで良いでしょう。あと1章の編集が残っていますが、今後の作業の進め方について明日の13時半FB通話する予定です。

 

  21時に一息ついていると、とんでもない神託がくだりました。1時間たっても、まだ驚いています。なんと、プラトン主義研究の世界的な権威から予期もしないメールがきたのです。「これまで実際に会ったことがないのがとても残念なのだが、君の仕事はよく知っている」ではじまります。どうやらプロティノスの『エンネアデス』へのフィチーノによる注解の校訂と全英訳を終えたばかりだそうです。おお、これは大事件です!でも話はそれで終わりではありません。プロティノスの影響についての論集をケンブリッジ大学出版局から出すことにしたので、ぜひ寄稿してくれということです。なんと!しみじみ生きていて良かったと感じる瞬間です。

 

僕は古典学徒ではありませんが、古典学へのあこがれをもっています。素人の僕なりのリスペクトとして書いたのが、リプシウス論文でした。一介のルネサンス学者でも、古典学に近いことができるのだと実感したものでした。そんな自分がケンブリッジの古典学論集に寄稿というのは、信じられない話です。最近は「BH の日記が大人しくなったよね」といわれるのですが、さすがにこういう神託がくだるとヴォルテージもあがります。

 

 

2015. 10. 28

  今日はオランダに移動します。

 

  偽パラケルススについての国際会議の告知を多くの場所に出すよう試みていたのですが、難しかった米国科学史学会のサイトにも出してもらえました。ココです。またルネサンス学会ココ、そして国際インテレクチュアル・ヒストリー学会ココです。

 

 

2015. 10. 27

  朝にB計画について連絡があり、すぐに対応しなければなりませんでしたが、あとがきについてなど残った点は邦訳者の方にがんばってもらいます。

 

  昨日からのジオコスモス計画の作業のつづきをおこない、もういちど最初から最後まで見直しして編集校を送りだしました。これで夏休み以降に5章分ほど編集したことになります。あと残りは2章分です。11月中には片づくとは思いますが、気を緩めずにがんばります。

 

  そうそう、1219日(土)15時から、あのエスノメソドロジーの酒井さんと下北沢でトークショーをやることになりました。これから正式な口上などを準備します。エスノメソドロジー×インテレクチュアル・ヒストリーということで、パッション溢れるトークとなるでしょう。日程だけはお早めにキープをしておいてくださいね。

 

 

2015. 10. 26

  まだまだスローな動きなのですが、午後からはじめたジオコスモス計画のライプニッツの章の見直しを、なんだかんだと夜半までつづけました。

 

 

2015. 10. 25

  昨日はじつは、めずしく午後から頭痛を感じました。ちょっと微熱があるようで、バファリンを飲んだら夕方まで眠ってしまいました。ここ2か月ほど休みなく飛ばしてきましたので、疲れがたまっていたのかもしれません。そのまま今週末は休息にあてることにしました。

 

  ジオコスモス計画のスピノザの章を編集して送りかえしました。あとデカルトステノ、そしてライプニッツが残っています。

 

 

2015. 10. 24

  朝10時と11時から連続して2本ほどミーティングをこなしました。皆さん、それぞれ大変ですが、がんばってくださいね。ところで最近は、フェイスブックの通信機能もかなり向上して使いやすくなっています。

 

  昨夜、初めて知ったウェブ・サーヴィスに応募してみました。どうも審査があるので、その結果を待ちましょう。厳しいのでしょうかね?楽しみです。

 

 

2015. 10. 23

  T計画のメイン・ゲストの招聘に動いています。カナダのトロントから羽田までの直行便の席を確保するために模索中です。

 

  さて9月から突貫工事ですすめていたB計画は、ほぼすべての原稿がそろい、役者もそろいました!ご協力ありがとうございました。

 

 

2015. 10. 22

  今日は、A君の書類をチェックしました。思いついたことを書きこんで、お返ししました。それで足りない部分は、ハングアウトFBの通信機能で。いまはスカイプなんかより、ずいぶん良くなっています。> 欧州時間で、土曜日の11時にということで。そういえば、日曜日から冬時間に移行します。

 

 

2015. 10. 21

  今日はオランダに移動する日です。

 

  編者のギデオンから連絡があり、ナンシーさんに捧げる論集は 『医学史における教授、医師、実践:ナンシー・シライシ記念論集Professors, Physicians and Practices in the History of Medicine: Essays in Honor of Nancy Siraisi というタイトルで、スプリンガー書店から出版になるということです。最近、多くの企画がブリルからスプリンガーに流れているという印象をうけます。いつごろ校正出版となるのかのタイミングはまだ分かりません。このまま行くと来年の春から夏でしょうか?

 

  さっきから理由を考えています。スプリンガーの出版物もブリルのものに負けず、かなり値段が高いのですが、ひとつだけ利点をあげるとすると、スプリンガーと契約している世界中の大学では、出版されたばかりの論集から論文という単位で閲覧やダウンロードできることです。この電子システムは大きいですね。つまり音楽でいえば、アルバム単位ではなく、シングル単位ということでしょうか?

 

 

2015. 10. 20

  まえがきB計画のために書いたのですが、担当の方に見てもらおうと思って送りだしました。リアクションを待ちます。

 

  古楽研究家の斉藤基史さんと 『ルネサンスの音楽と知のコスモス: シビュラの預言と古代神学』 というトーク・イヴェントを年末の1227日(日)の午後に開催する方向で調整しています。昨夜にポストした告知へのリアクションは良い感じです。個人的にはシビュラの画像をとても気に入っています。なおシビュラについては、『テクストの擁護者たち』の6をご覧ください。その関連で調べているうちに、『シビュラの託宣』の邦語訳があることを知りました。『聖書外典偽典』シリーズの第3巻にあたる『旧約偽典 1』(教文館、1975年)です。トーク・イヴェントの前にオンライン読書会を開催するのは日程的に厳しいかもしれませんが、なんとかテクストを入手したいと思っています。

 

  1114日から121日までアメリカ遠征をふくめて移動がつづくので、それまでにいろいろと片づけないといけません。

 

 

2015. 10. 19

  パリのクリストフからB計画のために解説が送られてきたので、それを翻訳しました。それから担当の方に頼まれた、まえがきを書きました。基本的には、エミーさんの本のために書いたものと同じ路線です。> 午後にはメディチ家の知識人サークルについての解説がきたので、それを翻訳しました。これで残すはあと一本です。

 

 

2015. 10. 18

  アメリカ用のふたつの書類の仕上げをしています。その関係でクレッグと何回かやりとりしました。基本的には同じテーマなのですが、ふたつ同時だと目まぐるしいものがあります。

 

  年末に2つほどトークショーをしたいと思っています。その準備も並行して進めています。

 

 

2015. 10. 17

  今日はあちらの書類を少々、こちらの書類を少々という感じで作業していました。基本的には偽パラケルススのプロジェクトを援用しています。3月のボストンでのルネサンス学会と7月のイタリアでの国際会議のために用意したものを再利用できるので作業が円滑です。

 

  つぎのオンライン読書会の内容を考えています。『錬金術の秘密』にするか、『テクストの擁護者たち』にするか。準備のできている順番からいえば、後者の『テクストの擁護者たち』を先にしたいところです。4にわけて3カ月くらいかけて、カギとなる幾つかの章を読んでいくのが良いのではないかと思っています。

 

 

2015. 10. 16

  思い当たることがまったくないのですが、どうも朝から体の調子がおかしく、すぐにカゼ薬をのみました。それで昼間はなんとか乗り切りましたが、なんだか帰りの電車のなかで背中の右肩下あたりが痛いと感じていました。

 

  午前中のセミナーで、ベルリンからきたロドルフォホッブスにおける心臓の運動について発表しました。むかしホッブスを研究していたケーズはかなり喜んで興奮していました。一方のクリストフは、脇が甘いのではないか?とランチのときに僕にいってきました。ただし深い話にはいる前に邪魔がはいって、その話は終わりでした。

 

  帰りの途中で、送った書類のフィードバックが3つほど帰ってきました。ありがとうございます。

 

 

2015. 10. 15

  今日は朝から、ディディエとイタリアでの国際会議 『偽パラケルスス:錬金術と偽書』 に向けての打ち合わせをスカイプ1時間ほどしました。

 

  B計画の方は、本文テクストと図版108を担当の方に送りだしました。あとは小解説と文献表、あとがきです。もしかしたら、僕もまえがき用に小文を書くかもしれません。それは先方の判断次第です。

 

  2週間ほど集中していた大型書類はほぼ仕上がったので、皆さんからフィードバックをもらおうと思っています。そのあいだに僕は、この月末に向けてもう2つほど書類を(1000+250語と1500語)を書かないといけません。

 

 

2015. 10. 14

  今日は電車でオランダに移動します。家からオフィスまで、ドアからドアで3時間くらいです。駅についたところで、いつものリュックとは別の手さげカバンをもってないことに気がつきました。アイヤヤヤ。いったん家に帰るはめに。1時間後のつぎの電車に乗るしかありません。とほほ。

 

  ついにP計画改めB計画は編集会議でゴーサインがでました。めでたい!小著ながら、担当の方もオールカラーは初めてのようで、春の展覧会に間にあわせるというタイム・リミットもあり、これから様々なチャレンジが待っています。

 

  カラー図版多数の豪華な国際論集 『ルドルフ2世と錬金術』 に寄稿した論文 「クロルの化学哲学における神の言葉と普遍医薬“The Word of God and the Universal Medicine in the Chemical Philosophy of Oswald Croll” の編集稿は問題ないようです。編者イヴォの話ではどうも来年1には出版されるような感じです。これは素晴らしい!あちらは多くの人が参加する人海戦術で作業を進めている感じがします。

 

 

2015. 10. 13

  今日は集中して作業したいと考えています。追いこみです。>なんとか今日の作業で、だいたいのカタチはみえてきました。明日はオフィスにいって全体をプリント・アウトしてチェックしたいと思います。

 

  いま思えば、ヨシ君の来訪から1カ月のあいだに2つの大きな書類を作成することに集中して、いろいろ他の仕事がたまってきてしまいました。それでもB計画ジオコスモス計画はなんとか、それぞれに進行しています。とくに前者では、特別ゲストとして原基晶さんと根占先生にも力を貸してもらうことなりました。ふかく感謝です!訳者のTさんは幸運な人です。

 

  5年越しの作業によるトニーの『テクストの擁護者たち』もなんとか済んだので、つぎは遅れているラリーの本にも戻らないといけません。作業のリズムをつくる仕掛けを思いつきました。上手くいくかどうかわかりませんが、とりあえずこれで半年くらいやってみようと思います。

 

 

2015. 10. 12

  今日は、オンライン読書会 『ダニエル書を読む』 の3回目をおこないました。今日で最後の8から12を読みおえました。終末論の芽生えや死者復活の概念、各種の守護天使たち、そして一神教の世界観のはずなのに多神教という、いろいろな要素がみられる興味ぶかいテクストでした。アマデオ君にはいろいろ助けられました。感謝です。

 

  記念碑的な論集 『ルドルフ2世と錬金術Rudolph II and Alchemy は、2010年にチェコ語版が先行出版されていましたが、僕が寄稿したクロルについての英語版のプルーフが来ました。3週間でチェックして返さないといけません。去年の秋に編者のイヴォに会ったとき、難航しつつも進んでいるといっていました。僕は話半分に聞いていたのですが、この段階まで作業が進んでいたのですね!来年には出版されることになるでしょうか?

 

 

2015. 10. 11

  ひたすらに打たれております。今日は、ずっと数字と睨めっこでした。いろいろなファクターが複雑に絡みあっています。

 

 

2015. 10. 10

  欧州にもどってきて、9月初旬に集中的に構想を練りこんだガイド計画は編集会議をとおり、ゴーサインがでたようです。ある程度の内容を話せる段階になりましたら、ここにも書きます。まずは全部で25項目あるコーナーを編成して章立てを考えなければいけません。今週・来週は忙しいので、それ以降に作業をはじめたいと思います。

 

  さあ、これから4日間は邪念をすてて、に打たれる時間です。がんばります。

 

 

2015. 10. 9

  昨日のつづきとして9をみてみました。トニー的でとても面白いテーマだと思うのですが、ここは自分のなかで消化しきったうえで、読者に優しい論述を展開する筆力が要求されるところだと思うのです。読んでいて僕が難しいと感じるのですから、一般読者にはかなり大変だと想像します。いってみれば、菊地原君の本の3にあたるケースだと思います。あの章も、これでもかこれでもかと時間をかけて改訂しました。

 

 

2015. 10. 8

 ジオコスモス計画は全部で10章分のタタキ台が届き、僕の方でも35の作業したところで、FBの通信機能をつかって相談しました。僕としては全体の分量が多いことが気がかりで、いくつか方策を話しあいました。そのあとに、意見を聞きたいという67をみてみました。

 

 

2015. 10. 7

  今日は10日ぶりにオフィスに行くために、電車でオランダに移動します。>移動中に3つの案件に対応することになりました。オフィスについてからは、たまった雑用を片づけました。そして、すこし落ち着いたところで書類づくりに戻りました。今回は時差的なタイミングがよく、分からないところを質問して解決することができました。

 

  どうやら知泉書館には、ルネサンス叢書というのが存在するようです。どこにも説明がないので、どういうものか知りたいと思っています。

 

 

2015. 10. 6

  今日は昼前から23時近くまで2回の食事以外はノンストップで作業しました。われながら素晴らしい集中力で、だいぶ書類もできてきました。

 

  ある本屋さんでは、ヴィーコ1668-1744)の著作がルネサンスの棚に並んでいるようです。たしかに、BH的にはキルヒャーとかライプニッツは遠くないので可能なのかもしれないですね。でも、そうするとニュートンをルネサンスに入れる前衛的な考えも肯定されるのでしょうか?なかなか悩みぶかい問題だと昨年末からずっと思っています。

 

  夜にはB計画の訳者アミさんから、あとがきが送られてきました。その文面にいたく感動しましたね。

 

 

2015. 10. 5

  昨日の自分ブレーン・ストーミングをうけて、本格的に書類をつくりはじめましたが、まだノリがよくありません。この状態をブレイク・スルーしないといけません。自分でいうのもなんですが、3年前の書類をみるとすごい説得力があり、よく書けているのですよね。これよりも良いものにしないといけないというプレッシャーがあります。

 

  この春から練っているT計画はカナダの先方から返事があり、大きく前進しました。なんとか21314の週末の線でいけそうです。ここが確定すれば、ゲストの航空券をとって宿舎の手配へと進めます。できれば、12日(金)にもイヴェントを入れたいと思っています。

 

  11月の日程もだいぶ見えてきたので、いつも使っているオランダの B&B に予約をお願いしました。部屋がとれれば、ひと安心です。> とれました!

 

 

2015. 10. 4

  今日は朝から数時間ほど集中して、自分で自分をブレーン・ストーミング。思いつくことを、つぎつぎに箇条書きでリストアップしました。コンセプトを練るときの第一歩です。もう少し熟成させることも必要ですが、だんだんと姿が見えてきました。

 

 

2015. 10. 3

  ついに、B計画の原稿ができました。読んで誤字脱字などをチェックしてくださる方を募集します。一般読者のための小著ですので、分量的にはそれほどありませんし、内容的にも難しいものではありません。イタリア・ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてフィチーノが好きな人におススメの一書です。>いま忙しいかなと思っていた紺野さんにダメもとで聞いてみたら、快諾いただけました。今回も、パワード・バイ・石版!でいきます。

 

  しかし、当初から訳者の方とはメッセンジャーでやり取りしたかったのですが、ずっとメールを好んでいたので仕方ないなと思って、9月のあいだは作業していました。しかしヨシ君の来訪のあとは次第にメッセンジャーに移行できたので、連絡が格段にスムーズになりました。

 

 

2015. 10. 2

  ぜひ皆さんにお助けいただきたいのですが、『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(名古屋大学出版会、2009年)をお持ちの方はおられますか?そのなかにポリツィアーノの「馬上槍試合のためのスタンツェ」が入っているようですが、これは全訳でしょうか?それとも1の訳でしょうか?この本では何頁から何頁まで占めるでしょうか?急きょ、B計画のために必要となりました。お教えいただければ嬉しいです。> K さんをはじめ、幾人かの人々が助けてくれました。ふかく感謝いたします。

 

  今回のメルマガは無事に配信されたようです。お楽しみください。

 

 

2015. 10. 1

  今日はツイッターのタイムラインで、『世界女神大事典』(原書房、2015年)という新刊書に目がとまりました。とてもゴージャスなお値段なのですが、これは仕事上どうしても欲しいアイテムです。ううむ。

 

  しかし、本の値段のインフレーションは止まる気配がありませんね。こういっている僕も、なかなか良い値段の本を出しているので文句はいえませんが、それでも一般読者との乖離が大きくなる潮流は、ますます加速してしまうなあという心配があります。値段の上昇とともに販売数が減少するという悪循環に陥ります。対策として、新刊と同時に廉価な電子版が出ることが普通になるようにしないといけないでしょう。

 

 

 

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