エミー計画

 



 

 

カルダーノケプラーの研究でしられる榎本恵美子さんの著作を出版するプロジェクト

 

 

 

天才カルダーノの肖像

 

ルネサンスの自叙伝、占星術、夢解釈

 

Self-Portrait of a Genius:

Cardano and Renaissance Autobiography, Astrology and Dream Interpretation

 

榎本恵美子 ヒロ・ヒライ 坂本邦暢 解説

by Emiko Enomoto (edited by Hiro Hirai)

 

勁草書房 bibliotheca hermetica 叢書 第

Tokyo: Keiso Publishing BH Series 1

A5 版・縦組み・傍注、312

 

アマゾンにて好評発売中!

 

 

「どんな仕方にしろ、私の名は残るだろう」。爛熟するルネサンスの文化と思想を映す鏡、天才カルダーノは、百科全書的な知を網羅し、諸学に多大な影響を与えました。本書は、文学的な自画像である自叙伝という切り口から、この天才の多岐にわたる活動を統合し、その知のコスモスを描き出す壮大な試み。ルネサンス人の自己認識と世界観を知るための必携書!」

 

 

 

「「一にして不可分なる人間、知解し、感じ、歩き回る人間」。イタリア・ルネサンスの精華を受け継ぐ、医師して自然哲学者、占星術師にして自己省察の人。思想的マニエリスムの知的巨人、ジロラモ・カルダーノ(1501-76)の豊饒にして錯綜した世界を開示すべく、榎本恵美子氏は長年にわたって独創的な視点からアプローチしてきた。本書は、今後のカルダーノ研究の地平を拓く「来るべき書物」である。」伊藤博明(埼玉大学教授、近世ヨーロッパの思想史・芸術論)

 

 

「星を知ることは自己を知ることだと信じ、思考と行動の冒険を生きた天才の物語。天と地の紐帯がこの男の軌跡をたどることで復興(ルネサンス)する。学術書? 確かに。しかし、本書は読む者にこの世界、宇宙と自己の間の確かなつながりを想起させる魔法の書でもある。知が生きる意味と真の勇気を呼び起こす魔法であることをあなたも本書で知るだろう。」鏡リュウジ(占星術研究家・翻訳家)

 

 

 

その他の紹介

 

出版記念トークショー 「ヘルメスの図書館とカルダーノのコスモス @池袋リブロ(2013.08.03

 

榎本恵美子 「ルネサンスの自叙伝、カルダーノ 『わが人生の書』 を読み解く」 『UP』、201310月号、45-50頁。

リレー連載 跳躍するインテレクチュアル・ヒストリー

 

THEOLOGIA ET PHILOSOHIA

 

石版!

「自叙伝によるカルダーノの解剖、ある女性研究者の肖像」

 

髭自慢

「重なり合ういくつものコスモス」

 

 

 

 

刊行までのスケジュール

 

2010.12.21  熱海の『無塵荘』にて出版を打診

2012.02  原稿を受領

2012.07  出版社と最初の会議

2012.8-11  原稿の編集

2012.12.18  編集会議で正式採択

2013.01  脱稿

2013.03.04  全原稿・図版を提出

2013.4.25  第1ゲラ到着

2013.5.14  第1ゲラ 校正指示

2013.6.10  第2ゲラ

2013.6.17  第2ゲラ 校正指示

2013.6.24  念校・索引 校正指示

2013.6.28  責了

2013..19  見本

2013.7.25  配本

 

 

 

 

章立て

 

 

まえがき

Foreword (Hiro Hirai)

 

第1部 カルダーノとは誰だったのか?

Part I. Who was Cardano?

 

第1章 カルダーノの生涯と仕事

1. Cardano’s Life and Work

 

 

部 『わが人生の書』の研究

Part II. Cardano’s De vita propria

 

章 自叙伝 『わが人生の書』とは

2. De vita propria as Autobiography

 

章 自叙伝の形式と占星術

3. Astrology and the Structure of De vita propria

 

章 自叙伝にみる医学者ガレノスの影響

4. Galen’s Shadow in De vita propria

 

章 カルダーノと夢解釈

5. Dream Interpretation

 

章 守護霊との対話

6. Cardano’s Conversations with His Guardian Spirit

 

 

部 『一について』の研究

Part III. Cardano’s De uno

 

章 秩序ある多様性 『一について』の考察

7. Ordered Multiplicity: Reflections on De uno

 

第8章  翻訳 カルダーノ 『一について』

8. A Japanese Translation of De uno

 

あとがき

Post Scriptum and Acknowledgments

 

 

解説

カルダーノ研究の最前線 坂本邦暢

Current Trends in Cardano Studies (Kuni Sakamoto)

 

 

 

 

 

姉妹編

 

 

グラフトン

カルダーノのコスモス:ルネサンスの占星術師

榎本恵美子・山本啓二訳 (勁草書房、2007年)

 

これを読まずして、何を読むというのでしょうか?

 

 

 

榎本恵美子トリビュートのコーナーもご覧ください。

 

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