新刊案内
その19
Lucien Braun 編
パラケルスス
『錬金術について』
De l'alchimie.
Press Univ. de Strasburg, Strasbuourg, 2000.
135pp. Index なし ISBN2-86820-152-0 Price 100FF
フランスにおけるパラケルスス研究の重鎮ルシアン・ブラウン氏の新作です。前回の『魔術について』につづく同コンセプトの第2弾です。長めのイントロダクションと数編の抜粋の翻訳からなっています。対象読者は、パラケルススや錬金術の歴史研究の専門家ではなく、知的な一般読者でしょう。学術書としては物足りないものがあります。翻訳された断片も既に訳出されたことのあるものばかりです。それでも、パラケルスス入門としての価値はあると思います。
Introduction
イントロダクション
La reception d'une tradition p.9-
伝統の受容
L'alchimie meconnue p.13-
良く知られていない錬金術
L'idee d'alchimie p.17-
錬金術のアイデア
L'art spagyrique p.24-
スパジリーの技
L'ascese p.26-
禁欲
Le secret p.29-
秘密
Le feu p.33-
火
Les textes p.37-
テクスト
Recapitulation et perspective p.55-
纏めと視座
Textes
テクストの翻訳
Du livre de l'alchimie (Labyrinthus medicorum errantium, ch,5)
p.63-
錬金術の書
Alchimia, der dritte grund medicinae (Paragranum)
p.69-
錬金術、医学の第3の柱
Que tout medecin doit etre instruit de l'alchimie (Die grosse Wundarznei
liv.2, ch.20) p.97-
全ての医師は錬金術から何を学ばなければいけないのか
De l'art et de la necessite de transformer les produits de la nature
(Astronomia magna, ch.10) p.101-
自然の産物を変成する技と必要性
Notes et commentaires pp.109-133
注と註釈
新刊案内インデックス
自然魔術とカバラ |占星術いろいろ|ホーム|新刊案内
|総合文献案内
リェージュ|Nieuw
!!|研究者別文献表|化学劇場|テーマ別文献表|リンク
パラケルスス研究|隠れた名著|ポスト・ディーバス|クリソペア|研究室
ルネサンス・バロックの科学・文化・思想|セミナーのお知らせ|院生室への扉
ヘルメス主義&科学|パーゲル|School
of Advanced Studies|新着棚