神秘主義とは何か?
その2
キリスト教神秘主義著作集
自分の生半可な「合理的精神」で理解できない事柄をむやみやたらと「神秘主義」と呼ぶべきではありません。神秘主義とは、神との内面的な邂逅を重要視する西欧の霊性史上きわめて重要な思潮です。創文社から出されている「ドイツ神秘主義叢書」と平行する教文館の「キリスト教神秘主義著作集」も、そうした真の「神秘主義」の実像を理解するためには欠かせない基本文献の邦訳を集めた野心的シリーズです。こちらも、単価が高いのが玉に傷ですが、図書館を上手く利用してください。
1. 『ギリシア教父の神秘主義』(1992年)
3. 『サン・ヴィクトル派とその周辺』 (2000年)
319pp.
6. 『エックハルト〈1〉』 (1989年)
450pp.
7. 『エックハルト〈2〉』 (1993年)
772pp.
9. 『ゾイゼとリュースブルク』 (1995年)
450pp.
10. 『クザーヌス』 (2000年)*
神の子であることについて
神を見ることについて
観想の極致について
知恵の狩猟について
11. 『シュタウピッツとルター』 (2001年)
13. 『ヤコブ・ベーメ』 (1989年)
486pp.
「シグナトゥーラ・レールム」、「神智学書簡」、「自然の輪」
15. 『キエティスム』 (1990年)
554pp.
16. 『近代の自然神秘思想』 (1993年)
656pp.
パラケルスス、ファン・ヘルモント
17. 『サン・マルタン』 (1992年)
523pp.
ドイツ神秘主義叢書|キリスト教神秘主義著作集|中世思想原典集成