隠れた名著
その3
「化学と大学」
Academiae analecta : Mededelingenvan de koninklijke
Academie voor
Wetenschappenm Letteren en schone Kunsten van Beogie
(Kl. der Wetenschappen), 48, (1986), pt.4.
これは、本当に小品です。ここで取り上げられなかったら、歴史の渦に飲み込まれて忘れさられてしまうかもしれません。でも、記録しておくことに意義のある論集というか学術雑誌のある号です。「化学と大学」というタイトルは、本来ついていません。僕が便宜上つけたものです。同コーナーその2で紹介した初めて化学が大学教育のカリキュラムとして取り入れられたことをテーマにした研究である
B.T.Moran 氏の『化学薬学、大学に入る』(1991年)のバックグランドを探るのにもってこいの論文が集められています。
R.Halleux,
"Mode de transmission du savoir chimique, alchimique
et technologique, avant la creation des chaires de
chimie." pp. 1-11.
化学教授職創設前の錬金術的、化学的、技術的な
知識の伝達法
Allen G.Debus,
"Chemistry and the Universities in the Seven-
teenth Century." pp. 13-33.
17世紀における化学と大学
Christoph Meinel, "Die Chimie
an den Universitaeten des 18.
Jahrhunderts - Institutionalisierungsstufen und
konzeptioneller Wandel." pp. 35-57.
18世紀の大学における化学 : 体制化のステップと
理念の変容
H.A.M.Shelders, "Chemistry
at the Dutch Universities : 1669-
1900." pp. 59-75.
オランダの大学における化学(1669-1900)
A.Felix, "L'enseignement
de la chimie a la faculte de Medecine
de l'ancienne universite de Louvain (1685-1797)."
pp. 78-86.
旧ルーヴァン大学の医学部における化学教育(1685-
1797)
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