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ごくごく個人的な「本」日記

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20151

 

2015. 1. 31

  さて、エンピレウムの件をもう一度だけ見直しして、次号のメルマガとしてドロップしました。古代末期ギリシアの新プラトン主義者たちが、謎の書『カルデア人の神託』を解釈しようとしたところに起源をもち、中世ラテン世界でキリスト教神学にとり入れられて発展し、ダンテの『神曲』で謳われ、ついにはイエズス会士たちによって海をはるかに超えて安土桃山時代の日本にまで届けられたエンピレウム天とは何だったのでしょうか?配信は22日です。乞う、ご期待!

 

 

2015. 1. 30

  エンピレウムについての調べものをほぼ終わり、こんなところで良いかなと思っています。

 

  今週は、けっこう疲れたのでベルギーに帰りましょう。> 帰りの電車のなかでは、ベルッチのメランヒトン研究書の霊魂論のところを読みました。個人的には、自然編のほうが新鮮でした。

 

 

2015. 1. 29

  ベルッチによるメランヒトン論の世界との関係および占星術についての部分(130-320頁)を読み終わりました。とても興味ぶかいのに、不幸にもほとんど知られていない研究書です。かなり大部な本なのですが、3部構成の各部が密接に絡んでいるわけではないので、ここだけでもBH 叢書のために翻訳できないかな?と思っています。トリッキーな表現もなく、いたって平明な文体です。専門用語などの難易度も高くないと思います。難しいところがあれば、全面的にサポートいたします。宗教改革や当時の自然観に興味あるフランス語の堪能な方は、遠慮なくお声かけください。

 

  上記の件は嬉しいことに、すぐに担当者が決まりました。知の饗宴@新潟で発表していただいたラムス研究者の久保田さんです。新教徒であった彼を理解するために、ルターの右腕となったメランヒトンの思想を知ることは、とても意味あることだと思います。翻訳のペースは各人各様ですので、実際の作業をしてみないと分からないことも多いのですが、皆さん、ご期待ください!

 

  エンピレウムについて残っていた点について調べものをしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 

 

2015. 1. 28

  予定どおりにオランダのオフィスに電車で移動しました。到着後、まずは菊地原君から帰ってきた2つの原稿をチェックして、『ルネサンス哲学辞典』のサイトにアップしてもらいました。システムが共著ということを認識してくれたようなので、医学部門の編者として僕が採用ボタンを押しました。問題なければ、そのうちにオンライン出版されるでしょう。菊地原君には夏休みに原稿を用意してもらっていたので、ずいぶんと遅れてしまい、申し訳ないことをいました。

 

参考までに、アカデミアに種子の理論梅毒の記事の原稿をアップしておきます。徴の理論は、ちょっと時間差をつけてアップします。

 

  ロンドンのコージ君のおかげで、スダッチさんとカズ君との共同研究のためのマテリアルを入手できたので、まずはプリント・アウトしてファイルに問題がないかをチェックしました。つぎは、大まかな目次をつくりたいと思います。なにも知らないところから出発したとしても、本物を手にとって実践的に学べるというのはエキサイティングなことではないかと思います。がんばりましょう!

 

  エンピレウム天についての調べものは、それなりに前進したのですが、もう一点だけチェックさせてください。それで完了といたします。

 

 

2015. 1. 27

やってみないことには、実行できるかどうかも分かりませんが、今年でBHの日記が開設されてから15周年になるのを記念して、過去作をまとめてデータなどを増補・注解したものをキンドル版で出していこうなどと思っています。どのくらいのペースでできるかは、まったくもって分かりませんが、ファンの皆さま、お気楽にお付き合いください。

 

  さあ、これから今年の前半はセミナーと並行して、遅れているサンディエゴ会議からの国際論集の作業に集中したいと思います。

 

 

2015. 1. 26

  一昨日すこし分かったエンピレウムについて、自分用のメモをするつもりで久しぶりに特設コーナーをつくりました。いくつか確認したいことがあるので、あとでアップしたいと思います。> その後、もうすこし気合を入れていろいろ調べたので、中間報告のつもりで次号のメルマガで配信することにしました。水曜日にもう少しだけ補足してから、ドロップします。これは楽しいので、ご期待ください!

 

  アダム君とのコラボ企画からのキンドル版も、各方面で好評をいただいております。その構成や前口上を以下に再録しておきます。皆さん、読後の感想をブログやツイッターでちょっとでも書いていただけると嬉しいです。アダム君の励みにもなるでしょう。よろしくお願いします!

 

危険な物質主義の系譜:アレクサンドロス、アヴェロエス、アルベルトゥス』 (ヒロ・ヒライ + アダム・タカハシ)

 

8年越しの待望の博士論文を提出間近のアダム・タカハシ君をゲストに向かえた、とてもディープなBH 新春対談 2015 をもとにしたキンドル版です。古代ギリシアから近代にいたる西洋文化の根底に見え隠れする危険な物質主義の系譜を開闢します。大好評だった対談に丁寧かつ大幅な加筆をし、有用な注をつけ、超レアな図版も収録しています。BHファン必携のアイテムです!

 

1. はじめに

2. BHの年末イヴェント、紺野さんと山寺、そして狩野派

3. 注解者アヴェロエスと物質主義

4. 物質主義・自然主義とアフロディシアスのアレクサンドロス

5. アレクサンドロス、『天について』、そしてレオニチェノ論文

6. 物質主義とは?――熱、神としての天空、そして占星術

7. アレクサンドロスの神学――スピノザのスキャンダラスさとの近似

8. アレクサンドロス研究の現在――アヴェロエスをめぐる環境の変化

9. インテレクチュアル・ヒストリーとは何か?――アヴェロエスと西欧文化の起源

10. 今後の課題

 

 

2015. 1. 25

  クレアから『ルネサンス哲学辞典』のための記事のプルーフ・リーディングが帰ってきました。あとは、「梅毒」と「徴の理論」の記事の分からないところを菊地原君に聞いて、それをフィードバックすれば完成です。僕が医学のセクションの責任者なので、完成校をアップすればすぐに採用・出版されるでしょう。

 

  工作舎のライプニッツ著作集の第2期がはじまるようです。1今年3月末の発売予定で、いま最終的な詰めの作業に入っている模様です。『知の饗宴@新潟』で発表していただいた池田真治さんも、訳者として名を連ねています。皆さんも、期待して待っていてください!

 

 

2015. 1. 24

  何回かここにも書きましたが、先週からオランダの行き帰りの電車のなかでベルッチによるメランヒトン論を徐々に読んでいます。今日は、エンピリウム天と水晶天と呼ばれる天球についての部分に入っています。それぞれ109に対応し、伝統的な8天球の外側におかれるようになったものです。メランヒトンが認めるように、エンピリウム天の概念は中世(末か?)になって神学的な文脈で発達したもののようです。ベルッチによれば、ピコの『ヘプタプルス』にもエンピリウム天についての言及があり、それにたいしてメランヒトンは反応しているようです。

 

  エンピリウム天のことは、もう何年も前から平岡君に聞かれて、ずっと宿題として僕の頭のなかにあったのですが、良い機会なのでミゲル(グラナダ)からもらった新論集を検索してみたら、ある論文のなかに関連する文献の書誌データが出てきました。これは!もう遅いかも知れませんが、早速のところ平岡君にメールを送りました。

 

 

2015. 1. 23

  ここのところ2日間続けているエリザベトの博論のフィードバック会は、まだ続きます。午前中に第3章の残りを読み終わりました。この部分の根幹は、2年前サンディエゴ会議で発表してもらったところなので、だいぶ話はスムーズなのですが、どうも引っかかる点はあります。

 

  ランチの後に、リェージュに向かって出発するまでの2時間をつかって、今週3回目になるフィードバック会をおこないました。そこで見えてきたことは、どうも彼女は自分の研究で発見した、もっともオリジナルな部分を提示するのが不器用だという点です。それぞれの章で、根幹となるメッセージが伝わってこないのです。何をしたいのか、何が分ったのか、といった大事な部分の説明が、圧倒的に弱いのです。僕が分からない部分を質問して、彼女に口頭で説明してもらうと分かります。「いま説明してくれたことを、そのまま書けば良いのだよ」というと、彼女は書いたと答えます。「それはどこだい?」と聞き直すと、実際は頭のなかで書いたつもりになっていて書いていなかったり、見えにくい脚注のなかだったり、運よくテクストのなかでも走り書きだったり、という感じです。これでは、もったいない。アーギュメントを組み立てる&肝心な点を浮き彫りにする経験が、まだまだ不足しているのだと思います。こればかりは、どんどん書いて身をもって会得するしかありません。

 

  ということで、エリザベトの博論の第1部を構成する3章分80頁を読みこんで、気がついた点をノートしてフィードバックしながら、1対1で議論をしつつ、彼女が頭のなかで考えていることを言語化するという作業をとおしてアーギュメントを整理させ、足りない文献をアドヴァイスするという一連の作業で、この1週間は終わりました。僕のすべての持ち時間が、指導で終わったエリザベト週間でした。

 

 

2015. 1. 22

  予定どおり、エリザベトの博論の第2章を読み終わり、気がついたことをメモしました。午後にまずは、同僚の博論生エレナのためのミーティングがありますが、それが終わったら、フィードバック会を行う予定です。

 

エレナはとにかく良くしゃべるので、すぐに終わると思ったミーティングも1時間くらいかかりました。彼女の博論の構成について、残り時間を考慮のうえ、とり扱う範囲を縮小して深堀りするという路線変更を決めました。より現実的になったと思います。クリストフがやっと現実的なったので、安心しました。

 

  エリザベトのフィードバック会は、やはり昨日と同様に2時間かけたでしょうか?ふう。この第2章の方が、第1章より混迷度は少ないとは思います。ただ、まだ彼女のなかで考えが明確になってない状態で書いているので、こなれていない曖昧とした感じは否めません。終わった後は、明日に向けて第3章を読みはじめました。これは短めなので、明日の午前中で読み終えることができるでしょう。

 

 

2015. 1. 21

  今週もオランダに向かう日がきました。電車のなかでは、ベルッチのメランヒトンについての著作を読みつづけています。とても面白いです。そのうちに、この場を借りて報告をしたいと思います。それまでお待ちください。

 

オフィスに着いたら、先日に読みなおしたエリザベトの博論の第1章について、午後にフィードバック会を行います。> ふたりで、2時間くらいおこなったでしょうか?さすがに疲れました。明日は第1部の第2章のコメントをするので、すぐに読みはじめました。3分の2くらいまで読めたので、明日の午前中を使えば読み終えることができるでしょう。

 

 

2015. 1. 20

  どうも昨晩の食事に乳成分が多すぎたせいで、うまく消化できませんでした。ということで、今日は体調がすぐれません。

 

  なんとか前にたたき台をつくってあったのですが、『ルネサンス哲学辞典』のための「徴の理論」についての菊地原君とのコラボ記事の作業をしました。もう一回、読み直せばいいでしょう。そのあとは、クレアにプルーフ・リーディングしてもらいます。

 

 

2015. 1. 19

  今日は、スプリンガー書店の『ルネサンス哲学辞典Encyclopedia of Renaissance Philosophy のための菊地原君とのコラボ記事の作業をしたいと思います。まずは、「梅毒」から。> 昨年秋のシカゴでの共同発表の原稿づくりを経験しているせいか、もうひとつの記事「徴の理論」よりも、こちらの方が比較して楽な作業だった気がします。もう一回読みなおしてから、クレアにプルーフ・リーディングしてもらいましょう。

 

 

2015. 1. 18

  昨日の作業のつづきとして、エリザベトの原稿の残りを読んだあとは、アダム君と新春放談からのキンドル版について話していました。とくに印象的だったのは以下の言葉です:

 

神について考えている人たちは、神と世界の媒介者がどういうものであったのかを考慮しないのです。だから話がおかしくなる。せいぜい天使とか必然性・偶然性、あるいは自由意志の問題みたいな方向にいってしまう。本当は天空や種子といったものを考えるべきなのです。」

 

  まさにこれが、長年にわたって BH が探究してきた「天界と地上界の結び目として事物に宿っているロゴス」の問題ですね。

 

 

2015. 1. 17

  水曜日にあげた Dino Bellucci メランヒトンについての研究書を時間の合間をみつけては読んでいます。これが、なかなか面白い。メランヒトンの主要書『自然学入門』と『霊魂論』の位置づけについて、後者が先だとするクスカワさんに修正をもとめています。『自然学入門』、そして『霊魂論』という順に読んでこそ、彼が指向していた宗教改革の理念に即したアリストテレス主義の改革を理解できるのだと。まだ読んでいる途中なので、その後を追っていきたいと思います。しかし、現時点でもいえることは、僕が書評もしたアリストテレス主義についての好著を書いたクレッグも、この本を読んでおくべきでした。

 

   午後はエリザベスの博論の第1章を3分の2ほど読み直しました。明日には終わるでしょう。水曜の午後にコメントをします。

 

  1960年代末から活動しているジャック・ジュアナ氏は、フランスにおける古代ギリシア医学の大家ですが、その代表的な論文群を英訳して一堂にあつめた 『ヒポクラテスからガレノスまでのギリシア医学Jacques Jouanna, Greek Medicine from Hippocrates to Galen (Leiden: Brill, 2012) という論集があるようです。なかなか優れたセレクトによる書物です。多くの人が読める環境にあった方が良いですね。

 

 

2015. 1. 16

  出されたばかりのキンドル版による 『危険な物質主義の系譜』 への反響が、昨日から徐々に寄せられています。なかでも、超有名ブログ『石版!』の紺野さんのリアクションは目を引くものがあります。この新春放談は、日ごろお世話になっている彼のために企画したようなところもあるので、嬉しいかぎりです。

 

  昨日から、この日記の行間をすこし大きくしてみたのですが、見やすいでしょうか?

 

  『ルネサンス哲学辞典』のための記事「種子の概念」を書きました。これは、僕の本の長めのレジメをもとに、英語化したものです。クレアにプルーフ・リーディングをしてもらいます。つぎは、菊地原君とのコラボ記事の「梅毒」の項目をやります。

 

 

2015. 1. 15

  ついにアマゾンの審査も終わり、アダム君との対談 『危険な物質主義の系譜 アレクサンドロス、アヴェロエス、アルベルトゥス』 のキンドル版が出版されました!アダム君の世界の封印が、いまここに解かれます!

 

  昨年の作業の続きで、ガファレル論集を3冊ほど発送しました。1冊は Isis 誌に、残りの2冊はアメリカのカリフォルニアフロリダに向かいます。世界に広がる論集です。

 

  今週は近々の締め切りがないので、まだ流し気味のモードです。2月にはじまる後期のセミナーの準備と、『ルネサンス哲学の百科事典』のための4本の記事を執筆する作業をやりたいと思っています。

 

 

2015. 1. 14

  どうも、ベルギー側の電車の時刻表がかわったようで、すこし戸惑いましたが、それでも難なくオフィスに到着しました。溜まっていた郵便物を整理しつつ雑用のプリントをして、一段落しました。それだけで、今日は終わった感じです。

 

   移動中、Dino Bellucci のメランヒトン研究書『自然科学と宗教改革:メランヒトンの教育における宗教改革のための自然学 Science de la nature et Réforme: La physique au service de la Réforme dans l’enseignement de Philippe Mélanchthon (Rome: Vivere In, 1998) を読みはじめました。クスカワさんの本の成功の陰に隠れて、なかなか日の目を見なかった本です。かなり分量はありますが、外国人の書いたフランス語という感じでトリッキーな表現は少なく、とても読みやすいです。著者は、この本に先立ってメランヒトンにおける占星術の役割について重要な論文を書いています。

 

  アダム君との対談のキンドル化の作業をしました。夜のうちには出版されるでしょう。幾つかカギとなる図版を入れましたが、なかでも初期近代につくられたアレクサンドロス超レアな肖像を見つけたので、それにもご期待ください。

 

 

2015. 1. 13

  じつは一時帰国前、あのリチャード・ブルム氏に出たばかりのガファレル論集を送ってあったのですが、どうやら氏は長いことアメリカを留守にしていて今日初めてオフィスに出たようで、早速にも感謝のメールが届きました。僕の第2著作についてのエッセー・レヴュを書いたり、『ルネサンス占星術必携』に掲載された星辰医学の論文を欲しがったりと、僕のプロダクトに興味をもってくれているので嬉しいかぎりです。

 

  僕は明日が、最初のオフィス日です。天候に左右されずに移動がスムーズであることを祈ります。

 

 

2015. 1. 12

  大好評だったアダム君との新春放談キンドル化するために、まずは文字起こしをしてもらって、それに僕が読みやすいように手を加えて、さらに必要な注をつけました。これはなかなか読みごたえのあるダイナマイトな一本となっています。乞う、ご期待!

 

  英国の大学の博士課程に応募したい学生君の推薦状を書きました。金曜日に締め切りまで3というところで依頼してくるのも乱暴ですが、応募先についてなにも知らせないというのも難しかったです。いろいろ質問して必要な知見は引きだしました。世話の焼ける人ですが、自分の生徒だから仕方ありませんね。

 

  セミナーのシラバスは心配したとおり、まだ漠然としすぎているようで、あと2週間で書き直さないといけません。2週間あれば、なんとかなるでしょう。どうも、今回は自分のなかでも絞りきれていません。

 

  一時帰国より以前から頼まれていた論文審査のための審査評も送り出しました。あまり重要な雑誌ではないので、それほど厳しくしなくていいとは思います。

 

 

2015. 1. 11

  時差ボケの療養中のなか、なかなか気持ちのエンジンがかかりませんが、今日中に後期のセミナーのシラバスを完成させたいと思います。> なんとか出来ました。どうやら、僕のセミナーは木曜日14時から17時までのようです。

 

 

2015. 1. 10

  お待たせしました!昨年12月17日に立教大学で行われ、大成功だった夢の饗宴 ダンテ、錬金術伝統、カバラー文学における遍歴する知性』 から、原基晶さんによる発表 「アダムの言語をめぐる遍歴:ダンテ『神曲』を中心に」 の動画を公開します。まず冒頭に、加藤ヨシ君による『神曲』の一節の朗読があります。どうぞ、お楽しみください!

 

 

2015. 1. 9

  2月からはじまる後期における僕のセミナーのシラバスを、今週末までにつくらないといけません。「古代から近代までの哲学・科学・宗教」ということで、神・世界・人間をあつかう分野横断的なテクストを読んでいくものです。以下が、これまで考えたラインナップです。それぞれのどの部分を読むかを決めないといけません。> 午後に時差ボケと闘いながら、だいたいの場所を決めました。あとは、ディドロだけ正確な場所を決められないでいます。

 

セネカ 『自然問題集』 序論 自然探究の倫理的な意義

・アウグスティヌス 『神の国』 第5巻第1章と第9章 運命と占星術について

・ロンバルディアのペトルス 『命題集』 第2巻第16-18命題 人間の創造 

Peter of Lombard, The Sentences, Book 2: On Creation, ed. Giulio Silano (Pontifical Institute of Medieval Studies, 2008), 68–81.

・トマス・アクィナス 『異教徒論駁』 第2巻第86-87章 人間の霊魂の起源について

・フィチーノ 『三重の生について』 (1489年) 第3巻第1-3章 世界霊魂と魔術的世界観

・メランヒトン 「占星術の尊厳について」 (1535年)

Philip Melanchthon, Orations on Philosophy and Education, ed. Sachiko Kusukawa (Cambridge UP, 1999), 120–127.

・ブルーノ 『原因、原理、一者』 (1584年) 第2対話 

Giordano Bruno, Cause, Principle and Unity, ed. Robert De Lucca (Cambridge UP, 1998), 33–50.

・アン・コンウェイ 『古代と近代の哲学について』 (1670 年代) 第7

Anne Conway, The Principles of the Most Ancient and Modern Philosophy, ed. Allison P. Coudert (Cambridge UP, 1996), 41–55.

・ボイル 『自然の概念についての探究』 (1986年) 第8

Robert Boyle, A Free Inquiry into the Vulgarly Conceived Notion of Nature, ed. Michael Hunter (Cambridge UP, 1996), 142–165.

・ライプニッツ 「形成的な自然について」 (1705年)

Leibniz, “Considerations on Vital Principles and Plastic Nature (1705),” in, Leibniz: Philosophical Papers and Letters, ed. Leroy E. Loemker (Dordrecht: Kluwer, 1956), 586–591.

・ディドロ 『ダランベールの夢』 (1769) 前半

Denis Diderot, Dream of D’Almbert

・ダーウィン 『種の起源』 1859年)

 

 

2015. 1. 8

  いつものごとく時差ボケで、今日も朝3時に目が覚めました。あまりに早すぎるので、もう一度ねむって9時に起きました。これなら、まあ普通でしょう。それでも、今日はなにもする気力はなく、昨日の新春放談クライマックスを抽出して、6分ほどの動画をアップしました。忙しい人は、まずはこれから、お楽しみください!

 

 

2015. 1. 7

  定刻の5時半よりも40分早い450にパリの空港に到着しました。入国審査を済ませ、荷物を受けとって駅にいったところで、6でした。ブリュッセルに向かう最初の電車は8です。それからリェージュに向かうと、乗り換えのタイミングの関係で11くらいに着くことになるでしょう。パリの北駅に向かって、そこから新幹線に乗ると8時発リェージュ行直通の新幹線に乗れます。後者を選ぶことにしました。移動はスムーズで予定どおりに10時過ぎには BH 本館に到着しました。新幹線のなかでは非常に眠たくなったのですが、ま、悪くない移動でした。

 

  22時から新春放談アダム君とラジオ放送することにしていたのですが、彼の希望で21時から行うことにしました。はじめはお気楽な話をしようと思っていたのですが、なぜかアダム君が暴走して2時間を越える、それはそれはディープな対談となりました。その模様は、『危険な物質主義の系譜:アレクサンドロス、アヴェロエス、アルベルトゥス』という題で編集した2時間におよぶ永久保存版をアップしました。関連ツイートは、ここにまとめてあります。

 

 

2015. 1. 6

  今日のフライトの予定ですが、朝起きて書類をみてみると、52330分までにチェック・インという文字が目に入ってきました。え!?昨日ということですか?いやな予感です。どうやら、6日の030分発のフライトは、5日の深夜という意味のようです。ああ、失敗!すぐにエアフランスに電話して、ペナルティを払って今日の空き席を確保しました。この分は、マイレージはつかないようです。残念!

 

  ということで、今日6日の22時半くらいまでに羽田空港に向かいます。新河岸から2時間で着くようですので、20時半の電車に乗ります。荷物を転がしながら、ゆっくり歩いて行ったとしても、20時すぎに家を出れば良いでしょう。

 

 

2015. 1. 5

  今日は、クレアが13時半に成田エクスプレスで空港に向かいました。池袋まで見送った後に、アマデオ君と合流してカワゴエに向かいました。電車のなかでは、生徒にどうやって関心をもってもらうか、本を読んでもらうか、そして悪名高い AO 入試のことなどについていろいろ話しました。ついで、14時半に根占先生と合流して、蔵造りの街並みの保存されている歴史的な地区へと3人でそぞろ歩きです。今回は菓子屋横丁も含めて散策し、そのあとミーティングを行いました。

 

 

2015. 1. 4

  今回の滞在も20日間を過ぎて、疲労がたまっているようで、朝起きられなくなってきました。

 

 

2015. 1. 3

  2016年にワシントンに数か月ほど滞在したかったのですが、どうも組合せが良くないようです。ちょっと残念です。

 

 

2015. 1. 2

  無事にメルマガは配信されたようです。

 

 

2015. 1. 1

  あけましておめでとうございます。今年の展望はメルマガに書きましたので、そちらをご覧ください。未公開の動画が特典としてついています。

 

 

 

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