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ごくごく個人的な「本」日記

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2013

 

2013. 2. 28

  メルマガが準備できたのでドロップしました。3月2日の配信の予定です。

 

  ESM 誌の2012年の最終号が届きました。2本の論文と13の書評が入っています。今年は670まで行きました。契約では600に抑えることになっていますので、出版元のブリルは喜んでいないでしょうが、今年の購読者は大きなをしました。> この号は、なかなかどうして密度の高いものとなっています。書評を読むのも、なかなか楽しいです。

 

  医学占星術の関係についての論文、2月末までに書くといったのですが、結局のところ書けませんでした。つぎは、これを早いところ片付けないといけません。メガ・シンポ論集の作業は、少しお待ちください。とにかく、この件をどうにかしないと、なにも先に進みません!

 

  BH 叢書およびメガ・シンポ論集を紹介するための説明を、5000程度で3月末までに書かないといけません。ま、こちらは日本語なのでそれほど手間は取らないと思いますが。

 

 

2013. 2. 27

  しかし、最初期からの筋金入り BH ファンである平岡君とは、2000年から干支を一回りする12年越しのつきあいですが、最後にはなんと自分の専用頁 BH 内にできるとは考えもしていなかったでしょう。僕としても、感慨深いものがあります。

 

  帰欧そうそう知的興奮にあふれる展開が続きましたが、今月も残すところあと二日です。メルマガの準備を進めないといけません。今回は難しいことは抜きにして、3週間にわたる熱いアジア・ツアーをふり返りつつ、メイン・イヴェントの様子を写した動画を紹介していきたいと考えています。その場に実際にいた人たちも、その場にいなかった人たちも、存分に楽しめるものだと思います。

 

  今日は久しぶりにオフィスにでて、クリストフと話し合いを持ちました。この3月から始まるビッグ・プロジェクトの打ち合わせです。その関係で明日も14時にオフィスに来ないといけない羽目になりましたが、ま、必要な事務手続きですので仕方ありません。今日は、そのあとはメルマガを書くことに勤しみました。題して、「2013年アジア遠征記」です。最初は、なかなか集中できなくて苦労しましたが、最後には何とかなりました。この日記やプライヴェート版ブログですでに書いたこともありますが、これまで書けなかったコボレ話もたくさん入っていますので、BH ファンにはたまらないと思います。BH のココロたる第5精髄的(クインテッセンシャル)な部分を、どうぞ存分にお楽しみください。今回はメイン・イヴェントを写した5つの動画(合計で9時間40分!)で彩られています。

 

 

2013. 2. 26

  昨日お知らせした平岡君のデビュ作 『南蛮系宇宙論の原典的研究』 は、A5版の横組み・脚注式で、約320頁の2500円(税込)、3月末の発売予定だそうです。詳しい章立ては、専用頁にあげておきます。なお、非常に限られた部数しか市場に出回らない予定のため、昨日の各方面からの反応を見ると、出版前に予約だけで完売してしまうでしょう。ということで、10年来の BH のファンは迷わず確保して家宝にするべきです。> BH ファンの期待に応え、直接にメールで申し込み(代金後払い)できるようになりました。先着100までです。詳しくは、専用頁を!

 

  とある雑誌から BH 叢書を紹介する連載をしないかという誘いがきたので、いっそのこと BH ファミリーの紹介へとすこし枠を広げて、メガ・シンポ論集と平岡君のデビュ作の紹介も一挙にできる方向で調整してもらっています。ぜひとも、成功させたい企画です。月イチで4本の連載となる感じです。僕の勘違いかも知れませんが、じつは担当者の方はアイデアの練り方とか僕にそっくりで、アイデアがポンポンとかたちになっていく波長がぴったりです。まるで、アルテル・エゴ alter ego (もう一人の自分)に出会った感触です。

 

  有名なウェブ・マガジンからもお誘いがきました。できれば、こちらも僕のことだけではなく、BHファミリーを紹介できる方向に持っていきたいと思っています。はやり、良いものは良い、と世の中に知らせるのは正しいことなのです。

 

  さらに、平岡君が100字の紹介文を送ってくれました。いやあ、セクシーな本ですよ、これ。

 

            日本人が初めて出会った西洋の科学とは、一体いかなるものだったのか?キリシタン時代の宣教師が伝えた宇宙論を、

ラテン語原典から、その江戸時代における流布と受容の実態まで日欧の豊富な一次史料にもとづいて初めて甦らせる。

 

 

2013. 2. 25

  昨晩は20時半にはダウンしていましたが、今朝は6時半と時差ボケをそれほど感じない時間に起きました。

 

  はなはだポスト・フェステム状態ではありますが、体勢を立て直すためにこれから月末にかけてするべきことを自分用のメモとして挙げておきます。> そうか、2月は短いのでした。今年は閏年ではないですよね?明日は、メルマガの準備をがんばります。

 

            エミー計画 著者紹介の準備&まえがきの微調整

            メルマガ

            占星術と医学についての論文の締め切り

 

  『ミクロコスモス』にも寄稿してくれた BH メイトの平岡君による待望の近著のお知らせです。題して『南蛮系宇宙論の原典的研究』 比較社会文化叢書 27 (花書院、2013年) というもので、キリシタン版とよばれる邦語テクスト群の西欧側の原典にあたった研究です。激レア・アイテム(本人談)として、ちかい将来に高いプレミアがつくことは間違いないですので、みなさんも今から予約して家宝にしてください!

 

 

  なんと!平岡君の近著は、このご時勢に定価2500(税込み)と素晴らしくも良心的な価格設定になっていて、これは発売して数日間で、あるいは予約完売してしまってもおかしくありません。普通の市場(でも、ほぼ九州限定)に出回るのは限定部数のみで、全国の一般書店アマゾンでは買えないそうですので、落ち着いて構えている場合ではまったくありません。みなさん、いまから出版社に直接に電話して絶対に自分のための一冊を確保しておいてください!ほんとうに早い者勝ちです!>この際ですから、強力にプロモーションするためのキャンペーンを張ります。BH 内の専用頁を設けました!

 

 

2013. 2. 24

  いまはブリュッセルのホテルを後にして、電車でオランダに向かっているところです。WiFi があると旅がみじかく感じられます。来週は、ほぼ2ヶ月の長期にわたるアメリカアジアツアーでたまった疲れを癒しつつ、留守中に山積みになった用事をひとつひとつ消化していくだけです。

 

  そういえば日本の家族からの報告によると、TSB で土曜日の早朝に15分ほど流される『皇室アルバム』という番組の昨日の放送分で先日の授賞式の模様がとりあげられ、そのなかで僕が3回ほど映ったようです。ちょっと見てみたい気もします。動画を見つけられた人は、ぜひともご連絡ください。

 

  荷物の整理をしつつ、屋形船パーティ台湾講演の動画をカメラからとりだしました。ためしに、パーティのハイライト4分半ほどをアップしておきましたので、どうぞお楽しみください。フェイスブック版で見つけられます。また、今回のアジア・ツアーにおけるメイン・イヴェント(駒場での講演会、屋形船パーティの全体、そして台湾講演)は、メルマガ会員はいつでも自由に見られるようにしたいと考えています。

 

 

2013. 2. 23

  帰りはエール・フランスとコードシェア便になっている JAL に乗って帰ってきました。パリの空港で荷物が出てくるのを待っているときに、クレアが『宿場』で会ったシンを見たというので、なに冗談をいっているの、ウソでしょ?と思いましたが、それらしき人に後ろから声をかけてみたらなんと本当に東君でした。奥さんの研究のため、お母さんとお子さん連れでパリに1週間ほど滞在するとのこと。気がつかなかったのですが、じつはずっと同じ飛行機だったらしいのです。世界は狭いとはこのことです!残念ながら屋形船パーティには参加することできなかった彼ですが、ちょっとでも会えて声が聞けたのはうれしかったです。

 

 

2013. 2. 22

  10時半にタクシーが迎えにきて、宿舎をチェックアウトして空港に向かいました。途中で大渋滞にあいましたが、運転手さんの機転で高速道から降りて一般道を走り、フライト時間の早いクレアは受付のしまる5分前にチェックインすることができました。これはギリギリのタイミングで朝から冷や汗ものでした。僕はそれから2時間後のフライトに乗るために、いまは空港で時間をつぶしています。

 

  定刻どおり19に成田に帰ってきました。予約してあったホテルに到着したのは、20時半でしょうか。タクシーの運転手のすすめる店で食事をしてホテルに戻りました。明日は7時半起きで、11のフライトのために9時には空港に向かわないといけないので、眠るようにします。

 

 

2013. 2. 21

  今日はガイドを引き受けてくれた学生さんのエステラと、9時に待ち合わせをして街中に出て、台北101タワーと蒋介石記念館を見学し、小龍包の専門店でお昼をたべました。いったん宿舎に戻って体勢を立て直し、15時からの講演に出向きました。第2著作45分の話にまとめるのは至難の業なのですが、なんとかこなすことができました。

 

  ところで、この第2著作は初期近代の生命の科学を語るうえでマスト・アイテムになることを狙ってつくりました。実際、16世紀の生命の科学を語っている単著は世界中にもほとんど存在しないわけですし、多くの人が読めるように英語で書きました。今後、これを外して16世紀を語っている研究は、ある意味で信用に足りるものではないのではないか?と思われたら光栄です。

 

  講演後はガイド役のエステラと屋台市場を見学し、宿舎に戻ってきました。楽しかったですが、ほんとうに駆け足で、なかなかタフな遠征でした。明日は午後のフライトで日本に戻りますが、成田のホテルに泊まるだけで、次の日には欧州行のフライトに乗ります。

 

 

2013. 2. 20

  7時半に起きて朝食をとり、そのままプログラムされていた国立博物館のガイド・ツアーがありました。その後は、宿舎に戻って休息をとったあとに、15からの講演のために出かける時間となってしまいました。

 

  台湾行の前夜と昨晩の2晩連続でよく眠れなかったので、けっこう緊張していたのだと思うのですが、それでも初めて原稿を読まない英語での講演会をこなすことができました。聴衆はさまざまな分野の人たちで、必ずしも科学史の初歩を知っているようではないようですが、それでも講演後の議論も盛り上がり、個人的には大満足でした。

 

  歓迎ディナーは街中の上海料理の店で行なわれました。非常に美味しかったです。

 

 

2013. 2. 19

  さあ、今日は台湾に向けて移動します。朝6時の成田エクスプレスに乗って、空港を目指します。フライトは僕のポカのせいでクレアとは別の便となってしまい、僕の方が少し遅い時間に出発し、僕は台北で3時間ほど待たないといけません。そこからは、招聘先の研究所が手配してくる車に乗って台北に入り、研究所のゲストハウスに3泊4日ほど滞在します。なお、最初の講演は20日の15、二回目も2115時とのことです。22日には移動日として日本に一日だけもどり、翌日に欧州に向けて旅立ちます。

 

  予定どおりにスムーズに移動でき、香港を経由するフライトだったクレアと空港で落ちあい、迎えの運転手さんにつれられて台北市内のアカデミア・シニカにむかいました。ちょうど現地時間で18時に宿舎に到着しました。そのまま招聘してくれたケヴィンと合流して研究所のなかにあるレストランで夕飯を食べました。とくに、小龍包は美味しかったです。

 

 

2013. 2. 18

  今日が3週間の一時帰国の最終日となってしまいました。今回の滞在も、あっという間でしたね。今日の行動は、プライヴェート版ブログをごらんください。

 

 

2013. 2. 17

  最後に今日はもういちど夕飯だけですが、カワゴエに行ってきます。

 

  そろそろ台湾講演のための原稿の見直しをしないといけません。読み上げるわけではありませんが、講演は英語なので原稿をメモとして参考にしつつ話を進めたいと思います。そもそも日本を抜かすと、アジアでの活動は今回が初めてなのですよね。

 

 

2013. 2. 16

  今日の動きはプライヴェート版をどうぞ。

 

  今回は空港行のリムジンバスではなく、6時に池袋をでる成田エクスプレスをつかって空港に向かうことを考えています。オンラインやその他の発券法ではなく、いま直接に「びゅぷらざ」の窓口で券を入手すると3000のところが2400とお得なことが分かりました。

 

 

2013. 2. 15

  今日は天気も悪いし、連日のイヴェントで疲れもたまっているので、安息日休肝日とすることにしました。たまってきているメガ・シンポ論集のための確認稿の幾つかに目をとおしました。まだ一本残っています。それが終わったら、手をつけていない最後の2本の原稿の編集にとりかかります。> 先日のイヴェントの打ち上げのときに石版氏に、仕事をひとりで抱え込まないで、もっとアウトソーシングするべきだといわれました。まったくその通りです。仕事の任せられる人材を育てないといけません。

 

  今回の一時帰国中入手した本です。著者から直接にいただいたもの以外は、こんどの共同研究について基礎的なことをおさえようと思って集めました。

 

            根占献一 『東西ルネサンスの邂逅:南蛮と禰寝氏の歴史的世界を求めて』 (東信堂、1998年)

            根占献一 『ルネサンス精神の旅:ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで』 (創文社、2009年)

            川村信三 『戦国宗教社会=思想史:キリシタン事例からの考察』 (知泉書館、2011年)

            若桑みどり 『クワトロ・ラガッツィ:天正少年使節と世界帝国』 (集英社、2003年)

            榎本恵美子 『ナポリ日記』 (非売品、1977年)

 

 

2013. 2. 14

  今日の活動は、プライヴェート版ブログをご覧ください。一応これで、日本でのオシゴトはひと通りカタがつきました。約3週間という短い滞在でしたが、非常に内容の濃いものだったと思います。19日には台湾講演に向けて旅立ちます。

 

  金曜日の講演会と昨日の合評会は、どちらもその模様をすべてヴィデオに撮ってありますので、ご覧になりたい方はお気軽に連絡下さい。すでに各方面から問い合わせをいただいています。

 

  あの老舗雑誌 British Journal for the History of Science の最新号(2012年の第4分冊の682-683頁)に、僕の第2著作書評が出たようです。とても高く評価してくれているので、僕としても嬉しいかぎりです。

 

 

2013. 2. 13

  今日は夕方から駒場で、僕の第2著作のディープな合評会があり、それに参加して質疑応答で盛りあがるという予定です。> 会場に8人、そしてウェブ参加で4人という面々で、すごい盛りあがりでした。あっというまに2時間がすぎるマシンガン・トークでした。そのあとは、2次会として会場を『さわやか』に移して23まで夜会は続きました。

 

 

2013. 2. 12

  熱海の隣にある網代という町でお寿司をいただいて、熱海の梅園を見学しつつ、東京に帰ってきました。僕は榎本ワールドに魅了されている人間なので、ナンシーさんやジェルマーナと交流するのとまったく同じ感じで、とても濃密な2日間を過ごしました。この世代の女性研究者の代表格のひとりとして、榎本さんの作品は世の中にひろく認知されるべきだと思っています。

 

 

2013. 2. 11

  予定どおりに11時の電車に乗って熱海までやってきました。15時に駅前でクニ君と待ち合わせして、タクシーで『無じん荘』へ。約2年ぶりの訪問となります。そこで新鮮な海の幸を中心としたとともに、榎本さんの本を出版するエミー計画のための会合を開いています。

 

 

2013. 2. 10

  今週は月曜日の授賞式、金曜日の講演会、そして土曜日の屋形船パーティと大きなイヴェントが続いたので、今日は文字どおりの安息日としました。明日は熱海の『無じん荘』にお邪魔する予定です。クニ君とは15時前に駅前で待ち合わせです。

 

 

2013. 2. 9

  さあ、今日は僕の学術振興会賞受賞クニ君の博士号取得、そして BH 叢書の立ち上げを記念したトリプルにめでたい屋形船パーティの当日です。いきなり朝からマミちゃんが腹痛でキャンセルするアクシデントがありましたが、体勢をたてなおし、まずは14に熱海からくる榎本さんと品川駅で待ち合わせし、出版社の担当の方とエミー計画について1時間半ほど会合を持ちました。3月から版組、夏前の出版を目指すことで一致しました。もともとは4番目の企画だったのですが、最初に準備ができた榎本さんの本『天才カルダーノの肖像』が BH 叢書第1弾となります。

 

この会合の後、16に参加者に集合をかけた船宿へ徒歩で向かいました。16時半の出航予定でしたが、すでに全員そろっていたので早めに船を出してもらいました。150のクルーズで、明るいうちはお台場ちかくにイカリを落として停留し、食事と夕暮れを楽しんだ後に船はスカイツリーをめざして隅田川をさかのぼり、川沿いの夜景を楽しんでから19時前に船宿に戻ってきました。参加者の皆さん、とても楽しんでいただいたようで、企画をした僕としても嬉しかったです。外は寒かったのですが、朝方に吹いていた強風は止んでいて、透きとおる空気で遠くまで見渡せました。品川駅まで歩いて解散し、2次会として近くの居酒屋で23時くらいまで、いろいろな話で盛りあがりました。パーティの模様を写した写真を幾つかフェイスブックにあげておきます。

 

 

2013. 2. 8

  さあ、今日は受賞記念講演会の当日です。パワポの準備はできているので、比較的にリラックスしています。16時半に会場に入って主催者の橋本さんとお会いする予定です。驚くことに、氏にお会いするのは、これが初めて!なのですよね。

 

  7月上旬に南イタリアで行われるサマー・スクールに応募するカズ君の書類を、朝からチェックしました。前回のケンブリッジ滞在の応募のための書類についで、おそらくこれが2つ目の英語での長めの作文300語)なのでしょうが、まだまだ学ぶことは沢山あるでしょうね。基本はつねにストレートシンプルです。

 

 

2013. 2. 7

  ガファレル論文もプルーフ・リーディングが終わり、論集への寄稿者の一人であるジュリエットにも原稿をみせてコメントをもらいました。これで大丈夫でしょう。原稿というものは出版前にできるだけ多くの人にみせて、もらったコメントをもとに修正するのが鉄則です。やはり、なにごとにも真摯な態度でのぞむべきです。僕の場合、だいたい最低3人くらいの人にはチェックしてもらうようにしています。

 

  クニ君が、メガ・シンポ論集のための原稿を出してくれました。これで僕が受けとるべきものは、すべて届いたことになります。並行して一昨日から、入れるべき図版の吟味と探索をおこないました。スカリゲルの肖像、『演習』の扉、アリストテレスの肖像、そしてカルダーノの肖像の計4点です。図版はフェイスブックのほうに貼ってあります。いまは図版のリストをつくってもらってます。

 

  また、折井さんの確認校も帰ってきました。つぎは入れる図版を相談しないといけません。それから、平野先生の論考の編集作業を行わないといけませんが、メガ・シンポ論集の編集作業もだいぶ前進しました。この3本を仕上げれば、残りは小澤くんの担当の2本だけになります。なんとなく出口が見えてきました。おそくとも4月中に原稿一式をそろえて、出版社に渡すようにしたいと思います。夏前の版組を想定しています。

 

 

2013. 2. 6

  今日は雪がふって、とにかく寒いので、外に出ないで講演会用のパワポをつくっています。まずは、僕の第1著作にもとづいた台湾講演第1弾のためのものをつくりました。つぎは、第2著作をもとにした第2弾のためのものをつくります。金曜日の東大駒場での受賞記念講演は、これらの2つのファイルから幾つか抜きだして本体とし、それに補足を加えたものにしようと思っています。

 

  アニマルに関する論集のための原稿を編者のアンドレアスに送り出しました。ちょっと時間がかかりましたね。

 

  ガファレル論集用の原稿もクレアにプルーフ・リーディングしてもらいました。遅れに遅れたピーターの原稿も、もうすぐ提出してくれるそうなので論集計画もやっと動き出せます。これは3年越しですから、本当に時間がかかりました。

 

 

2013. 2. 5

  なんだか昨日の今日という具合で、ポスト・フェステム感もつよいのですが、午後には歯医者があります。その前後でできることはやっておかないといけません。新たに導入したワードのほうはちゃんと動いています。まだ試してませんが、おそらくパワポも動くでしょう。

 

  台湾のアカデミア・シニカ(中央研究院・歴史語言研究所)から正式な招待状がきました。空港から宿舎までは、研究所の雇った運転手さんが迎えにきてくれるそうです。講演は20日が15から、21日が午前中となるようでうす。研究所の主催する歓迎ディナーが、20日の夜にあるそうです。

 

 

2013. 2. 4

  さあ、今日が学術振興会賞の授賞式です。朝の6時半に目覚ましをかけたのですが、5には目が覚めてしまいました。8に池袋の駅前で家族と待ち合わせして、上野へ。840分には着いてしまいました。会場の学士院に到着してチェックインしたのも、僕たちが最初だったと思います。それから徐々に人が集まり、となりに座った隠岐さんとも少し話しました。練習があった後に本番です。秋篠宮は急務でカンボジアにいってしまったようで、秋篠宮妃だけが主賓というかたちです。24人の受賞者のほぼ全員が男性だったので、逆にバランスが良かったかもしれません。授賞式はあっというまに終わり、そのあとは記念茶会となりました。秋篠宮妃に質問を受けているときの遠影フェイスブックにアップしておきます。

 

驚いたことに、茶会の会場で大学4年生のときのラボの先生に声をかけられました。なんといまは副学長になっているということです。ここでは書けないような因縁がある方なのですが、あれから20たったいまではだいぶ人が丸くなった感じがしました。予定どおり13時過ぎにすべてのプログラムが終了し、そのあとに賞のエントリーで世話になった小澤君とクニ君と一緒に駅前のカフェで1時間くらい四方山話をしました。電車に乗って池袋へむかい、宿舎にはほうほうの体で到着しました。たんなる気疲れだと思うのですが、とにかく半日のスケジュールをこなしてクタクタになりました。

 

  昨日の晩は、クニ君と一緒にアリストテレススカリゲルの肖像画を探索していました。基本的には、初期近代の刊本にある木版画や銅版画が版権をクリアしやすいので良いのですが、ウェブ上にあるものはたいていの場合どこからとったかというソースを示さないのですよね。元の本を探すのは苦労します。しかも、あんがい都合のよいアリストテレスの肖像は少ないことが分かりました。

 

 

2013. 2. 3

  明日の授賞式そのものは9時に上野に集合&その前に8時すぎに池袋で家族と待ち合わせということで、7時前には起きていないといけません。ま、昨日・今日と時差ボケのせいか自然と7時には目を覚ましているので、それほどではないでしょう。

 

  カズ君がメガ・シンポ論集に加筆したいことがあるというので新版を送ってもらいましたが、どうも本質的な議論ではなく、僕にいわせればビギナーにありがちな枝葉末節な記述をジャラジャラとつけるものでした。ちなみに的なものをこうして際限なくいれていくと、論考がもつ本来のメッセージがピンボケになってしまいます。勉強したことを入れたいという抗しがたい誘惑に駆られるのは分かりますが、なにごともやりすぎは改悪でしかないので、足し算だけではなく引き算も学ぼうとアドヴァイスしました。

 

 

2013. 2. 2

  エミー計画用の図版を用意するために、榎本さんから本を送ってもらいました。それらをチェックしないといけません。> それほど大変ではありませんでした。ものの1時間くらいで終了。

 

  5月半ばにバーゼルで行なわれる国際会議に参加することにしました。第2著作をもとにした20の話ですから、直前にマドリッドでの会議がはいっていても何とかなるでしょう。

 

  そろそろ来週の金曜日に行なう講演会の準備をはじめないといけません。20にわたる海外研究生活を総括するものですから、どういうふうに話を構成したらいいか頭の痛いところです。多くの人に聞いてもらうために専門家にしか分からない話をしても仕方ないですし、それといって海外生活でのこぼれ話だけをしても、研究者の人たちは満足しないでしょう。そのさじ加減が難しいところです。

 

 

2013. 2. 1

  今日はカワゴエに行ってきました。里帰りということで。というか、月曜日の受賞式に参加する家族との打ち合わせです。

 

  まだ仮のタイトルですが、今年5月のマドリッド会議ではルネサンスの医学自然哲学における精気の話をすることにしました。

 

  メルマガは無事に配信されたようです。今回は、題して「パラケルススの鉱物学と宇宙生成論における種子の理論とロゴイ・スペルマティコイ」です。届いてない人はスパム・フィルターにひっかかってないかをチェックしてみてください。

 

 

 

 

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