近代ガレノス主義の研究プラットフォーム
  


 

 

 

2018年秋にヴェネツィアで開催される国際会議『ガレノスと初期近代人たち』で基調講演をするように依頼されました。偶然にも、その直後にオックスフォード大学出版で企画されている『ガレノス・ハンドブック』に初期近代におけるガレノス主義についての寄稿を依頼されました。2018年にオーストリアのインスブルックや2019年にベルギーのゲントでも、ヴェネツィアでの発表と同じ内容を発表して、議論内容に研きをかけています。コロナ禍のために2020年秋から2021年夏にかけて、原稿を準備するのが大幅に遅れてしまいましたが、なんとかカタチになったと思います。

 

 

“Galen in Renaissance and Early Modern Debates”

「ガレノスと後期ルネサンスと初期近代の論争」

in The Oxford Handbook of Galen, ed. Peter Singer & Ralph M. Rosen

(Oxford: Oxford University Press, 2024), 582-599.

『オックスフォード版ガレノス必携』@アマゾン

 

Introduction

イントロダクション

1. Embryology and Formative Power

発生論と形成力

2. Anatomy or Hymn to the Creator

解剖学と創造主への賛歌

3. Sprits and the Soul

精気と霊魂

4. Whole Substance and Occult Qualities

実体全体とオカルト質

5. Other Works in Minor Usage

その他の著作の小規模な利用

Conclusion

結論

 

 

 

 

出版までの流れ

 

2024. 1. 2

年明けからの天変地異に未曾有の航空事故と、ものすごい展開に気持ちがついていかない方々も多いかと思います。ココロを落ちつけるために、出版を先取りしてガレノス論文のPDFを公開しました。こちらです。3個点のプル・ダウンに入っているリコメンド(推薦)のボタンを押してください。よろしくお願いします。

 

すでにアマゾンのカタログに『オックスフォード版ガレノス必携』のデータも入っているようです。こちらです。

 

 

2024. 1. 1

ガショー。『オックスフォード版ガレノス必携』への寄稿の校正ゲラを断続的に見直しています。個人的には、完成度の高い論考になっていると思います。2018年秋に発表原稿、2020年初頭に論文化、微調整版を2021に再提出、そして2024年春に出版ですので、足かけ6となります。まさにアルス・ロンガですね。

 

 

2023. 12. 31

大晦日で、しかも日曜日だというのに、オックスフォード大学出版から『オックスフォード版ガレノス必携』への寄稿の校正刷りが送られてきました。すべての Cf. Compare に変更されているのは好きでないのですが、それ以外では質問への解答もふくめて変更は4か所にとどまりました。明日は休日ですから、明後日に校正指示を返そうと思います。なお、本全体のPDFは、予告されていた560を大きく上回る700あります。マッシヴ!

 

 

2023. 11. 29

オックスフォード版ガレノス必携』の告知が、オックスフォード大学出版のカタログに出ていました。全部29560のマッシヴな構成となり、来年の319が出版予定日のようです。まだ書影は入っていません。こちらです。僕の寄稿論集の出版までの流れは、こちらにまとめてあります。

 

 

2023. 11. 27

オックスフォード版ガレノス必携』の編者から連絡があり、校正ゲラが1211ごろに到着し、12を校正指示の締切とする連絡がありました。僕にとっては、127からのヨーロッパ遠征、そして年末年始にもあたりますが、3週間も猶予があるのでなんとかなるでしょう。先日のブルーノ論文でかかわった Taylor & Francis 3日間という荒唐無稽さとは異なって、とても健全なものだと思います。

 

 

2023. 9. 26

オックスフォード大学出版が準備している古代ギリシアの医学者ガレノスについてのハンドブックには、僕もルネサンス期の論争についての論考を寄稿しています。今日は編者から連絡があり、版組稿の校正は11月末から2週間、出版は来年4になると知らされました。まだ遅れがあるとしても、来年前半には陽の目をみるようです。最初に話がきたのは2021ですから、あしかけ4ですね。

 

 

2023. 4. 14

おそめの朝食を9時にとり、10時半の待ちあわせに備えました。クリスティーナさんの運転で市外にある大学キャンパスに向かい、リスボンから駆けつけた研究者のベルナルドを交えて、まずは来年のルネサンス学会への参加などについて話をしました。そのあとに学食で昼食をとりました。

 

僕の講演そのものは14時半からだったのですが、マデイラ大学学長の挨拶からはじまり、地元テレヴィ局の取材のためのカメラ・クルーが来ており、本当に驚きました。クリスティーナさんたちに合わせて、オックスフォード版のガレノス必携に寄稿した論文をもとにした話をしたのですが、一般学生には難しかっただろうと思います。

 

 

2023. 3. 7

以前にも書いたとおり、『オックスフォード版ガレノス必携The Oxford Handbook of Galen ルネサンス期のガレノスの受容についての論文を寄稿しています。今日は、オックスフォード大学出版から連絡がありました。これから本づくりのプロセスに入り、出版されるのは今年末来年初頭だろうということです。かなり大型の本になるようで、最初に原稿を提出したのが2021ですから、それなりに時間がかかっています。

 

 

2022. 9. 7

羽田までの機内WiFi22ドルで購入したのですが、今日は大事なメールがつぎつぎに入ってきました。そういう日もあるようです。科学史の老舗雑誌 ISIS から査読の依頼、僕も寄稿しているオックスフォード大学出版から予定されている『ガレノス必携』についての連絡、スプリンガーの『ルネサンス哲学辞典』の出版に向けた準備、そして原稿の依頼などです。

 

 

2022. 1. 18

昨日のピーター・アダムソンさんの話についていえば、これまで僕の作品は初期近代ヨーロッパに限定された論集や雑誌特集号に収録されることが多かったのですが、『世界霊魂(アニマ・ムンディ)』本は古代から(現代まで)の多様な文化圏を対象にしているので、これまでとは異なる読者層にもアピールすることになるのではないでしょうか。「古代から(現代まで)の多様な文化圏が対象」という点では、これから出ることになる『ガレノス・ハンドブック』にも、まったく同じことが当てはまると思います。

 

 

2021. 10. 29

オックスフォード大学出版から準備されている論集『ガレノス・ハンドブックThe Oxford Handbook of Galen の編者ピーター(シンガー)から連絡あり、僕の寄稿「ルネサンス・初期近代の論争におけるガレノス“Galen in Renaissance and Early Modern Debates” にもオーケーがでました。広い読者層のために「医学的な精気medical spirit という表現を使っていたのですが、「医学的な」という形容詞は要らないとされました。ガレノスについての本ですから、当たり前といえば当たり前ですよね。

 

 

2021. 9. 21

土曜日に提出したガレノス論集への寄稿について、編者のピーター(シンガー)から連絡がきました。これから原稿に眼をとおして、なにかあれば折りかえし連絡があるようです。こちらは急ぎませんので、問題ないことを期待しましょう。

 

 

2021. 9. 20

感慨ぶかいヴェネツィアの国際会議への招待(2017年)から昨日(2021年)まで、新作のガレノス論文をめぐる4年間の記述をまとめました。こちらです。

 

 

2021. 9. 18

加筆と微調整をしたガレノス論集への寄稿をプルーフ・リーディングしてもらって、編者に送りだしました。ふう。ほぼ1年にわたるココロの重荷がとれたので、今日は思う存分にスローな動きでいきます。

 

 

2021. 9. 17

昨秋から遅れていたガレノス論集への寄稿の微調整は、実際に作業をはじめてみれば、すぐに終わりました。いろいろなことが重なって、ファイルを開くことさえ臆していたのですが。編者に大変な迷惑をかけましたが、おそらく僕が最後ではないと思いたいです。ふう。

 

 

2021. 9. 15

ついに遅れに遅れたガレノス論集への寄稿を微調整しはじめました。ピュアに心理的な障壁のせいで半年ほど、まったくファイルを開くことすらできませんでした。思いきってファイルを開けて淡々と作業をし、最後の懸案の半頁ほどの前口上をつくっています。こういう類の書き物がもっとも苦手なのですが、もう一日でなんとかなるでしょう。ふう。

 

 

2021. 8. 31

メルマガの原稿を推敲してドロップしました。これから執筆する書評の準備です。92の配信となります。これから9月上旬のあいだはガレノス論文の微調整に集中するため、書評の作業のつづきは中旬以降にします。

 

 

2021. 8. 18

コロナ禍による昨秋からの作業における乱調さに、ガレノス論集への寄稿を微調整する要請が追いうちをかけた気がします。要請の内容はそれほど難しいものではないのですが、他のことで気持ちが空回りしていました。今日は、微調整した原稿を9月半ばまでに出してくれという連絡がありました。さて、今回は気持ちの切りかえが上手くいくでしょうか?

 

 

2021. 7. 13

今年は念願の世界霊魂論文と、苦労のわりに気に入っているゼンネルト論文が出ましたので、もうこれで良いかなと思っています。しかしガレノス論文の仕上げと、新しく依頼された汎心論についての論文を書かないといけません。後者は、ルネサンス学者のリチャード(ブルム)が、学術雑誌 Intellectual History Review で企画している特集号「汎神論と汎心論」への寄稿となります。年末が締め切りですので、9月以降に集中したいと思います。ジョルダーノ・ブルーノを中心に議論しようと決めています。

 

 

2021. 4. 28

編者には申し訳ないですが、今月末に仕上げる予定だったガレノス論文は、無理をせずに5月初旬に作業することにします。今週は、次号のメルマガの準備にあてたいと思います。

 

 

2021. 4. 26

なんとか4月末までに完成させる予定だったのですが、なかなかガレノス論文の微調整のための作業に戻れないでいます。

 

 

2021. 4. 21

昨日は、これまでのゼンネルト論文の作業からガレノス論文の作業へと華麗に移行したかったのですが、気持ちの切り換えが上手くいきませんでした。仕方ないので、ゼンネルト論文についての専用頁を開設しました。

 

 

2021. 4. 13

ガレノス論集への寄稿「初期近代のガレノス論争」の微調整が、秋からずっとできてないのですが、2回目のリマインダーがきました。夏前にすべてを整えてオックスフォード大学出版に提出するので、よろしくとのこと。了解です。僕としては、やっと長いトンネルを脱けでるところにおり、どちらにしても4月中に片付けるつもりでいました。予定どおりに進めたいと思います。

 

 

2021. 4. 2

ここを乗りきれば、コロナ禍による秋口からの作業の遅れを、なんとかとり返せるところまできました。昨年末は目も当てられない状況でした。僕のなかでゼンネルト論文は落としたことになっていたので、最後に救えたのはなんとも奇跡に近いと思います。あとは4月中にガレノス論文の微調整を完遂しなければいけません。それができれば、気分的にひと息つけます。

 

 

2021. 2. 1

これからの予定としては、まずは2月前半ガレノス論集への寄稿を微調整することと、28に到着する予定の世界霊魂についての論文の校正をし、2月後半でドイツの国際会議で発表したゼンネルトについての発表原稿を論文化する作業があります。こうして予定をならべてみると、かなり忙しくなるのが分かりますね。

 

 

2021. 1. 27

オックスフォード大学出版のガレノス論集に寄稿する作品の最終稿を催促する連絡がきました。締めきりは10月末でしたが、この秋にはどうも上手く処理できずにズルズルときてしまいました。あと2週間でなんとかしたいと思います。

 

 

2020. 10. 21

  いわゆるオカルト性質といわれるものは、「可視の」「明瞭な」を意味する manifestus の対義語である「不可視の」「不明瞭な」「隠されたoccultus が語源です。さらにその元になったギリシア語にさかのぼれば、「言い表せない」「表現できない」「説明できない」を意味する単語 arrêtos にいきつきます。この単語はガレノスの時代には、ひろく使われ、もともとはストア派の認識論に関連しているようです。

 

 

2020. 10. 20

  コロンビア大学の図書館に注文していた論文「ガレノスにおける表現できない性質 Tobias Reinhardt, “Galen on Unsayable Properties,” Oxford Studies in Ancient Philosophy 40 (2011), 287-317 人力スキャンが届きましたので、早速のところ眼をとおしました。基本的に、ストア派における認識論の伝統につなげようとする議論なのですが、もともと同じものである「オカルト質」についての研究にまったく言及がなく、ちょっとチグハグ感があります。同じルーツをもつのですから、両者を一緒に考察しないと、本当のところは見えてこないだろうなと思います。

 

 

2020. 10. 19

  9月・10月はなんとなく燃えつき症候群ぎみでしたが、気分一新していきたいと思います。まずは、オックスフォード大学出版からのガレノス論集への寄稿を微調整しないといけません。金曜日に注文した論文が時間内に到着してくれるでしょうか?

 

 

2020. 9. 30

  今日は、オックスフォード大学出版から世界霊魂(アニマ・ムンディ)論文のための出版契約書が送られてきました。PDFをプリントして署名し、スキャンして論集編者のジェイムスに送りかえしました。いや〜、論集の作業も着々と進んでいる感じですね。ガレノス論集もオックスフォード大学出版からなのですが、そちらは自動の署名機能がついた契約書だったことを覚えています。同じ出版社でも、部局によってやり方がだいぶ異なるのですね。

 

 

2020. 9. 2

 だいぶ締切から遅れたのですが、オックスフォード大学出版から予定されている古代ギリシアの医学者ガレノスについての論集に、今年はじめに入魂の寄稿をしました。題して、「初期近代の論争におけるガレノス“Galen in Early Modern Debates” です。今日は、世界的な権威である論集編者から、僕の論考にたいするコメントが帰ってきました。かなり実験的な議論だったので心配だったのですが、大きな変更をしなくて済みそうです。ふう、一安心しました。

 

  同時に送られてきた大先生の新作論文を読んでみたら、なんと!僕の研究が大きくフィーチャされていて、イスから転げ落ちるほどの衝撃をうけました。ルネサンス学徒ながら、古代ギリシア・ローマについての古典学に貢献することを夢見ていたので、感動のあまりちょっと涙腺がゆるんでしまいました。

 

 

2020. 8. 13

  2016年にヨーロッパからアメリカに活動拠点を移して以降、どちらかというとインパクトある媒体に作品を発表するように仕事を絞ってきました。新作としては、ルネサンス期の世界霊魂について、そして初期近代におけるガレノス医学についての2本の論文をどちらもオックスフォード大学出版から予定されている論集に寄稿しています。世界霊魂は2019年の春、ガレノス医学は2020年の新春に論文化の作業をおこないました。

 

 

2020. 8. 8

ついに僕のロンドン時代のボスであるヴィヴィアンによるガレノス伝の決定版がでました。『ガレノス:帝政ローマの考える医師Vivian Nutton, Galen: A Thinking Doctor in Imperial Rome (London: Routledge, 2020) です。本人は1970年代からずっとガレノス伝を書くといっていたので、すくなくとも50をかけたことになるでしょうか?生涯をガレノス研究に捧げたヴィヴィアンは、本当にすごい人です!

 

 

2020. 8. 7

  初期近代のガレノス主義についての論集のレフェリーを、スプリンガー書店から依頼されました。ちょっと今夏は、ほかのことをしたいので、受けられないだろうと思います。> もうすこし詳しいことをFBに書きました。こちらです。

 

 

2020. 1. 7

  やっと気持ちを入れなおして、何日か寝かせたことになる新作のガレノス論文をフレッシュな目で読みとおし、最終的な微調整をしました。変更点をチェックしてもらってから、提出したいと思います。

 

 

2020. 1. 2

  なんとなくガレノス論文の完成が見えてきたので、気持ちが緩んだせいか、ちょっとスローな動きになっています。まあ、世の中はお正月ですものね。

 

 

2020. 1. 1

 つづいて、ヴィヴィアンのコメントを考慮にいれてガレノス論文の仕上げをしました。

 

 

2019. 12. 31

  ヴィヴィアン(ナットン)に僕のガレノス論文を見てくれないか頼んだら、オーケーしてくれたので原稿を送りました。なんと1時間後にチェックされたものが帰ってきました!いやしかし、人生で200も論文を書けるような人は、やはり違いますね。あまりに怖いので、明日に見ようと思います。

 

 

2019. 12. 28

  まあ、締めきり的にも、こんなところなのかな?という段階まで新作のガレノス論文は到達しました。明日からプルーフ・リーディングしてもらおうと思います。僕は論文末につける文献表の整理をはじました。

 

 

2019. 12. 25

  追い込みでガレノス論文の作業をつづけています。

 

 

2019. 12. 24

  ここのところ続けているガレノス論文の作業では、いったん脚注を浸け終わりましたが、まだまだ分量的に少なめなので、足りない表現を補ったり、物足りない記述をブーストしたりといった作業をつづけています。

 

 

2019. 12. 23

  ガレノス論文は、だいぶ姿が見えてきました。

 

 

2019. 12. 22

  今日もガレノス論文の作業をおこなっています。良い感じで集中していますので、こちらの記述などは淡泊になっています。あしからず。

 

 

2019. 12. 21

  今日は思い立ったように、オックスフォード大学出版から出される予定のガレノス論集のための原稿の作業に入りました。基本的には、昨秋にインスブルック大学とヴェネツィアでの国際会議で発表した本体に脚注をつけていく作業です。> 昼からはじめて零時前にだいたいができました。しかし、まだかなりラフなもので、じっくりと推敲しつつ、言葉が足りないところなどを補っていかないといけません。

 

 

2019. 12. 14

  週明けからの2週間で、ガレノス論集のための論文を完成させないといけません。本文の骨子はできているので、基本的に脚注を整えていけばいいだけなのですが、早めに気持ちを入れかえて集中したいと思います。

 

 

2019. 11. 27

  オックスフォード大学出版の件が2つも春先にあり、結局のところ世界霊魂の原稿だけつくれたので、ガレノスの方は放置していました。編者から連絡があり、今年末までにできるか聞いてきました。もうダメだと思っていたので、これは助かりました。11日のセミナーでの僕の発表後の期間で原稿を仕上げたいと思います。

 

 

2019. 7. 11

  昨秋ヴェネツィアでおこなわれた国際会議『ガレノスと近代人』、僕は別件で忙しいため寄稿できないのですが、今日はその審査を出版社から頼まれました。

 

 

2019. 2. 11

  ゲント大学での講演会は、429日(月)の午後となりそうです。先方の希望で、論題は昨秋にインスブルックやヴェネツィアでも話した「ガレノスと科学革命の医学的コンテクスト」になりそうです。無料で誰でも参加できますので、オランダ・ベルギー方面の方は、どうぞよろしく。

 

 

2018. 11. 28

  ずいぶんと時間がたちましたが、オックスフォード大学出版からのガレノス・ハンドブック計画について連絡がありました。書式についてと、さらに締め切りが3月初旬に延びるという嬉しい知らせでした。これで、落ちついて作業できますね。

 

 

2018. 10. 31

  あまり時間がなくて、じっくり推敲できませんでしたが、メルマガの原稿をドロップしました。今回は「オーストリア・イタリア遠征記」と題して、気がついたことのメモを時系列でまとめました。

 

 

2018. 10. 29

  12時のフライトでパリに向かい、乗りかえて16時のフライトでニューヨークに向かいました。移動はスムーズだったと思います。ペン駅近くの宿に到着して、眠りにつきました。

 

 

2018. 10. 28

  今日は、実質的に今回のヨーロッパ遠征の最終日です。スローな動きでいきます。明日は、12時のフライトパリ経由でニューヨークに戻ります。遠征の詳しいことは、あとで書き足す予定です。

 

 

2018. 10. 27

  会議参加者のため、特別展に招待されました。ヴェネツィアにおける医学と芸術というものです。そのあとは、ギデオンと12時半の電車に乗って、クレッグの住んでいるパドヴァを目指しました。

 

 

2018. 10. 26

  今日は二日目で、17世紀の議論へと入っていきます。

 

 

2018. 10. 25

  さあ、今日が国際会議の一日目です。僕の基調講演からはじまります。

 

 

2018. 10. 24

  雨降りです。ホテルをチェックアウトしてから、時間をつぶし、中央駅までいきました。13時半の電車にのって、ヴェネツィアに戻ります。ほぼ定刻でした。それからヴァポレットに乗って、国際会議用の宿舎に19時頃にチェックインしました。オキ君夫妻と19時半に夕食のために待ち合わせしていて、近場のレストランにいきました。

 

 

2018. 10. 23

  15時にオヴァーネスと待ちあわせして、インスブルック大学のボルツマン研究所に向かい、メンバーたちを談笑し、18時から僕の講演会でした。ひとりガレノスを研究しているへそ曲がりの人がいるからと言われていましたが、まあ、それほど難しい質問ではなく、うまく返せたと思います。講演は、大成功でした。

 

 

2018. 10. 22

  駅の構内のピザで昼食をとりました。ここは良い店ですので、要チェック。そのあと14時の国際電車で、インスブルックを目指しました。4時間後の18時に中央駅に到着。迎えに来てくれたオヴァーネスと落ちあい、そのまま宿舎にチェックインし、荷物をおいて、夕飯を食べに行きました。

 

 

2018. 10. 21

  定刻にヴェネツィアの空港に到着しました。良い天気です。バスに乗って、ローマ広場までいき、そこから徒歩で近場の最初に宿舎に。夕方には雨が降りはじめました。

 

 

2018. 10. 20

  さあ、今日の午後から来週一杯は、ヴェネツィアオーストリア遠征にでかけます。ご連絡への返事は遅れがちになるかと思いますが、ご容赦願います。いったんフィラデルフィアに帰ってくるのは、1030の火曜日になります。

 

 

2018. 10. 12

  「レッジョのニッコロによるガレノスの著作のギリシア語からの翻訳 Lynn Thorndike, “Translations of Works of Galen from Greek by Niccolò da Reggio,” Byzantina Metabyzantina: A Journal of Byzantine and Modern Greek Studies 1 (1946), 213-235 というレアな雑誌に収録された論文が必要となりました。なんとか見つけたいところですが、苦戦しています。> なんとか入手できました。

 

 

2018. 10. 11

   ヴェネツィアでの国際会議でつかうパワポを準備しました。けっこう時間がかかりましたが、あとでもう一回とおして見直してゆっくりチェックします。

 

 

2018. 10. 9

  ヴェネツィアでの国際会議のために、旅費についての事務的な書類を埋めて送りかえさないといけません。とりあえず、3種類ある書類のうちの2種類を先に処理すれば良いようです。

 

 

2018. 10. 5

  オーストリアのインスブルック大学で1023(火)に講演をします。以下は、その話の要旨です。> はじめて行く町なのですが、写真で見るかぎり、なかなか絶景なところみたいですね。こちらです。すごいなあ。

 

Galen (129–ca. 216) left a significant number of writings, over 100 treatises in a modern edition, which represent some 12 percent of ancient Greek literature. Although Galenism dominated the tradition of Western medicine, knowledge of his writings was relatively limited during the Middle Ages. The substantial body of these writings was made available in Europe thanks to the Aldine Greek edition (Venice, 1525), followed by a flood of Latin translations. In my paper, I will examine the impact of some key texts of Galen at the threshold of early modern science and philosophy. To this end I will focus on the particular use of Galen’s writings and teachings by Jean Fernel (1497–1558) of Paris, one of the most influential physicians of the Renaissance, and other physician-philosophers who were his contemporaries and followers in the late sixteenth and early seventeenth centuries.

 

 

2018. 10. 4

  昨日のものからさらに改稿を重ね、ヴェネツィア会議のための発表原稿は、それなりのものになったと思います。すこし安心しました。この勢いで11月末のベルリン会議のための原稿の作成に入りたいのですが、いろいろ考えるところあり、ちょっと思案中です。こうした執筆からくるストレスに対抗するかのように、12の一時帰国の航空券を入手しました。

 

 

2018. 10. 3

  だんだん話の大筋ができあがってきました。これから細部を固めていきます。分量的には3000と、すでに30の発表をカバーするものとなっています。

 

 

2018. 10. 2

  さあ、今日からヴェネツィアでの発表原稿をつくるために缶詰の状態に入ります。しばらくのあいだ、ご容赦ください。

 

 

2018. 9. 28

  10月下旬にヴェネツィアで、国際会議『ガレノスと初期近代人たち』が開催されます。今日は、その美しいポスターと最終プログラムがきました。こちらの掲示しておきます。

 

 

2018. 7. 19

  初期近代におけるガレノス主義についての野心的な国際会議が、10月末にヴェネツィアで開催されます。僕は、基調講演を依頼されています。今日は、航空券を入手しました。以下のような旅程です。オーストリアのインスブルック大学での講演も同時に頼まれていますので、まずは国際列車でヴェネツィアから月から水にかけて移動します。

          

20日(土)21時 ニューヨーク ー 2111時 ヴェネツィア

22日(月)13時 ヴェネツィア − 18時 インスブルック

24日(水)13時 インスブルック − 18時 ヴェネツィア

29日(月)12時 ヴェネツィア − 2920時 ニューヨーク

 

 

2017. 11. 23

  オックスフォード大学出版からガレノスについてのハンドブックを出すので、17世紀の哲学や科学におけるガレノスについての議論をめぐる一章を寄稿して欲しいと依頼されました。月曜日の講演会で、ガレノス研究がもりあがってきているという話をしたばかりなので、偶然ではありますが、どこかで呼応しているかのタイミングです。17世紀というシバリがあるので、できるか分かりませんが、締め切りは来年12月末ということで、似たような話を10月末のガレノス会議ですることになっているので、それをまとめれば可能かもしれません。

 

 

2017. 11. 20

  来年10月末にヴェネツィアで予定されている国際会議 『初期近代におけるガレノス主義』 のコールが出されました。基調講演をするために招待されていますが、僕の名前を見つけた人たちから早速のリアクションをいただきました。なかでも森口さんは、主催者マッテオのお友達のようです。世界は本当に狭いですね!

 

 

2017. 9. 25

  来年10月末に、ヴェネツィアでルネサンス・初期近代におけるガレノス主義についての国際会議が開催されるようです。光栄なことに、そこで基調講演をおこなうように依頼されました。断るような理由は、あまりないですよね?

 

 

 

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