ジョルダーノ・ブルーノ論文
  


 

 

 

 202269-11日にチェコのオロムス大学で開催される国際会議『ルネサンス期の汎神論と汎心論、そして世俗主義の誕生』 Pantheism and Panpsychism in the Renaissance and the Emergence of Secularism に発表することになったジョルダーノ・ブルーノ論文の執筆状況をまとめます。

 

 

 

発表

 

「ジョルダーノ・ブルーノ、普遍生命、生きた原子」

“Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms”

Intellectual History Review 34 (2024) の特集号『ルネサンスの汎神論と汎心論』に所収予定。

 

イントロダクション

Introduction

ブルーノ、普遍生命、生きた原子

1. Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms

ステウコ、プラトンの謎かけ、そしてアナクサゴラス

2. Steuco, Plato’s Enigma and Anaxagoras

シェキウスと「原子論者アナクサゴラス」

3. Jacob Schegk and “Anaxagoras the Atomist”

むすび

Conclusion

 

 

 

要旨

 

ジョルダーノ・ブルーノの哲学のもっとも驚くべき要素のひとつは、普遍生命論と原子論の融合だろう。この類まれな結合は驚異的な宇宙像を生みだした。宇宙は世界霊魂とその普遍知性に支配されており、内在する霊的原理に生命を与えられている無数の原子あるいは粒子からなっているのだ。世界霊魂や普遍生命、生きた原子についてのブルーノの主張を吟味したあと、この論文は彼の同時代人の著作のなかでも、ふたつの潜在的な典拠となるテクストを分析する。最初の著者は世界霊魂の理論とキリスト教を調和させようとし、デミウルゴス的な作用者としての宇宙的な「知性」についてのアナクサゴラスの教えをとり込んでいた。さらに二人目の著者は驚くべきことに、このアナクサゴラスの教えの原子あるいは粒子論的な再解釈を展開していたのだ。

One of the most striking features of Giordano Bruno’s philosophy is the marriage of universal animation with atomism. This unusual combination produced an extraordinary image of the universe, which was governed by the World-Soul and its universal intellect along with an infinite number of living atoms or corpuscles, animated by their internal spiritual principle. After examining Bruno’s principal arguments on the World-Soul, universal animation and living atoms or corpuscles, this article explores two possible sources among the works of his near-contemporaries. The first author tried to reconcile the doctrine of the World-Soul with Christianity, integrating the idea of Anaxagoras on the cosmic mind as the demiurgic agent of the universe. The second figure further elaborated his unusual atomistic or corpuscular reinterpretation of this Presocratic philosopher’s ideas.

 

 

 

 

 

 

論文執筆の流れ

 

2023. 12. 20

じつは入魂のブルーノ論文は、すでに電子版が先行出版されているのですが、大声で宣伝していません。年明けの119ごろに頁打ちの異なる最終版が出版される見込みなので、それを待ちたいと思います。

 

 

2023. 11. 23

ブルーノ論文の校正指示リストを提出しました。クニ君の話では、彼の論文は10日以内くらいで先行出版されたそうですので、年内は間違いないでしょう。

 

 

2023. 11. 22

ついにブルーノ論文の校正刷りがきました。今週のアメリカは、日本のお正月に対応するような休暇期間なのですが、そういうときに「3日間」で校正リストを提出しろというのは、かなり強引かなと思います。それでも午前中で集中して作業を終えました。明日もう一度だけ見直して提出します。

 

じつはこの特集号「汎神論と汎心論」への寄稿群の電子版が、先週あたりから徐々に先行出版されています。このリズムでいけば、僕のブルーノ論文も年内には先行電子版が陽の目を見るかも知れませんね。

 

 

2023. 11. 12

夜半になって、 Intellectual History Review 誌の特集号「汎神論と汎心論」に寄稿した僕のブルーノ論文についての連絡が届きました。2週間後に校正用の版組校(ゲラ)が送られてくるようです。しかしなんと驚いたことに、校正に与えられた期間は3日間と、あまりの短さです。しかも、かなり版組の品質が悪いと噂にきいています。なんとも心配だけが大きくなります。

 

 

2023. 9. 28

ブルーノ論文が来年1に出るとなると、校正刷りのタイミングはどう考えても年末になるでしょう。12月上旬にはルーヴァン遠征もあるし、年末にはゼンネルトの論文の締切もあるので、早めに対策をとった方が良いでしょう。打てる手はかぎられているのですが、10月中にゼンネルト論文をほぼ完成させてしまうべきかも知れません。できるかなあ。

 

 

2023. 9. 1

夏に来るといわれていたブルーノ論文の校正刷りは、まだ届いていません。いつ来るのでしょうね?あんがい、ここに書くと届いたりするものなのです。

 

 

2023. 7. 2

特集号「汎神論と汎心論」が Intellectual History Review 誌上で企画進行中です。この特集号に寄稿した入魂のブルーノ論文の校正ゲラは、今夏にくるという話なので、いつ届いても良い段階となりました。

 

 

2023. 4. 21

良い機会ですので、入魂のブルーノ論文を寄稿した Intellectual History Review 誌の特集号『汎神論と汎心論』の編者についても、校正のタイミングを聞いてみました。6月の仏独遠征の前後にあたると、忙しすぎて困るからです。

 

どうやら僕をふくめて早く審査が終わったグループは、今夏にゲラの校正をして、9ごろにオンライン版が出版されるようです。特集号全体の紙版については、来春に出版されるということです。ひそかに今年中を希望していましたが、寄稿者全員の足並みをそろえるために時間がかかるのでしょう。仕方ありません。最終的な書誌データは、2024年付となるようです。年に2回しか出版されない雑誌ですので、ペースは緩めですね。

 

 

2023. 3. 4

めでたいことに、入魂のブルーノ論文を微調整したものが採択されました。ひとりの審査員は勘違いにもとづいて難癖をつけていたと編者雑誌側も認めてくれました。ふう。もうひとりの審査員はべた褒めなのですから、ブルーノの専門家ではない僕の発見が気に入らなかったのかも知れません。

 

 

2023. 3. 2

ブルーノ論文を微調整した改訂版を提出しました。ひとりの審査員の勘違いにもとづく指摘には、できる対処はして、できないものはスルーすることにしました。特集号の編者雑誌側の判断を待ちましょう。> すぐに編者のリチャ−ドから返事がきて、その方針で良いだろうということです。あとは雑誌側の判断になるかと思います。

 

 

2023. 3. 1

微調整のおわった論文を再読してみました。これで良いかなと思ったあとに、追加した部分があります。あとから取って付けたような違和感がないか、じっくりと見極めないといけません。

 

テクストに明確に書いてあっても、気がつかない人は気がつかないようです。シンプリキオスは、アリストテレスの『自然学』にたいする非常に詳しい注解を書いています。この注解に収録されている重要な断片群なしでは、アナクサゴラスの教えの詳しいことは理解できません。その点を明確に書いても、納得できない人が存在するようです。なにかの勘違いにもとづいている場合がほとんどで、これには困りました。

 

 

2023. 2. 28

首筋の痛みに苦しめられた2週間でしたが、やっとのことで集中して作業できました。33の締切りまで時間がないブルーノ論文を微調整です。もう一度だけ再読して提出したいと思います。

 

 

2023. 2. 20

つぎはブルーノ論文の微調整を仕上げないといけません。締切りは33ですが、プエルトリコ遠征での発表原稿もあるので、今週中になんとかしようと思います。

 

ちなみにブルーノ論文の審査では、ひとりのレフェリーはべた褒め、もうひとりは難癖をつけてきたという感じです。もともと論文の性格から議論をまき起こすのは覚悟していたので、ひとつひとつ批判点をしっかりとクリアしたいと思います。

 

 

2023. 2. 14

今日も暖房器具の業者が入るので、落ちつかない感じになるでしょう。そろそろ月末が締切りとなっているブルーノ論文の微調整をしないといけません。RSA発表原稿も準備しないといけないので、忙しくなってきました。こちらはゼンネルト論文を20分用に切りだして論旨を整えれば良いので、それほど大変ではないと思っています。

 

 

 

ここで半年が経過

 

2022. 6. 25

ブルーノ論文の方は最終調整も終わり、あとは編者に提出するだけとなりました。すぐに出しても良いのですが、週明けにします。つぎはこれをもとに、次号のメルマガの準備をしたいと思います。

 

 

2022. 6. 23

いま仕上げの作業をしているブルーノ論文の要旨です。コアなBHファンは、しびれるのではないでしょうか?

 

One of the most striking features of Giordano Bruno’s philosophy is the marriage of universal animation with atomism. This unusual combination produced an extraordinary image of the universe, which was governed by the World-Soul and its universal intellect along with an infinite number of living atoms or corpuscles, animated by their internal spiritual principle. After examining Bruno’s principal arguments on the World-Soul, universal animation and living atoms or corpuscles, this article explores two possible sources among the works of his near-contemporaries. The first author tried to reconcile the doctrine of the World-Soul with Christianity, integrating the idea of Anaxagoras on the cosmic mind as the demiurgic agent of the universe. The second figure further elaborated his unusual atomistic or corpuscular reinterpretation of this Presocratic philosopher’s ideas.

ジョルダーノ・ブルーノの哲学のもっとも驚くべき要素のひとつは、普遍生命論と原子論の融合だろう。この類まれな結合は驚異的な宇宙像を生みだした。宇宙は世界霊魂とその普遍知性に支配されており、内在する霊的原理によって賦活されている無数の原子あるいは粒子からなっているのだ。世界霊魂や普遍生命、生きた原子についてのブルーノの主張を吟味したあと、この論文は彼の同時代人の著作のなかでも、ふたつの潜在的な典拠となるテクストを分析する。最初の著者は世界霊魂の理論とキリスト教を調和させようとし、デミウルゴス的な作用者としての宇宙的な「知性」についてのアナクサゴラスの教えをとり込んでいた。さらに二人目の著者は驚くべきことに、このアナクサゴラスの教えの原子あるいは粒子論的な再解釈を展開していたのだ。

 

 

2022. 6. 22

ブルーノ論文の書式を指定のものに揃える作業もできました。特集号が掲載される予定の Intellectual History Review 誌は、かなり独特なフォーマットを採用しているので、すこし戸惑いました。シェキウスのラテン語はクセがあり、引用の翻訳に自信がないものが一箇所あるので、編者のリチャードに揉んでもらうことにしました。それが帰ってくれば、完成です。

 

 

2022. 6. 10

今日は国際会議の二日目です。時差の関係で僕は午後からしか参加できないのですが、現代的な議論ばかりなので聞くだけになりそうです。> 無事に終わりました。これからの予定は、今月末の締めきりに向けてブルーノ論文を、国際会議からの特集号が掲載される Intellectual History Review 誌の書式にあわせる作業が残っています。

 

 

2022. 6. 9

今日は6時に起きて8からの国際会議『汎神論と汎心論』にそなえました。僕の発表は11時半からだったのですが、おかげさまで上首尾でした。参加者のほとんどはブルーノの専門家ではないので、特段のプレッシャーは感じていませんでしたが、皆さんの驚愕が伝わってくるのが実感できて良かったです。

 

 

2022. 6. 8

リチャードから反応が送られてきました。世界的なブルーノ専門家ですから、どうなるかとビクビクしていたところ、お世辞でしょうが褒めてもらいました。国際会議の準備でバタバタしているので、あとで吟味してもらわないといけませんが、どうやら最初のテストには合格したようです。

 

哲学者のテクストを哲学として分析する伝統的な手法ではなく、インテレクチュアル・ヒストリーとして扱っています。ブルーノが読んだのかも分からない古代の学派に似ている考えを見出して納得するのではなく、どのように直近のソースから彼が読書をし、アイデアを収集して、自身の構想を打ちたてたのかという視点から考察しています。今後のブルーノ研究にも一石を投じるものになれば、とても嬉しいです。

 

 

2022. 6. 7

プルーフ・リーディングしてもらったブルーノ論文をついに主催者・編者のリチャードに送りだしました。反応を待ちます。そのあいだに、20の発表用に要点を切りだします。

 

 

2022. 6. 6

フィチーノ、ピコ(叔父と甥)、ポリツィアーノ、アグリッパなどの人文主義者たちの著作で、アナクサゴラスへの言及をチェックしていますが、名前や簡単なアイデアへの言及ばかりで、まとまった議論は見当たりません。

 

 

2022. 6. 5

じつは数日前に、今回の論文の仕上げとしてブルーノカンパネッラの研究に特化した Bruniana & Campanelliana 誌におけるアアナクサゴラスや関連事項への言及を、26年分さかのぼって検索していました。そこで目にしたアイテムは、ほぼ確認できました。

 

2014年に3巻本のブルーノ辞典が出たようですが入手不可能となっているので、アナクサゴラスの項目があるかブルーノ研究者のリチャード(ブルム)に確認したところ、2017ジェルマーナが出した辞典の方が優れていることを教えてもらいました。そこにあるアナクサゴラスについての記述から、僕のような議論は誰かが先行していないことを確認できました。これで安心できます。

 

 

2022. 6. 4

前回スウェーデンでの国際会議で発表した「原子論者アナクサゴラスの伝説」から今回のブルーノ論文まで、じつのところ影の主役はアナクサゴラスです。その原典テクストはシンプリキオスなのですが、この問題に気がついた10年前からシンプリキオスの英訳で出版されていない部分がありました。大事かも知れない箇所なのですが、確認できないできました。昨日ふと検索すると、なんと僕が欲しかった部分が今年5についに出版されていたことが判明しました!これは天徴ではないかと思います。

 

 

2022. 6. 3

もう一度だけ、ブルーノ論文の推敲をくり返しました。これで不明瞭な表現はクリアできたと思います。論文の構成は、いまのところ以下のようになっています:

 

                       イントロダクション

                        Introduction

                            ブルーノ、普遍生気論、生きた粒子

                            1. Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms

                            ステウコ、世界霊魂、アナクサゴラス

                            2. Steuco, the World-Soul and Anaxagoras

                            シェキウスと「原子論者アナクサゴラス」

                            3. Jacob Schegk and “Anaxagoras the Atomist”

                            むすび

                            Conclusion

 

 

2022. 6. 2

一昨日から入手した幾つかの2次文献を反映させて、ひとまず完成と思えるところまで到達しました。ふう。あとはプルーフ・リーディングをしてもらいます。

 

 

2022. 6. 1

イントロ結論もだいたい書けたので、今日はずっとブルーノ論文の冒頭から推敲をしていました。前半を終えたところです。枝葉のような議論は削っています。今朝にニューヨーク公立図書館にスキャンを依頼した論文も、すぐ午後に届きました。とても迅速で助かります。> ブルーノ論文についての専用頁を立ち上げました。こちらです。

 

 

2022. 5. 31

メモリアル・デイの連休だったせいで、土曜日の午後から作業が止まっていましたが、今日からなんとかブルーノ論文に戻りたいと思います。イントロを書きます。

 

 

2022. 5. 30

 昨日から始めた作業を継続して、推敲を終わり、原稿をドロップしました。配信は、62日になります。アヴェロエスの発生論における形成力の概念とソースの分析から、占星術的な自然観の話に入り、最後にはプラトンイスラム神学の批判にまで話はおよびます。難しいといわれる形相の話で恐縮なのですが、なかなか面白い話の展開だと思っております。

 

 

2022. 5. 27

今日は日がな一日、ブルーノ論文の後半部について本文を推敲しつつ脚注を整えていますが、だいぶ出来てきました。結論の下書きもしました。もう少し磨くことができたら、イントロを書きだしたいと思います。あと1週間で、いったん完成までいける気がします。

 

 

2022. 5. 26

ここのところカンヅメで執筆をつづけているブルーノ論文ですが、本体がほぼできてきました。もう少し揉んでから結論イントロを書きたいと思います。ここまでが苦しかったですが、69の国際会議での発表後に、6月末の提出まで推敲をつづけます。

 

 

2022. 5. 24

今日は原稿の執筆にもどり、カンヅメの状態です。

 

 

2022. 5. 23

今日もスローな動きでいきます。午後には原稿の作業にもどれるかも知れません。先月にもここに書きましたが、論文のタイトルは「ブルーノ、生きている原子、普遍生気論“Giordano Bruno, Living Atoms and Universal Animation” となっております。前半はブルーノの議論を再考するもので、後半は彼のソースについて深掘りしていく予定です。

 

 

2022. 5. 20

それほど大きな進展があったわけではないのですが、だんだんとアーギュメントが見えてくると、なんだか気分は軽快になります。生みの苦しみを味わうカンヅメのあいだは、ほんとツライですね。

 

 

2022. 5. 19

見えてきたり、見えなくなったりを繰りかえしながら、カンヅメの状態はつづきます。> やっとのことで、なんとなく話の筋が見えてきた気がします。しかし、まだまだ暗中模索はつづく気がします。

 

 

2022. 5. 17

数日のあいだ途絶してしまったのですが、やっとのことで原稿の執筆にもどってきました。なかなか最初はテクストのなかに入っていけないで気持ちばかり焦って、同じところを回る感じで苦労しています。それでも、とりあえずブルーノについての部分をまとめて、つぎは彼のソースと思われるテクストに入ってきます。

 

 

2022. 5. 13

国際会議「汎神論と汎心論」での発表の準備作業をつづけています。遅い歩みですが、重要なことなので、仕方ないところです。

 

 

2022. 5. 12

やっとのことで、国際会議「汎神論と汎心論」での発表の準備作業に入れました。ブルーノのテクストに浸るところから始めます。

 

 

2022. 5. 11

6月上旬の国際会議「汎神論と汎心論」のために、そろそろ本気で準備をはじめないといけません。今回は、なかなか気持ちの切りかえに成功できていません。

 

 

2022. 5. 5

そろそろ僕の方も、つぎの国際会議のために本格的な執筆作業に入らないといけません。気持ちの切りかえを上手くしないといけないのですが、まだ成功しておりません。

 

 

2022. 4. 26

昨日提出した国際会議「汎神論と汎心論」のための要旨について、主催者のリチャード(ブルム)からオーケーの連絡がきました。今回の発表は、「ブルーノ、生きている原子、普遍生気論“Giordano Bruno, Living Atoms and Universal Animation” というタイトルでいきたいのですが、リチャードはブルーノ研究の権威でもあるので、反応が心配でした。ここで animation は生命が与えられていることを意味しますが、良い訳語がみつかりません。

 

 

2022. 4. 25

6月上旬の国際会議「汎神論と汎心論」での発表のための要旨を送りだしました。なるべく詳しい内容を説明しないで、興味をもってもらえるかに腐心しました。最初から面白いところを全面に出すべきなのでしょうが、前回のアナクサゴラスに引きつづき驚きの要素を重視しています。

 

 

2022. 4. 19

年末からつづいているマラソンですが、つぎは6月上旬にチェコで開催される国際会議「汎神論と汎心論」での発表です。この会議では、発表原稿だけではなく雑誌 Intellectual History Review 誌での特集号の一部となるために、論文そのものを完成させなければなりません。いつもよりハードルの高いことが要求されているので、密度のたかい作業が必要となります。

 

基本的な作業は、去年に出版した世界霊魂についての論文と先日に発表した原子論者アナクサゴラスについての原稿のための調査でできていますので、あとは論述を組みたてて、脚注をふくめた論文を完成させないといけません。

 

 

2022. 2. 1

すでに以下のような国際会議での発表が予定として入っているのですが、すべてを満足にこなせるか分かりません。

 

2月下旬 チェザルピーノ (ヴェネツィア)

4月上旬 質料形相論 (スウェーデン)

6月上旬 汎神論と汎心論 (チェコ)

 

 

 

 


ホーム