ジョルダーノ・ブルーノ論文
  


 

 202269-11日にチェコのオロムス大学で開催される国際会議『ルネサンス期の汎神論と汎心論、そして世俗主義の誕生』 Pantheism and Panpsychism in the Renaissance and the Emergence of Secularism に発表することになったジョルダーノ・ブルーノ論文の執筆状況をまとめます。

 

 

 

発表

 

「ジョルダーノ・ブルーノ、普遍生気論、生きた原子」

“Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms”

 

イントロダクション

Introduction

ブルーノ、普遍生気論、生きた粒子

1. Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms

ステウコ、世界霊魂、アナクサゴラス

2. Stenocu, the World-Soul and Anaxagoras

シェキウスと「原子論者アナクサゴラス」

3. Jacob Schegk and “Anaxagoras the Atomist”

むすび

Conclusion

 

In: Intellectual History Review 34 (2024), forthcoming.

 

 

 

 

論文執筆の流れ

 

 

 

 

2022. 6. 3

もう一度だけ、ブルーノ論文の推敲をくり返しました。これで不明瞭な表現はクリアできたと思います。論文の構成は、いまのところ以下のようになっています:

 

                       イントロダクション

                        Introduction

                            ブルーノ、普遍生気論、生きた粒子

                            1. Giordano Bruno, Universal Animation and Living Atoms

                            ステウコ、世界霊魂、アナクサゴラス

                            2. Stenocu, the World-Soul and Anaxagoras

                            シェキウスと「原子論者アナクサゴラス」

                            3. Jacob Schegk and “Anaxagoras the Atomist”

                            むすび

                            Conclusion

 

 

2022. 6. 2

一昨日から入手した幾つかの2次文献を反映させて、ひとまず完成と思えるところまで到達しました。ふう。あとはプルーフ・リーディングをしてもらいます。

 

 

2022. 6. 1

イントロ結論もだいたい書けたので、今日はずっとブルーノ論文の冒頭から推敲をしていました。前半を終えたところです。枝葉のような議論は削っています。今朝にニューヨーク公立図書館にスキャンを依頼した論文も、すぐ午後に届きました。とても迅速で助かります。> ブルーノ論文についての専用頁を立ち上げました。こちらです。

 

 

2022. 5. 31

メモリアル・デイの連休だったせいで、土曜日の午後から作業が止まっていましたが、今日からなんとかブルーノ論文に戻りたいと思います。イントロを書きます。

 

 

2022. 5. 30

 昨日から始めた作業を継続して、推敲を終わり、原稿をドロップしました。配信は、62日になります。アヴェロエスの発生論における形成力の概念とソースの分析から、占星術的な自然観の話に入り、最後にはプラトンイスラム神学の批判にまで話はおよびます。難しいといわれる形相の話で恐縮なのですが、なかなか面白い話の展開だと思っております。

 

 

2022. 5. 27

今日は日がな一日、ブルーノ論文の後半部について本文を推敲しつつ脚注を整えていますが、だいぶ出来てきました。結論の下書きもしました。もう少し磨くことができたら、イントロを書きだしたいと思います。あと1週間で、いったん完成までいける気がします。

 

 

2022. 5. 26

ここのところカンヅメで執筆をつづけているジョルダーノ・ブルーノ論ですが、本体がほぼできてきました。もう少し揉んでから結論イントロを書きたいと思います。ここまでが苦しかったですが、69の国際会議での発表後に、6月末の提出まで推敲をつづけます。

 

 

2022. 5. 24

今日は原稿の執筆にもどり、カンヅメの状態です。

 

 

2022. 5. 23

今日もスローな動きでいきます。午後には原稿の作業にもどれるかも知れません。先月にもここに書きましたが、論文のタイトルは「ブルーノ、生きている原子、普遍生気論“Giordano Bruno, Living Atoms and Universal Animation” となっております。前半はブルーノの議論を再考するもので、後半は彼のソースについて深掘りしていく予定です。

 

 

2022. 5. 20

それほど大きな進展があったわけではないのですが、だんだんとアーギュメントが見えてくると、なんだか気分は軽快になります。生みの苦しみを味わうカンヅメのあいだは、ほんとツライですね。

 

 

2022. 5. 19

見えてきたり、見えなくなったりを繰りかえしながら、カンヅメの状態はつづきます。> やっとのことで、なんとなく話の筋が見えてきた気がします。しかし、まだまだ暗中模索はつづく気がします。

 

 

2022. 5. 17

数日のあいだ途絶してしまったのですが、やっとのことで原稿の執筆にもどってきました。なかなか最初はテクストのなかに入っていけないで気持ちばかり焦って、同じところを回る感じで苦労しています。それでも、とりあえずブルーノについての部分をまとめて、つぎは彼のソースと思われるテクストに入ってきます。

 

 

2022. 5. 13

国際会議「汎神論と汎心論」での発表の準備作業をつづけています。遅い歩みですが、重要なことなので、仕方ないところです。

 

 

2022. 5. 12

やっとのことで、国際会議「汎神論と汎心論」での発表の準備作業に入れました。ジョルダーノ・ブルーノのテクストに浸るところから始めます。

 

 

2022. 5. 11

6月上旬の国際会議「汎神論と汎心論」のために、そろそろ本気で準備をはじめないといけません。今回は、なかなか気持ちの切りかえに成功できていません。

 

 

2022. 5. 5

そろそろ僕の方も、つぎの国際会議のために本格的な執筆作業に入らないといけません。気持ちの切りかえを上手くしないといけないのですが、まだ成功しておりません。

 

 

2022. 4. 26

昨日提出した国際会議「汎神論と汎心論」のための要旨について、主催者のリチャード(ブルム)からオーケーの連絡がきました。今回の発表は、「ブルーノ、生きている原子、普遍生気論“Giordano Bruno, Living Atoms and Universal Animation” というタイトルでいきたいのですが、リチャードはブルーノ研究の権威でもあるので、反応が心配でした。ここで animation は生命が与えられていることを意味しますが、良い訳語がみつかりません。

 

 

2022. 4. 25

6月上旬の国際会議「汎神論と汎心論」での発表のための要旨を送りだしました。なるべく詳しい内容を説明しないで、興味をもってもらえるかに腐心しました。最初から面白いところを全面に出すべきなのでしょうが、前回のアナクサゴラスに引きつづき驚きの要素を重視しています。

 

 

2022. 4. 19

年末からつづいているマラソンですが、つぎは6月上旬にチェコで開催される国際会議「汎神論と汎心論」での発表です。この会議では、発表原稿だけではなく雑誌 Intellectual History Review 誌での特集号の一部となるために、論文そのものを完成させなければなりません。いつもよりハードルの高いことが要求されているので、密度のたかい作業が必要となります。

 

基本的な作業は、去年に出版した世界霊魂についての論文と先日に発表した原子論者アナクサゴラスについての原稿のための調査でできていますので、あとは論述を組みたてて、脚注をふくめた論文を完成させないといけません。

 

 

2022. 2. 1

すでに以下のような国際会議での発表が予定として入っているのですが、すべてを満足にこなせるか分かりません。

 

2月下旬 チェザルピーノ (ヴェネツィア)

4月上旬 質料形相論 (スウェーデン)

6月上旬 汎神論と汎心論 (チェコ)

 

 

 

 


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