ごくごく個人的な「本」日記
2016年5月
2016. 5. 31 火
昨日のつづきでフォルダーの整理が最後まで到達しました。全体で40個あったものが16個まで圧縮できました。スキャンといい、この作業といいホコリまみれの肉体労働です。右親指の根元が痛くなってきました。根を詰めると良くないかも知れません。緩くいきましょう。
2016. 5. 30 月
論文のコピーやノートなど雑多な書類を収容している大型のフォルダーは、だいたい40個ほどあります。昨日の写真の最下段に写っているものです。今日の作業で24個ほど整理して、8個ほどに圧縮しました。明日一日あれば、終わることができるでしょう。
2016. 5. 29 日
残っていた3段のタナを片づけました。全部で13段あったものを4段にまで圧縮することができました。こちらに写真をアップしておきます。いやはや、疲れました。明日からは、論文類を入れているフォルダー群の整理をはじめます。
2016. 5. 28 土
昨日につづいて、ルネサンスの哲学と科学、古代とアラビア・ユダヤの哲学についての6段分を整理しました。残りは3段となりました。キミアについて2段と古代・中世の医学についての1段です。本当に、今日は朝から晩までこの作業だけをしていました。
2016. 5. 27 金
残念なことにスキャナーの調子が悪くなり、まったくスキャンができなくなりました。。仕方ないので、アメリカにわたる直前の2008年の夏にすでにスキャンしたコピー群を整理することにしました。13段あるタナのうち4段に入っているコピー本を、キープするものと廃棄するものに選別しました。生物学や鉱物学、物質論、そして中世と近代の哲学の部分です。あとでさらに絞りこむことも可能です。同時に、すでにスキャンしたもののファイルに正しい名前がついているか確認しました。
2016. 5. 26 木
ここのところ継続していた作業から離れて、次号のメルマガの準備にとりかかりました。パリのクリストフ宅に滞在したときにおこなったインタヴュの前編を文字起こしします。> 一日の作業でなんとかできましたので、配信システムにアップしました。マルセイユ・タロットのニコラ・コンヴェル版を復刻したときの経緯と、クリストフ独自の理論による大アルカナ22枚の配列を説明しています。6月2日の配信です。
2016. 5. 25 水
今日の作業でなんとか錬金術のコレクションのスキャンが一段落しました。つづいてルネサンス学の棚からイタリアやフランスのレアな本をスキャンしています。
月末なので、そろそろメルマガの準備をしないといけないなと思っています。明日からはスキャンを中断して、そちらの作業に移ります。
以前からお伝えしているとおり、偽パラケルススについての国際会議を、7月末にイタリアのコモ湖畔で開催します。ディディエと練っていたプログラムもほぼ出来上がりました。お披露目までには、もう少しお待ちください。>
この会議は会場の都合で一般公開はできないのですが、特別にスポンサーとなっていただける方を、世界中から2名だけ募集します。イタリアが誇るリゾート地にある風光明媚な邸宅で、錬金術研究の世界最先端に触れる目くるめく時間を過ごせます。朝昼晩の三食の美味しいイタリアの料理、そして美味しいワインも十分に堪能できます。3泊4日で10万円です。興味のある方は、詳細について僕に問い合わせの連絡をください!
2016. 5. 24 火
そろそろ別のことをしないといけないのですが、勢いがついた手前、錬金術コレクションからのスキャンをつづけています。しかし日がな一日、普段とは異なる姿勢をとっているせいか、体の節々がつらくなってきました。
2016. 5. 23 月
昨日につづいてスキャンの作業をおこなっています。数か月前に入手したソードフィッシュという機材が活躍しています。だんだん作業にも慣れてきました。
2012年秋にベルリンで開催された国際会議から、論集 『初期近代の哲学と医学における人間と動物の認識』 Human
and Animal Cognition in Early Modern Philosophy and Medicine が準備されています。今日は寄稿についての契約書が、ピッツバーグ大学出版会から送られてきました。1週間以内にプリントしてサイン、そしてスキャンして送りかえさないといけません。この論集も今年中に出版されるということでしょうか。
2016. 5. 22 日
ついに思い立って、BH本館の蔵書からとりたてて貴重ではないソフト・カヴァーをスキャンしていくことにしました。まずは錬金術のコレクションからです。丸一日かけて大小20冊ほどできました。
2016. 5. 21 土
今日は時差ボケを直すために調整日にしたいと思います。
2016. 5. 20 金
期限の切れかかっている書類のために市役所に行きましたが、どうやら区役所の制度が導入されたようで、町中からバスに乗って駅前に向かわなければならない羽目となりました。出来あがりは、6月1日だそうです。
根占先生の科研費研究計画からの成果のデータを入力しています。> ひと通りできました。経費についての部分が残りましたが、僕の力の及ばない感じです。ここは事務の方々の助けが必要です。
2016. 5. 19 木
昼どきの新幹線に乗ってパリ北駅を発ち、リェージュには14時すぎに到着しました。直通便のため座っているだけでいいので、とても便利です。家に着いてからは、溜まっていた郵便物を片づけ、必要な書類は片っ端からスキャンしました。税金の確定申告の用紙はまだ届いていませんでしたが、これまで払っていなかったテレヴィ税を数年分さかのぼって払わないといけません。
プレポルス書店から連絡があり、今度スタートする本の電子版のコレクションに僕の本も入れたいという連絡でした。問題がある場合だけ、連絡をすれば良いようです。僕としては大いに歓迎です。
2016. 5. 18 水
例によって時差ボケで朝3時に目が覚めましたが、さすがにそれでは早すぎるので眠るように努め、9時まで引っ張りました。これだけ眠れば十分でしょう。今日は、12時にディディエと会って7月の偽パラケルススについての国際会議のためのミーティングです。おもにプログラムについて話します。
2016. 5. 17 火
定刻よりも早く、3時半にパリの空港に着きました。地下鉄は始発が5時ですので、あまりに早すぎても何もできないので困ります。ちょっと待つことにして、5時過ぎの地下鉄でパリ北駅を目指しました。6時前に着きましたが、バスの始発は6時半のようで、時間をつぶさないといけません。結局パリのクリストフの家に着いたのは7時すぎでした。10時に出かける予定があるようで、9時半くらいまでいろいろな話をしました。
2016. 5. 16 月
約1カ月の緊急一時帰国も、あっという間に最終日を迎えました。23時のフライトでパリに向かいます。羽田には20時に着けばいいでしょう。ということは、18時過ぎにカワゴエを出ます。
羽田空港で山田さん夫妻と待ちあわせして、一緒に夕食をとりました。途中で大きな地震がありましたが、飛行機は問題なく定刻に出発するようです。山田さんにはBHに大口の寄付をいただきました。海よりふかく感謝いたします。
2016. 5. 15 日
いよいよ明日の夜のフライトでヨーロッパに戻ることになりました。やり残したことはないか、最終的な確認をしています。
ジオコスモス計画のためのイントロの最終版が来ましたので、その確認をおこないました。あと一点だけ表現が難しいところがありますので、著者の山田さんに質問しました。この点をクリアすれば、イントロはほぼ完成です。
2016. 5. 14 土
今日はほとんど何もしていません。
2016. 5. 13 金
一度パックした残りの段ボール箱を開けて、似たものを同じ箱に移す作業をしました。かなり分かりやすくなったと思います。
2016. 5. 12 木
来週の火曜日までと、残りの滞在日数も少なくなってきたので、スケジュールを調整したりしています。午後に中央郵便局にいって、アメリカに向けて一箱ほど本(20冊くらい)を送りました。郵袋船便で5300円と、欧州行きは一箱で1万円を超すことが多かったので、比較的に安価です。
2016. 5. 11 水
追加で募集したタロットの4箱分も、すぐにひきとり手がみつかりました。準備でき次第、発送いたします。
2016. 5. 10 火
あいもかわらず、段ボール箱の整理をつづけます。スキャンしてもらおうと思うものを、50冊ずつ3箱ほど選り分けました。
2016. 5. 9 月
申請していた新しいパスポートをとってきました。もちろん10年ものです。つづいて古楽研究家の斉藤さんと昼食をとりながら、ルネサンスの音楽とシビュラの預言についての書物をつくる計画を話しあいました。おそらく4章、そして史料の5部構成ですが、年内に1章ずつ書きあげることを目指します。モデルとしては、この冬に出した 『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』
の版型と厚さを考えています。いま古楽が盛りあがってきてるらしいので、うまくその波をつかみたいところです。
2016. 5. 8 日
この夏にはBH本館をアメリカに移そうと計画していたのですが、一筋縄ではいかない状況となりました。ちょっと五里霧中です。
2016. 5. 7 土
アメリカのグリーン・カードを申請しようと思っているので、専門の弁護士にクレアが面会したときにオンラインで参加しました。思っていたよりもずっと複雑で、ちょっと二人してゲンナリというという感じです。
2016. 5. 6 金
第2著作を出したあとに、その宣伝のためには良いだろうと受けた幾つかの論集への寄稿が、ボチボチと出版されはじめていますが、ここまでにすでに4年のタイムラグがあります。それを読んだ人たちから、さらなる仕事の依頼が来たりするのでしょうが、そのころにはすでに他のプロジェクトにかかっているので、後ろ髪をひかれる感じがするものです。最初の本のときもそうでしたが、そんなものなのだと思います。理想的には、本を出版する直前や直後に、内容を紹介するような論文を出せると効果は大きいのでしょうが、そのようなタイミングを狙うのは非常に難しいと思います。
新宿のイタリアンで、6名で夜会をおこないました。お忍びの方もいるので、ここで詳しくは書けません。
2016. 5. 5 木
ひきつづきカワゴエの家の修繕しなければいけない部分を、あちこち直しています。詳しくは、プライヴェート版のブログをどうぞ。
2016. 5. 4 水
今日は、午後に昨日の作業をつづけ、夕方からタチバナ君、スミダ君、そしてミウラ君と4人で夜会です。> 夜会そのものは楽しかったのですが、その帰り道で大失態をしました。終電を乗り越し、自然豊かな森の終着駅で目が覚めました。午前1時ですが、駅前に開いている店などありません。行けるところまで行ってみようと、2時間ほど歩いて2駅ほど戻ったところで力つき、駅の改札前で夜を明かすことにしました。そして、5時の始発で家路につきました。夜明けの直前は非常に寒かったです。
2016. 5. 3 火
渡欧前に、書籍をはじめとする多くの物品を30個ほどの段ボール箱に入れてカワゴエに置いてきました。それらの整理を、25年をへた昨夏からはじめ、帰るたびに継続しています。今回の滞在で、3回目になります。今日は、文庫本とマンガ類を片づけました。5箱分をスキャンに出そうと思っています。
2016. 5. 2 月
今日は注文のあった本とタロットを、郵便局から発送しました。今月のメルマガは配信されたようです。
2016. 5. 1 日
今日は家の手伝いとして、柿の木が大きくなり過ぎないように、枝を剪定しました。