『錬金術の秘密』の邦訳プロジェクト

 



 

 

 

 

錬金術の秘密

 

再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」

 

The Secrets of Alechemy

 

ローレンス・M・プリンチーペ 著

 

ヒロ・ヒライ 訳

 

勁草書房 BH 叢書 05

 

 

 

アマゾンで好評発売中!

錬金術の秘密

 

 

関連ツイートをまとめています

出版カウントダウン!

 

 

 

 

 

目次

 

 

  口絵

プロローグ――錬金術とはなにか

第一章 起源――ギリシア・エジプトの「ケメイア」

第二章 成長――アラビアの「アル・キミア」

第三章 成熟――中世ヨーロッパの「アルケミア」

第四章 再定義、再生、そして再解釈――一八世紀から現代まで

第五章 黄金期――初期近代における「キミア」の実践

第六章 秘密のヴェールを剥ぐ

第七章 キミアの広大な世界

エピローグ

謝辞

高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探究――解題にかえて(ヒロ・ヒライ)

口絵・図版一覧

文献一覧

索引

 

 

 

出版までの流れ

 

2013.03  邦訳計画スタート

2018.04 本格的な編集の開始

2018.06.11  入稿

2018.06.25  1ゲラ到着

2018.07.05  校正指示を提出

2018.07.13 2ゲラ到着

2018.7.26 校正指示を提出

2018.8.01  印刷製本へ

2018.08.25 刊行!

 

2018. 10. 10

 日曜日の『毎日新聞』での書評にひきつづき、あの高名な雑誌『』の最新号でも、『錬金術の秘密』の素晴らしい紹介をしていただきました。意外というと関係者に怒られてしまいそうですが、教育的な配慮もある立派な横綱相撲の記事です。BHファンの皆さんのために、詳しいことについてメルマガ号外をだすことにしました。今日の深夜に配信されます。

 

 

2018. 10. 7

  おお、なんと!今日付(107日の日曜日)の『毎日新聞』の朝刊で、サイエンス・ライターの内田麻里香さんに『錬金術の秘密』を紹介していただきました。しかも、なかなかバランスのとれた素晴らしい内容です。こちらです!

 

 

2018. 10. 1

  『錬金術の秘密』のオンライン読書会についての告知に、多くのリアクションをありがとうございます。オブザーヴァが多いのも良いのですが、本枠に入って一緒に話しあったり、質問や気づいたことを伝えたりする人々がいないと読書会は成立しませんので、本枠希望の方は僕に連絡ください。最低でも、5くらい欲しいと思っています。

 

 

2018. 9. 27

  あとから読書会について考えたのですが、月イチのペースでいくとして、7は多いのかも知れません。単純計算でも、半年以上かかることになります。もし1回に2章分を進めることにすれば、34で抑えることもできます。あるいは、開催のペースを2にすると3カ月半で収められます。こちらの方が良いのですかね?

 

 

2018. 9. 26

  結局のところ、41に投票してもらい、64の結果で『錬金術の秘密』の方が多かったので、こちらを優先することにしました。読書会の頁を立ちあげ、告知を出しました。こちらです。全7回で、1回に1章ずつ読んできます。月イチで月初めの火曜日、日本時間で21時から1時間くらいを予定していますが、参加者と相談することになるでしょう。

 

 

2018. 9. 25

  久しぶりにオンラインの読書会を開催しようと思っています。対象となる本は、『情報爆発』と『錬金術の秘密』のどちらが良いでしょうか?こちらのツイートアンケートを実施中です。皆さんも、お気軽に投票してください。いまのところ、かなり良い勝負となっています。

 

 

2018. 9. 21

  FBとツイッターでは告知していましたが、こちらに記事を書くのを忘れていました。工作舎のブックガイド計画からのウェブ連載、その第18弾は『錬金術の秘密』の紹介です。どうぞ、お楽しみください。

 

 

2018. 9. 16

  『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントのハイライトを編集した動画を公開しました。こちらです、お楽しみください!またイヴェントの模様を写した写真をあつめたアルバムも作成しました。こちらです。

 

  医学史家の鈴木晃仁さんのブログで、『錬金術の秘密』が紹介されました。ふかく感謝です!こちらになります。

 

 

2018. 9. 10

  まだまだ土曜日におこなわれた『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントの余韻に浸っています。アマゾンは週末のあいだに、一時的な在庫切れになってしまいました。いつ補充されるか分かりません。

 

  ここまでで、どなたに献本したのか書いておきましょう。まだゆっくりと作業は進行しています。下線は到着が確認できた方です。

 

隠岐さんアキヒトさん吉本さん橋本さん古川さん、住本さん、田中純さん、松岡正剛さん

鏡さん吉川さん、逸見さん、金沢さん科学史インスティテュートHonz、ムー

菊地原君中尾さん須田さん

 

 

2018. 9. 9

  山本貴光さんを特別ゲストに迎えた、昨日のトーク・イヴェントは大成功でした。なんと!聴衆も58の大入りで、時間が足りないくらいに楽しい内容になったと思います。簡単に編集した動画を見直して、感慨にひたっております。許可があれば、期間限定でメルマガ会員に特別にお披露目しようかなと思っています。ゴーサインが出るように、気を送ってください!> ゴーサインがきましたので、メルマガの号外をだしました。

 

 

2018. 9. 8

  さあ、今日は15時から下北沢の本屋 B&B で、ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんをゲストに迎えて、『錬金術の秘密』出版記念のトーク・イヴェントを開催します。こちらで予約できますし、当日券もありますので、皆さん、よろしく!

 

 

2018. 9. 3

  『けいそうビブリオフィル』の「あとがき たちよみ」で、『錬金術の秘密』のあとがきとして寄稿した「高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探求:解題にかえて」が公開となりました。版の組み方がわかる PDF が、こちらから無料でダウンロードできます。

 

  『錬金術の秘密』の出版を記念して、ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんとトーク・イヴェントをします。今週の土曜日の15時から、下北沢の本屋 B&B さんです。残席にかぎりがありますので、予約はお急ぎください!

 

 

2018. 8. 28

  『錬金術の秘密』の献本を進めています。ここまでで確定したのは、勁草枠6つ、自分枠9です。さらにエミーさんから値千金のヘルプをいただきましたので、余裕の少ない若手にも配れそうです。自薦他薦かまいませんので、興味ある方は僕まで連絡ください。

 

 

2018. 8. 25

  昨日は時差ボケで19に眠くなり、今朝は4に目が覚めました。寝ているあいだに、『錬金術の秘密』はアマゾンの科学史の部門で4までいったようです。まあ、これは最大瞬間風速みたいなものですが、それでも高順位に届かない本もあるわけで、喜ぶべきことだと思っています。

 

 

2018. 8. 24

  ついに『錬金術の秘密』がアマゾンでも発売となりました。書影は入りましたが、本の書誌データは中途半端なままです。この辺が発売日にはすべてのデータが入っている中公との違いなのかもしれません。

 

 

2018. 8. 22

  『錬金術の秘密』の書評については、たとえばローマ帝政期のエジプトアラビア文化の専門家はそちらの観点から、西洋史学の方々には中世史の観点から、科学史学会であれば科学史の観点から、そして化学史学会はまさに化学の観点からしっかりと吟味していただけたら、それぞれの分野が強みを発揮して、とても生産的だなと思います。

 

  また、ひきつづき献本をどうするか考えています。勁草枠で10、僕枠で10が目安です。

 

 

2018. 8. 21

  『錬金術の秘密』は、ついに刷り上がったようです。担当さんが、出来たてホヤホヤで湯気が出ている状態の写真を撮って送ってくれました。早速ツイッターに投稿しましたが、皆さんの反応のヴィヴィッドさには驚くべきものがあります。この全世界的なベストセラーの邦訳版は、今週の金曜日に発売の予定です!

 

 

 

2018. 8. 14

  ここのところずっと山本貴光さんが、『錬金術の秘密』についてツイッターで連投してくれています。深く感謝です。できるだけ「出版記念カウントダウン」で拾っていますので、まとめて読めます。こちらです。

 

 

2018. 8. 11

  グラフトンの『テクストの擁護者たち』への解題で紹介したアン・ブレアの主著が、『情報爆発:初期近代ヨーロッパにおける情報管理術』として中央公論社から出版されるようです。両書とも、インテレクチュアル・ヒストリーの名著としてペアで読まれるべきものです!

 

  この邦訳版のカバー図版は、『錬金術の秘密』にも登場する画家トマス・ヴァイクThomas Wijck)による作品をもとにしていて、17世紀末の錬金術師!の工房を描いたものです。なんという、奇遇でしょう!

 

 

2018. 8. 10

  『錬金術の秘密』の見本が刷りあがるタイミングは今週中か、お盆休みのあとかと窺っていたのですが、今週中には報せがありませんでした。ということは、お盆休み明けになるのでしょう。待ちます。

 

  トークショーのお相手をしてくださる山本貴光さんのブログ『作品メモランダム』で、『錬金術の秘密』についての最初の記事が出されました。ありがとうございます!

 

 

2018. 8. 8

  出版記念イヴェントは、1カ月後の98に開催されます。お相手いただく山本貴光さんにも、『錬金術の秘密』のゲラが届いたようです。早速、読んでいただけるということです。どんな感想をもたれるか、楽しみですね。

 

 

2018. 8. 7

  ずっと待っていたのですが、ついに『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントの告知がでました。こちらです。下北沢の本屋BB98日(土)15時から、特別ゲストにゲーム作家で『「百学連環」を読む』でおなじみの、いまをときめく山本貴光さんを迎えてトークをいたします。> ツイッターFBでの告知への反響は、とても大きいです。比較的にはやい段階でチケットが売り切れになってしまうかも知れません。皆さん、予約はお早めに!

 

  すでに告知頁でも書影が掲載されているので、お披露目します。装丁家の岡澤理奈さんによる素晴らしいデザインです。

 

 

 

2018. 8. 3

  『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントにおけるトークのお相手にも、告知文のタタキ台が回ったようです。問題ないようなら週明けくらいにでも、公開になるでしょう。皆さんが、あっと驚くスペシャル・ゲストです。

 

 

2018. 7. 31

  『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントは、98日(土)の午後に下北沢で開催される予定ですので、皆さん、予定を空けておいてください。イヴェントのタイトルは、「歴史学と科学から読みとく錬金術」になりそうです。8月上旬には、専用頁が開設されるはずです。もう少しお待ちください!

 

 

2018. 7. 30

  『錬金術の秘密』は、ゲラの校正が終わりました。念校をいただいて、図版のレイアウトだけ変更が上手くいっているかチェックしました。これで良いと思います。本自体は、これで印刷・製本のプロセスに入るので、つぎは98日(土)の出版記念のイヴェントの準備です。まずは、告知文のタタキ台をいただきましたので、気がついた点を記入して送りかえしました。

 

 

2018. 7. 29

  なかなか厳しいK社の営業部長にも、BH 叢書の翻訳モノを評価いただいていると噂に聞いて、とても喜んでいます。翻訳は仕込みに時間がかかるので大変です。

 

 

2018. 7. 27

  『錬金術の秘密』の第2ゲラの校正指示を、昨日のうちに送りだしました。担当の方のチェックを受けて、めでたく責了となりました。同時に、カバーの最終デザイン案もでてきました。こちらも問題なく、とても素晴らしいものです。これで来週からついに印刷・製本のプロセスに入ります!お盆休みの前後には、見本ができあがってくるのではないでしょうか?

 

 

2018. 7. 23

  『錬金術の秘密』のためのカバーの修正案、およびオビのデザイン案がきました。ひたすら見とれています。微調整していただきたい点を、ふたつだけお伝えしました。ヴィヴィッドな色彩の原画を使用していますので、書店で平積みされたときのインパクトは大きいと思われます。

 

 

2018. 7. 18

  『錬金術の秘密』のための索引を完成させ、さきに版組してもらうために担当の方に送りだしました。第2ゲラの校正指示のリストもできましたので、あとはもう一回だけ全体を読みなおして提出したいと思います。

 

 

2018. 7. 17

  『錬金術の秘密』のための索引を拾いっています。これは、石のうえに座って念仏を唱えるような作業です。ア行からはじめてハ行まで終わりました。ふう。今回は人名にくわえて、完璧ではないですが事項もひろっています。

 

 

2018. 7. 13

  『錬金術の秘密』の再校ゲラがあがってきました。なんと、驚くべきスピードでしょう。週明けから頑張ります。

 

 

2018. 7. 12

  『錬金術の秘密』の索引のための語句リストを煮詰めています。だいぶ、できあがってきました。

 

 

2018. 7. 11

  『錬金術の秘密』の索引のための語句リストをつくっています。今回は、人名にくわえて事項もひろいます。一度できあがったものを、ちゃんとアイウエオ順になっているか、ルー君にチェックしてもらいました。感謝です。

 

 

2018. 7. 10

  『錬金術の秘密』の校正指示の方は、なにか問題あるようなら連絡をいただけるようになっているので、連絡がないというのは良い報せなのでしょう。明日、外注している校正も帰ってくるようです。

 

 

2018. 7. 7

  おお!勁草書房のカタログに、もう『錬金術の秘密』の頁ができています。こちらです。フットワークが良いですね!これから順次、データが入っていくと思われます。360で予価4500と、かなり低く抑えていただけました。これは個人的にとても嬉しい知らせです。

 

 

2018. 7. 6

  『錬金術の秘密』の装丁案がデザイナーさんから送られてきていたのですが、校正を優先させたので、やっと昨日になって気づいた微調整をお願いする点をまとめて連絡できました。担当者さんにも、ご理解いただき感謝です。微調整を除けば、個人的に非常に気にいっています。バランス感といい、アピール感といい、素晴らしい。なんども見入っています。

 

 

2018. 7. 5

  『錬金術の秘密』の校正指示のリスト化を終えて、とおして確認して送りだしました。

 

 

2018. 7.  5

  『錬金術の秘密』の校正指示のリスト化を終えて、とおして確認してから送りだしました。

 

 

2018. 7. 4

  『錬金術の秘密』の第1ゲラの校正指示をリスト化しています。一日では終わりませんでした。

 

 

2018. 7. 3

  やっとのことで、『錬金術の秘密』の第一ゲラのための校正が一通り終わりました。

 

 

2018. 6. 29

  ファイルを90度回転させて、注を中心とした欧文のチェックをおこないました。しかし、今回のプロジェクトは基本的に僕一人でやってますので、注意不足がたたったのか、書式の不統一が続々とみつかります。困ったものです。

 

 

2018. 6. 28

  今日は、7あとがき文献表をチェックしました。これでいったん全体を終えたわけですが、本体や注の欧文については、90ほど回転させてチェックしなおさないといけません。

 

 

2018. 6. 27

  昨日の作業のつづきとして、今日は4から6までいきました。しかし外付けのモニターをつけていても、スクリーンでゲラをチェックするのは、なかなかツラいものがあります。前回の山田さんの本までは、プリントできたのですよね。

 

 

2018. 6. 26

  一日かけて3までゲラをチェックしました。全体の3分の1といったところです。この調子でいくと、全体を踏破するのに3・4日かかるでしょう。

 

 

2018. 6. 25

  11日に入稿したのに、もう『錬金術の秘密』の第1ゲラが届いてしまいました。なんというスピード!これは急ぎですから、優先しないといけません。今週のために立てていた予定が完全に狂ってしまいました。各位、すみません!

 

 

2018. 6. 24

  次号のメルマガをドロップしました。今回は、邦訳版の『錬金術の秘密』の本づくりと出版までの最終的な流れについて解説します。配信は72日の予定です。この邦訳は、ある意味で2000年からのBHの活動の集大成ともなるでしょう。

 

 

2018. 6. 22

  『錬金術の秘密』の出版記念イヴェントの対談の特別ゲストも決まり、場所の選定に入りました。おそらくは、下北沢の方面になりそうです。9月の2をマークしておいてくださいね。

 

 

2018. 6. 20

  ニューヨークJFK-ロスLAX)の航空券も入手しました。あとは、それぞれの空港近くの宿舎を手配するだけです。 一時帰国中に、『錬金術の秘密』の出版記念のイヴェベントを予定しています。日時や場所は未定ですが、おそらく9月の第2週になるでしょう。

 

 

2018. 6. 19

  『錬金術の秘密』のオビ文も、ついに表と背が決まりました。いつもどおり、裏は目次をつかいます。装丁のためのデザイナーさんも、作業を開始したようです。すでに、いろいろアイデアを出していただいているようです。今回も、岡澤里奈さんにお願いしています。僕自身をふくめ、彼女の装丁ファンも多いでしょう。

 

 

2018. 6. 12

  昨日、出版社に『錬金術の秘密』の原稿一式をおくった入稿の件で、編集部のツイートと僕のイートの双方がかなり大きな反響をもらっているので驚いています。時差の関係で昨夜に投稿して、起きたときにもの凄い数になっているので、なにかの発言が炎上でもしたのかと疑ってしまいました。こういうのは、流行語でバズっているというのでしょうかね?

 

  これから8月末の出版までの動きを感じていただくために、関連ツイートをまとめる「プリンチーペ著『錬金術の秘密』出版カウントダウン」を開設しました。しかし、この反響の大きさをかんがみて、ぜひとも印刷数を大きく増やして、価格をグイーと下げるように営業部の方々には大英断していただきたいですね。

 

 

2018. 6. 11

  ついに、『錬金術の秘密』のファイル一式と図版一式を送りだしました。8月末の出版を目指します!

 

  ラリーの父方の祖父はイタリアからの移民で、彼は自分の名字がイタリア読みされることに誇りをもっています。「チ」にアクセントがおかれるので、長音となります。プリンチーペです。この点をしっかりと尊重するように念をおされています。『科学革命』の訳者の方々には、このことを出版前に伝えたのですが。

 

 

2018. 6. 10

  今日は移動日です。スローな動きでいきます。

 

 

2018. 6. 9

  昨日の学術会議のつづきです。午後には、バルチモアのラリーのところにお邪魔して、図版の最終確認などをしたいと思います。> 短い時間でしたが、生産的に時間を使えたと思います。

 

 

2018. 6. 8

  今日はちょっと作業の手を止めて、バルチモアのロヨラ大学での学術会議『コスモスと創造』を聞きに来ています。カトリック系の大学で教員をしている科学者たちが、信仰について議論するという変わり種のイヴェントです。ちなみに、去年の講演者は『錬金術の秘密』のラリー・プリンチーペでした。こちらから動画がみられます。

 

 

2018. 6. 7

  最終的な見直しの作業をおこなっています。表記の統一性と細部のデータの確認などです。

 

  『錬金術の秘密』の副題については、「古代ギリシア・エジプトから現代までの歴史」を提案していたのですが、編集部は「実験の再現と歴史学が解明する『高貴なる技』」を提案しています。後者の方向になるでしょう。

 

  ちょっと落ち着いて考えました。ラリーが『錬金術の秘密』でおこなうのは、錬金術師たちの「操作 operation や「工程 process を再現する実験です。だから、それを再現実験とするのは正しいと思うのですが、錬金術師たちがおこなっているものを「実験」と呼んで良いのか疑問があります。「実験」という言葉がもつ現代的な意味とは、かなり違うと思えるのです。ラリー自身も、彼らの作業を「実験」と呼ぶことは非常に稀です。だから再現実験は良いのですが、「実験の再現」は微妙だと思うのです。

 

 

2018. 6. 6

  昨日の作業のつづきをしています。

 

 

2018. 6. 5

  邦訳版の『錬金術の秘密』は、勁草書房の担当さんに見ていただいたものを、昨日からチェックしています。これが終われば、版組に入れます。1日で3ほど進んだので、このペースだとあと2かかりますね。

 

 

2018. 6. 1

  つぎのBH叢書の一冊となるプリンチーペ『錬金術の秘密』のための特別頁を開設しました。こちらです。解題のタイトルは、「高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探究のために」でいこうと思います。

 

  全体をとおして、探求探究のあいだで表記に揺れがあることがわかりました。探究で統一しようと思います。

 

 

2018. 5. 31

  大きなプロジェクトをひとつ終えそうなところに到達したので、今日はなんだか、ちょっと気が抜けた状態になっています。明日から気持ちを入れかえます。

 

 

2018. 5. 30

  ルー君のコメントをもとに、あとがきをパワーアップしたので、誰かに読んでもらって感想を聞きたいところです。

 

  同時に次号のメルマガをドロップしました。今回は出来たてホヤホヤの熱いところを堪能していただく趣向です。62の配信となります。

 

  ひとつ思うのは、エジプトがプトレマイオス朝などのヘレニズム期から紀元後のローマ帝政期にうつると、知識人たちの言語や文化はギリシアのもののままですが、なんだかヘレニズムというのも適当でない気がします。英語では簡単に Greek Egypt で済んでしまう表現ですが、適当な訳語が思い浮かびません。無いなら無いで、ここは思いきって新造するしかないでしょう。とくにその後にくるアラビア世界にたいして、「ギリシア・エジプト世界」と呼ぶことにします。ちょっと謎ですが、新しいのですから仕方ありません。

 

 

2018. 5. 29

  今日は図版のキャプションなどのチェックをしてから、あとがきを書きはじめました。殴り書きながら、ラフな下書きはできました。何人かにみてもらって意見を聞きたいところですが、最近は初期近代をやっている人がほとんどいないので大変です。

 

  思うのですが、今回の翻訳では高校時代の化学生物、そして大学時代の無機化学が非常に役に立ちました。化学を勉強してから科学史家になった人は、国内には現在ではそう多くないでしょうから、やはりそれなりに適任だったかも知れません。

 

 

2018. 5. 27

  つづいて短いプロローグの推敲も完了。これのチェックが終わったら、文献表図版一覧などの付属品の最終チェックをして版組に入りますが、あとがきを書かないといけません。出版は8月末を狙っています。

 

 

2018. 5. 26

  ついに最終の7の推敲ができました。4月上旬からの長いマラソンも、あと少しです。のこるエピローグ3頁だけなので、すぐに終わると思います。

 

  読んでもらっているルー君も、第6章まできました。今回のプロジェクトでは、彼のアシストが本当に光っています。才能があります。

 

 

2018. 5. 25

  7の推敲に入りました。夜遅くまでがんばって、4分の3を終わらせました。

 

 

2018. 5. 24

  もう一度、6を端から端まで読みなおしました。まあ、この辺りで良いでしょう。

 

 

2018. 5. 23

  いったん6の最後まで推敲しました。各頁にかける回数を減らしているので、明日もう一回ほど端から端まで見直しします。

 

 

2018. 5. 22

  今日は良く進んで6の半分までいきました。当然ですが、読みなおす回数を減らすと進みますね。

 

  ノートンについての注で「アロンの姉・妹マリア」という表現があったのですが、モーセとアロンの姉のミルヤム(ミリアム)のことだとわかりました。旧約聖書の『出エジプト記』第15章第20節が出典です。

 

 

2018. 5. 21

  ついに5の推敲を終了。明日から6に入ります。訳稿で30あるので、3かかるかも知れません。

 

 

2018. 5. 20

  体勢を立てなおして、今日は53分の2まできました。明日には5を終わらせたいです。後半の3章分は、翻訳のスピードをあげるために推敲をしていないので、1日に10頁ほど進めるのが精一杯です。

 

 

2018. 5. 19

  今日の推敲は難しく、あまり進みませんでした。見直しを手伝ってくれているルー君と、重要な部分について話しあいました。

 

 

2018. 5. 18

  今日は5の推敲にはいります。あと3章分です。がんばりましょう。

 

 

2018. 5. 17

  思ったよりもずっと時間がかかりましたが、やっと第4章の推敲が終わりました。

 

 

2018. 5. 16

  42日目です。なかなか終わりません。

 

 

2018. 5. 15

  3の後半が終わりました。ふう。余力があったので、4の推敲もはじめました。だいたい各章の最初の2頁くらいで時間がかかります。

 

 

2018. 5. 14

  3の後半をはじめました。ここは前に推敲をしていたのですが、それでも時間がかかります。

 

 

2018. 5. 13

  3はながいので、ファイルをふたつに分けているのですが、やっと前半が終わりました。まったく推敲してなかった部分もあり、時間がかかります。

 

 

2018. 5. 12

  2の推敲を終わらせて、3へ。一日で1章というペースにはできないようです。

 

 

2018. 5. 11

  2の推敲をはじめましたが、終わりませんでした。思ったよりも、けっこう時間がかかります。

 

 

2018. 5. 10

  第1章の推敲を終了。一語一語、正しい選択か正しい場所かを考えつつ見直ししました。まあ、こんなところでしょうか?

 

 

2018. 5. 9

  今日から全体の推敲をおこないます。今日は序章1の半分まで進みました。

 

 

2018. 5. 8

  7の注を済ませて、全体が終わりました。ラリーと連絡をとりながら、図版の準備も進めています。口絵のカラー写真の12枚を全部集められました。

 

 

2018. 5. 7

  5の注を終わらせました。

 

 

2018. 5. 6

  46の注を終わらせました。

 

 

2018. 5. 5

  今日は3の注をやりました。ゴールデン・ウィーク中に全部を終わらせたかったのですが、間に合いませんでしたね。明日に第4章をすませると、残りは第5章から第7章の3章分です。1日で1章だと、まだ3日かかりますね。

 

 

2018. 5. 4

  12の注を処理しました。

 

 

2018. 5. 3

  1の注にとりかかったのですが、この作業は文献表がちゃんと整形されてないと、上手くいかないとわかりました。まず文献表から片付けます。

 

2018. 5. 2

  ついに結びをおわらせました。これで本体はすべて完了です。

 

 

2018. 5. 1

  今日は序論をこなしました。これも、なんとか意味の通るものとなったと思います。あとは結びがのこっています。

 

 

2018. 4. 30

  今日は趣向をかえて、ひとつの章の推敲をしました。まだ完全に満足ではありませんが、これで意味の通るものとはなったでしょう。

 

 

2018. 4. 29

  昨日のつづきをおこない、一応は完了することができました。ふう。

 

 

2018. 4. 28

  残してある部分を先にすることにしました。アラビア語圏の話なので、いろいろチェックしながら進めないといけないので、難しいところがあります。

 

 

2018. 4. 27

  なんとか一日がんばって、宗教との関係についての部分を終了しました。あとは序論結び、そして残している部分を埋めます。図版についても、まずは一覧表をつくるところからはじめました。

 

 

2018. 4. 25

  今日は文学との関係のところで、思ったように進みませんでした。反省。

 

 

2018. 4 24

  今日からつぎの部分をあつかいます。美術についての部分で、なかなか苦労しました。

 

 

2018. 4. 23

  カンヅメ状態で実験編をなんとか終了しました。ふう。

 

 

2018. 4. 22

  ずっとカンヅメ状態です。今日は実験編2日目です。

 

 

2018. 4. 21

  カンヅメ状態がつづいています。今日は実験編の1日目です。3日間でなんとかなるでようか。

 

 

2018. 4. 20

  やっと黄金時代を完了しました。苦しかったです。

 

 

2018. 4. 19

  つづいて黄金時代の2日目となります。

 

 

2018. 4. 18

  なんだかマシンとなって作業をつづけています。他のことは考えられない状態です。黄金時代の1日目となります。

 

 

2018. 4. 17

  ヴィクトリア朝の部分で、ユングの話などの部分をこなしました。

 

 

2018. 4. 16

  スローな動きですが、作業の時間をのばしています。

 

  ヴィクトリア朝の部分をはじめました。

 

 

2018. 4. 11

  ながい静養期間をへて、そろそろ本格始動してきたいと思います。各位、いろいろ滞っていますが、ご容赦を!

 

 

 

 

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