パリ国際会議

 

前成説、後成説、胚の先在説

 

 

 

あのパリの自然誌博物館の伝説的な進化の大ギャラリー20061023日(月)に行われる

前成説、後成説、胚の先在説に関する国際会議です。

 

 

 

プログラム

 

EPIGENESE, PREFORMATION et PREEXISTENCE DES GERMES

後成説、前成説、そして胚の先在説

Auditorium de la Grande Galerie de l’Evolution du Muséum national d’Histoire naturelle de Paris

パリ自然誌博物館、「進化の大ギャラリー」講義室

Le lundi 23 octobre 2006

 

10h-10h15 : Introduction 

              はじめに

10h15-11h : Hiro HIRAI, Préhistoire de la préformation et de la préexistence des germe : le “concept de semence” (1500-1650).

              前成説と胚の先在説の先史:種子の理論(1500-1650

11h-11h45 : François DUCHESNEAU, Le modèle leibnizien : de la préformation à l’épigenèse.

              ライプニッツ式モデル:前成説から後成説へ

11h45-12h30 : Jean-Paul GALIBERT, L’embryon et l’occasion : la stratégie de Malebranche.

              胚と機会:マルブランシュの戦略

14h15-15h15 : Maria Teresa MONTI, Lombrics, poulets, têtards et le préformisme réformé (1745-1794).

              ミミズ、トリ、オタマジャクシ、そして、プロテスタントの前成説

15h15-16h : Jean-Louis FISCHER, De l’épigenèse et préformation à la néo-épigenèse et néo-préformation, dans la pensée biologique du 19e siècle.

              19世紀の生物学思想における前成・後成説から新前成・後成説への変遷

16h-16h45 : Charles GALPERIN, Morphogenèse, induction et développement : les problèmes de l’épigenèse chez Waddington.

              形態発生、誘導、そして発達:ワディントンにおける後成説の問題

16h45-17h30 : Bernardino FANTINI, L’information et la construction de la forme : préformisme et épigenèse en génétique et en biologie moléculaire.

              形態の形成と構成:遺伝子・分子生物学における前成説と後世説

17h30-18h : conclusion.

              むすび

 

 

 

会議までの道のり

 

2006. 10. 24

  今日は朝の9時にとある地下鉄の駅でディディエと待ち合わせです。一緒に図書館にいって、最近入手したマイクロ・フィッシュCD-ROM化します。なんと2000ショットもあるので、今日だけで終わるか分りませんが、行けるところまで行ってみたいと思います。

 

  朝の7時に起きて身支度して、ホテルを出て待ち合わせ場所には9時少し前に着きました。行過ぎる人並みをボ〜と眺めながら待っていると程なくしてディディエが到着し、二人してソルボンヌの新しいマルゼルブ・キャンパスにある図書館に向かいました。量が多いのですが、デジタル化の作業は簡単なので、いろいろな研究の話をしながら昼前まで作業し、一旦外に出て昼食&ワインをご馳走になりました。午後も同じ作業を続けて3時前には終了しPDFファイルを製作し、セーヴというところで日曜に買ったばかりのUSBメモリーが役に立ちました。その後、近くのカフェで小1時間ほどさらに話をして地下鉄に乗り、途中で分かれました。パリ北駅に到着したのは5時前で、僕が乗る予定の新幹線タリス号は7時ですので2時間ほど時間がありましたが、もう何もする気力はなく音楽を聴いてひたすら待つことにしました。

 

  定刻どおりに出発したタリス号では、すぐに食事となり、食事の後に少し居眠りした後、PDFに落としたファイルをチェックしているうちにリェージュが近くなってきました。あっという間の4日間でした。こうして、ライヴinパリス遠征は幕を閉じようとしています。

 

 

2006. 10. 23

  さて、今日はいよいよライinパリスの本番です。朝10時開始の予定なので、9時半には会場に着くようにしましたが、誰もいません。変です。何の張り紙もありません。ホテルはちゃんと予約されていたので間違いはないはずなのですが、どういうことなのでしょうか?ほどなくして、それらしき感じの人たちが集まりだし、博物館の入り口前で立ち話が始まりました。あとで分ったのですが、主催者のフィッシャー氏の車が交通渋滞に巻き込まれて会場到着が大幅に遅れたようです。それが象徴的ともいえるですが、会議の組織運営はいい加減な感じが拭えません。コーヒー・ブレークもなしというのは、初めてでした。ま、僕の発表は一番目なので、こけないようにしたいと思います。会場は近現代生物学史に関心がある人たちばかりなので、ルネサンスの話など、ある意味スープに入った髪の毛のようなものですが、自分の役目を仕事人として黙々とこなしたいと思います。>僕は INHIGEO という国際地質学史学会の会員なのですが、そのニュースレターに僕の本の書評を書いてくれたガブリエル・ゴオー Gabriel Gohau 氏に始めてお目にかかり、一日を通して仲良くしてもらいました。ついでに、午後イチで自然史博物館の館長もしたことがある INHIGEO の現会長のフィリップ・タケ Philippe Taquet 氏を表敬訪問しました。去年の夏にYMDさんが会っているので、その関連です。二人とも、フランスの地質史学会の会合が年に3回あるので、それに顔を出すように勧めてくれました。

 

なお、昼食の場所になったイタリア料理屋はなかなか悪くありませんでした。新鮮なイカを使ったスパゲティ、これは美味でしたが、ニンニクが利き過ぎていたかも知れません。しまった。しかし、会議の後の夕飯はナシ。そんなのありですか?仕方ないので、最後に会場に残った数人と博物館前にあるモスクを象ったカフェでミント・ティーを飲んで帰ってきました。そうそう、結局ギュウギュウ詰めの会議日程のせいで、進化のギャラリーを見損ねてしまいました。午後のセッションを抜け出してでも見に行くべきでした。無念。せめて、慰めに絵葉書だけでも買おうと思ったのですが、これといった良いものがありませんでした。これまた残念。こうして何とも、フラストレーションの残る一日は過ぎて行きました。

 

ホテルに戻ってから、トボトボと一人で近くのレストラン街を歩き、中華にしようかと一瞬迷ったのですが、シーフードを食べさせる店に入りました。今夜も一人でレストランです。昨日も書きましたが、非常に寂しい行為です。これまでの遠征でも、完全に一人でレストランに入るということはなかったと思います。毎回必ず誰か道連れがいました。ま、魚介の盛り合わせスペシャルというのを堪能して、エクスターズを感じて帰ってきました。

 

  そうそう、ホテルはフィラデルフィアと同じ系列のものなのですが、部屋の中にはネット接続の利便性はありません。

 

 

2006. 10. 22

  昨日は、あっという間に眠り込んでしまいましたが、今日は朝8時におきてクリストフと少し話しながら簡単な朝食を取り、クリストフが教会ミサの合唱団員として歌いに行っている間に、シャワーを浴びて身支度をし、このマシンを開いています。> 結局、昨日の残りのシャンペンを堪能しながら昼食のサラダを一緒に食べました。クリストフの話では、パリのヴェジェタリアンの間ではサラダ用のドレッシングにゴマシオを入れることが今ブームとなっているそうです。普段は日本食に全く興味のない僕ですが、確かにドレッシングにゴマジオが入ったサラダはなかなか悪くなかったです。

 

午後の2時過ぎにクリストフ宅を後にして、リヨン駅近くあるホテルに向かいました。程なく見つけたホテルに荷物を置いた後は、シャンゼリゼ通りのレコード店を目指して地下鉄に乗りました。ヴァージン・メガストアでクローディオ・アッバド指揮によるマーラー第2交響曲 DVD を運よく見つけたのですかさず入手し、その足で近くにある電気店フナックに向かい、安いUSBメモリーを一個購入しました。クリストフ宅で読み原稿に修正を加えたので、それを明日の朝一番で会場に出かけ、印刷してもらうためです。ブラブラと凱旋門まで散歩した後、地下鉄に乗ってホテル近くまで引き返し、パリ自然史博物館のある植物園に向かいました。やっぱり植物園史に興味ある人は、パリに寄った際は、ここを見ておいて損はないと思います。閉園時間を迎えたのでホテルに戻り、体制を立て直してから夕飯を食べに出かけました。> 今回は久々に、レストランで夕飯を一人で食べることになってしまったのですが、何年振りか分かりませんが、これは非常に寂しいもので大キライな行為です。夕飯の後はホテルの部屋に戻って、入手したばかりのマーラーのDVDを堪能しました。これも、マイナー・コードなので好きな方です。

 

 

2006. 10. 21

  それでは、これからに行ってきます。帰ってくるのは火曜日の欧州時間で9時過ぎです。> 今回は、本当にこれで良いのだろうか?と思えることもいろいろあるのですが、毎度必ず何かを忘れるたちなので、忘れ物があったとして、それが致命的なものでないことを祈ります。忘れ物というのは、前もって判明しないところが憎いですね。

 

  「はい、ただいま留守にしております。メッセージのある方は、ピ〜という発信音の後にお願いします。」

 

 リェージュ駅の1140分発の新幹線タリス号に乗り、一路パリへ。1等車では飛行機のように昼食&ワインが出ます。車中では出発直前にアダム君が提出した原稿を吟味しました。2時間半後に定刻通りパリ北駅に到着した後は、地下鉄に乗って Vrin 書店のあるソルボンヌ界隈へ向かいました。しかし、地下鉄内が暑い!重い荷物を抱えながらなので少し大変でした。Vrin 書店のレジに昨日のうちにディディエが預けていた1935年にアメリカで書かれた超レアな博論の複製を受け取り、すぐ近くのコピー屋へ駆け込みました。約1時間の作業で必要なところをコピーし、ミリアムと待ち合わせした5時まで時間があるので、ベンチに腰掛けコピーしたばかりの束に目を通してしまいました。そうこうしてるうちにミリアムが僕を見つけたようで待ち合わせ少し前に現れ、すぐ近くのカフェに入り小1時間ほど近況を語り合った後、Vrin 書店のルネサンス哲学のコーナーに置いてあるはずの僕の本を確認しに行き、そこで別れて僕は地下鉄へと向かいました。6時前に20区にあるガンベッタ駅について、今日泊めてもらう予定のをフィチーノ研究する若き会社経営者クリストフ(クリストフ・リュティとは違います)宅に向かいました。案外簡単に見つかりましたが、なかなか味のある建物です。クリストフが用意してくれたシャンパンを食前酒に、8時過ぎまでフィチーノ研究を中心としてアレコレと話をした後、近くのイタリアンに夕食を食べに行きました。夕食後も夜の2時過ぎまで話を続けました。

 

 

2006. 10. 20

  家に帰ったら本格的にパリ行きのカバンの準備をしないといけません。明日は11時のHALYSに乗るので、8時に起きないといけないでしょう。> 家中を隈なく探したのですが、パリの地図がありません。確かに持っていたはずなのですが、最後に使ったのは数年前です。マズイなと思いパリ好きの友人に電話して貸してもらいました。感謝します。

 

 

2006. 10. 19

  パリ行きもカウント・ダウン状態に入って来た感じです。金曜はゲントに行かなければいけないので、もうしかしたら今日からカバンの準備を始めた方が良いかも知れません。忘れ物をしないようにしないといけません。まだライヴは、コンタクトでするか、新しいメガネでするか決めていません。メガネの方が知的ということで、フィラデルフィア絡みで話題(812日の記述)になったオーラを出すためには貢献するのかもしれません。

 

2006. 10. 18

  パリ行きまで、あと3日というところまで来てしまいました。昨日、ゲントの同僚たちと話したのですが、僕はフランス文学やっている人たちのようにパリに対する強烈な愛着というものを持っていないのですよね、なぜか。彼らは時間さえ見つかれば、すぐにでもパリに行くとか言っているのですが。

 

 パリ会議の読み原稿を、声を出して一回通して読んでみました。ゆっくり読んで40です。当日はくれぐれも変に緊張したりして読むスピードが上がらないように気をつけないといけません。一旦出だしで妙に勢いがついてしまうと、途中でスピード・ダウンするのは非常に難しいからです。

 

 

2006. 10. 16

  あっという間に、今週末はパリ会議に向けて旅立たなければいけないところまで来てしまいました。今日は少し集中して読み原稿の手入れをしたいと思います。と、いいつつ、既に2時半になろうとしています。いかん、いかん。> 10月中旬だというのに、非常に天気が良くて驚きです。

 

   まだまだ完全に納得のいくものではないのですが、それでも読み原稿はほぼ完成したました。どうしても最後の締めの一文にインスピレーションが湧きません。結論では、かなり感動的なディスクールを打てたと思うのですが、画竜点睛を欠いています。何だか不完全燃焼です。

 

 

2006. 10. 12

  だんだん残り時間がなくなってきました。明日はゲントですし、来週の火曜金曜もゲントです。ゲントに行く日は大したことは出来ません。ただ幸いにも今週はバイトが休みなので土曜日はあります。ということで、残りは5日となりました。読み練習もしないといけないのに… このままでは、お尻に火がつくかも知れません。今日は頑張ります。

 

まだまだ雑なものですが、パリ会議の原稿は何とか7枚にまとめました。35分から40分で読める分量です。> イントロアウトロも、ほぼ出来上がりました。もう少し練りたいとは思います。議論の大半は僕の本の紹介ですので新しい話ではないのですが、イントロとアウトロではゼンネルトガッサンディの役割について多く議論を割いています。

 

 

2006. 10. 11

   まだまだパリ会議の原稿と格闘中ですが、ちょっと感動的な結論が書けたかもしれません。イントロは全く出来ていませんが。

 

 

2006. 10. 10

  どうもパリ会議用の原稿はしっくり来ません。実際に書き始めてから1日か2日ですので、当たり前といえば当たり前なのかも知れませんが、なぜかこれで良いのかな?という迷いがあります。僕の本の紹介と会議のテーマが、まだ上手く絡み合っていません。> ひたすら練っています。

 

 

2006. 10. 9

  あと2週間しかありません。集中して執筆作業に入らないといけないのでしょうが、ナンだカンだいって、なかなか気合が入りません。しかも、頼りにしていた原稿は見つからないし。トホホ。> 何とか集中して今日だけでシングル・スペースで8頁ほど書きました。発表時間は35から40分ということですので、既にこの時点で分量はオーヴァー気味ですが、まだ話が終わっていません。あと2頁ほど書いて話が完結してから、全体のスリム化を図らないといけないでしょう。まだまだ時間はかかりますね。

 

 

2006. 10. 7

  今日は、バイトの後スムーズに帰って来れました。夕方から外出する予定です。しかし、パリ会議まで2週間となってしまいました。一生懸命に仏語版の僕の本の紹介のための原稿を探したのですが見つかりません。英語版だけです。どうしてでしょうか?困りました。英語版を作ったときに、消してしまったのでしょうか?う〜む。

 

 

2006. 10. 5

  今日は、パリ会議の準備に戻りたいと思います。ジャック・ロジェの記念碑的な著作はガッサンディの部分まで読み直しました。やはり何かが違います。でも、これが今でも権威として皆が拠り立つところなのですから、ここから問題定義するのが賢明でしょう。その後に、ライプニッツモナドの理論までを射程に入れた種子の概念の流れを説明する方向で話を進めるつもりです。これまで何回か話した感触から判断すると、ハードコアな僕の話は少しソリッド過ぎるので、もう少しソフトにしたいとは思います。この辺が、今後の課題かも知れません。その前に、ロジェとパーゲルに続く第3の男による『デカルトからライプニッツまでの生体の諸モデルFrançois Duchesneau, Les modèles du vivant de Descartes à Leibniz, Paris, Vrin, 1998 も読み返さないといけません。> 読みました。しかし、エピステモロジーというのは何ですな、良く分かりませんな。

 

パリ会議の方は、何とはなく話の展開を考えています。まだ、マシンに向かって打ち込み始めてはいません。

 

 

2006. 10. 3

  パリ会議にあわせて、パリ在住の知り合いの方々と会えないかと思い、連絡を取りはじめました。ボルドー会議に参加するためにパリを通過したときに知り合ったTD君とYSKW君は、二人とも24日しか都合がつかないようで、今回はタイミングが悪そうです。ボイル論集の編集を担当しているミリアムとは会えそうです。> 土曜の夜の予定は立ちましたが、日曜の夜は一人きりです。誰かいませんか?何か美味しいものを食べに行きましょう!> BHのUK版にもパリ・ライヴの告知を出しました。ワールド・ワイドに活動を展開しております。

 

 

2006. 10. 2

  パリ会議プログラムが分かりました。やっぱり僕の発表が筆頭です。会議の命運をかけるものですので、最初からズッコケないようにしたいと思います。発表時間は35分から40分を見るように言われています。素人さん、つまり18-19世紀の生物学に関心ある人たちにも分かり易いけれど印象に残る話になるように心がけたいと思います。> 午前の2本が終わったところで食事となりワインが入って、もう自分の仕事は済んだのだからと気が抜けると午後は居眠りしてしまいそうですので、十分に注意したいと思います。

 

Epignèse, Préformation et Préexistence des Germes

後成説、前成説、そして胚の先在説

 

Auditorium de la Grande Galerie de l’Evolution du Muséum national d’Histoire naturelle de Paris

パリ自然誌博物館、「進化の大ギャラリー」講義室

Le lundi 23 octobre 2006

 

10h-10h15 : Introduction 

              はじめに

10h15-11h : Hiro HIRAI, Préhistoire de la préformation et de la préexistence des germe : le “concept de semence” (1500-1650).

              前成説と胚の先在説の先史:種子の理論(1500-1650

11h-11h45 : François DUCHESNEAU, Le modèle leibnizien : de la préformation à l’épigenèse.

              ライプニッツ式モデル:前成説から後成説へ

11h45-12h30 : Jean-Paul GALIBERT, L’embryon et l’occasion : la stratégie de Malebranche.

              胚と機会:マルブランシュの戦略

14h15-15h15 : Maria Teresa MONTI, Lombrics, poulets, têtards et le préformisme réformé (1745-1794).

              ミミズ、トリ、オタマジャクシ、そして、プロテスタントの前成説

15h15-16h : Jean-Louis FISCHER, De l’épigenèse et préformation à la néo-épigenèse et néo-préformation, dans la pensée biologique du 19e siècle.

              19世紀の生物学思想における前成・後成説から新前成・後成説への変遷

16h-16h45 : Charles GALPERIN, Morphogenèse, induction et développement : les problèmes de l’épigenèse chez Waddington.

              形態発生、誘導、そして発達:ワディントンにおける後成説の問題

16h45-17h30 : Bernardino FANTINI, L’information et la construction de la forme : préformisme et épigenèse en génétique et en biologie moléculaire.

              形態の形成と構成:遺伝子・分子生物学における前成説と後世説

17h30-18h : conclusion.

              むすび

 

  おお、進化の大ギャラリーでは、いまドラゴンに関する展覧会が開かれているようです。これまた楽しみです。

 

 

 

2006. 10. 1

  ついに10となりました。あと3週間でパリ会議です。そろそろ本腰を入れて準備する時が来ています。まずは、ジャック・ロジェの不朽の名作の読み直し&問題提起から始めたいと思います。僕は前から初期近代の生命と物質の問題は、リチェティゼンネルトの取り扱いが焦点になってくるだろうと思っているのですが、そこに直接的に踏み入る時間はありません。あくまでも、僕の本との会議の問題設定の接点を探る作業をしないといけないのです。> なぜこうもゼンネルトに注目するかというのは、ライプニッツを初めとする17世紀の代表的な思想家の多くが実はゼンネルトから大きな影響を受けているにも関わらず、殆どこの点は研究がなされて来ていないからです。先日もここに書いた通り、近年になってやっと世界の最先端を行く研究者たちは、この点に気がつき始めましたが、まだまだ開拓は始まったばかりです。ゼンネルトの思想とその影響が大幅に研究され、深く理解された時には17世紀の哲学史の総書替えが迫られることになるでしょう。それほど大きな地殻変動を起こさせるポテンシャルを持ったテーマなのです。そして、このゼンネルトの仕事の基礎になるのが、何を隠そう世界の誰も手も殆どつけていないリチェティな訳です。これで、僕がなぜこうもリチェティにこだわっているのが理解されるかと思います。

 

 

2006. 7. 12

  10月のパリ国際会議に関する専用頁を開設しました。何を隠そう、僕はジャック・ロジェの名著『大博物学者ビュフォン』を読んで歴史家になろうと決意したので、ビュフォン縁の場所での会議というのは感激です。

 

 

2006. 7. 11

  パリの自然誌博物館での国際会議のプログラムは、僕に話があった時点では以下のようになっています:

 

           「ノミ、トリ、オタマジャクシ、そして新教派の前成説」 Maria Teresa Monti, "Pucerons, poulet, tétards et le préformisme réformé"

「ライプニッツのモデル;前成説から後成説へ」 François Duchesnau, "Le modèle leibnizien : de la préformation à l'épigenèse"

「胚と機会:マルブランシュの戦略」 Jean-Paul Galibert, "L'embryon et l'occasion : la stratégie de Malebranche"

19世紀の生命の科学における前成と後成の概念から新前成と新後成の概念へ」 Jean-Louis Fischer, "Des concepts de Préformation et épigenèse aux concepts de néo-préformation et néo-épigenèse dans la pensée des sciences de la vie au 19e siècle"

「形態形成、誘導、そして発達:ワディントンにおける後成説の諸問題」 Charles Galperin, "Morphogenèse, induction et développement : les problèmes de l'épigenèse chez Waddington"

「分子生物学と前成と後成の概念」 Bernardino Fantini, "La biologie moléculaire et les concepts de préformation et d'épigenèse" 

「前成説と胚の先在説の前史:種子の理論1500-1650Hiro Hirai, “Préhistoire de la préformation et de la préexistence des germes : le concept de semence (1500-1650)”

 

もし時系列でテーマを組むなら僕の発表から出発することになりますが、この筋の専門家ではないので気が引けます。

 

 

2006. 7. 10

  パリ国際会議の主催者の一人である Jean-Louis Fischer 氏からのメールには、良い思い出が云々と書いてあるのですが、どう考えてもどこかで会った記憶がないのですよね。どういうことなのでしょうか?もう一人の Bernardino Fantini 氏は、コンチェッタのいるジュネーヴの医学史研究所のボスで、ヴェローナでのフラカストロ会議でずっと一緒だったので良く知っているし、今回の件は何かの間違いではないと分かるのですが… ふむ。

 

 

2006. 7. 9

結局、パリの自然誌博物館での国際会議には、「前成説と先在説の前史:種子の理論(1500-1650“Préhistoire de la préformation et de la préexistence des germes : le concept de semence (1500-1650)” という論題で参加することになりそうです。> 主催者からOKという超特急の返事が数分で帰って来ました。フランスでの国際会議は、リール、ボルドーに続いて3回目になりますが、ついにパリを攻略することになります。1023日の月曜日です。パリ近郊に在住のBHファンは、この機会をお見逃しなきよう!

 

 

2006. 7. 8

  昨日の招待の件、会場はジュネーヴかと思っていましたが、実はかの有名なパリの自然誌博物館の進化の大ギャラリーで行われるようです。個人的には未見の伝説的な場所で行われる国際会議ですので、招待を逃すのは非常にもったいない気がします。

 

 

2006. 7. 7

  今年の1023日にスイスのジュネーヴで行われる予定の前成説に関する国際会議に招待されました。もともと、ガッサンディの発生理論の研究を一歩進めてリチェティとの絡みを前成説に関係したテーマを掘り込みたいとは思っていたのですが、こんなギリギリに頼まれても何の準備も出来ませんよ!受けるかどうか、迷います。受けるべきでしょうか?

 

 

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