ディープ・ゼミ
プラトンの『ティマイオス』からルネサンス錬金術、そしてライプニッツのモナドロジーまでを
駆け巡るBHの真骨頂といえるハードコアでディープなセミナー。
ML形式で3月後半から活動開始。登録を急げ!
ご自分で登録して下さい。
&
その旨僕にも実名で連絡ください。
テーマ論文
その1
「中世アリストテレス生物学の占星術化:アヴェロエスと生物の誕生における天体の役割」
Gad Freudenthal, "The Medieval
Astrologization of Aristole's Biology :
Averroes on the Role of the Celestial
Bodies in the Generation of Animate Bodies",
Arabic Sciences
and Philosophy,
12 (2002), p. 111-137
2005. 2. 2 水
突然ですが、BHの真骨頂ともいえるようなディープなゼミを開催したくなって来ました。よく耳にするブログ形式か掲示板でという手もありますが、やはり濃密さのあるML形式が良いでしょう。かなりハードコアな展開を期待できるかも知れません。しかし、何で忙しい時に限って、こういうことがしたくなるのでしょうか?良くない性質です。今は準備期間ということで、実質的なスタートは3月のボルドー会議以降にしたいと思います。テーマはズバリ、古代ギリシアからルネサンスまでの星辰と霊魂についてのアイデアです。
2005. 2. 4 金
3月半ばから始めるウェブ・ゼミのMLを立ち上げました。題名は当初のものは上手く登録できなかったので、急遽アストラル・ボディに変えました。まだ変えるかも知れませんが、取りあえず受け皿は揃えることが出来ました。参加希望者は、どなたでも構いません。メールで連絡下さい。
2005. 2. 5 土
さて、話題のディープ・ゼミへの参加登録は既に始まっています。徐々にですが、素晴らしい面子が集まってきました。今日は最初のたたき台を発表します。何とも惚れ惚れするタイトルの論文「中世アリストテレス生物学の占星術化:アヴェロエスと生物の誕生における天体の役割」 Gad Freudenthal, "The
Medieval Astrologization of Aristole's Biology : Averroes on the Role of the
Celestial Bodies in the Generation of Animate Bodies", Arabic Sciences and Philosophy, 12
(2002), p. 111-137 です。関心ある人は、グズグズしていないで僕まで連絡下さい。
2005. 2. 27 日
ところで、BHの真骨頂といえる霊魂と星辰の関係を探るディープ・ゼミへの登録希望者は、急いで下さいよ。ボルドー会議の後から始めます!基本的には、この日記の読者は全員参加すべきです。>
もちろん、研究者ではない人の聴講だけの参加も可で、来る者は拒みませんが、実名でお願いします。渡邉さん&赤江君よろしく。
2005. 2. 28 月
ディープ・ゼミへの登録は順調に進んでいます。素人さんでも、もっと知りたいという意欲ある人が多くて嬉しい限りです。自分で登録手続きを取ると共に、僕に別個の実名メールで連絡下さい。そうでないと、許可は出しません。ところで、メインとなる話題のキーワードは、霊魂、星辰、光、アストラル・ボディ、精気、プネウマ、スプリトゥス、そんなところです。プラトンの『ティマイオス』から、アラビア哲学、フィチーノ、ルネサンス錬金術、はてはライプニッツのモナドまで、何かで関心が重なればOKですよ。つまり、BH的関心そのものです。そうです、BHファンは全員入るべきです。
2005. 3. 1 火
何と、ディープ・ゼミへの参加希望者は30名を越えました。各種の事情で恒例の年末ミーティングに出られない人たちには、またとない機会ですので是非とも参加下さい。見知らぬ世界をもっと知りたいという知識欲のある素人さん、自分で知らぬまに作ってしまう知的バリアーという名の殻を打ち破って一回り大きな研究をするための視野を広げたいというガッツのある若い研究者諸君、各人各様の取り組み方で幾らでも得るものはあるはずです。楽しみながら、成長しましょう。
2005. 3. 5 土
ディープ・ゼミで最初のたたき台となる論文「中世アリストテレス生物学の占星術化」のPDFファイルを入手しましたので、希望者に配布します。>
当初はハードコアのつもりだったのですが、いつの間にか参加者数も50名近くのビッグ・セッションとなってしまいました。広い層からの潜在的なニーズがあったのですね。僕も驚いています。
2005. 3. 31 木
ディープ・ゼミをそろそろ始めたいと思います。みなさん、準備は良いでしょうか?>
何だかここでも、日本文化の見えない壁があるように感じます。そうです、みな後ろ手を組んで、他が動き出すのを見守っています。この余りにも日本的な出る杭は打たれるという妄想というか、刷り込みが知を作る場所に参加する時の姿勢すら支配してしまう状況が、日本に学問が育たない大きな原因の一つであると僕は思います。まずは、そこから変えていかないといけないのではないでしょうか?参加者諸君のガッツを期待します。>
ハッパをかけたら、徐々に出てきました。皆、なかなか良い視点を持っているのが分かるのと同時に、アヴェロエス関係を読むことは新鮮だったという感想がチラホラと出ています。この調子で行きましょう。
2005. 4. 1 金
しかし、アヴェロエスでゼミをやっているところって、他にあるのでしょうか?しかも、星辰の影響についてです。ディープ・ゼミは、順調です。今は、参加者諸君の読後感をフィードバックしてもらっています。良い感じです。普通の観点からだと、どうしてもアラビア哲学とか、中世思想の枠組みで止まってしまって、その先が見えない感じですが、初期近代人も大学で学んだ事柄といえば、基本的にはアヴェロエスのカラーに染まった知的体系だったのだということを、お忘れなく。>
今から参加したいという人も、遅くないですよ。
2005. 4. 2 土
ディープ・ゼミは、第1印象のフィードバックの第一陣が終わったところで、少し足踏みしています。確かに、素人さん聴講生も多数いる訳ですが、その他にも大学院生レヴェルの人が幾人も参加しているのですから、彼らの積極的な議論への参加を期待しています。ただ座ってポカ〜ンとして聞いているだけの講義とは違って、ゼミなのですから、何かを得ようとして自ら参加を希望してきた大学院生たちが、アグラをかいて座りこんでいるのは理解に苦しみます。全くの素人さんでも、しっかりフィードバック出来る人はいる訳です。何か難しいことを質問されている訳ではなく、単に読後の第一印象を聞かせて下さいと言っているだけなのです。普段読み慣れている世界とは全然違うのでピンと来なかったとか、難しかったとか、そういうことで構わないのです。発言することを恥ずかしいと考える習慣は捨てて下さい(まるでバイト先の小中学生にいうようなことですが)。逆に、素人さんでも出来ることを、プロになろうとしている人間が出来ないことを恥じて下さい。ま、多くの者は不意を突かれたので、急ピッチで読んでいるという状況なのだと想像します。3月半ばから始めるよとは明言していた訳ですが。
そもそもゼミとは、参加者達のやり取りのインタラクションで成り立ち、その度合いによって幾らでも効果の上がるものなのですから、右も左も分からない素人さんならまだしも、大学院生を気取る連中が徹底的に受け身な態度に慣らされているロバ君な状態では、単なる野次馬なのではないか?と疑問視されても仕方がないのかも知れません。スタートのタイミングを読み間違えていて、まだお題となっている論文に目を通せていないというだけであって、参加している大学院生たちのポテンシャルは高いと信じています。ただ、お題となっている論文すら入手していない(PDF版ファイルは希望者に配っています)という者には、何考えているの?と聞きたくもなりますが、単純にしっかりしたゼミというものに参加したことなかったので、ゼミという概念そのものが理解できていなかったチェリー君なのだと、大目に見てあげましょう。がんばって下さい!>
今からでも全く遅くないですから、遠慮せずPDFファイルを希望して下さい。スグに送ります。
ご自分で登録して下さい。
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その旨僕にも実名で連絡ください。