
 
神秘主義とは何か?
 

 
 
その1
 
ドイツ神秘主義叢書
 
  自分の生半可な「合理的精神」で理解できない事柄をむやみやたらと「神秘主義」と呼ぶべきではありません。神秘主義とは、神との内面的な邂逅を重要視する西欧の霊性史上きわめて重要な思潮です。中世から近世に特にドイツに大きく現れるその運動は、近代にまで影響を与えつつ変化していきます。現在、創文社から出されている「ドイツ神秘主義叢書」は、そうした真の「神秘主義」の実像を理解するためには欠かせない基本文献の邦訳を集めた野心的シリーズです。単価が高いのが玉に傷ですが、図書館を上手く利用してください。
 
 
1.マクデブルクのメヒティルト、『神性の流れる光』
 
2.エックハルト、『ドイツ語説教集』
 
3.エックハルト、『エックハルト論述集』
 
4.タウラー、『タウラー説教集』
 
5.ハインリヒ・ゾイゼ、『ゾイゼの生涯』
 
6.ハインリヒ・ゾイゼ、『永遠の知恵の書/真理の書/小書簡集』
 
7.ニコラウス・クザーヌス、『非他なるもの』*
 
8.ヤーコプ・ベーメ、『アウローラ』
 
9.ヤーコプ・ベーメ、『ベーメ小論集』
 
汎智学の神秘  5-24 
神智学の六つのポイント  25-134 
神秘学の六つのポイント、ないしその短い説明  135-160 
恩寵の選び(部分訳)  161-236 
キリストへの道(抄訳)  237-336
 
10.著者不明、『ドイツ神学』
 
11.アンゲルス・ジレージウス、『ジレージウス詩集』
 
12.ヴァレンティン・ヴァイゲル、『キリスト教についての対話』
 
 
 
ドイツ神秘主義叢書|キリスト教神秘主義著作集|中世思想原典集成