クロル研究


 

 

 

プラハから2010年に出される予定の記念論集『ルドルフ二世と錬金術』に

クロルについての原稿を出してくれと依頼されました。

 

 

神の言葉と普遍医学:オズワルド・クロルのパラケルスス主義ケミカル・フィロゾフィ

 

“The Word of God and Universal Medicine: Oswald Croll’s Paracelsian Chemical Philosophy”

 

論集『ルドルフ2世と錬金術』 (プラハ、2010年刊行)所収予定。

 

in Ivo Purs et al. (eds.), Rudolf II and Alchemy, Prague, forthcoming in 2010.

 

 

 

 

メイキング風景

 

2010. 5. 18

  展覧会カタログ『ルドルフ2世の時代の錬金術 Alchemy in the Age of Rudolf II は、結局のところ800!近くある論集としてチェコ語版と英語版の2冊組で出ることになり、チェコ語版は今年末に、英語版は来年後半に出版される予定となった模様です。ただ残念ながら、欧州を襲っている大不況の余波だと思われますが、会場を提供するはずだった側の予算縮小によって展覧会の方は開かれるかどうか分からなくなったようです。ま、そういう苦しい状況下でも、出版計画の方は進んでいるので良かったですね。

 

 

それから1年経過

 

 

2009. 6. 24

  一回だけクロル論文の読み直しをしました。これでプラハに送り出します。>ついに16時前に、送り出しました。ふう。向こうのリアクションを待ちます。

 

 

2009. 6. 23

  ジェニーにプルーフ・リーディングしてもらったクロル論文を検討しました。ほとんどそのままサジェスチョンを採用して完成です。明日にでもプラハに送り出したいと思います。

 

 

2009. 6. 22

  クロル論文のプルーフ・リーディングがジェニーから帰ってきました。何とか時間を見つけて、チェックしたいと思います。それが済んだら、プラハの方に送り出すつもりです。

 

 

2009. 6. 17

  クロル論文のプルーフ・リーディングを、この週末にケンブリッジに帰ったジェニーに頼みました。短いのですぐにやってくれるそうです。

 

 

2009. 6. 12

  プラハから返事が来ました。クロルは重要人物だから、特別に18000から19000文字まで良いよと。何と!一生懸命に16200文字まで落としたところで、そんなこといわれても。とほほ。世の中なんてそんなものです。ま、でもこれで、逆に余裕をもっていろいろ加えることができるというものです。とポジティヴに考えましょう。

 

 

2009. 6. 11

  夜にも作業をしてクロル論文は、16200文字まで落ちてきました。しかし、この辺りがもう限界のような気がします。もう切り落とすべきぜい肉がありません。ちょっと主催者の Ivo Purs にメールで問い合わせてみようかと思います。

 

 

2009. 6. 10

  今日も今日とて、午前中はクロル論文の作業をしています。とにかく短くしないといけないのです。今ところ、20000文字まで落ちてきました。

 

 

2009. 6. 8

   お昼までは論集『ルドルフ2世と錬金術』のために依頼されているクロル原稿に取りかかりました。基本的にはマドリッドでの発表原稿に注をつけたものとなりますが、この時点での字数がスペースを含めて28000文字となり、規定の14500文字を大幅に超過しています。困りました。論集というよりも、展覧会のカタログのような感じですから、注を減らせばいいのでしょうか?それでも21000文字ほどあります。

 

 

2009. 6. 7

  午後は英語版パラケルスス論文をもう一回読み直して、細部の微調整をしました。もう、ここまでくると本当に細かい話です。そろそろ今月末が締め切りのクロル論文の作業も射程に入れて作業をしないといけません。これは『ルドルフ2世宮廷と錬金術』という論集に入るものです。

 

 

2009. 5. 19

  昨日の続きをずっと練っています。なかなか前進しているようで、自分では五里霧中のような気もします。これのせいで、61日が締め切りのクロル論文の原稿完成の作業がまったく出来ていません。とほほ。> 何とか最終的なかたちにたどりついたかも知れません。明日は、クロル論文に移行したいと思います。この年末を迎えて、以下のものが残された宿題となっています。

 

  まずは、依頼されたときメールから確認しようと思い見直してみると、マヌケなことに締め切りは61ではなく、31でした。え?6月って31日があるのかな?ま、月末ってことでしょうね。ということで、あせる必要はないことが分かりました。助かった!

 

Ich möchte Sie als Spezialisten zu einer Zusammenarbeit auf dieser Publikation einladen. Mein Vorschlag heisst einen Beitrag über Oswald Croll zu bearbeiten (14500 Zeichen, deadline 31. Juni 2009), der seine medizinische Alchemie analysiere, wie sie in Basilica chymica und De signatura rerum vorgelegt wird. Den Text über Crolls Rolle in der Politik habe ich bei Frau Jaroslava Hausenblasová bestellt, sie hat darüber schon publiziert (siehe Anlage). 

 

 

2009. 5. 14

  次の予定は、プラハ計画「ルドルフ2世宮廷と錬金術」という論集のために依頼された英語版のクロル論文を完成させないといけません。締め切り61日です。

 

 

2009. 2. 11

  思ったのですが、マドリッド会議で発表した英語版クロル論文を先日依頼されたプラハの論集用に回して、マドリッド用には今度ロスアンゼルスのルネサンス学会で発表する予定になっている英語版デュシェーヌ論文を回したいと思います。これで、2つとも出どころを確保できますし、二重投稿をさけられるという絶妙なアイデアです。> マドリッドクロルについて話してよかった点は、まさにプラハから来ていた連中とコンタクトが出来たことです。

 

 

2009. 2. 9

  おお!プラハから2010に出される予定の記念論集『ルドルフ二世と錬金術』にクロルについての原稿を出してくれと依頼されました。14500文字までで、631が締め切りです。何とかなると思うので、即座に受ける旨の返事をだしました。プラハのカルペンコ一派というのは僕の仕事を知らずに来たので、これが良い機会です。僕の研究動向の紹介でも書いたようにキミアの研究にはキーとなる幾つかの拠点が世界にあるのですが、アントニオパリのクリソペア、ハデルベルグ一派、ビルラリーカルロス・ギリと徐々に切り崩していって、最後に残っているのがある意味でのこのプラハ組だった訳です。

 

 

 

 

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