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ごくごく個人的な「本」日記

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201707

 

2017. 7. 31

  ブックガイドのための寄稿に目をとおしました。これで、寄稿者に確認をとって良しとしましょう。

 

 

2017. 7. 30

  次号のメルマガを推敲して、ドロップしました。僕としては、これまで扱ったことにない領域・手法を開拓することを試みた新作「ゼンネルトとオカルト質、医学と神学論争のはざまで」です。配信は、82となります!

 

 

2017. 7. 29

一昨日はじめた審査評を書きあげました。週末にプルーフ・リーディングしてもらってから提出します。それから今月は、そろそろ次号のメルマガの内容を考えないといけません。6月末のベルリン会議で発表した新作の翻訳にしましょうか?それとも、一昨日のラジオ対談の文字起こしにしましょうか?

 

  結局のところ、今回はベルリン会議で発表した原稿を翻訳することにしました。午後をとおして作業をして、まずは下訳を完成させました。題して、「ゼンネルトのオカルト性質、医学と神学論争のはざまで」です。あと一日じっくりと推敲します。

 

 

2017. 7. 28

  昨日のラジオ対談は視聴者数が順調にのびて、現在のところ130まできました。なかなか良いですね!

 

  『世界を構築する:中世のプラトン的コスモスにおけるハーモニーAndrew Hicks, Composing the World: Harmony in the Medieval Platonic Cosmos (Ofxord UP, 2017) という魅力的な新刊をみつけました。ボエティウスシャルトル学派におけるプラトン主義的な宇宙観でハーモニーがどのように理解されていたかを扱うもので、これは要チェックです。世界(マクロコスモス)と身体(ミクロコスモス)の関係やムジカ・ムンダーナ(世界音楽)といった概念を理解するために役立つでしょう。タイトルで使われている composing という語は構成作曲するという意味をもっていて、かけ言葉になっているのでしょう。

 

 

2017. 7. 27

  朝6時半に起きて、ラジオ対談にそなえます。7時半すぎにお相手の中尾さんにも入ってもらい、機材のチェックと最後の打ちあせをしました。対談そのものは、なかなか面白い内容になったのではないかと思います。延べで60ほどの方々に視聴していただきました。こちらから何度でも視聴することができます。また、すくないですが関連ツイートまとめてあります。

 

  審査を依頼されている論文を読みなおし、夕方から審査評を書きはじまました。まあ、合格ですが、急いで書いた感じがするライティングは最低限でも改めてもらわないとなりません。

 

 

2017. 7. 26

  午前中に明日のラジオ対談の打ちあわせをして、午後には審査を依頼されていた論文の原稿を読みました。テーマ議論の内容、あたるべき参考文献などは、しっかりとしています。しかしネイティヴの書いた英語なのですが、外国人の僕からみても変だと思える部分がいくつもあります。はたしてこれは、急いで提出したからなのか、もともとの国語力の問題なのかわかりません。

 

 

2017. 7. 25

  今週の木曜日におこなうラジオ対談のために、午前中に機材の調整をおこないました。

 

 

2017. 7. 24

  客人の滞在の最終日です。今日一日はまだ落ちつかないでしょう。

 

 

2017. 7. 23

  今日もスローにいきます。詳しくは、プライヴェート版ブログをどうぞ。

 

 

2017. 7. 22

  客人がきているので、スローな動きとなります。

 

 

2017. 7. 21

  現在40点ある図版ひとつひとつについて最初の吟味ができたので、ヨシ君と手短に二回目の話しあいをもちました。ちょっと図版の選択に偏り(男性の肖像画ずらずらと並ぶ点)があるかなと伝えました。それらが刊本から抽出されたものなのか、あるいは一点ものの単体なのか、データを提供している博物館にあたってソースを確認しないといけません。図版リストについていえば、数字にたいして脇の甘さが目立ちます。

 

 

2017. 7. 20

  午前にヨシ君と図版について、最初の話しあいをしました。オープン・アクセスのデジタル・アーカイヴをもっている博物館があるおかげで、版権を気にすることなく簡単に集まりそうです。

 

  午後は、ブックガイド計画の寄稿を3本ほどチェックしました。工作舎側は文字数の超過をいやがるので、その処理がもっとも面倒かも知れません。出来あがった原稿から順次、公開していく予定です。

 

 

2017. 7. 19

  スプリンガー書店で企画されている 『初期近代哲学の百科事典Encyclopedia of Early Modern Philosophy では、物質論・錬金術・キミアの部門のセクション・エディターを担当しています。数か月前に、収録されるべき記事の項目リストと、それぞれの項目に想定される複数の寄稿者のリストを提出しました。

 

しかし、出版社の担当者はなにをどう勘違いしたのか、どれも複数の著者による共著と思いこんでリストされていた人々に、招待メールを送ったようです。もちろん受けとった側は、なんとも変な話だと思うでしょう。案の定、そういうリアクションがきているようです。あいやいや〜

 

 

2017. 7. 18

  ラジオ対談は、世界を飛びまわっている新鋭研究者の中尾麻伊香さんをゲストに迎えて、「グローバル時代の学問と研究者」というタイトルでお送りします。日程は、727日(木)の日本時間で21から、欧州は14、米東海岸は朝8からとなります。世界に研究をアピールするには?というテーマをめぐって、ざっくばらんに話しあう予定です。楽しい対談になることを期待しています。

 

 

2017. 7. 17

  来週に夏休みの特別企画として、ラジオ対談を企画中です。日時など詳しいことが決まり次第、告知いたします。乞う、ご期待。

 

 

2017. 7. 16

  同じ海辺でも、ベルギー米東海岸は似ても似つきませんね。詳しくは、プライヴェート版ブログでどうぞ。

 

 

2017. 7. 15

  週末は海辺にいってきますので、詳しくはプライヴェート版ブログをご覧ください。

 

 

2017. 7. 14

  どうもこちらには書くのを忘れていたようですが、2週間前に 『テクストの擁護者たち』 の重版が決まりました。これはめでたい!今日は、第2刷のための正誤表を送りだしました。まあ、67といったところで大きな変化はありません。夏休み明けには第2版が発売になるのかなと思います。

 

 

2017. 7. 13

  今日は暑いのでスローな動きでいきます。

 

  外付けモニターを導入しました。ついに BH も、マルチ・ディスプレイの時代に突入しました。

 

 

2017. 7. 12

  昨日のつづきを断続的にしています。

 

 

2017. 7. 11

  昨日の件から、さらに歩を進めています。これまで話はオランダからポーランドにまでわたっていたのですが、今度はポーランドからスウェーデン、さらにイタリアへと展開してきました。まさにこれは、歴史研究の醍醐味です。僕の調べている人物の一家は謎が多いのですが、とくに父親ともう一人の人物はじつは同じ名字であり、イタリアの同じ町の出身だとつきとめました。午後の調査で、父親のバーゼル大学での学位論文は、もう一人に献呈されていました。おそらくは兄弟か従兄弟ではないかと思われます。ここでは仮に父親伯父と呼ぶことにしましょう。

 

  なぜこの二人のイタリア医師たちが1590年代のポーランドにいたかというと、叔父の方がスウェーデン王の侍医になり、おそらくは父親は、それを頼って北の地に乗りこんできたのしょう。さらに調べを進めているうちに、とんでもないことをつきとめました。なんと叔父はスェーデン王の侍医なだけではなく、その弟の伯爵からの密命をおびたエージェントだったようです!う〜む、これで基本的なデータがほとんど残っていない理由も見えてきました。面白すぎて、なかなか止められません。

 

 

2017. 7. 10

  ポーランドの友人ラファルに頼んでいた文献のチェックがドンピシャリで、僕の欲しかった知見をえることができました。それをもとに、いろいろな付随する調査をつづけています。同時に、オキ君に協力してもらってフラネケル大学の学生登録簿もチェックできました。ここはひとつ拾いものがあり、あとは存在していなかったことを確認できました。

 

 

2017. 7. 9

  昨日の夕方から今日の午前にかけて、17世紀初頭のハンブルグ出身の医師 Conrad Walther について調べていました。科学・医学史についての現代のレフェランスには出てないようなマイナーな人物なので、昔のソースに戻らないといけません。調査の過程で知ったハンブルグの知的な歴史のための基本的な書物を挙げておきます。最初のアイテムは現在のデンマークとドイツにまたがるホルシュタイン地方の著作家についての辞典です。四番目のものは、ハンブルグに関係なくドイツの著作家一般を扱っています。

 

Johann Moller, Cimbria literata (Copenhagen, 1694), 3 vols.

Johann Albert Fabricius, Memoriae Hamburgenses (Hamburg, 1710-1730), 8 vols.

Arnold Christian Beuthner, Hamburgisches Staats- und Gelehrtenlexikon (Hamburg, 1739).

Christian Gottlieb Jöcher, Allgemeines Gelehrten-Lexicon (Leipzig, 1750-1751), 4 vols.

Johann Otto Thiessen, Versuch einer Gelehrtengeschichte von Hamburg (Hamburg, 1783), 2 vols.

Friedrich Nicolaus Schrader, Das hamburgische Collegium medicum und der ärztliche Verein in Hamburg (Hamburg, 1840).

Hans Schröder, Lexikon der hamburgischen Schriftsteller bis zu Gegenwart (Hamburg, 1849-1883), 8 vols.

 

最初のものの Conrad Walther についての記述は数行ですが、最後のものになると、かなりまとまった記述となります。18世紀における、この種の伝記辞典の伝統の豊かさを感じます。これらの流れのなかに、19世紀後半から20世紀前半につくられた Allgemeine Deutsche Biographie (ADB) や、それを受けついだ  Neue Deutsche Biographie (NDB) があるのでしょう。

 

基本的な作業は、ADB NDB から出発してさかのぼっていくわけですが、そこに記事がない人物については、1819世紀に書かれた町や地方の名士・著作家をあつかった歴史書を探しだして当たるしかありません。この時代のものは、たいていグーグル・ブックスのおかげでデジタル化されているので助かります。

 

 

2017. 7. 8

  先月のベルリン会議から生まれる国際論集は英語のみに絞って、このシリーズに入ることを目指すようです。多言語を避けたのは読者層を増やすためには嬉しいのですが、寄稿の締め切りが今年末なので今回はスキップするかもしれません。

 

  フライターグの生徒たちの出自をさぐっています。いまのところ、欧州各地の大学の学生登録簿(マトリクル)をあたっています。

 

 

2017. 7. 7

  17世紀末の人物が書いた ダンツィヒの医師たちの伝記Vitae medicorum Gedanensium が手稿のままで眠っていたようですが、2年前にポーランドで翻刻出版されました。この超レアな書物、なんとかつきとめた出版社のサイトによると入手不可能のようで困っています。どういうことなのでしょう?

 

ポーランドハンガリーにいる友人たちの協力で様子が分かってきました。計画はヨーロッパ共同体が出資者で、出版された本をすべて買い上げてしまったようです。その後どのように配分したかは分かりません。欧州各国の重要な図書館には入ってない模様です。こういう商業が絡んでいない基礎的な史料こそ、ポーランドのアカデミーなどがオンラインで公開して欲しいものです。

 

  ダンツィヒの町を中心とする一帯はもともとプロイセン領でドイツ語圏だったのですが、いまはポーランドになっていますので史料の調査などが難しくなります。当時の様子をあつかう歴史文献もそれなりにあるのですが、入手が難しいものも多いです。

 

 

2017. 7. 6

  今日、おととい注文した外付けモニターが到着する予定です。Acer 社製の24インチのモデルです。BH も本格的にマルチ・モニターの時代に入ります。> メールでは今日のはずでしたが、一日延びたみたいです。

 

  ベルリン会議の渡航費が帰ってきました。これは900ドルも絶え替えていたので、払い戻しがスムーズでとてもラッキーでした。

 

  フライターグの生徒の一人であるダンツィヒ出身のヤコブ・マルティニについて、ラファルに少々調べてもらいました。なんとなく見えてきました。

 

 

2017. 7. 5

  ペンシルヴェニア大学の科学論セミナーで、この秋に講演するように依頼されました。まだ詳しい日程は未定ですが、よろこんで受けようと思います。

 

  頼まれていた論文の原稿を読みました。後学のために、編集上の留意点もいろいろ指摘してあげました。あとは来週の木曜日以降に時間をとってオンラインで解説をする予定です。

 

 

2017. 7. 4

  今日は休日です。プライヴェート版ブログをご覧ください。

 

 

2017. 7. 3

  明日は独立記念日の祝日なので、今日もいろいろ閉まっているところが多く、なんとなくお休み気分です。

 

  またまた海外の雑誌への投稿論文の審査を依頼されました。キルヒャー関係の論文で、締め切りは8月頭ですので受けようと思います。

 

 

2017. 7. 2

  朝8時に起きて、9時からのアダム君の模擬面接に備えます。彼のことですから、こちらのアドヴァイスをどのくらい吸収できるか分かりませんが、それなりの経験にはなるでしょう。

 

 

2017. 7. 1

  15過ぎにフィラデルフィアに帰ってきました。17時半には友人の誕生会に呼ばれていますので、すぐに出かけなければなりません。ちょっと気忙しい感じです。

 

 

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