Visitors’ Break Room
BHの来訪者の方からのメッセージを紹介
過去ログ編
(1999年8月6日〜2000年8月8日)
お返事ありがとうございます。とてもうれしかったです。 私、題名を間違えていたようです。正確には『ヘルメス選集』でした。ごめんなさい。『ヘルメス選集』なのですが、これは錬金術とはそれほど関係はありません。ルネサンスのころにマルシリオ・フィッチーノが翻訳したようなあのヘルメス選集の日本語版といった感じです。私の見た感じでは錬金術に関したものは含まれていません。ヘルメス・トリスメギストスの『ポイマンドレース』が1番目にあります。卒論は基本的に翻訳のみで、要旨というか初めに付ける部分に新プラトン主義やヘルメス伝承、グノーシスなどについて簡単に?まとめたいと考えています。大学院にはいきたいのですが、まだ考え中です。どこかいい所があったらおしえていただきたいです。
こんにちわ。なんだか憧れの ひらい さんとやり取りができてとても感激です。 おっしゃるとおり『ヘルメス文書』でした。お恥ずかしい限りです。もちろんヘルメスの名のもとに知られている著作には、錬金術関連のものもあるのでしょうけれど、日本語に翻訳されているものは、『エメラルド板』ぐらいしかみたことがありません。ほかにもありますか?訳をしていて思うことは、もちろん英語力の壁というのもありますが、下地となる知識の乏しさということです。卒論の提出まであと約1年半です。それまでに、たくさんいろいろなことを知りたいと思っています。訳の方は、第8章の RENAISSANCE MAGIC AND SCIENCE にとりくんでいます。今思うとなんで第8章から始めたんだろうと思うのですけれど... ひらい さんのお返事と、感激によりこうしてまたメールを書いてしまいました。優しいお言葉ありがとうございました。 |
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差出人 : MK |
差出人 :
KK はじめまして。いつも、ホームページを拝見させていただいてます。私、建築と庭園の歴史について勉強をしている学生です。現在は、16世紀のイタリアを中心とする植物園の展開について追跡中です。テーマ上、どうしても科学史関連の文献を読むことが多く、特に最新文献に関する情報では、いつも貴HPを参考にさせていただいてます。一度、ご挨拶させていただきたいな、と思っていたのですが、なかなか勇気がでませんでした。が!読書記録に、P.
Findlen の論文が出るにおよんで、いてもたってもいられず、メールした次第であります。衝撃のデビュー作 Possessing Nature 以来、彼女の論文は可能な限り入手するようにしています。
William Ashworth Jr. や Giuseppe Olmi らとともに、“博物コレクション”をキーワードに、16-17C博物学を総書き換えしようとしている、今一番おもしろい研究者だと思います。すいません。つい興奮して、私のことばかり書いてしまいました。貴HPを訪れるたび、膨大な文献読破量のすごさに圧倒されっぱなしです。このところ、貴HPをチェックするのが、私の毎日の習慣となっています。これからも、研究生活、がんばってくださいませ。
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差出人 :
TRK
> 私の読書がかたよっているのか、「種子」と見たとき、仏教の唯識思想を > 私は原文を読めるほど語学が出来ませんが、これからも論文を発表され ありがとうございます。がんばります。そのうち日本語のものも徐々に出して行くつもりです。メールリストの流量は少ないですが、ま、気楽にご参加ください。
早速、お返事ありがとうございます。 > 貴方の知る限りでも、やっぱり他にはまともなものは無いですか? 学術的にまともなのも、心理学・神秘思想としてみてのアプローチでも、危ない(?)アプローチも今のところ私は知りません。
> 仏教思想の文脈では、どんな思想家が「種子」のアイデアをもちいている 小乗仏教の経量部あたりから発達した考え方です。基本的に仏教は、輪廻思想を一般向けに提唱しています。いわゆる善因善果悪因悪果。しかし、同時に諸行無常で、刹那生滅(一瞬生まれて一瞬で滅びる)ですから、行いが来世等に影響を及ぼさないようにも思える。そこで、それを合理的に説明するために「種子しゅうじ」 (BIJA) の説が出来たそうです。ここに、種子とはすでに過去の領域へと去った心が個体を構成する存在要素の流れの中に残した余習であり、時が至れば種子から芽が生ずるように現勢的になる可能性を持った潜勢力である。と大体定義されてるようです。最終的には唯識派で多いにとりあげられたようです。唯識派は三蔵法師もその法統で、法相宗として日本に入り法隆寺が明治以降、法相宗として現存しています。学僧としては、もとは説一切有部の学僧で、後に唯識派に転じた世親(ヴァスバンドゥ) (4c?5c?) が著名です。興福寺の立像が日本史の教科書に載ってると思います。拙い説明ですみません。しかし、言い訳すればもともと唯識は仏教思想の完成といわれ分かり難いのです。ちなみに、私は自分は一応仏教徒に分類されると思っていますが、どこか特定の宗派にも属していません。ご安心を。 |
差出人 : Quintile |
差出人 : 墨森
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差出人 : YT |
差出人 : KI メールありがとうございます。
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差出人 : Shunke |
差出人 : MH |
差出人 :
shuji はじめまして、ヤコブ・ベーメについて何かわかればと思い、ふらふらしていて、ここにきました。錬金術やカバラーのことは、まるで解らないので的はずれかもしれませんが、何かベーメに関連して教えていただければとおもいます。僕は、現在フランス文学専攻の2年で、まだまだ「ベンキョウ足りない」の真っ只中、どまん中であります。どうぞ、この脳の弛みにも、もしも少しでもお暇なときには、無知をくれてやってください。どうかこのぬるーい温泉からわき出たような、だらしのない文が失礼でないこと祈ります。それではまた、嫌われていないことを祈って・・・・
僕がすぐ頭に思いついた物を挙げます。フランス語がよめるなら、Alexandre Koyre, La philosophie de Jacob Boehme. Paris, 1929. が、古いけど良いと思います。それから、Cahiers de l'Hermetisme という本のシリーズに Jacob Boehme の特集もあります。このシリーズからでている本は、短めの研究論文が集まっていて、手短に今問題となっているホット・ポイントが掴めるので良いと思います。 Web cat http://webcat.nacsis.ac.jp/ で探して、大学図書館の相互貸借の機能を生かして、借りてみてください。それだけの価値は、あると思います。また、直接購入したいと思えば、 http://www.alapage.com/ などで買えると思います。 それでは、また。 |
差出人 : kawasaki |