セミナー&ミーティング

 

研究交流会のお知らせ

 

 

 

 

1回 BHミーティング

 

 

東京編

 

1226日(火) 午後から

 

僕の発表 「ルネサンスの種子の理論」&ディスカッション

 

参加者の自己紹介とフリー・トーク 「ルネサンスの科学と文化」

 

 

関西編

 

1228日(木) 10:00

 

僕の発表 「ルネサンスの種子の理論」&ディスカッション

 

関西大学院生の有志数人の発表

アラビア科学(三村君)

コペルニクス(平岡君)

ルネサンス解剖学(澤井君)

 

 

 

 

 

1回 東京ミーティング (2000.12.26)

 

参加者からの反響です。

 

 

参加者とその主な関心のリスト


1.桑木野君 (ルネサンス建築史、植物園史と博物学) 
2.古口さん (『ブルーノとヘルメス主義伝統』翻訳中) 
3.中澤君 (シモン・ステヴェン、16c数学) 
4.山田さん (ステノ、キルヒャー、地学史、16−17c博物学) 
5.村瀬君 (ルドルフ2世の宮廷と医学、ケプラー) 
6.菊地原君 (ルネサンスの徴の理論、パラケルスス、博物学) 懇親会から参加 
7.小川君 (美術史、ルドルフ2世宮廷画家、クンラート、ディー) 
8.大谷さん (ディーバス著『近代錬金術の歴史』共訳者) 
9.澤元さん (パラケルスス) 
10.梶さん(化学史一般) 
11.吉本さん(ボイル) 
12.岡部さん(パラケルスス&ベーメ、ドイツ神秘宗教史) 
13.白田君(ライプニッツの弁神論) 
14.東君(16c数学・アリストテレス主義) 
15.本間さん(17c機械論生理学、ベークマン) 
16.井上君 (中近世ドイツ都市論、都市と外科医) 病欠・自己紹介用レジュメ参加 
17.望月さん(16世紀イタリア・ゴンザーグ家宮廷と神秘思想) 病欠 

O 印は、以下に挙げるのフィードバックをしてくれた人

 

 

 

 

ちょっとクリアでないので見えにくいですが、ご勘弁を。

(2000.12.26 @東大駒場)

 

 

  
 今日は、午後からリエージュ大学の平井さんの呼びかけによる会合が駒場であります。ルネサンス思想に関する非常に広い範囲にわたる若手研究者の会合になるはずです。平井さんのサイトは、ルネサンスのキミア(錬金術=化学)を中心とするものですが、人文学を学ぶ若手研究者の方は是非一度尋ねてみて下さい。日本の研究者養成制度に欠けているものがわかると思います。 
 上記の会議(BH Tokyo Meeting)は、大変面白く成功でした。平井さんは、平井さんの帰国にあわせて1年に1度開くことができればと言っていました。 
  
 
吉本@外語大 
 

 先日はお世話になりました。 

 楽しかったと同時に、将来のことを思うと興奮も覚えました。すばらしい人たちと多く知りえて、何よりの財産を得たと思っています。 

今後もよろしくお願いします。 

  澤元@hahnemann.co.jp 
 
 

  
 26日は御疲れ様でした。普段メールのやり取りをしている平井さんや桑木野さんがたにお会いできるのを楽しみにしつつも、内心少々緊張していたのですが、本当に充実した時間を送ることができ、この機会を作ってくださった平井さんには本当に感謝しています。あのミーティングでお会いすることのできた村瀬さんとも、今後いろいろとインフォメーションを交換し合って自分の研究に役立てていきたいと思っています。  

 平井さんの発表も、僕のような「門外漢」の人間にも本当にわかりやすく、今まで断片的な知識で、きちんと流れが把握できていなかったのですが、ネオ・プラトニスムやパラケルススの有していた「種子の理論」をもとに機械論に至るまでの経緯が概観でき、今後の自分の研究に非常に有効な示唆を与えていただきました。(風邪をひいていくことのできなかった望月さんにも、当日の様子など話しておきました。)皆さんと話し合えたことで、一人で研究していたのでは到達し得ないような広い視座をいただくことができましたし、何よりも様々な分野の人が非常に魅力ある研究をなさったいることを知り、非常に刺激を受けました。今後できるだけ早急に紹介していただいた文献は目を通していきたいと思っています。 
  
 
小川浩史 
 

  
 昨日はあのようななかなかありそうでない会に参加する機会をいただき,ありがとうございました。「種子の理論」に関する話はとても参考になりました。いわゆる「モナドロジー」だけ読んでいてもさっぱり見えてこない部分が見えてきたように思います。 

 すでに山田さんにはメールをいただきました(日本語訳の『弁神論』の誤植をお知らせする約束をしたのです)。岡部さんとは駅まで送っていただく間にいくつか短いアドヴァイスをいただけましたし,アドレスも教えていただきました。このお二人と話せただけでも,あの会に出た価値はありました。今後もこうした会を定期的に持ちたいものですね。キミアに直接関係することに関して私が役に立つことはなさそうですが,会場の準備などで手伝えることがありましたらできる限り協力いたします。 

 とにかく,クダートの『ライプニッツとカバラ』をまず読んでみようと思います。その折りには何か質問するかもしれません。よろしくお願いいたします。 

 以上です。ご返事は放念下さい。 

  白田 浩一 (Hakuta, Koichi) 
 

  
 こんにちは、九州大学の菊地原です。 

 あけましておめでとうございます。そして、昨年度末の東京ミーティングではお世話になりました。いろいろあって懇親会にしか行けませんでしたが、それでも本当に出席してよかったです。本当に感謝しています。みなさん関心はばらばらですが、それでも一人一人どこかで共通の関心があり、話していてすごくためになりました。 

 さて、僕は今年度は、あたりまえのことですが、自分の研究に没頭したいと考えています。とくに最近は、博士論文を本気で書いてみようかな、と思いはじめてきてもいます。ですから、いろいろとアドバイスをお伺いすることも多くなると思います。そのときはよろしくお願いします。 

 それでは失礼します。  
 

 2526日は貴重な話をしていただいてありがとうございます.博論の話をうかがうことができたので,関西の方へは行きませんでした.旅行が好きでないので腰が重いのですよ.今度はまたいつお会いできるか判りませんが,メールで情報交換をいたしましょう. 

 正月過ぎ(14日くらいから)しばらく田舎に帰ってしまうので,しばらくメールできませんが,失礼いたします. 

では,また 

  20001231日 本間栄男 
 

 
  
年末年始は、世紀転換期ということもあってか、私にとっては例年以上に様々なイベントがあって大変だったのですが、今振り返ってみると、やはりBHミーティングが、いろんな意味で一番だったと思います。何よりも、ヒライさんのD論を聞くことができたのが、嬉しかったです。会全体としては、少し私の予想していたものとは違った雰囲気だったのですが、逆に、科学史のディープな世界を覗くことができて、参考になりました。 

 その後、山田さんからは、アルドロヴァンディの原典講読を誘われ、今急いでラテン語のレベルアップにいそしんでいます。今後は、鉱物学と庭園の関連を、本腰を入れて探って行きたいです。さっそく、その界隈で、リッチョとアルドロヴァンディを結ぶホットなラインを発見しました。この件は、また別のメールで詳しくお話させていただきます。また、菊地原さんとは、懇親会でディープな対談をさせていただきました。さすが16C博物学の専門家だけあって、かなりの文献を読みこなしておいでで、感動しました。ロレイン・ダストンとか、キャサリン・パークとか、P.Findlen からさらに一歩奥に入ったレベルの研究者たちも、菊地原さんはご存じで、ほんと、同志に出会えて嬉しい限りです。 

 このような出会いの場をセッティングしてくださったヒライさんに、ただただ感謝です。小川さんと村瀬さんとは、ルドルフネットワークで交流が持てますし、古口さんとも、メールで個人的にコンタクトを取らせていただきました。その他の方々とも、もっともっと交流を深めていきたいです。それではこの辺で失礼させていただきます。 
   
 
桑木野 幸司 
 

 
 最新版のBHホームページ読みました。本当にご苦労さまでした。東京 meeting では平井さん以外の発表を聞くことは、出来なかったのですが、レジメを読んでみて発表を聞いてみたいと思いました。 

 スピノザ協会書記局長の高木さんに特に意見を聞いたわけではないのですが、彼も版下を作成することができるので、雑誌はともかく1号出しましょう。ページ数にもよりますが、製本代だけで何とか作れるよういろいろ探ってみます。(ICU の白田君は手伝ってくれると思います。)もしかしたら建築の方々が手伝ってくれるかも知れません。(なんと言っても工学系は文化系の一桁上の研究費があるので。)ともあれ、何とかなると思います。 

 また、化学史学会編集委員会でも是非若手の研究者のサポートにお金を使おうと提案してみます。(個人的には以前から、BJHSのように院生の論文からなる特集号を出したいと思っていました。) 
  
 個人的に平井さんの発表についての質問は別メールとします。(フィチーノについてもっと詳細を知りたいと思いました。) 

「初期近代西欧文化の研究者ユニオン」 

 もちろん、大いに関心があります。 
 ではゆっくり休んでよい新世紀をお迎え下さい。 

 吉本秀之 
 

 
 
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 
 
 先日は非常に有意義な集まりを企画運営していただき、ありがとうございます。とても有意義だったと思っています。博論についてのお話も面白かったです。 
 
>
分野横断型のネット上での情報交換を主眼にした 
>
連絡会「初期近代西欧文化の研究者ユニオン」を 
>
準備中ですので、そちらに関心がおありの方は 
>
意思表示願います。 
 
 これには私も興味があります。具体的には、平井さんのHPが活動の中心になるのでしょうか。 
 
  東 慎一郎 
  東大大学院(博士課程・科学史) 
 

  
 今日(5日)昼近くに拙稿が届きました。お忙しいところ点検ありがとうございました。とくにデカルトの章などは不安材料が多いところでしたので助かりました。 

 ところでその後、桑木野さんとメールのやりとりをしましたが、彼は思ったより関心の広い人ですね。16世紀イタリア鉱物学史を庭園史との関係でやろうなんてなかなか野心的ですよ。とりあえず、菊地原さんにも声をかけてアルドロヴァンディ・プロジェクトを向こう一年半くらいの期限付きで始めようかと思っています。よい人を紹介してもらいました。(BHの集まりを見て思いましたが、平井さんは論文書きだけでなく、organizer としても educator としてもなかなかいい線行ってますね。) 

 京都での結婚パーティは年末にどたばたと行ってきました。生物学史の関係の人で、29日には会場で松原さんや伊藤和行さんにも会いました。伊藤さんは平井さんにも会ったと言ってましたね。 

  山田 
 

   
 
先日はミーティングに参加させていただき本当に有り難うございました。今後の私にとって非常にためになる機会であったと思っています。次の機会にも参加させていただければうれしいです。とにかく当日はとても緊張していました。前日から「明日はいよいよミーティング」と緊張していたんです。どうも人前で何かをするというのはあがってしまいます。おかげで、本の紹介をすっかり忘れていました。配布した資料には目次などを載せておいたのですが、ショックです。後からこっそり回してみたのですが、どうでしたでしょうか。 
  
 平井さんのお話はまだまだ勉強中の私は「そうなのか」と思いながら聞いていました。考え付いたことはエチエンヌ・スーリオのプロティヌスの流出説とディオニシウス・アレオバキテースでした。プロティヌスは授業に出てきてのですが、フィチーノの流出説のお話を聞いてそういえばと思いました。皆様方のお話は、今まで知らなかったことを知るきっかけになったように思います。このような機会を作ってくださったこと、そして参加させていただいたことにとても感謝しています。当日は終始初めてのことばかりでした。とても新鮮でした。 
  
  古口 
 

 
 
今回の帰国では、平井くんの研究について聞く機会がありました。おそらくこれほど詳しく聞くのは初めてでしょう。たいへん面白かったと思います。フランス語の本ができたら、手に入れてじっくり読んでみたいと思いました。 

 また一人自分の研究を進めるだけでなく、研究集団を組織したり、これからその研究の道に進もうとしている人に手を指し伸べようとしていることを見て、それが研究者として次の段階に行こうとしている現れであるように見えました。 

 平井くんの会では、近代以前のヨーロッパ文化史に関心をもつ若手の方が、日本でも「散在的」でも多くいるのに、しかもそれなりに専門深く研究しているの驚かされました。平井くんの研究の内容や研究の仕方、組織作りなどとても刺激になりました。 

 僕はつぎの研究はどうするかについて考え、長く足踏みが続いてきました。平井くんの話を聞いていて、なにか思い当たることがありました。そうした意味でもよい刺激になりました。平井くんとは分野も関心も違いますが、重要で刺激的な化学史家としてこれからも注目していきます。 

  梶 雅範 
 

  
 年末のセミナーではお世話になりました。駒場の中澤です。 

 もうご存知かもしれませんが、実はあのセミナーが縁で、東さん、本間さんと一緒に16世紀勉強会という会をやらせていただいています。そこでの様子は本間さんがご自分のホームページに乗せてくださっています。そこで本間さんから、この勉強会の案内をBHのメーリングリストに載せてもらうといいとうかがったのですが、かまわないでしょうか。もしよろしかったらお願いしたいのですが。 
 

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この集まりを核に、初期近代の西欧文化の若手研究者の交流&情報交換を促進、

新雑誌創刊と研究者のユニオン作りに向けて躍進したいと考えています。

皆さん、これからもどうぞよろしく。