Cahiers de l’Hermétisme
『ヘルメス主義のカイエ』
その８
『光とコスモス：自然哲学のオカルト潮流』
Lumière et Cosmos : Courant
occulte de la philosophie de la Nature.
A. Michel, Paris, 1981.
>> Dervy, Paris, 199?.
306pp. Indexなし ISBN 2-85076-868-5 Price, 125 FF = ** Euro
裏表紙の売り文句を翻訳すると以下のようになります。『「神が天と地の創造を始めたとき、地は何もなく空虚で、深淵の表には暗闇があった。神の息吹が水面の上を漂っていた。そして、神は言った。「光あれ」。そして光が生まれた。神は、光が良いことを認めた。神は、光を暗闇から分離した。」このテクストにある各語、各文字、そして各語の位置の全てが、起源の神秘と神性の秘訣を発見するという希望の下に註解者や神学者によって数千年にわたって探求され、分析され問いただされてきた。この創造の第一日目の前に存在する地、暗闇、水は何なのであろうか？太陽や月は第四日目になってやっと言及されるというのに、この第一日目に現れる光とは何なのであろうか？これら全てが表現しているものは、物体的でない現実か、或は、物質的なものか、創造されたものか否か？これらの問に答えるために、自然の根本的な原理についての大いなる考究が発達した。物質と形相、暗闇と光、そして同時に、内的な生命の深遠な運動について。夜と照明、恐怖と落ち着き、『創世記』の冒頭の数行は、始原的な光と内面的な光の奔出とを同時に表現していると解釈された。今カイエは、ユダヤ思想やキリスト教思想における中世のカバラからロマン主義特有の「自然の哲学」までの、この註釈の巨大努力の諸相を探求する。』
Edouard Weber, "La lumière principe
de l'univers, d'après Robert Grosseteste." p. 15-
ロバート･グロステストによる宇宙の根源的な光
Sylvain Matton, "En marge du "De lumine" : Splendeur et mélancolie
chez Marsile Ficin." p. 31-
『光について』の欄外に ： マルシリオ・フィッチーノにおける輝きとメランコリー
Marsile Ficin, ""De lumine." (1492)." p. 55-
『光について』
Nicolas Séd, "Lumière et prophétie dans la Kabbale Médiévale." p. 77-
中世カバラにおける光と予言
Geneviève Javary, "De Malchi à Bina, ou de la lumière de la Loi a la lumière
du Messie d'après le traité "Scechina" du Cardinal Egidio de Viterbo."
p. 111-
マルキからビナ、或は、エディギオ・ヴィテルボ枢機卿の『シェキナ』による法の光から救世主の光へ
Jean-François Maillard, "Le thème de la lumière chez Blaise de Vigenère (1523-1596)
Kabbaliste chrétien." p. 129-
キリスト教カバラ主義者ブレーズ・ドヴィジェネールにおける光のテーマ
Sylvain Matton, "Les ténèbres, la matière et le mal chez Robert Fludd et Sade
: du Dieu lacerateur à l'Etre supreme en méchanceté." p. 145-
ロバート・フラッドとサドにおける暗闇、物質そして悪 ： 引き裂く神 から悪の最高の存在へ
Robert Fludd, "Commentaire d'un emblème." p. 181-
あるエンブレムについての註解
Antoine Faivre, ""Magia naturalis", Théologie de la lumière et de
l'éléctricité dans la "Naturphilosophie" préromanitique." p.191-
『自然魔術』、前ロマン派の｢自然哲学｣における光と電気の神学
Friedrich Christoph Œtinger, "Extraits de "Magia naturalis" et du
"Dictionnaire biblique et emblématique"." p. 217-
『自然魔術』と『聖書とエンブレムの辞典』から抜粋
Gottlieb Friedrich Roesler, "Commentaire exetico-physique sur la lumière primordiale
de Genèse, I, 3 (1764)." p. 229-
『創世記、第一章第三節の始原的な光についての教註的・自然学的註解』
Antoine Faivre, "Ténèbre, éclair, et lumière chez Franz von Baader." p.
265-
フランツ・フォン・バーダーにおける暗闇、稲妻、そして光