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ごくごく個人的な「本」日記

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202212

 

2022. 12. 31

メルマガの原稿を推敲して、ドロップしました。配信は12の予定です。チェザルピーノの鉱物学書を当時の気象論キミアの文脈において読解する話の前編となります。

 

 

2022. 12. 30

苦労してなんとか6の最後まで到達しました。もう一度読み直して整えます。

 

今年の最後となるメルマガの原稿も準備しました。普段なら動向展望をお送りするところですが、今回は今年の新作となる英語論文の邦訳(前編)をお送りします。

 

 

2022. 12. 29

今日は雑事がいろいろ入っているので、スローな動きでいきます。

 

 

2022. 12. 28

しかし6の前半は難所が多く、見直しに時間がかかっていますが、あと1の作業でなんとかなるだろうと思います。

 

 

2022. 12. 27

去年は予期しなかったスケジュールのズレで、年末年始が潰れてしまいました。今年は十分に気をつけようと考えていたのですが、やっぱり今年もワナにかかってしまいました。今日から6の見直しをはじめました。そのあとは、長めの25が残っています。これで正月は完全に飛びますね。

 

ガレノスの病因論を反駁する後代のテクストをあつかうとして、議論にあがっているガレノス自身による元テクストを読んでいるか、いないかでは、反駁書を書いている著者の意図やその文脈にたいする理解度が、ずっと異なると思います。そう考えると、プトレマイオスの『テトラビブロス』を読まずに占星術を語れるのかという素朴な疑問も生まれます。

 

 

2022. 12. 26

今日もスローな動きでいきます。

 

 

2022. 12. 25

さすがに今日はスローな動きでいきます。

 

 

2022. 12. 24

第1章4をじっくりと読み直しています。

 

 

2022. 12. 23

4の見直しをおえました。

 

新作の記事「アルコールの発見と蒸留術、錬金術、そして植物療法」が収録されている『アロマトピア』第173号(202212月)の見本が届きました。今月25の発売です。アマゾンでも予約できますし、フレグランス・ジャーナル社のウェブサイトからは電子版も購入できます。

 

 

2022. 12. 22

つづいて4の見直しをはじめました。

 

 

2022. 12. 21

なんとか1の見直しを終えました。

 

 

2022. 12. 20

つづいて第1章の見直しをはじめました。

 

 

2022. 12. 19

なんとか3の見直しを終えました。

 

 

2022. 12. 18

今日もスローな動きでいきます。

 

 

2022. 12. 17

スローな動きでいきます。

 

 

2022. 12. 16

同じ丸善が企画した『科学史辞典』にアマデオ君が寄稿した記事「医化学の出現:錬金術と医学の融合」を読んだのですが、じつは大作だと分かりました。多くの皆さんに読んでもらわないと、もったいないという話をしました。

 

幅ひろい読者層に届くように辞典類は企画されていますが、単価が高いので個人で入手するのは難しいというジレンマがあります。大学図書館が購入して、学生が利用するというかたちになるのでしょう。厳しく予算を切りつめられている公立図書館に届くのかは怪しいです。

 

西洋中世文化辞典』のための記事は、担当の方に提出しました。チェックを受けて、先に進むのだと思います。出版そのものは、ずっと先の話になるのでしょう。まあ、辞典類はそういうものです。

 

 

2022. 12. 15

3日目ですが、まだ首筋違和感が残っています。痛みというほどではありません。

 

西洋中世文化辞典』に寄稿する錬金術の記事を編集長に見せたところ、辞典のイメージと記事の方向性はあっているということで、安心しました。ただし分量が少し多いので減らさないといけません。残念ですが、純潔同胞団のところを削除します。

 

のちほど詳細を伝えますが、3月後半から開催される非常に興味ぶかい展覧会の準備が進行中です。僕も「夢の饗宴」で協力します。だんだんとエンジンがかかってきたようで、具体化が進んでいます。

 

 

2022. 12. 14

首筋の痛みもだいぶ楽になりましたが、今日も養生をつづけます。

 

今日は朝6時に起きて、7時から打ちあわせをおこないました。41日に予定されているタイアップ企画の「夢の饗宴」の仕込みです。告知が可能となりましたら、詳細をお知らせします。超豪華なゲストを迎えて楽しい生配信となるでしょう。いまから日程を空けておいてくださいね。

 

午後は、丸善の『西洋中世文化辞典』のための錬金術についての記事を仕上げました。とりあえず、これで良いかなと思いますが、記事の方向性書式について編集長の意見を聞こうと思っています。

 

今日はもう一件、遅い時間帯の22から打ちあわせがあります。> どうするべきか、気が重かったのですが、ありがたいことに良い方向で進めそうです。安心しました。

 

 

2022. 12. 13

朝に首筋を違えたようで痛いので、湿布で誤魔化しています。>『アロマトピア』誌に寄稿した記事「アルコールと蒸留術、錬金術、植物療養」について、個人の記録用として最終版のPDFをもらいました。すべてが終わったところで、アヴィセンナアヴィセンにしているというマヌケさに気がつきました。とほほ。

 

本来の締めきりは1月末なのですが、1月は忙しくなるので、いまから『西洋中世文化辞典』に寄稿する錬金術についての記事のタタキ台を書きしました。

 

19時半からは、若手の英語による論文執筆のコーチをしました。なかでも、なぜ複数の引用文がまとめてコメントされるのか、なぜ分析対象となっているテクスト位置づけが説明されないのかといった点を質問しました。

 

 

2022. 12. 12

今日は午前中に歯科検診があります。> 夕方に一件ほど論文指導が入っていたのですが、一日ほど先延ばしにしていただきました。

 

 

2022. 12. 11

今日もスローな動きでいきます。一章分の見直し作業もできましたので、明日には送りかえします。

 

魔術研の話しあいを1時間ほどしました。3月のRSAに合流していただくチャールズ(バーネット)さんの招聘についてなどです。それから3月に、イスラム神秘主義についての公開講演会をひとつ企画することになりました。

 

 

2022. 12. 10

今日はスローな動きでいきます。それでも時間をみつけて、見直しの作業をしました。

 

 

2022. 12. 9

6時半に起きて8時からのアダム君との生配信に備えました。とても楽しいものとなりました。こちらからお楽しみください。

 

 

2022. 12. 8

チェックした翻訳校について編集者の方から疑問点がよせられたので、再度の見直しをはじめています。年末年始は、この作業でつぶれてしまうかも知れません。

 

 

2022. 12. 7

20から若手の英語論文についてコメントをしました。渡された分量が多かったので2時間ほどかけながら、疑問点を指摘しながら進めましたが、依頼している側の方が疲れてしまっているようで不思議な気持ちになりました。

 

 

2022. 12. 6

昨日たまたま目にした遠隔作用についての雑誌特集号のイントロで、隠れた質についての新しい本が出るというニュースを眼にしました。内容の紹介をチェックしてみたら、どうも僕が想定したルネサンス期の流れをフラカストロなどから追うものではなく、ニュートンまでの機械論機械学の文脈でみるものでした。

 

ちょっとお世話になった方の訃報が入ってきました。9月に一時帰国したときに、はじめてお会いしたばかりでしたので驚いています。ふたりで運営されている小さな出版社は、もう一人の方が継続されるようです。いろいろ大変でしょうが、僕にできることがあれば、遠慮なくご連絡くださいと伝えました。

 

 

2022. 12. 5

今日は定例セミナーのために町に出ました。とても寒かったです。どうも建物のカード・キーの調子が悪いようで、作りなおしてもらいます。

 

アロマトピア』のアルコール特集号は1225に発売予定なので、そろそろ追い込みの作業に入っているかと思います。僕の寄稿は校正指示がしっかりと反映されたのか心配です。

 

そのほか幾つか連絡が滞ってますが、ご容赦を。

 

 

2022. 12. 4

関連する全ファイルを編集部に提出し、すぐに担当の方から版組に入るという連絡をもらいました。今回はプロの校閲が入ります。それが終わってから、朱入りのゲラがもどってきます。この夏秋に集中して作業していた翻訳が、これでいったん終了です。ここで打ちあげをしたいところですが、なんだか上手くセットできないのでモヤモヤ感があります。

 

 

2022. 12. 3

気になったので、ヴァゾーリ師の研究書『ケルソのフランチェスコ・パトリツィCesare Vasoli, Francesco Patrizi da Cherso (Roma: Bulzoni, 1989) をチェックしましたが、パトリツィにヘルメス主義という言葉を使っているようには見えません。ヘルメス関連のテクスト群を編纂したくらいでは、主義者と呼ぶには十分ではないのでしょう。以下の論集もチェックしています。

             

Patrizia Castelli (ed.), Francesco Patrizi: filosofo platonico nel crepusculo del Rinascimento (Fireze: Olschki, 2002).

『パトリツィ:ルネサンス末期のプラトン主義哲学者』

 

Tomas Nejeschleba & Richard Blum (eds.), Francesco Patrizi: Philosopher of the Renaissance (Olomouc: Univerzita Palaklého, 2014).

『パトリツィ:ルネサンスの哲学者』

 

Ovanes Akopyan (ed.), Francesco Patrizi da Cherso (1529-1597): New Perspectives on a Renaissance Philosopher, in Intellectual History Review 29 (2019), 541-668.

『パトリツィ:ルネサンス哲学者についての新研究』

 

 

2022. 12. 2

科学史の雑誌 Isis 誌に依頼されて論文審査をした原稿では、パトリッツィはプラントン主義ヘルメス主義に影響を受けていると書かれていました。どうも筆者自身は、パトリッツィについての蓄積された研究文献をあまり読んできていないようです。おそらく安易な思いこみからの記述だと考えられます。

 

パトリッツィカンパネッラを語るときに、いまだにヘルメス主義を持ちだしてくる人々があとを絶たないのは、どうしてなのでしょう?たしかに両者ともヘルメスの名前に言及したり、『ヘルメス文書』からの引用をしたりすることがありますが、たとえば僕が世界霊魂についての論文でも示したとおり、ヘルメス主義的だとされる彼らの議論のおおまかなところはフィチーノのテクストからのたんなる「孫引き」だったりします

 

そしてフィチーノ自身は、プロティノスの考えを説明しているだけだったりするのです。もちろんフィチーノも、プロティノスの考えに近い人物としてヘルメスに言及しますが、彼にとってはヘルメスよりも『カルデア人の神託』を書いた偽ゾロアスターの方が大事だったのです。

 

プロティノスの考えを説明しようとしていたフィチーノは、プロティノスの先人としてゾロアスターヘルメスに言及するわけです。したがって彼の考えにあえて呼称をつけるなら、それは「プロティノス主義」であって、ヘルメス主義とは呼べないと思います。しかも彼にとっては、崇敬の対象としてヘルメスよりもゾロアスターの方が大事なのです。

 

 

2022. 12. 1

中西さんが『ユリイカ』に寄稿する記事を読ませていただいたのですが、なかなか面白かったです。> そのあと気がついた点を伝えるために、ちょっとだけお話ししました。

 

翻訳の5をめぐる最終チェックは、どうもしっくりと来ない部分が見つかったので微調整しました。それを見直していただいて、終了としたいと思います。

 

 

 

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