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ごくごく個人的な「本」日記

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202101

 

2021. 1. 31

今日から明日にかけて記録的な大雪が降るようです。長期の停電などの大きな被害が出ないことを祈ります。いつにもまして、スローな動きでいきます。> 昨日準備したメルマガ原稿を推敲してドロップしました。配信は22の朝になります。あとは明日にでも審査評を完成させて送りだせば、ひと山を超えることができます。

 

 

2021. 1. 30

次号のメルマガを準備しないといけないのですが、どういう内容にしようか迷っています。とても珍しい素材としては、ただいま作成中の論文審査評があります。これだけでは、ちょっと分量的に短いのですが、ほかでは見ることができないものですから、許していただきましょうか?> 論文審査(査読)についての経験談などを加えることにしました。

 

 

2021. 1. 29

10から Zoom 会議がありました。忙しい午前中の真中になる微妙な時間帯なので、少し後ろにしてくれた方がありがたいです。そして 『初期近代哲学辞典』のための記事の校正指示を、インドの版組局に送りだしました。おそくとも2週間後には、オンラインで先行出版されるでしょう。

 

やや、なんと!『プロティノスの復活:フィチーノの「エンネアデス」注解における霊魂と人間性Anna Corrias, The Renaissance of Plotinus: The Soul and Human Nature in Marsilio Ficino’s Commentary on the Enneads (London: Routledge, 2020) という本が出版されたようです。これは要チェックです。> 関心ある方は、遠慮なくご連絡ください。

 

 

2021. 1. 28

9時から、ルネサンス期の生命観について作家の秦野さんと話をしました。音楽史家の斉藤さんとも、話が弾んでいるようで嬉しいかぎりです。

 

ジェイムスから連絡がきたのですが、世界霊魂(アニマ・ムンディ)論集の校正ゲラは28に送られてくるようです。最初の予定よりも1週間の遅れといったところでしょうか。昨日の審査評に関連して、このゲラを論文の著者にも届けて参考にしてもらいたいと思うのですが、上手くいくでしょうか?雑誌の編集長はオーケーだといっています。あとはジェイムスの許可が必要です。

 

初期近代哲学辞典』の寄稿では最後となる、デシェーヌについての記事の校正ゲラがきました。早速のところチェックしましたが、セヴェリヌスの没年である16021609と間違えているところを修正しないといけません。すでにオンラインで先行出版されているイントロ原稿でも同じ間違いをしているので、そちらも同時に修正してもらうつもりです。

 

 

2021. 1. 27

今朝は6時半におきて、日本時間で21から予定されている山城さんとの対談動画「古典カバラーとは、なにか?」のプレミア公開にそなえました。急ぎで入ってきた案件のために短い告知期間にしては、それなりの視聴数になったと思います。

 

午後には、昨日読んだ論文原稿の審査評を書きました。ほぼ完成というところまで到達できました。ふう、一安心です。

 

オックスフォード大学出版のガレノス論集に寄稿する作品の最終稿を催促する連絡がきました。締めきりは10月末でしたが、この秋にはどうも上手く処理できずにズルズルときてしまいました。あと2週間でなんとかしたいと思います。

 

 

2021. 1. 26

秋口からのスローな動きから抜けだせないのですが、審査の締めきりが近づいてきたので、受けとっていたフィチーノ論文の手稿を読みました。ここに詳しいことは書けませんが、素晴らしい入魂作でした。非常に深いところまで入りこんでいて、感動的でさえあります。久しぶりに良い作品を読みました。残り時間もすくないので、僕の審査評では大筋を褒めて、微調整点や補足文献をいくつか指摘するだけにとどめようと思います。

 

 

2021. 1. 25

  カバラー学の世界的な権威アヴィシャイ・バル=アシェル博士(エルサレム・ヘブライ大学)によるオンラインの連続ワークショップ「古典カバラーへの招待」が、来月に開催されます(2月7日、14日、21日)。主催者の山城さんに、その背景や狙いについてたっぷりと語っていただきました。この動画を27日(水)の21時からプレミア公開します。こちらです。併設される同時チャットで、山城さんも皆さんの声に応えますので、一緒に盛りあがりましょう。チャンネル登録してお待ちください。

 

 

2021. 1. 24

  この週末にかけて、須田さんの動画の視聴数もずいぶんと伸びてきました。SNS のフォロワー数の少ない状態からの出発で、これだけ伸びるのですから、今後の展開が期待されます。錬金術についてのラジオ対談をシリーズ化できれば良いなと夢想しています。チャンネル全体のジェンダー・バランスも補正できるので、理想的なアイデアではないでしょうか。

 

 

2021. 1. 23

今日はスローな動きでいきます。須田さんの研究紹介の動画「謎のアメリカ人錬金術師スターキーに迫る!」も、だんだんと視聴数が伸びてきました。こちらです。

 

 

2021. 1. 22

6時半に起きて、日本時間で21からの須田さんによる研究紹介の動画「謎のアメリカ人錬金術師スターキーに迫る!」のプレミア公開に備えました。今後はいつでも、こちらから視聴できます。去年の9月から修士課程に入って最初の研究発表となるわけですが、落ちついて質疑もできています。不徳のきわみだった修士1の自分を想うと、本当に驚くばかりです。

 

 

2021. 1. 21

  ちょっと体調をくずした気がします。すぐに薬を飲んで、しっかり養生します。

 

 

2021. 1. 20

今日は新しい大統領の就任式なので、テレヴィに張りついています。祝日のようなものですね。

 

ユダヤ学者の山城さんを紹介していただきました。2月にカバラについての連続セミナーをオンラインで開催するようです。その宣伝として、簡単な紹介動画を来週頭に収録することになりました。

 

 

2021. 1. 19

昨晩は20時から、アラビア・イスラム学者の中西さんとラジオ対談シリーズの第2弾として、ヘルメス主義についての動画を収録しました。毎回、難解になってしまいがちな内容を、いかに平易に語るかという点がチャレンジとなるのですが、個人的には、なかなか良いものになったのではないかと思います。動画は、来週の水曜日金曜日にプレミア公開したいと考えています。

 

あとから気づいたのですが、邦訳版の『ヘルメス文書』は中古市場で驚くほど高騰しているのですね。これこそ、文庫本化して欲しい本の一冊です。

 

 

2021. 1. 18

隠れファンの皆さま、お待たせしました。アズーロさんとの「危険な放談」シリーズの第3弾は、わざと大げさな告知を打つことなく、ひっそりと公開しました。わかる人にはわかる楽しさを、ご堪能ください。今日は20から、中西さんとヘルメス主義についてラジオ対談を収録する予定です。

 

須田千晶さんが研究紹介をする動画「謎のアメリカ人錬金術師スターキー」を土曜日に収録しました。122日(金)21時からプレミア公開します。須田さんも、併設の同時チャットで皆さんの声に応える予定ですので、チャンネル登録して、お待ちください。

 

 

2021. 1. 17

今夜かと思っていたら、中西さんとの対談の3を収録するのは、嬉しいことに明日だと判明しました。謎が謎を呼んでいるヘルメス主義について、アラビア学とヨーロッパ学の立場から議論する予定です。

 

 

2021. 1. 16

夕食後(日本時間で朝10時)に若手が研究紹介をする短めの動画を収録しました。来週の金曜日にプレミア公開する予定です。もう少し口上の細部をつめてから告知します。

 

 

2021. 1. 15

今日はスローな動きでいきます。ということで、昨日午後に収録したアズーロさんとの放談聞きなおしてますが、あいかわらず面白いと思います。隠れファンには嬉しいものとなるでしょう。

 

プラトン主義についての国際誌の編集長をつとめるイアンブリコス研究の世界的な権威から、1月末までに投稿論文の審査評を提出できるか聞かれました。ほかの仕事を幾つか断ったばかりですし、あと2週間あればなんとかなるかと思います。週明けから気持ちを切りかえて望みたいと思います。

 

 

2021. 1. 14

昨日の急ぎの原稿チェックの件は、上手くいったようです。そこからの新展開も望めますので、ご期待ください。

 

年末年始に撮りためた対談動画もすべて公開したので、今後のためにアイデアを練っていきたいと思います。とりあえずブレイン・ストーミングをかねて、隠れファンも多いアズーロさんとの危険な放談を収録しました。また中西さんとのアラビア学・ヨーロッパ学の第3弾を来週に収録します。さらに不定期の新シリーズとして、錬金術史について準備中です。それと並行して、思いつくままに各方面に声をかけていますが、皆さんも自薦・他薦を問いませんので、どしどしリクエストをください。

 

 

2021. 1. 13

6に起きて、哲学者デカルトレトリックの伝統を探求する久保田さんとの対談動画のプレミア公開に備えました。> 頼まれていた修正などをチャットで投下しました。日本では大寒波があったり、非常事態宣言が出されたりしたばかりで、環境変化があることから、あとで動画を観ることにした人も多いだろうと想像します。お時間があるときに、じっくりとお楽しみください。

 

お昼前に、急ぎで原稿を見て欲しいという要請が若手からありました。最初にしては良く書けている方だと思います。それほど分量があるものではありませんが、これからのことを考えて書誌データの処理法などをチェックしました。夕方には、ちょっとオンラインで話すことになるでしょう。

 

 

2021. 1. 12

先日のエフルヴィアの件が気になって、シルヴィアの作品を幾つか読みました。論調としては、カンパネッラにはないけれど、ギルバートに言及があるのが最初ということになっています。これでは1936年の Chalmers の有名な論文から、それほど大きく歩を進めていません。僕の考えでは、フィチーノからカンパネッラにつながるラインが重要です。今年5月にいよいよ出版される予定の新作論文「ルネサンスにおける世界霊魂」では、じかに言及しているわけではないですが、関連を覗うことができるだろうと思います。

 

 

2021. 1. 11

あれれ、『リヴァイアサンと空気ポンプ』は全訳をうたっているけれど、補遺は訳してないのですかね?本のどこかに説明があるのでしょうか?> のちの版で増補されたアイテムだから、邦訳には収録しなかったのかとも想像しましたが、どうやら50近くあるこの補遺は1985年の初版からあるようです。これは本当にですね。

 

おお、すごい!昨日のシルヴィアさんは、いまでは入手不可能となっている超レア著作『精気、発散気、引力:ルネサンスから光の世紀までの「驚異」の自然学Silvia Parigi, Spiriti, effluvia, attrazioni: la fisica “curiosa” dal Rinascimento al secolo dei lumi (Napoli, 2011) の全体(約300頁)をPDFで無料公開しています。なんという気前の良さでしょう!

 

ちょっと興奮してシルヴィアさんに本の公開を感謝するメッセージを送ったら、すぐに返事がきました。SNSやメールと違って通知が分かりにくいものなので、たまたまタイミングよくチェックしたのでしょうか?簡単なイタ語でメッセージを書いたのも、良かったのかも知れません。非常に近いところに関心があるようですので、これから研究交流が展開するのを期待しています。

 

 

2021. 1. 10

  昨日と同じなので、スローな動きでいきます。

 

  オススメになっていた論文「エフルヴィア、遠隔作用、そして第3の原因モデルSilvia Parigi, “Effluvia, Action at Distance and the Challenge of the Third Causal Model,” International Studies in the Philosophy of Science 29 (2015), 351-368 をダウンロードしたら、ゼンネルトについてなど僕の研究がかなり引用されていました。

 

  このエフルヴィアという概念も不思議なものですよね。伝統的な精気から派生しているもので、ルネサンス末期に言及され、それをうけて17世紀の哲学や科学で議論されるようになり、後代の電磁気学でも利用されたようです。17世紀の自然哲学をあつかった文献をみれば、定訳も見つかるのでしょう。> ちなみに吉本さんが監訳した『リヴァイアサンと空気ポンプ』では、「発散気」という訳語が当てられているようですが、とくに索引では拾われていませんね。

 

 

2021. 1. 9

  あやまって首筋をたがえたようで、昨夜は痛くてよく眠れなかったので、今日はとりわけスローな動きでいきます。

 

  日本時間で金曜日の正午ごろから、中西さんとの新春対談の視聴数が爆上げの状態に入りました。なにが理由なのかは分かりませんが、今朝起きたら視聴数は370近くになっていました。これは驚きです。この動画も、早い段階で視聴数が500に届くかも知れません。しかしアラビア学は、これほどまでに人気があるのですかね?

 

  めでたくもチャンネル登録数が400を超えました。この調子で、コツコツと1000の大台まで着実に伸ばしていきたいと思います。

 

 

2021. 1. 8

  今日は、博論の最終調整をほぼ終えたルー君と、オンラインで1時間ほど近況のやりとりをしました。年末年始は超絶に忙しかったようですが、元気そうでなによりです。

 

  コロナ禍でふたたび緊張が高まる日本で緊急事態宣言が出されたので、11日に予定していた『情報爆発』ファン祭りは延期にして、すこし様子をみたいと考えています。

 

  とある辞典に寄稿した記事の初校ゲラへの校正指示で、アルベルトゥス・マグヌスのマグヌスではなく、尊称「偉大なる」の意味なので、アルベルトゥスを省略してマグヌスだけにはできないと説明したのですが、再校ゲラが帰ってきたら、アルベルトゥスを頭文字表記 A・マグヌスにしたいといってきました。僕の想像をはるかに超越したボケをいただき、さすがに「アホなの!?」とツッコミを入れたい気持ちになりました。

 

 

2021. 1. 7

  アメリカは昨日の午後から今日にかけて大混乱となり、なにも手につかない時間を過ごしました。

 

 

2021. 1. 6

  少し早めの6に目が覚めたので、新春対談「イスラムとヨーロッパの神秘主義と魔術」のプレミア公開にそなえました。中西さんが大変なサーヴィス精神により、同時チャットで補足情報をつけたしていたので、ただただ圧倒された方も多かったのではないかと思います。お年玉です。何回でも聞きなおす価値があるでしょう。

 

 

2021. 1. 5

  中西さんとの新春対談「イスラムとヨーロッパの神秘主義と魔術」の告知が、最初は伸びなかったのですが、仕事始めをすぎて皆さんがウェブ上に帰ってきたのか、今日はずいぶんと伸びました。ちょっと公開日について心配していたのですが、このまま問題なくできそうですね。いわゆる神秘主義をめぐる問題をあつかう対談なのですが、そのつぎにはヘルメス主義についても続編を収録しようという話になりました。来週くらいに収録します。

 

  アロマ系の宝石誌についてと音楽史についての動画も、おかげさまで各方面から好評でしたが、中西さんとの動画で特筆すべきはチャンネル登録される方が多いことです。もうすぐ400を超えそうなので、嬉しいかぎり。この調子で1000の大台を目指したいと思います。それから別件で、大型企画をひとつ準備しています。これもお楽しみに!

 

 

2021. 1. 4

  年頭の目標は、秋口から大統領選コロナ禍で崩れてしまった体勢を立てなおすことです。ピュアに気持ちの問題なのですが、なかなかキッカケが掴めないでいました。> 早速のところ各方面から健康伺いならぬ、原稿伺いがきましたので、ひとつはキャンセル、もうひとつは9月締めにしてもらいました。体勢を立てなおすが気合いを入れるではなく、緩くいく意味すること、ご容赦ください。

 

 

2021. 1. 3

  16日(水)21時から、アラビア・イスラム学者の中西さんとの好評対談の続編として、ラジオ的に楽しめる新春対談「イスラムとヨーロッパの神秘主義と魔術」をプレミア公開します。西洋学とイスラム学における最先端の成果をもとに、たっぷりと語りあいます。ぜひともチャンネル登録をして、お待ちください。中西さんも同時チャットで、皆さんの声や質問に応えますので、一緒に盛りあがりましょう!

 

  『初期近代哲学辞典』で僕が監修するキミア(化学・錬金術)で、最後まで残っていた僕の記事が、ついに版組に入ったようです。土曜日から日曜日にかけて作業していることになるので、これは驚きです。スプリンガー書店の出版物の版組は、インドでおこなわれているようですが、くれぐれも植民地主義的な体制でないことを祈ります。

 

 

2021. 1. 2

  オックスフォード大学出版で準備されている世界霊魂(アニマ・ムンディ)についての国際論集への寄稿にかんして、ベルリンに住んでいる編者ジェイムスに、編集校の修正点を1カ所だけ伝えました。これで版組に入り、1月末に校正ゲラが届く予定です。論集の出版は5月末になります。

 

  フィチーノの有名なバーゼル版全集1576年)は、Officina Henricpetrina から出版されたと印字されています。創業者の Heinrich Petri と息子たちの共同作業なので、officina がついているのでしょう。僕は、セヴェリヌスの『哲学的な医学のイデア』(1571年)と同様に、Sixtus Henricpetri によるものだと思っていました。ところが、パリのフランス国立図書館のデータでは、Adam Henricpetri によるものとなっています。調べをすすめると、Heinrich 1569年ごろまで活躍し、そのあとは息子の Sebastian Sixitus が実質的な作業をしていたようですが、出版自体は Heinrich Petri の名義でも良いようです。

 

 

2021. 1. 1

  ガショウです。> さすがに元旦から2にかけてのウェブのトラフィックは少ないみたいですね。こんなコロナ禍でも帰省する人々は多いのでしょうか?ファウチ博士は、ぜったいに止めるべきだといっていましたが。

 

  2021年の新春放談として、イスラムとヨーロッパにおける神秘主義オカルト諸学について、気ままなトークを中西さんと収録したのですが、プレミア公開の日程を16日(水)とすべきか、13日(日)とすべきかで、意見がわかれています。あまり早いと、帰省されている方々には不都合だと思いますが、すでにヒマにしている人々も多いのではという考えもあります。試みにツイートでどちらがいいか、アンケートをとることにしました。> アンケートに反応あったのはごく少数の方々で、しかも6日の支持が多いので、6日のままでいこうと思います。無理する必要はありません。

 

 

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